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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=126.212.241.40&feedformat=atom miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja] 2024-05-22T01:48:14Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 近郊形車両 2018-07-30T07:43:41Z <p>126.212.241.40: /* 新性能電車 */</p> <hr /> <div>{{出典の明記|date=2016年4月}}<br /> [[ファイル:JNR kuha421-67 moji.jpg|thumb|250px|近郊形電車の嚆矢となった401・421系&lt;br /&gt;写真は421系]]<br /> [[ファイル:Central Japan Railway - Series 313-5000 - 01.JPG|thumb|250px|現代における近郊形車両の例(JR東海313系5000番台)]]<br /> &#039;&#039;&#039;近郊形車両&#039;&#039;&#039;(きんこうがたしゃりょう)とは、[[日本国有鉄道]](国鉄)・[[JR]]における車両区分の一種で、「客室に出入口を有し、横型(ロングシート)及び縦型腰掛(クロスシート)を備え、都市近郊の運用に適した性能を有する車両形式のもの」を指すものである&lt;ref name=HANDBOOK&gt;ネコ・パブリッシング『JR全車輌ハンドブック2009』 p.15 &lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 元来は401・421系や111系を嚆矢とする出入口を片側3箇所に配置し[[鉄道車両の座席#セミクロスシート|セミクロスシート]]を備える車両の総称であり、その後登場した2扉セミクロスシート車両もこれに属する&lt;ref&gt;イカロス出版 池口英司『まるわかり鉄道用語の基礎知識850』p.56&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;山海堂 高橋政士『詳解 鉄道用語辞典』p.128&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 本項目では国鉄・JRの[[新性能電車]]における事例を主題として解説しているが、新性能電車以外における同種の車両についても参考までに解説する。また、様々な座席配置が登場したJR化後の車両については、近郊形車両の発展した形として4扉セミクロスシート車両や片側3扉クロスシート車両を解説している。<br /> <br /> == 概要 ==<br /> [[画像:415keisyanai.JPG|thumb|250px|標準的な近郊形電車の車内([[国鉄415系電車|415系電車]]・3扉セミクロスシート)]]<br /> 元来は[[日本国有鉄道]](国鉄)の[[新性能電車]]で採用された、用途による区分の一種であり、[[長距離列車|長距離]]客向けに座席数をある程度確保しつつ、乗降に要する時間を短縮するために出入口を片側3箇所に配置した仕様の車両をこのように区分していた。[[中距離電車|中距離]]通勤輸送や[[インターアーバン]]的な都市間輸送に適した車内設備と性能を持った鉄道車両といえる。<br /> <br /> 間取りは、片側3箇所にドアを設け、ドア付近には2 - 3人掛けの[[鉄道車両の座席#ロングシート|ロングシート]]、ドア間には[[鉄道車両の座席#クロスシート(横座席)|クロスシート(ボックスシート)]]を設けるのが基本的な構成である(以下、本項ではこのような座席配置を「セミクロスシート」と記述する)。[[ラッシュ時]]における乗客の乗降しやすさと、閑散時の居住性を両立するために考え出された座席配置で、「[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形車両]]」と「[[急行形車両]]」の中間的な間取りといえる{{refnest|group=&quot;注&quot;|性能的にも、高速性能と加減速性能を両立するため、電動車の[[歯車比]]は通勤形(5.60または6.07)と急行形(4.21) の中間の4.82とされている。ただし最近では[[主電動機]]の許容回転数が高くなったこともあり、通勤車と同じ歯車比を採用しているものもある。}}。シートピッチと座席横幅は従来車両より狭く、[[通路]]の面積が広くとられている。<br /> <br /> これらの車両は、[[首都圏 (日本)|首都圏]]の[[中距離電車]]や大阪圏の[[京阪神快速|快速]]、地方都市圏では都市間を結ぶ[[普通列車]]に充当されるケースが多い。これは、通勤形車両では長距離利用者の居住性が確保しにくいことと、ダイヤ改正のたびに新車を東京・大阪の[[大都市近郊区間 (JR)|大都市圏]]へ優先的に配置し、従来車両で比較的状態の良いものを地方に転属させる「玉突き転配」が行われていたためである。<br /> <br /> ==形式番号==<br /> 国鉄における新性能電車の形式番号は、車両形式区分の第2位(十の位)の数字が原則として「1 - 3」が近郊形に割り当てられ{{refnest|group=&quot;注&quot;|ただし「3」は国鉄時代には設定されなかった}}、通勤形に充てらていた「0」&lt;ref&gt;鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』No.399 p.49&lt;/ref&gt;も[[国鉄415系電車|401・403系]]について例外的に使用された{{refnest|group=&quot;注&quot;|両形式は411系・413系(471系・473系改造車とは別の車両)への形式変更も検討されたが、実現しなかった。}}。<br /> <br /> 民営化後は[[四国旅客鉄道|JR四国]]を除いて国鉄時代の区分を踏襲したが、[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]では2005年(平成17年)度以降、車両形式区分の第2位(十の位)の数字「0 - 3、5、6」を通勤形及び近郊形とした&lt;ref name=JRWDATE&gt;[https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/ データで見るJR西日本2014] - 西日本旅客鉄道 p.117&lt;/ref&gt;。2015年(平成27年)時点では[[JR西日本521系電車|521系]]、[[JR西日本225系電車|225系]]、[[JR西日本227系電車|227系]]が該当する。