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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=126.243.102.67&feedformat=atom
miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-05-11T14:32:20Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
大松博文
2018-07-23T05:38:34Z
<p>126.243.102.67: /* 生涯 */</p>
<hr />
<div>{{出典の明記|date=2018年7月11日 (水) 13:40 (UTC)}}<br />
'''大松 博文'''(だいまつ ひろぶみ、[[1921年]][[2月12日]] - [[1978年]][[11月24日]])は、[[1964年東京オリンピック]]での[[バレーボール全日本女子]]チーム監督、[[参議院議員]]([[自由民主党_(日本)|自由民主党]]、1期)。[[香川県]][[綾歌郡]][[宇多津町]]出身。[[バレーボール殿堂]]入り。<br />
<br />
== 生涯 ==<br />
[[香川県立坂出商業高等学校|坂出商業学校]]から[[関西学院大学]](高等商業部)に進学したのち、[[ユニチカ|ニチボー]]に入社する。<br />
<br />
[[1941年]](昭和16年)、陸軍に召集され[[中国]]・[[ビルマ]]・[[ラバウル]]を転戦する。中隊指揮官を務めた際、自分より年配の兵士が指揮に従ってくれるよう、自ら率先して行動をとった。その後[[第31師団 (日本軍)|第31師団]]下に配属され、[[インパール作戦]]に従軍。「白骨街道」とも呼ばれる悲惨な戦場からの数少ない生還者の一人でもある。これら経験が、大松の性格を大きく変える出来事となった。<br />
<br />
[[1954年]](昭和29年)、[[ユニチカ・フェニックス|ニチボー貝塚]]女子バレーボール部監督に就任する。たとえ女子であっても、「'''鬼の大松'''」<ref>妻は「夫はトレーナー等とも相談し、選手の体調を考えながら指導していた。それをサド呼ばわりされるのはひどい」とこう呼ばれるのを嫌った([[読売新聞]]のインタビューより)。</ref>と呼ばれるほど、徹底した[[スパルタ教育|スパルタ]]式のハードトレーニングは、世間を騒がせるほどであったが、後述の通りハードトレーニングの効果は徐々に成績に現れて行った。<br />
<br />
[[1958年]](昭和33年)には、当時の日本国内の四大タイトル(全日本総合、全日本実業団、[[黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会|都市対抗]]、国民体育大会)を独占した。<br />
<br />
[[1961年]](昭和36年)、ヨーロッパ遠征での全勝により、チームを「'''[[東洋の魔女]]'''」と呼ばれるほどの成長を遂げさせた。<br />
<br />
[[1962年]](昭和37年)、[[1962年バレーボール世界選手権|第4回女子世界選手権]]で優勝。<br />
<br />
[[1964年]](昭和39年)、[[1964年東京オリンピック|東京オリンピック]]では、[[バレーボール全日本女子|全日本女子バレーボールチーム]]を「回転レシーブ」に象徴される守備を重視した戦法により金メダルに輝かせた。選手への「俺についてこい!」「なせば成る」([[上杉鷹山]]の言から引用)などの名文句からは著書を生み出し、「俺についてこい!」は同タイトルで映画化もされた<ref>『俺についてこい!』([[1965年]]製作、配給:[[東宝]])<br />
:監督:[[堀川弘通]]<br />
:出演:[[ハナ肇]](大松博文 役)、[[白川由美]]、[[淡島千景]]、[[草笛光子]] 他<br />
</ref>。<br />
<br />
[[1964年]](昭和39年)末、ニチボーを退社。<br />
<br />
[[1965年]](昭和40年)、[[周恩来]]の招きにより中国を訪問し、[[バレーボール中華人民共和国女子代表|中国女子バレーチーム]]の礎に貢献した。<br />
<br />
[[電通]]に入社したのち、[[1968年]](昭和43年)、[[第8回参議院議員通常選挙]][[全国区]]に[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]公認で立候補し初当選する<ref>同期当選に、[[石原慎太郎]]・[[青島幸男]]・[[横山ノック]]らがいる。</ref>。<br />
