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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-05-14T07:31:36Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
フェリー
2018-06-30T08:30:49Z
<p>125.183.101.163: /* 外航航路 */</p>
<hr />
<div>{{Otheruses}}<br />
[[ファイル:Danielle Casanova - Corsica Linea.jpg|thumb|right|250px|フェリー「[[ダニエル・カサノバ (フェリー)|ダニエル・カサノバ]] ([[コルシカ・リネア]]) - [[マルセイユ]]([[フランス]])]]<br />
[[ファイル:Ritsurin2 02s3400.jpg|thumb|right|250px|[[神戸港]]・[[新港 (神戸市)|新港第三突堤]]へ入港する「[[りつりん2]]」]]<br />
[[ファイル:Color Fantasy 02.jpg|thumb|right|250px|世界最大のフェリー「[[カラー・ファンタジー]]」]]<br />
[[ファイル:Silja Line ships in Helsinki 2004.jpg|thumb|250px|写真奥からシリヤ オペラ([[:en:Celestyal Crystal|en]])、 [[シリヤ・シンフォニー]]、そして高速船のスーパーシーキャット フォー([[:en:HSC Speedrunner IV|en]])。[[ヘルシンキ]]のオリンピア埠頭にて撮影。]]<br />
'''フェリー'''({{lang-en|ferry}})とは、日常の交通手段として使われる([[観光客]]専用ではない)[[客船]]・[[貨客船]]の事である。<br />
<br />
== 名称 ==<br />
英語で「[[渡し船]]」「渡し場」を意味する「ferry」に由来する。<br />
<br />
=== カーフェリー ===<br />
フェリーの内自動車も運ぶものを「カーフェリー」と呼ぶ。[[貨物船]]の一種で自動車の海上輸送に用いられる「[[自動車運搬船]]」とは分類上異なる。<br />
ただし英語の「car」は狭義には[[乗用車]]の意味で、トラックやトレーラーは含まれない。そのため多様な車両すべてを運ぶ船を「car ferry」と呼ぶと違和感があるため、近年では ROPAX (roll on/roll off passenger) vessel や Ro-Pax Ferry と呼ばれる場合がある。 日本で「ローパックス・フェリー」という表現が定着するかは不明である<!--PCC (Pure car carrier) がPCTC (Pure car & truck carrier) と呼ばれだしているのと同じ理由である。--><ref>池田良穂著 「[[図解雑学シリーズ|図解雑学]] 船のしくみ」 [[ナツメ社]] 2006年5月10日初版発行 ISBN 4-8163-4090-4</ref>。 {{Clear}}<br />
大半の貨客船は貨物扱いで自動車を運べるが<ref>代表例として[[大東海運]]の[[だいとう]]がある</ref>、このような船の中まで所有者が運転して積載しない物はカーフェリーと呼ばないのが一般的である。<br />
<br />
== 船体構造 ==<br />
[[ファイル:Ferryboat (Pic.1).PNG|thumb|250px|'''小型カーフェリー'''の接岸図<br />1.フェリー本体 2.バウバイザー 3.船首と船尾のランプ(接岸時はランプウエイに) 4.2つに分かれたエンジン 5.並列2本煙管 6.L型岸壁<br />図のような小型で比較的穏やかな内海等を航行するフェリーは、波の打ち込みを考慮する必要が無いため、船体側面に開口部が多く開いている。]]<br />
フェリーの最も特徴的な他船との構造上の違いは、船体内部に1層から3層程度の広い車輌甲板を持ち、大きなランプウェイ(斜路)を備えることである。運搬される車輌は、船の前後部や左舷に1-3つ程度の備えられたランプウェイを自走して車輌甲板内に搭載される。<br />
<br />