<br /> <br /> ==歴史==<br /> === 前史 ===<br /> いわゆる[[国鉄旧形電車の車両形式|旧型国電]]には「近郊形」といった車種を定めていないが、国鉄でこのタイプの車体を最初に採用したのは、[[1935年]]([[昭和]]10年)製の[[国鉄51系電車|モハ51形]]である。従来の2扉クロスシート車と3扉ロングシート車の長所を併せ持つ形式として製造され、[[中央線快速|中央線急行(現・快速)]]と[[京阪神緩行線]]に投入されたが、列車の性格上、近郊形とは言いにくいものであった。[[戦時体制|戦時色]]が濃くなると、これらは全てロングシートに改造されていったが、[[戦後混乱期|戦後の混乱]]が落ち着いてくると徐々にセミクロスシートに[[復元]]される車も現れ、モハ51形の戦後版ともいえる[[国鉄70系電車|70系]]が[[1951年]](昭和26年)に登場し、[[横須賀線]]や中央線、[[阪和線]]快速などに投入され、このタイプの電車は都市近郊輸送の主役となっていった。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> File:Kumoha51810.jpg|51系電車&lt;br /&gt;(写真は身延線時代)<br /> File:JNR EMU Type Kiha 70 at Chuo main line.jpg|70系電車<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ===基本構成の確立===<br /> [[1961年]]には[[常磐線]]、[[鹿児島本線]]電化用に[[国鉄415系電車|401系・421系]]が登場し、それまで片開きであった扉を両開きとして、現在に連なる近郊形電車の基本的フォーマットを確立した。また、この形式は当初「半通勤形」や「交直流形」と言う表現が用いられており、翌[[1962年]]にはその直流版である[[国鉄113系電車|111系]]が横須賀線に登場するが、その際には70系と構造が似ていたことから「新スカ形」とも呼ばれていた。しかし1962年の夏頃からは近郊形という表現が使われはじめ、同電車の説明書(1962年8月)では正式に「&#039;&#039;&#039;近郊形電車&#039;&#039;&#039;」という表現が使われている&lt;ref&gt;[http://www.toretabi.jp/train/vol33/01.html 北海道・九州の交流近郊形電車|車両|トレたび - 711・713・715・717・721・731・811・813・815・817系] - 交通新聞社&lt;/ref&gt;。その後[[1963年]]からは111系に高出力電動機を採用した[[国鉄115系電車|115系]]や[[国鉄113系電車|113系]]などが登場している。<br /> <br /> これらの近郊形電車はおよそ20年間にわたって基本設計を変えることなく、標準系列としてマイナーチェンジを繰り返しながら製造され続けた。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JNRKuha111-1.jpg|111系<br /> ファイル:1131000.jpg|113系<br /> ファイル:115kei T1142.JPG|115系<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> === 実情に合わせた変化 ===<br /> しかし、この基本構成はもともと大都市近郊の事情に合わせたものであり、電車運転線区の拡大に伴い実情に合わなくなってくるケースが見られ、概ね[[1970年]]前後からはそれまでの全国一律の統一的仕様ではなく、基本的な設計思想は引き継ぎながらも使用地域の輸送事情に適合させる例が登場する。<br /> <br /> [[1967年]](昭和42年)に登場した北海道向けの近郊形電車である[[国鉄711系電車|711系]]は苛酷な気象条件を考慮し、[[国鉄キハ45系気動車#形式各説|キハ24・キハ46形]]に倣って、近郊形ながら前後2扉、デッキ付きで座席は戸袋付近を除きクロスシートとなった。シートピッチを急行形と同一とし、急行列車への使用も想定していた。実際、函館本線の急行「かむい」には711系が充当されている。しかしこれは特殊な例であり、他地域ではこれ以降も引き続き113系・115系や[[国鉄415系電車|415系]]などの標準仕様車両が投入されている。<br /> <br /> 急行形車両の絶対数不足や送り込み運用との兼ね合いなどから一部の[[急行列車]]に近郊形車両が充当されるケースがあり、近郊形を充当した急行列車は「[[遜色急行]]」と呼ばれた。<br /> <br /> [[1978年]](昭和53年)に製造された[[国鉄417系電車|417系]]は地方都市での普通列車に使用される前提で両開き2扉セミクロスシートという構造が採用された。これは地方都市で用いられていた[[国鉄キハ45系気動車|キハ45系]]や[[国鉄キハ40系気動車 (2代)|キハ47形]]に準じた接客設備であり、[[地方都市]]向け近郊形電車の標準形として確立し、[[国鉄713系電車|713系]]・[[国鉄413系・717系電車|413系・717系]]にも受け継がれたが、その後は国鉄財政事情の悪化が進み、地方都市向け電車の多くを特急・急行形電車の改造・転用で賄うこととなったため、結果的にこの仕様の車両は少数の製造にとどまっている(次項「[[#他用途の車両からの転用]]」を参照)。交直流電車は製造コストの高さもあり、常磐線中電・水戸線・九州北部などを除く交流電化線区には、状態の良い交流電気機関車を有効活用する観点から、一般形客車である[[国鉄50系客車|50系]]が投入されている。例外的に地域輸送用の交流近郊形電車が新造された函館本線においても、旅客列車の全面電車化には程遠い状況で、電化区間に多くの客車・気動車列車が残っていた。<br /> <br /> 並行私鉄との激しい競争にさらされていた関西地区では、[[1979年]](昭和54年)に[[新快速]]用として[[国鉄117系電車|117系]]が投入された。この車両は、並行私鉄の「無料特急」車両が転換クロスシート装備であり、それまで新快速に使用されていた[[国鉄153系電車|153系]]のボックスシートでは見劣りがするため、2扉車体に転換クロスシートを装備した仕様を採用したもので、ロングシートは全くなかった。なお、117系はその後、中京地区にも快速用として増備車が投入されている。<br /> <br /> 一方、関東地区では、郊外の住宅地の拡大により増え続ける乗客を捌くため、[[1982年]](昭和57年)には415系に[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]すべての座席をロングシートとした(事実上の通勤型)車両が製造された。また、[[1985年]](昭和60年)には415系で、セミクロスシート車の車端部をロングシートとした車両も登場している。この仕様は、[[国鉄分割民営化]]を視野に入れた新型車両である[[国鉄211系電車|211系]]でも採用された。