<br />
[[1974年]](昭和49年)、再選を目指して[[第10回参議院議員通常選挙]]全国区に自由民主党公認で立候補するも落選した。<br />
<br />
その後は再びバレーボール界に戻り、各地で指導活動を行う他、[[イトーヨーカドープリオール|イトーヨーカドーバレーボール部]]の創部に参加、技術顧問を務めた。<br />
<br />
その直後の[[1978年]](昭和53年)、[[心筋梗塞]]により57歳で他界した。[[戒名]]は最勝院克堂博文居士。<br />
<br />
[[2000年]](平成12年)、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のスポーツ記念館にて[[バレーボール殿堂]]入りを果たした。また、香川県宇多津町の名誉町民を受けており、同町では大松の名前を冠する「大松杯バレーボール大会」が開催されている。<br />
<br />
== 著書 ==<br />
*『俺についてこい!』([[講談社]] 1963年)<br />
*『なせば成る』(講談社 1964年)<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[ユニチカ・フェニックス]]<br />
*[[東洋の魔女]]<br />
*[[1964年東京オリンピックのバレーボール競技]]<br />
*[[タレント政治家]]<br />
*[[根性論]]<br />
*[[長谷川忠男]](参議院議員時代の公設第一秘書)<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.jiyu.co.jp/GN/cdv/backnumber/200408/topics01/topic01_05.html 月刊基礎知識 from 現代用語の基礎知識2004年8月号 > オリンピックの歴史に燦然と輝くキーパーソンからキーワード > 大松博文]<br />
{{-}}<br />
{{start box}}<br />
{{s-par}}<br />
{{succession box <br />
| title = {{Flagicon|日本}} 参議院文教委員長<br />
| years = 1971年 - 1972年<br />
| before = [[高橋文五郎]]<br />
| after = [[永野鎮雄]]<br />
}}<br />
{{end box}}<br />
{{参議院文教委員長}}<br />
{{バレーボール全日本女子監督}}<br />
{{Navboxes<br />
|title = {{Flagicon|JPN}} [[バレーボール全日本女子|{{font|バレーボール全日本女子|color=#{{VolleyballColor|日本|2}}}}]]監督<br />
|titlestyle = {{VolleyballColorCell|日本}}<br />
|list1= <br />
<br />
{{1962年バレーボール世界選手権全日本女子}}<br />
{{1964年オリンピックバレーボール全日本女子}}<br />
}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:たいまつ ひろふみ}}<br />
[[Category:全国区選出の参議院議員]]<br />
[[Category:自由民主党の参議院議員]]<br />
[[Category:日本のバレーボール指導者]]<br />
[[Category:バレーボール全日本女子監督]]<br />
[[Category:バレーボール殿堂]]<br />
[[Category:ユニチカ・フェニックス]]<br />
[[Category:ユニチカの人物]]<br />
[[Category:関西学院大学出身の人物]]<br />
[[Category:香川県出身の人物]]<br />
[[Category:1921年生]]<br />
[[Category:1978年没]]</div>
126.243.102.67
ミネラルウォーター
2018-07-23T05:31:54Z
<p>126.243.102.67: /* 軟水と硬水 */</p>
<hr />
<div>[[Image:Stilles Mineralwasser.jpg|thumb|200px|ミネラルウォーター]]<br />
'''ミネラルウォーター'''({{lang-en-short|mineral water}})あるいは'''鉱泉水'''(こうせんすい)とは、[[容器]]入り[[飲料水]]のうち、[[地下水]]を原水とするものを言う。<br />