中大型のカーフェリーで船首ランプウェイを持つものは、波浪が直接、ランプウェイに当って破損されるの防ぐために、[[バウバイザー]](Bow visor)と呼ばれる装置が船首部に備わっている船が多い。船首ランプウェイを持つ場合でも小型で航路が短いものではバウバイザーを備えず、荒天時には運休することで対応する船もある。<br />
<br />
多くのカーフェリーでは、船首と船尾、または船首近くと船尾近くの左舷側にランプウェイを持つことで、車輌甲板内での自動車の前後方向を転換するという時間と手間の掛かる方法を避けて、車輌用の入口と出口を両方備えることで車輌甲板内では一方通行で済むようにしている。さらに、小型で航路長が極めて短いルートの船では、ランプウェイを船首と船尾の両方備えるだけでなく、[[スクリュー・プロペラ]]と[[舵]]を船の前後に備え、さらに操船用のブリッジも2箇所に持つことで、接岸時の船の転回の必要をなくしているものがあり、このような船は「両頭カーフェリー」と呼ばれる<ref>池田良穂著 『内航客船とカーフェリー』 成山堂書店 平成20年7月18日新訂初版発行 ISBN 9784425770724</ref>。<br />
<br />
== 分類 ==<br />
=== 旅客船兼自動車渡船(フェリー) ===<br />
[[旅客船]]と貨物船の2つの機能が求められるため、[[造船|建造]]と運航がコスト高となる。<br />
* '''旅客船''': 必要な安全設備と客室設備や快適性のための減揺装置や高速航行性を備える。<br />
* '''貨物船''': 多数の雑多な自動車を短時間のうちに安全に個人運転者の操縦によって自走乗船・自走下船させ固縛し、運搬する設備や能力が必要となる。<br />
; 長距離フェリー<br />
: [[日本長距離フェリー協会]]<ref>※2015年現在、日本長距離フェリー協会には8社が加盟している。</ref>による定義では、片道300km以上の[[航路]]に就航しているフェリーであり、陸上輸送の代替として[[物流]]の効率化に貢献している。<br />
; 国際フェリー<br />
: 国際航路に就航しているフェリーであり、安全基準などは海洋関係の国際[[条約]]([[1914年の海上における人命の安全のための国際条約|SOLAS]]など)により規定されている。<br />
; [[鉄道連絡船]](車載客船)<br />
: カーフェリーは車載客船を基に自動車用としたもので、[[自動車航送]]を並行している例もある。<br />
{{main|鉄道連絡船}}<br />
<!--=== 貨物自動車渡船(貨物フェリー) ===<br />
日本語で慣用的に使われる「フェリー」とは異なり貨物専用のフェリーである。旅客定員が13名未満のもので、旅客船では必要な安全装備が不要となる。ロールオン・ロールオフ[[貨物船]]([[RO-RO船]]、roll-on/roll-off ship)と同じ分類と機能であるため船型も同じものとなる。 {要出典} 貨物フェリーとRO-RO船の違いが判りません。そもそも「貨物フェリー」とは何か?--><br />
<br />
=== 貨物車両渡船(鉄道連絡船) ===<br />
[[鉄道連絡船]]のうちの車両渡船(旅客を搭乗させず鉄道車両のみを航送)。<br />
{{main|鉄道連絡船}}<br />
<br />
== 国土交通省・日本の法規による分類 ==<br />
=== 距離による分類 ===<br />
[[国土交通省]]では、片道100km - 300km未満のフェリー航路は中距離フェリー、300km以上のものは長距離フェリーとされている<ref name = "内航客船とカーフェリー"/>。<br />
<br />
=== 速度による分類 ===<br />
; 高速客船<br />
: 22[[ノット]]以上で走る客船は[[高速船|高速客船]]と呼ばれ、普通[[運賃]]に加えて高速船[[急行券|料金]]が徴収できる。公式ではないが40ノットを越えて走る客船は超高速客船と呼ばれる。<br />
<br />
=== 航路の違いによる分類 ===<br />
船舶安全法において、旅客船に限らず日本[[国籍#船舶の国籍|船籍]]の船舶が[[航行区域|航行できる区域]]は、それぞれ以下のとおり定められている。<br />
* '''遠洋区域''': 世界中を航海できる。<br />
* '''近海区域''': 東経175度から94度、南緯11度から北緯63度の中だけで航海できる。<br />
* '''沿海区域''': [[海岸|沿岸]]から20[[海里]]以内の[[水域#社会制度で区別される水域|水域]]と特定の定められた水域だけ航海できる。<br />