<br /> <br /> このほか、1982年(昭和57年)には使用線区を[[飯田線]]に特化し、同線の事情に合わせて設計された[[国鉄119系電車|119系]]が、1983年(昭和58年)には長崎本線・佐世保線向けに417系に準じた2扉車体・セミクロスシートの[[国鉄713系電車|713系]]が、四国島内の電化が実施された[[1986年]](昭和61年)には四国島内向けの[[国鉄121系電車|121系]]が、[[瀬戸大橋線]]開業が間近となった[[1987年]](昭和62年)には同線向けに117系に準じた2扉車体・全席転換クロスシートの[[国鉄213系電車|213系]]が、それぞれ製造されている。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JR_HOKKAIDO_EC711_S-114.jpg|711系<br /> ファイル:JNR 417 sendai.jpg|417系<br /> ファイル:JNR 117 12cars shinkaisoku.jpg|117系<br /> ファイル:JNR-415.JPG|415系500・700番台<br /> ファイル:Jnr 211.jpg|211系<br /> ファイル:JR-central-119-5300.JPG|119系<br /> ファイル:JNR Series 121 Using Rapid Sunport.jpg|121系<br /> ファイル:Kumoha 213 6.jpg|213系<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JRT117 inside.jpg|117系車内&lt;br /&gt;(2扉転換クロスシート)<br /> ファイル:Kuha411-607.JPG|415系500番台車内&lt;br /&gt;(ロングシート)<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ===他用途の車両からの転用===<br /> {{see also|格下げ車両}}<br /> [[国鉄153系電車|153系]]の[[グリーン車]]からは格下げの形で1975年までに113系のグリーン車に転用されている。<br /> <br /> 国鉄末期に設備投資が抑制されていた時代には、余剰となった他の用途向けの車両を近郊形に改造する工事も行なわれている&lt;ref&gt;電気車研究会『鉄道ピクトリアル』No.844 p.11&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 1984年に、当時[[東北新幹線|東北]]・[[上越新幹線]]の開業により余剰となった[[特急形車両|特急形]]寝台電車[[国鉄583系電車|581・583系]]を近郊形に改造し、[[国鉄419系・715系電車|419系・715系]]が登場した。この車両は、2扉セミクロスシートという状態にはなっていたものの、特急形車両時代の客用扉はそのまま流用、洗面台のあった部分も完全に撤去するわけではなくカバーをかけただけと、最小限の改造だけで使用されることになった。<br /> <br /> この他にも特急形車両のグリーン車からは113系のグリーン車に改造された車両もあった。<br /> <br /> [[特別急行列車|特急]]への格上げにより余剰となった急行形車両についても、機関車牽引の客車列車を置き換えるため、転用するための改造が行なわれている。[[国鉄457系電車|交直流急行形電車]]では、経年の高い車両においては417系と同等の車体へ載せ替えた車両として[[国鉄413系・717系電車|413系・717系]]への改造も実施されたが、改造規模が大きくコストも嵩むため、少数にとどまっている&lt;ref&gt;鉄道ジャーナル社『[[鉄道ジャーナル]]』No.350 p.83&lt;/ref&gt;。[[国鉄165系電車|165系]]からは113系のグリーン車に改造された車両もあったが、こちらも少数にとどまっている。<br /> <br /> 国鉄最末期の1986年には、郵便・[[荷物列車]]の廃止に伴い余剰となった郵便荷物用電車を改造した[[国鉄123系電車|クモハ123形]]も登場している。郵便荷物用電車は単行(1両)運転が可能であり、この特性を生かして閑散路線における合理化を図り、[[ワンマン運転]]も可能な車両として改造された。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JRW-419 001 JPN.JPG|419系<br /> ファイル:JRW EC 413 series B9.jpg|413系<br /> ファイル:JR ts110 1357.jpg|サロ110形1350番台<br /> ファイル:JRE-Ts110-501.jpg|サロ110形500番台<br /> ファイル:Kumoha 123-1.jpg|123系<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ===分割民営化後===<br /> 国鉄分割民営化後は、近郊形車両はそれまで以上に地域ごとの実情が反映されるようになった。<br /> <br /> [[ラッシュ時]]の混雑緩和が主要命題となった[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)の東京圏では、全ての座席が[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]と同様のロングシートとなり、着席定員を確保するためにグリーン車においては[[2階建車両]]となり、ライナー列車向けには全2階建車両とした[[JR東日本215系電車|215系]]が導入されたりするなど、収容力を増大させた車両が増加した。同社においてはこの考え方がさらに進み、[[1994年]]に登場した[[JR東日本E217系電車|E217系]]では混雑緩和を最優先し、通勤形電車と同様の片側4扉の車体が採用されるとともに、普通車は一部の車両がセミクロスシートである他は全席ロングシートの車両となり、車体の面では通勤形電車とほとんど差がなくなった。さらに、[[2000年]]に登場した後継車[[JR東日本E231系電車|E231系]]では初めて近郊形電車と通勤形電車の形式上の区別を廃止し&lt;ref name=&quot;Tech-no.8-11-17.pdf&quot;&gt;{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_8/Tech-no.8-11-17.pdf JR東日本の通勤電車の開発経緯]}} - 東日本旅客鉄道&lt;/ref&gt;、&#039;&#039;&#039;一般形電車&#039;&#039;&#039;として形式・区分を統一したが&lt;ref&gt;交友社『鉄道ファン』No.510 p.22&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www.jreast.co.jp/train/local/e231.html JR東日本:車両図鑑&gt;在来線 E231系]&lt;/ref&gt;、一部セミクロスシート車を組み込んでいるか全車両ロングシート車であるか、またトイレの有無など、若干の仕様や性能の違い以外は基本的に同一の車両であり、近距離路線と中距離路線の双方に投入されている&lt;ref&gt;イカロス出版『E231/E233 Hyper Detail』p.132&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www.jreast.co.jp/train/local/e231.html JR東日本:車両図鑑&gt;在来線 E231系]&lt;/ref&gt;。