<br />
== 成分 ==<br />
=== 軟水と硬水 ===<br />
水に含まれるカルシウム塩とマグネシウム塩の量の指標([[硬度 (水)|硬度]])が一定水準より少ない場合を[[軟水]]、多い場合を[[硬水]]という。一般的に、日本国内で産出されるミネラルウォーターは[[軟水]]のものが多く、欧州で産出されるものには[[硬水]]が多い<ref name="pocket97" />。WHOの基準では、これらの塩類の量を[[炭酸カルシウム]]に換算したアメリカ硬度(mg/L)において、0~60のものを軟水、120~180のものを硬水、180以上のものを非常な硬水というように決められている。<br />
<br />
一般的には硬水よりも軟水のほうが飲みやすいとされているが、美容目的などで硬水が選ばれることもある<ref name="pocket98">杉山美次『ポケット図解 最新水の雑学がよーくわかる本 第2版』[[秀和システム]]、2012年、98頁</ref>。ただし、マグネシウム含有量が高くなると苦みが強く飲みにくくなる<ref name="pocket98" />。<br />
<br />
なお、ミネラルウォーターとの名称から、[[ミネラル]]([[無機物]])を多く含んだ[[飲料水]]であると思われがちだが、ミネラルウォーターに含有する程度のミネラルでは栄養補強には程遠い<ref name="pocket94" />。ミネラルウォーターには大豆や魚と比較してカリウムやマグネシウム、カルシウムといったミネラル分はほとんど含まれておらず、1日の基準摂取量を満たすには数十リットルから数百リットル飲む必要がある。基本的に水であるため、大量に摂取すれば摂取するほどに[[排泄|尿]]の量も増え、それに伴ってミネラル分も吸収した傍から排出される。また、[[水中毒]]の危険性があるため、推奨されない。ミネラル分は[[食事]]から摂取する必要がある。<br />
<br />
=== 炭酸含有の有無 ===<br />
欧米では、ミネラルウォーターの原料となる水に元々炭酸が含まれているものがあり、ミネラルウォーターといえば[[炭酸水]]を指すことが多い<ref name="pocket96">杉山美次『ポケット図解 最新水の雑学がよーくわかる本 第2版』秀和システム、2012年、96頁</ref>。(代表例:[[サンペレグリノ]]、[[ゲロルシュタイナー]])。炭酸水を冷やさずに常温で飲むと独特の味わいになるため、日常的に炭酸水を飲む習慣がない日本人には馴染めないことがある。特に「ガスなし」と断らないと炭酸水が出てくることがあるので注意すること。<br />
<br />
「ガスなし」ミネラルウォーターには、炭酸を抜く工程を加えたもの(例:[[サンペレグリノ]]の無炭酸)や、元々炭酸を含まない水を利用したもの(例:[[エビアン (ミネラルウォーター)|エビアン]])などがある。<br />
<br />
ミネラルウォーターをスティルウォーター(英: still water)、発泡ミネラルウォーターをスパークリングウォーター(英: sparkling water)という。<br />
<br />
== ヨーロッパのミネラルウォーター ==<br />
=== 歴史 ===<br />
ヨーロッパでは2000年以上も前から「奇跡の水」として湧き水を飲む[[飲泉]]の習慣があった<ref name="pocket95">杉山美次『ポケット図解 最新水の雑学がよーくわかる本 第2版』秀和システム、2012年、95頁</ref>。また、ヨーロッパには石灰岩地帯が多く、河川や地下水の水を利用する場合でも硬度が高いために上水道はあまり美味しくはなかった<ref name="pocket94">杉山美次『ポケット図解 最新水の雑学がよーくわかる本 第2版』秀和システム、2012年、94頁</ref>。そこで地下水の美味しい地域で採水した水が瓶詰めにした状態で販売されるようになった<ref name="pocket94" />。<br />
<br />
17世紀に[[イギリス]]の{{仮リンク|マルヴァーン|en|Malvern water}}の水を瓶につめて販売したのがミネラルウォーターのはじまりである。19世紀になると瓶詰めにかかるコストが軽減したことで、水道よりも安全な水として(20世紀以前の水道は[[塩素殺菌]]をしていなかった)普及した。<br />
<br />
=== 区分 ===<br />
EUの基準ではナチュラルミネラルウォーター、スプリングウォーター、プロセスドウォーターに分類される。<br />
<br />
* ナチュラルミネラルウォーター<br />