* '''平水区域''': 湖、川、港湾、内海などの比較的波の穏やかな特定の水域だけ航海できる。<br />
以上の航行区域を持つ船舶は、それぞれの船舶の航行区域、航行時間、総[[トン数]]などに応じて船体構造、[[通信]]設備、[[救命]]設備、旅客[[定員]]などが規定されている。<br />
また、このほかにもその近海区域、沿海区域などの航行区域を持つ船舶のうち、その航行区域を港などの陸岸に近い区域にのみ限定しているものも多数存在する。航行区域を限定することによって必要な構造・設備が軽減されるメリットがある。これらの航行区域は公式ではないが通称「限定近海区域」、「限定沿海区域」、「湖川港内限定区域」などと呼称される。<br />
<br />
日本の内航客船の多くは、その航行区域が「沿海区域」か「平水区域」であるが、「遠洋区域」や「近海区域」の航行区域を持つ船舶を内航客船に使用しても構わない。逆に「沿海区域」の航行区域を持つ船舶を外航客船に使用しても(その航行区域を外れない限り)構わない。<br />
<br />
; 日本国内での規定<br />
: 日本の国内航路に就役する船舶は必ず、日本国内のいずれかの港に籍を置く、日本国船籍でなければならない。<br />
: また、日本国籍船を個人が保有する場合は、当該個人が日本国籍を持っていなければならず、会社(日本の法令により設立したものに限る)が保有する場合はその会社の業務執行取締役の2/3以上が日本国籍を持っていなければならない。(ただし、左記以外の法人の場合は取締役全員が日本国籍を持っていなければならない。)<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
=== 日本 ===<br />
{{出典の明記|date=2012年3月|section=1}}<br />
渡し舟と初期のフェリーの違いは判然としないため、いつの時点から日本での最初のフェリーと呼んで良いかは断言できないが、1つの例として示せば、[[1934年]]に今の[[北九州市]]の[[若松区]]と[[戸畑区]]の間の400m程を結ぶ航路に43総トンの2隻のカーフェリー「第8若戸丸」と「第9若戸丸」が就航した事例が挙げられる<ref name="past">[http://www.mol.co.jp/ishin/ferry/past/ フェリーの歩み] 商船三井</ref>。これらのフェリーは船の前後に舵とスクリューを備えた両頭船であり、最大でも[[貨物自動車|トラック]]2台と[[オート三輪]]を4台を積載できるのみであった。<br />
<br />
[[1944年]]には[[鹿児島市|鹿児島]]と[[桜島]]との間を結ぶ156総トンの木造船、「第一桜島丸」が就航した。<br />
<br />
第二次世界大戦後の[[1950年]]、[[下関港|下関]]と[[門司港|門司]]の間3.8kmを結んだ[[第三関門丸|「第三関門丸」「第四関門丸」]]「[[第五関門丸]]」の3隻が就役した。また、瀬戸内海では[[1953年]]に[[宇野港|宇野]]([[岡山県]])と[[高松港|高松]]([[香川県]])間を結ぶ「第一航走丸」150総トンが、[[1954年]]に[[明石海峡]]横断航路として[[明石市|明石]] - 岩屋([[兵庫県]])間を結ぶ「あさぎり丸」220総トンが、同年に[[鳴門海峡]]航路として福良([[兵庫県]]) - 鳴門([[徳島県]])間を結ぶ「若潮丸」220総トンがそれぞれ就航した。<br />
<br />
[[1960年代]]後半には、自動車貨物輸送の拡大と[[モータリゼーション]]の本格化に伴い、関西と四国、九州の[[瀬戸内海]]沿岸各地を結ぶ航路をはじめ、日本全国に長距離フェリー航路が多数開設された<ref name="past" />。[[1968年]]には阪九フェリーの[[フェリー阪九]]が神戸 - 小倉航路に就航した。これは、日本国内で初めての片道300kmを越える長距離フェリーであった<ref name="sankei_20150422">[http://www.sankei.com/region/news/150422/rgn1504220024-n1.html 復権?長距離フェリーに新船続々 景気回復追い風、安全輸送で再評価] 産経ニュース、2015年4月22日</ref>。フェリー航路は[[1973年]]には168航路、[[1980年]]には241航路にまで増加した。<br />
<br />