その後の展開については「[[一般形車両 (鉄道)#一般形電車の登場とその後]]」を参照。<br /> <br /> 一方、そのほかのJR各社では、大都市圏を中心に、3扉車体で転換クロスシートという国鉄時代には採用されていなかった新しいレイアウトを持つ車両が登場した。その先駆者として1988に[[北海道旅客鉄道]](JR北海道)において[[JR北海道721系電車|721系]]が製造され、翌1989年にはJR西日本の[[JR西日本221系電車|221系]]、JR東海の[[JR東海311系電車|311系]]、[[九州旅客鉄道]](JR九州)の[[JR九州811系電車|811系]]が製造された。その後もJR西日本の[[JR西日本223系電車|223系]]や[[JR西日本225系電車|225系]]、JR九州の[[JR九州813系電車|813系]]、JR四国の[[JR四国6000系電車|6000系]]、JR東海の[[JR東海313系電車|313系]]など、同様の接客設備を持つ車両が製造されている。また、[[国鉄113系電車|113系]]などの既存の車両が、これらの車両と同様のレイアウトにリニューアル改造されるケースも現れた。<br /> <br /> 地方都市圏では、JR九州の[[JR九州815系電車|815系]]やJR東海の[[JR東海313系電車#2000番台|313系2000番台]]のように車両を3扉ロングシートで増備したケースが見られる一方、JR九州の[[JR九州817系電車|817系]]、JR西日本の[[JR西日本521系電車|521系]]および[[JR西日本223系電車|223系5500番台]]、227系のように転換クロスシート車が導入されたケースも見られる。JR東日本とJR四国においては、クロスシートとロングシートの配置を工夫し、適度な収容力を確保した[[JR東日本719系電車|719系]]、[[JR四国7000系電車|7000系]]を登場させている。これらの車両は1両または2両で運転可能な[[ワンマン運転]]対応車両となっているものがほとんどである。なお、JR九州では2012年頃から再びロングシートを採用するようになり、交流蓄電池式電車である[[JR九州BEC819系電車|BEC819系]]でも同様にロングシートが採用され、811系もリニューアルに際してロングシートに改造している。この他に変わり種としてJR西日本では[[七尾線]]電化用に113系に[[国鉄485系電車|485系]]の交流機器を搭載し、交直流化した415系800番台が登場している。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JRN EC721 1 20061103 001.jpg|721系<br /> ファイル:JR East 215 atami.jpg|215系<br /> ファイル:E217 JR-East.jpg|E217系<br /> ファイル:JRE_EC719-0_20070325_001.jpg|719系<br /> ファイル:JR Central 311.jpg|311系<br /> ファイル:221系.jpg|221系<br /> ファイル:415系800番台.jpg|415系800番台<br /> ファイル:JRW series223-5000 Seto-Ohashi.JPG|223系5000番台・5000系<br /> ファイル:JR Shikoku Series 7000 Using Rapid Sunport.JPG|7000系<br /> ファイル:JR Kyushu 815.jpg|815系<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JR223kei2000bandaisyanai3.jpg|223系2000番台車内&lt;br /&gt;(3扉転換クロスシート)<br /> ファイル:JRC313-2000 Seat.JPG|313系2000番台車内&lt;br /&gt;(3扉ロングシート)<br /> ファイル:JRS EC 7000-7018 interior.jpg|JR四国7000系車内&lt;br /&gt;(3扉、クロスシート・ロングシート)<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ==(参考)近似する車両==<br /> ===新性能電車===<br /> ;[[JR北海道731系電車|731系]]・[[JR北海道733系電車|733系]]・[[JR北海道735系電車|735系]]<br /> :分類上は通勤形であるが、これらは近郊形である721系と基本的に共通で運用されている&lt;ref&gt;電気車研究会『鉄道ピクトリアル』No.883 p.60&lt;/ref&gt;。733系については2014年7月から快速「エアポート」にも充当され、721系とともに専用の編成が使用される&lt;ref&gt;{{PDFlink|[http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140514-1.pdf 733系電車の増備と快速エアポートへの投入について ]}} - 北海道旅客鉄道&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www.jrhokkaido.co.jp/train/tr020_01.html 快速エアポート(721系・733系)|車両の紹介|JR北海道 列車ガイド] - 北海道旅客鉄道&lt;/ref&gt;。<br /> ;[[JR東日本701系電車|701系]]<br /> :JR東日本の公式ウェブサイト上では通勤形に分類されているが&lt;ref&gt;[http://www.jreast.co.jp/train/local/701.html JR東日本:車両図鑑>在来線 701系]&lt;/ref&gt;、雑誌などの記事においては、通勤形&lt;ref&gt;『[[レイル・マガジン]]』([[ネコ・パブリッシング]])No.117 p.99&lt;/ref&gt;だけでなく近郊形&lt;ref&gt;『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』([[交友社]])No.441 p.31 特集「近郊形電車進化論」&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;イカロス出版 池口英司『残念な鉄道車両たち』p.274&lt;/ref&gt;や[[一般形車両 (鉄道)|一般形]]&lt;ref&gt;『鉄道ピクトリアル 新車年鑑2000年版』(電気車研究会)&lt;/ref&gt;と分類されている場合がある。