** 公的組織の審査と承認を受けていること<ref name="pocket97">杉山美次『ポケット図解 最新水の雑学がよーくわかる本 第2版』秀和システム、2012年、97頁</ref>。<br />
** 殺菌やミネラル分の調整などあらゆる人為的加工を行っていないこと<ref name="pocket97" />。<br />
** 人体の健康に有益なミネラル分を一定量保持しており、科学的、医学的、または臨床学的に健康への好適性が証明されていること<ref name="pocket97" />。<br />
** ミネラルのバランスが良く含有成分や水温などが安定していること<ref name="pocket97" />。など<br />
* スプリングウォーター<br />
** 一か所の水源から直接採水して添加物を加えずにボトリングしたもの<ref name="pocket97" />。<br />
* プロセスドウォーター<br />
** 熱処理、ろ過、ミネラルの添加などを加えた加工水<ref name="pocket97" />。<br />
<br />
ヨーロッパのナチュラルミネラルウォーターは、水源の環境保全や成分中の生菌の数などの厳格な基準による管理を行うことで無殺菌・無除菌で製造されている<ref name="pocket96" />(輸入品では殺菌方法に「無殺菌」と表示されている)。<br />
<br />
=== 代表的な商品 ===<br />
* [[エビアン (ミネラルウォーター)|エビアン]](フランス)<br />
* [[ヴィッテル (ミネラルウォーター)|ヴィッテル]](フランス)<br />
* [[サンペレグリノ]](イタリア)<br />
* [[コントレックス]](フランス)<br />
<br />
== 日本のミネラルウォーター ==<br />
=== 歴史 ===<br />
日本では、明治時代に[[宮内省]]が[[兵庫県]]多田村平野(現在の[[川西市]]平野3-23-1)の平野鉱泉を用いて炭酸水の御料工場を建てたことから始まった。その後、工場は[[三菱財閥]]に払い下げられ、[[炭酸泉]]を瓶に詰め、[[1884年]]『鉱泉 平野水』として発売、[[1885年]]に[[明治屋]]が権利を得て『三ツ矢印 平野水』としてそれ以外の地域にも発売したのが始まり。また炭酸を含まないものは、[[1929年]]に堀内合名会社(現 富士ミネラルウォーター株式会社)が山梨県下部(現 [[山梨県]][[南巨摩郡]][[身延町]][[下部町|下部]])の富士身延鉄道(現 [[東海旅客鉄道|JR東海]] [[身延線]])の土地で湧出した水を『日本ヱビアン』(NIPPON EVIAN)として発売したのが始まり。<br />
<br />
[[1960年代]]には大手酒類メーカーが業務用としてミネラルウォーターの販売を開始。一般家庭には、[[1983年]]に[[ハウス食品]]『[[六甲のおいしい水]]』<ref>[[2010年]]に販売権を[[アサヒ飲料]]に移譲。[[2013年]]に「[[アサヒおいしい水]]」のシリーズ商品として発売を続けている。</ref>・[[サントリー]]『[[山崎蒸溜所|山崎]]の名水』が発売されたことをきっかけとして普及。日本国外のミネラルウォーターは、1980年代終盤から1995年にかけて輸入量が急伸し、これにより一般に普及した<ref>{{Cite book|和書<br />
|author = 株式会社日刊経済通信社 調査部<br />
|title = DATA500 酒類・食品産業 on GRAPHICS ―21世紀への設計―<br />
|accessdate = 2010-10-13<br />
|year = 2000<br />
|publisher = 日刊経済通信社<br />
|location = 東京<br />
|isbn = 4-931500-53-6<br />
|chapter = 清涼飲料水市場<br />
}}</ref>。<br />
<br />
近年では、比較的水事情の良いと思われていた日本国内でも、大都市圏などの[[水道]]水には、水源の有機物系の臭いや水道配管の錆、さらには消毒のための塩素の臭いや[[トリハロメタン]]の危険性など、水質に問題があると感じる消費者も増えている。日本の残留塩素や総トリハロメタンの基準は[[WHO]]基準より遥かに低いものの、[[コンビニエンスストア]]などでも普遍的に見かける定番商品となっている。また、これらから製造された[[氷]]も見掛けられる。<br />
<br />
現代の日本国内生産量では山梨県が1位(34%)であり、以下、静岡県(2位:14%)、鳥取県(3位:14%)と続く(2009年)<ref>日本ミネラルウォーター協会「都道府県別生産数量の推移」(パーセンテージについては小数点以下四捨五入)</ref>。<br />