元々は3扉ロングシート車として登場したが、5000番台ではセミクロスシート車として製造され、0番台の一部もセミクロスシートに改造している。また、実際の運用では片道200kmを超える運用に就いたこともあった&lt;ref&gt;電気車研究会『鉄道ピクトリアル』No.844 p.49&lt;/ref&gt;。<br /> ;[[JR東日本E127系電車|E127系]]<br /> :JR東日本の公式ウェブサイト上では通勤形に分類されているが&lt;ref&gt;[http://www.jreast.co.jp/train/local/e127.html JR東日本:車両図鑑>在来線 e127系]&lt;/ref&gt;、雑誌などの記事においては、本形式が近郊形&lt;ref name=RM141&gt;『レイル・マガジン』([[ネコ・パブリッシング]])No.141 p.59 :表題では近郊形、本文では一般形と記載。&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』([[交友社]])No.441 p.32 特集「近郊形電車進化論」&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;イカロス出版『普通列車年鑑 2013-2014』p.57&lt;/ref&gt;や[[一般形車両 (鉄道)|一般形]]&lt;ref name=RM141 /&gt;&lt;ref&gt;『[[鉄道ジャーナル]]』(鉄道ジャーナル社)No.344 p.87&lt;/ref&gt;と分類されている場合がある。元々は3扉ロングシート車として登場したが、100番台ではセミクロスシート車として製造された。<br /> ;[[JR東日本E231系電車|E231系]](近郊タイプ)<br /> :分類上では一般形であるが、系列内で通勤タイプと近郊タイプで二分しており、装備や仕様が異なっているものの内装のみ近郊形仕様であり、通勤タイプとは運用上の区別がされている。<br /> ;[[JR東日本E531系電車|E531系]]<br /> :分類上では一般形であるが&lt;ref&gt;{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2003_2/20031205.pdf 常磐線中距離電車に新型車両を導入!E531系交直流電車]}}&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;{{PDFlink|[http://www.toyodenki.co.jp/html/giho/giho112/s11231.pdf 東洋電機製造・東日本旅客鉄道株式会社E531系電車電気品]}}&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』No.492 p. 37&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;ネコ・パブリッシング『Rail Magazine』No.262 p. 132&lt;/ref&gt;、常磐線上野口発着の中距離電車用として製造された。<br /> ;[[JR東日本E233系電車|E233系3000番台]]<br /> :雑誌記事等では一般形に分類されているが&lt;ref&gt;ネコ・パブリッシング「レイル・マガジン」No.282 p.50:JR東日本運輸車両部(車両開発)在来線車両グループの畑弘敏が「一般形直流電車」と記載。&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』No.492 p. 38:JR東日本運輸車両部の菊池隆寛が「E233系一般形直流電車」と記載。&lt;/ref&gt;、系列内で通勤タイプと近郊タイプで二分しており、装備や仕様が異なっているものの内装のみ近郊形仕様であり、通勤タイプとは運用上の区別がされている。なお、本形式は一般形だけでなく、資料によっては車種が相違しており、JR東日本の資料では通勤形・近郊形にも分類されている&lt;ref&gt;[https://www.jreast.co.jp/youran/pdf/jre_youran_group_p27_29.pdf JR東日本要覧]p.27&lt;/ref&gt;、<br /> ;[[JR東日本E721系電車|E721系]]<br /> :分類上では一般形であるが&lt;ref&gt;ネコ・パブリッシング『Rail Magazine』No.282 p. 60&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www.khi.co.jp/rs/product/detail/jre721.html JR東日本E721系一般形交流電車|JR東日本殿向|川崎重工 車両カンパニー]&lt;/ref&gt;、3扉セミクロスシートで製造されているため、近郊形に近似する。<br /> ;[[JR東日本E129系電車|E129系]]<br /> :分類上では一般形であるが&lt;ref name=&quot;mynavi&quot;&gt;[http://news.mynavi.jp/series/trivia/268/ 鉄道トリビア(268) 「近郊形電車」と「一般形電車」、何が違う?] - マイナビニュース&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;{{PDFlink|[https://www.jreast.co.jp/press/2013/20130703.pdf 通勤形車両の新造計画について]}} - 東日本旅客鉄道&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;交友社『鉄道ファン』No.645 p.60&lt;/ref&gt;、3扉セミクロスシートで製造されているため、近郊形に近似する。<br /> ;[[JR東海373系電車|373系]]<br /> :本形式は特急形ではあるが、間合い運用で普通列車にも使用することを視野に入れていたため、両開き2扉でデッキと客室との仕切りが無い。運用においても特急より普通列車の方が多い。<br /> ;[[JR西日本125系電車|125系]]<br /> :分類上では一般形であるが&lt;ref&gt;[http://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/ データで見るJR西日本] - 西日本旅客鉄道 p. 123&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www.khi.co.jp/rs/product/detail/jrw125.html JR西日本125系電車|JR西日本殿向|川崎重工 車両カンパニー]&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』No.438 p. 86&lt;/ref&gt;、単行で2扉セミクロスシートのワンマン運転対応車両ため、近郊形に近似する。<br /> ;[[急行形車両]]の近郊形化改造車<br /> :急行形車両は急行列車の廃止・削減につれて余剰車両を有効活用する観点から普通列車に転用されたが、中には「近郊形化改造」と呼ばれる車両が存在した。改造内容は、急行形車両では1m幅の客用扉が2か所あったため、車両の出入口付近をロングシート化したり、一部の車両では出入台との仕切扉を撤去するなどの改造を施工した。変わり種としては413系に組み込むため、サハ455形を先頭車化改造したクハ455形700番台がある。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JR_Hokkaido_731.jpg|731系<br /> ファイル:JR_HOKKAIDO_EC733_B-102.jpg|733系<br /> ファイル:JR_HOKKAIDO_EC735_A-101_TRAIN.jpg|735系<br /> ファイル:701-100 Koriyama 20070325.jpg|701系<br /> ファイル:Jreast E127 A8.jpg|E127系100番台<br /> ファイル:JREast-E231-1000-K21.jpg|E231系近郊タイプ<br /> ファイル:Jreast e531 green10.jpg|E531系<br /> ファイル:E233 3000 L06.JPG|E233系近郊タイプ<br /> ファイル:JRE EC721-0 20070325 001.jpg|E721系<br /> File:JRE_E129_A5.JPG|E129系<br /> File:JRC-373-0EC-TokaidoLocalTrain.jpg|373系<br /> File:JRWest125Series01.jpg|125系<br /> File:KuHa_455-701_Toyama_20060410.jpg|クハ455形700番台<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:JR_Hokkaido_731_series_EMU_102.JPG|731系車内<br /> ファイル:Jreast e127-100 inside.jpg|E127系100番台車内<br /> ファイル:JR-E231-inside-2.jpg|E231系近郊タイプ セミクロスシート車車内<br /> File:E129-interior.JPG|E129系車内<br /> File:JRC-EC373-Interior.jpg|373系車内<br /> File:JR West 125 series EMU 011.JPG|125系車内<br /> File:457kei_syanai.JPG|457系近郊形化改造車の室内<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ===気動車===<br /> [[気動車]]においては黎明期よりその大部分はセミクロスシートを採用し、中には近郊形と呼ばれた車両もあるが、形の上では通勤形や近郊形と謳った車両であってもそれらを総称して&#039;&#039;&#039;一般形気動車&#039;&#039;&#039;として扱われるため&lt;ref&gt;JTBパブリッシング 石井幸孝『キハ47物語』 p.36 - 37&lt;/ref&gt;、特急形や急行形以外の気動車の車種(正確には普通列車への運用を主目的とする気動車)は制式な分類はなく、どの形式がどの分類に属するか文献による相違がみられるたため、厳密に特定することは困難であるが、以下の車両では文献等では近郊形の一種として分類されることもある。<br /> <br /> ;[[国鉄キハ45系気動車|キハ45系気動車]]<br /> :本形式は都市近郊の通勤輸送と中長距離輸送の機能を併せ持つ気動車として構想され、両開き2扉セミクロスシート車{{refnest|group=&quot;注&quot;|同時期に製作された北海道向けのキハ46系は苛酷な気象条件を考慮し、前後車端2扉、デッキ付きで座席は戸袋付近を除きクロスシートとなっている。}}ながら、初めて&#039;&#039;&#039;近郊形気動車&#039;&#039;&#039;&lt;ref&gt;『世界の鉄道&#039;77』、朝日新聞社、1976年10月、p.60&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;交友社 日本国有鉄道工作局・車両設計事務所『100年の国鉄車両(3)』p.460&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;JTBパブリッシング 石井幸孝『キハ47物語』 p.97&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;ネコパブリッシング『キハ58と仲間たち 』p.213 [[岡田誠一 (鉄道研究家)|岡田誠一]]&lt;/ref&gt;の名称が与えられたが、新性能電車とは異なり、近郊形だけで運用されることよりは、他の一般形・通勤形・急行形と混結して使用されることが多かった。<br /> ;[[国鉄キハ66系気動車|キハ66系気動車]]<br /> :本形式は急行から普通列車まで多用途に使用できる汎用車として計画され、実際にも筑豊本線の普通列車に加え、急行「日田」と急行「はんだ」に運用された&lt;ref&gt;大塚孝「キハ66・67形の記録」『鉄道ピクトリアル No.806』、電気車研究会、2008年8月、p.62-63&lt;/ref&gt;ため、急行形と近郊形のどちらにも分類されることがある&lt;ref&gt;日本交通公社『国鉄車両一覧』p.172&lt;/ref&gt;。<br /> ;[[国鉄キハ40系気動車 (2代)|キハ40系気動車]]<br /> :特にキハ47形については、近郊形の座席配置を採用しているとされる&lt;ref&gt;JTBパブリッシング 石井幸孝『キハ47物語』p.117&lt;/ref&gt;ものの、カテゴリとしては置き換え対象となったキハ10系などと同様、一般形とされている&lt;ref&gt;ネコ・パブリッシング『原寸大公式パンフレットに見る 国鉄名車輌』p.107&lt;/ref&gt;。<br /> ;[[JR九州キハ200系気動車]]<br /> ;[[JR東海キハ75形気動車]]<br /> ;[[JR東海キハ25形気動車]]<br /> :これらは3ドア近郊形電車と同等の機能・車内設備を持つ車両であり、運用上でも在来車とは区別されているが、こちらは慣例的に一般形の範疇に入ることがある。