<br />
=== 区分 ===<br />
{{law|section=1}}<br />
日本では特に、原水の成分に無機塩添加などの調整を行っていないものは、'''ナチュラルウォーター'''・'''ナチュラルミネラルウォーター'''と呼ぶ。一方、原水が地下水でないものは、[[ボトルドウォーター]]と呼ぶ。これらの区分については、[[農林水産省]]の通達で定められている(平成2年3月30日食品流通局長通達「2食流第1071号」、平成7年2月17日「7食流第398号」改正)。市販品では、各地の[[名水]]や大自然のイメージを前面に押し出しているものが多い。<br />
<br />
[[地下水]]などのうち飲用適の水([[カルシウム]]、[[マグネシウム]]など([[硬度 (水)|硬度]])及び[[水素イオン指数|pH]]値を除き、[[水道法]]第4条に適合する水をいう)を容器に詰めたもの([[炭酸飲料]]の[[日本農林規格]](昭和49年6月27日農林省告示第567号)に規定する炭酸飲料を除く)。これを「ミネラルウォーター類」という。<br />
<br />
* ナチュラルウォーター<br />
** 特定の水源から採水された地下水を原水とし、[[沈殿]]、[[濾過]]、加熱[[殺菌]]以外の物理的・化学的処理を行わないもの<br />
* ナチュラルミネラルウォーター<br />
**ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中又は地下に滞留中に[[地層]]中の[[無機塩類]]が[[溶解]]した地下水(天然の[[二酸化炭素]]が溶解し、発泡性を有する地下水を含む)をいう)を原水としたもの。<br />
* ミネラルウォーター<br />
** ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的などのために[[ミネラル]]調整、[[ばっ気]]、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合などが行われているもの。<br />
* ボトルドウォーター<br />
** ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーター以外のもので蒸留水や水道水などの飲用水を容器に詰めたもの。なお、ボトルドウォーターには海洋深層水を含む<ref name="pocket94" />。<br />
<br />
=== 代表的な商品 ===<br />
日本において2008年に販売されたミネラルウォーター類の、上位10銘柄は次の通りである。<br />
{| class="wikitable"<br />
|+ ミネラルウォーター類の銘柄別販売集中度(2008年)<ref>{{Cite book|和書<br />
|author = 株式会社日刊経済通信社 調査部<br />
|title = 酒類食品産業の生産・販売シェア-需給の動向と価格変動- 2009年版<br />
|accessdate = 2010-10-13<br />
|year = 2009<br />
|publisher = 日刊経済通信社<br />
|location = 東京<br />
|isbn = 978-4-931500-16-7<br />
}}</ref><br />
|-<br />
! 商品名 !! シェア !! メーカー<br />
|-<br />
| [[サントリー天然水|日本の天然水]]<br />
| 20.7%<br />
| [[サントリー]]<br />
|-<br />
| 森の水だより<br />
| 14.8%<br />
| [[日本コカ・コーラ]]<br />
|-<br />
| キリン アルカリイオンの水<br />
| 11.3%<br />
| [[キリンMCダノンウォーターズ]]<br />
|-<br />
| [[ボルヴィック]]<br />
| 7.6%<br />
| キリンMCダノンウォーターズ<br />
|-<br />
| [[六甲のおいしい水]]<br />
| 6.1% <br />
| [[ハウス食品]]<br />
|-<br />
| 富士山のバナジウム天然水<br />
| 3.2%<br />
| [[アサヒ飲料]]<br />
|-<br />
| [[エビアン (ミネラルウォーター)|エビアン]]<br />
| 2.6%<br />
| [[伊藤園]]<br />
|-<br />
| [[コントレックス]]<br />
| 1.4%<br />
| [[ポッカサッポロフード&ビバレッジ]]<br />
|-<br />
| [[財宝温泉]]水<br />
| 1.4%<br />