<br /> <br /> なお、JR西日本の資料では車両形式区分の第2位(十の位)の数字を「0~3、5、6」を通勤形及び近郊形としているが&lt;ref name=JRWDATE/&gt;、[[2014年]]時点で厳密な意味で近郊形に分類される気動車は導入されていない(通勤形についても同様)。<br /> <br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:Kiha45 27 takamatsueki.jpg|キハ45系<br /> ファイル:Kiha66 67 9 kokutetusyoku.jpg|キハ66系<br /> ファイル:JRS DC kiha47-114 kiha47-1086 1.jpg|キハ47形<br /> ファイル:JRkyushuKiha200-1015.JPG|キハ200系<br /> ファイル:JRC-kiha75&quot;Mie&quot;.JPG|キハ75形<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:Kiha66-8.JPG|キハ66系車内<br /> ファイル:Kiha47-8087 kyushu interior 1.jpg|キハ47形車内<br /> File:JR Tokai 75 series DMU 001.JPG|キハ75形車内<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ===客車===<br /> [[客車]]については[[国鉄12系客車|12系]]において国鉄末期に行われた「近郊形化改造」の一環として、座席の一部をロングシートに改造した車両があるが&lt;ref&gt;鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』No.234 p.60&lt;/ref&gt;、最初から近郊形と謳った車両は歴史上、製造されていない(通勤形も同様)。<br /> <br /> これは国鉄における客車の導入に対する考え方にもよるが、客車の新車の投入先は[[長距離列車]]が原則であり、[[優等列車]]への投入が優先されたため、普通列車用の客車の製造に消極的であったことや[[動力集中方式]]は運転時分の短縮が難しく、[[動力近代化計画]]の取り組みでは波動用と静粛性を追求される[[夜行列車]]用を除いて[[動力分散方式]]への置き換えを推進していたこと&lt;ref&gt;電気車研究会『鉄道ピクトリアル』No. 757 p.10&lt;/ref&gt;などが挙げられる。客車による普通列車には[[国鉄10系客車|10系]]以前の客車が長らく使用されていたが、10系以前の客車には優等列車と普通列車で車種を分けていない{{refnest|group=&quot;注&quot;|10系以前の旧型客車は、普通列車で使用することを前提とした戦災復旧車である[[国鉄70系客車|70系]]と鋼体化改造車である[[国鉄60系客車|60系]]を除いて、[[長距離列車]]で使用することも前提に設計されており、状態の良い車両は優等列車での使用を優先し、新形車両の登場などにつれて捻出された車両を普通列車に使用していたため、10系以前の旧型客車については種別ごとに車種を分類していないため、正式な意味で「急行形」&lt;ref&gt;交友社『鉄道ファン』No.413 p. 50&lt;/ref&gt;「一般形」などといった車両区分の概念がない。なお、国鉄の現場では便宜上、[[国鉄20系客車|20系]]以降の新系列客車との対比などから「一般形客車」、「在来型客車」と呼称していたが、正式な意味で呼称したわけではない)&lt;ref&gt;JTBパブリッシング 岡田誠一『国鉄鋼製客車I』 p. 239 &lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;ネコ・パブリッシング『Rail Magazine』No.336 p. 9&lt;/ref&gt;。}}。<br /> <br /> 普通列車で使用していた[[旧型客車]]置き換え用として製造された[[国鉄50系客車|50系]]は車内設備は&lt;!--乗車距離の長い地方での需要を反映して--&gt;セミクロスシートとしたため、近郊形に近似し&lt;ref name=&quot;jnr car list p202&quot;&gt;日本交通公社『国鉄車両一覧』p.202&lt;/ref&gt;、その接客設備から近郊形に位置づけられることもあるが&lt;ref&gt;イカロス出版『J-train』vol44 p. 34&lt;/ref&gt;、主目的は通勤輸送であるため、通勤形として製造した場合、当時の国鉄では通勤形は「客室に出入口を有し、横型(ロングシート)を備え、通勤輸送に適した性能を有する車両形式のもの」と規程していたため&lt;ref name=HANDBOOK /&gt;、「通勤形でも近郊形でもない」車両であることから一般形の区分を採用している&lt;ref&gt;誠文堂新光社 岡田直明・谷雅夫『新版 国鉄客車・貨車ガイドブック』 p.28、p.48&lt;/ref&gt;&lt;ref name=&quot;jnr car list p202&quot; /&gt;。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> File:1987-7-suhafu12-1002.JPG|12系1000番台<br /> ファイル:JNR PC ohafu50-434.jpg|50系<br /> ファイル:Oha510-1inside.JPG|50系車内(写真は原型の設備をとどめるオハ510-1)<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ===私鉄===<br /> {{see also|特急形車両#私鉄|急行形車両#私鉄における事例}}<br /> [[私鉄]]においても、セミクロスシートや転換クロスシートを配置した車両は存在するが、事業者ごとに車種や目的が異なり、国鉄・JRのように事業者はもとより、[[国土交通省]]や[[日本民営鉄道協会]]でもセミクロスシート車や転換クロスシート車に対する明確な規程はしていない。<br /> <br /> この種の車両では料金不要の優等列車用車両や[[小田急2320系電車]]のように有料優等列車と料金不要列車の機能を兼ねる車両{{refnest|group=&quot;注&quot;|週末に有料の[[準特急]]で運用することを目的とした車両であったが、平日には料金不要の一般列車にも充当された。なお、同車は1963年に3扉化・ロングシート化改造されている。