| [[財宝 (企業)|財宝]]<br />
|}<br />
<br />
== 問題点・注意点 ==<br />
=== 採水に関わる問題 ===<br />
ミネラルウォーターの需要が増加する一方で、採水地においては、過剰な地下水の採取を問題視する動きもある。<br />
<br />
近年、日本国内の良質な地下水(表流水の一部も含むと言われている)を輸出するため、国外企業が、経済的に疲弊している[[林業]]事業者から大規模に[[森林]]([[水源林]]を含む)を購入していることが明らかとなった。日本には規制する法令等が未整備であることから、大量の採水が行われることにより国土の荒廃を招く事が危惧されている<ref>「日本の[[水源林]]の危機 ~グローバル資本の参入から『森と水の循環』を守るには~」(2009)、「グローバル化する国土資源(土・緑・水)と土地制度の盲点 日本の水源林の危機 II」(2010)、いずれも[[東京財団]]</ref>。<br />
<br />
=== 調乳に対する注意 ===<br />
[[東北地方太平洋沖地震|2011年東北地方太平洋沖地震]]が原因の[[東京電力]][[福島第一原子力発電所事故]]で、外部に多量の[[放射能]]([[放射性物質]])が流出したことから、東京など[[関東地方]]の一部の[[水道]]水から高濃度の放射能(放射性[[ヨウ素]])が検出され、乳児への摂取を中止するよう要請があったことから、直後にミネラルウォーターが非常に品薄な状態になった。一部の店頭では乳幼児がいる世帯であると証明できる場合に陳列分とは別枠で提供していた。なお、2011年6月時点で在庫は十分確保されるようになり、品薄状態は改善された。<br />
<br />
日本の[[粉ミルク]]は硬度の低い日本の水道水で溶かすことを前提に成分が設計されているため、外国製を主体とした硬度の高い製品では、[[ミネラル]]分の過剰摂取となり、乳児の体に負担をかけることが指摘されている。ミルク用にはできる限り硬度の低い製品を使うことが求められる<ref>[http://allabout.co.jp/gm/gc/378142/ ミルク調乳とミネラルウォーター]</ref>。もし適した水([[軟水]])が入手できない場合は、通常通りに水道水を使用することの見解が日本小児科学会などから発表されている<ref>[http://www.jpeds.or.jp/pdf/touhoku_6.pdf 「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解]平成23年3月24日</ref>。これは、放射性物質を含んだ水を摂取するよりも、ミルクを与えないことによる脱水症状の方が危険であるという理由からである。<br />
<br />
また「小児、妊娠中および授乳中の女性は上限値が設定できないため、食品由来以外のバナジウムは摂取しないこと」という事が危険情報として独立行政法人国立健康・栄養研究所から発表<ref>[http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail724.html 「健康食品」の安全性・有効性情報/独立行政法人国立健康・栄養研究所]</ref>されており、ミルクメーカーによってはバナジウムを含んたミネラルウォーターを推奨しない場合もある。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<references/><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[名水百選]]<br />
* [[アルカリイオン水]]<br />
* [[機能水]]<br />
* [[トリハロメタン]]<br />
* [[純水]]<br />
* [[湧水]]<br />
* [[海洋深層水]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.minekyo.jp/ 日本ミネラルウォーター協会] - 業界団体<br />
* [https://www.fujimineral.jp/ 富士ミネラルウォーター] - 日本初のミネラルウォーター(炭酸を含まないもの)を製造・販売<br />
<br />
{{ミネラルウォーター}}<br />
{{DEFAULTSORT:みねらるうおおたあ}}<br />
[[Category:水]]<br />
[[Category:ミネラルウォーター|*]]<br />
[[Category:食品産業]]</div>
126.243.102.67
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