}}を中心に存在し、鉄道研究者やファンによっては近郊形の一種として恣意的に分類することもあるが&lt;ref&gt;東京堂出版 梅原淳『鉄道・車両の謎と不思議』 p.178 - 179&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;PHP研究所 川島令三 『通勤電車なるほど雑学辞典』p.86&lt;/ref&gt;、私鉄には明確な意味で「近郊形」の概念は存在しない&lt;ref&gt;鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』No.399 p.50&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> [[名古屋鉄道]]の[[名鉄6000系電車|6000系]]は元々は小型固定クロスシートを持つ3ドアセミクロスシート車であったが、名鉄では「通勤形」に位置づけられている&lt;ref&gt;[http://www.meitetsu.co.jp/train/guidance/museum/rolling_stock/detail/6000.html 6000系] - 名古屋鉄道&lt;/ref&gt;{{refnest|group=&quot;注&quot;|国鉄・JRでは通勤形は「客室に出入口を有し、横型(ロングシート)を備え、通勤輸送に適した性能を有する車両形式のもの」と規程しているが&lt;ref name=HANDBOOK /&gt;、私鉄では通勤車両であってもそこまで明確な規程はしていない。[[通勤形車両 (鉄道)#定義]]も参照。}}。また、[[名鉄5700系電車|5700系]]は両開き2扉を持つ転換クロスシート車であるが、元々は本線の高速・急行用車両として登場した&lt;ref&gt;[http://www.meitetsu.co.jp/train/guidance/museum/rolling_stock/detail/5700.html 5700・5300系] - 名古屋鉄道&lt;/ref&gt;。[[1975年]]までは優等列車運用と着席通勤を前提に転換クロスシート車を伝統的に採用し、所属車両の7割を占めた時期もあったが、運用では特急には常に最新の形式が使用され、後継車両の増備につれて広汎に運用する体制を取っていたが、用途については明確にしなかった([[名古屋鉄道の車両形式]]も参照)。<br /> <br /> しかし、[[近畿日本鉄道]]が大阪・名古屋線の急行系列車の運用を主とした3ドア転換クロスシート車である[[近鉄5200系電車|5200系]]は中長距離運用が主体であるため、JRの近郊形に近い性格を持つ車両ともいえる。<br /> <br /> [[東武鉄道]]の2ドアセミクロスシート車である[[東武6050系電車|6050系]]は伊勢崎・日光線の快速系列車を主体に運用され、こちらもJRの近郊形に近い性格を持つ車両であったが、2017年4月21日のダイヤ改正で伊勢崎・日光線の快速系列車が廃止されたため、現在では日光線の地域輸送に供される車両となっている。<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:TOBURAILWAY SERIES6050 6179F RAPID4R.JPG|東武6050系<br /> ファイル:KINTETSU5200 20131107B.jpg|近鉄5200系<br /> ファイル:Meitetsu 6000 series 011.JPG|名鉄6000系<br /> ファイル:OER 2320 sideview Semi-LTD-Exp.png|小田急2320形(登場当時の側面図)<br /> ファイル:Hankyu 2851 March 1976.jpg|阪急2800系<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> &lt;gallery&gt;<br /> ファイル:TOBURAILWAY SERIES6050 Tc6250 SHANAI.JPG|東武6050系車内<br /> ファイル:KINTETSU5200(R) Interior.JPG|近鉄5200系車内<br /> ファイル:Meitetsu 6000 series 042.JPG|名鉄6000系車内<br /> &lt;/gallery&gt;<br /> <br /> ===日本国外===<br /> 日本国外では欧州を中心に日本と同様に2ドアもしくは3ドアの近郊形電車に近い車両が運行されている。また、全車[[2階建車両]]やプッシュプル方式に対応した運転台付き客車も存在する。<br /> <br /> ==脚注==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> ===注釈===<br /> {{Reflist|group=&quot;注&quot;|2}}<br /> <br /> ===出典===<br /> {{Reflist|3}}<br /> <br /> ==参考文献==<br /> {{参照方法|section=1|date=2015年3月}}<br /> *[[JTBパブリッシング]] 石井幸孝『キハ47物語』ISBN 9784533074271<br /> *成山堂書店 佐藤芳彦 『世界の通勤電車ガイド』ISBN 4425924517<br /> *[[東京堂出版]] 梅原淳『鉄道・車両の謎と不思議』(2001年) ISBN 9784490204445<br /> *[[PHP研究所]] 川島令三 『通勤電車なるほど雑学辞典』ISBN 4569573770<br /> *鉄道ジャーナル社『[[鉄道ジャーナル]]』<br /> **No.350 特集:鉄道車両リニューアルの実際<br /> **No.399 特集:通勤輸送のキーワード<br /> **No.547 特集:都市圏輸送の華 近郊形電車<br /> *[[交友社]]『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』<br /> **No.441 特集:近郊形電車進化論<br /> **No.510 特集:首都圏の近郊形電車物語<br /> *[[交通新聞社]]『[[鉄道ダイヤ情報]]』<br /> **No.362 特集:大手私鉄の“料金不要”クロスシート車両<br /> *[[電気車研究会]]『[[鉄道ピクトリアル]]』<br /> **No.883 特集:JR北海道の近郊形電車<br /> <br /> ==関連項目==<br /> *[[国鉄・JRの車両形式の一覧]]<br /> *[[通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン]]<br /> <br /> {{国鉄・JRの旅客車の区分}}<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:きんこうかたしやりよう}}<br /> [[Category:日本国有鉄道の車両]]<br /> [[Category:JRの鉄道車両]]<br /> [[Category:電車]]<br /> [[Category:気動車]]<br /> [[Category:旅客車]]</div> 126.212.241.40
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