[[1973年]]からの第一次[[オイルショック]]と[[1979年]]からの第二次オイルショックの影響で、国内観光の需要が激減して輸送量が減少するともに、燃料油の価格が高騰。運航会社の経営を圧迫し統合や廃業が相次ぐとともに、多くの航路が閉鎖された<ref name="past" />。また、[[1988年]]から[[1999年]]にかけての[[本州四国連絡橋]]の完成によって、それまで[[四国]]と[[本州]]を結んでいた多くの航路が、減便や役割を終えて閉鎖された。一方、一部の航路ではフェリーの高速化が企図され、[[2007年]]に[[青函航路]]に就航し当時の日本最速となった「[[ナッチャンRera]]」<ref name="内航客船とカーフェリー">池田良穂著 『内航客船とカーフェリー』 成山堂書店 2008年7月18日新訂初版発行 ISBN 978-4-425-77072-4</ref>(のち休航)のほか、従来と比較して速力を増したフェリーが多くの航路に就航している。<br />
<br />
近年は、原油価格の高騰が進んでいること、および[[高速道路]]における[[ETC割引制度]]の充実(特に、[[2009年]]4月から[[2011年]]6月まで、[[日本国政府]]の景気対策の一環として実施された[[ETC割引制度#生活対策|休日特別割引]]、いわゆる「1000円高速」)により、自動車輸送の利用が低迷する航路が増加している。また関西 - 九州航路は、速達性に勝る[[山陽新幹線]]や[[旅客機]]との運賃差が縮小し、さらなる苦境にさらされている。これに対し、自動車輸送料金の値下げを行って対抗する会社もあるほか、物流以外の個人利用客の誘致のため、キャンペーンの実施、インターネット予約における割引の拡充、繁忙期適用期間の縮小などの施策をとっている会社も多い。<br />
<br />
一方、フェリーによる輸送は、輸送単位当たりの[[二酸化炭素]]排出量が少ないことから、[[モーダルシフト]]を担う輸送手段として注目されている<ref>[http://jlc-ferry.jp/modalshift2.html モーダルシフトについて] 日本長距離フェリー協会</ref><ref>[http://www.mol.co.jp/ishin/ferry/present/index.html フェリーの今] 商船三井</ref>。また、2011年に「1000円高速」が終了したことや、2012年4月の[[関越自動車道高速バス居眠り運転事故|高速ツアーバスの居眠り事故]]を契機とする長時間・長距離運転の社会問題化によって、コストや[[運転手]]の負担軽減の観点から、フェリー輸送が再評価されている。このような動きを受けて、2015年以降、九州航路等で長距離フェリーへの新造船の投入が相次いでいる<ref name="sankei_20150422" />。<br />
<br />
== 日本の航路 ==<br />
{{main|航路}}<br />
<br />
=== 内航航路 ===<br />
日本では内航の旅客航路は一般旅客定期航路、特定旅客定期航路、旅客不定期航路の3つに分類される。<br />
<br />
2007年4月時点では、純客船も合わせた日本国内の内航客船事業者は964業者あり、1,659航路に2,385隻、計136万総トンが運航している。内航フェリーだけでは158事業者、187航路に366隻、計118万総トンが運航している。この数字からカーフェリーが船の中ではかなり大きいこと、航路数は内航客船の航路数全体に比べてそれほど多くないことが判る。2005年の国土交通省の国内輸送実績のデータでは、フェリーを含めた客船・貨客船での輸送は、旅客: 1億320万人、輸送人キロ: 40億2,500万人、トラック: 537万台、乗用車: 1,119万台となっている<ref name = "内航客船とカーフェリー"/>。<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+長距離内航旅客定期航路の一覧(運航距離400kmを超えるフェリー航路のみ記述 2017年10月現在)<br />
! 運航会社<br />
! 船名<br />
! 航路<br />
! 運航距離<br />
! 所要時間<br />
! 出典<br />
|-<br />
| rowspan="4" | [[新日本海フェリー]]<br />
| [[はまなす (フェリー)|はまなす]] <br /> [[あかしあ]]<br />
| [[舞鶴港]]←→[[小樽港]]<br />
| 1,061km<br />
| 20時間15分 <br /> (1泊2日 小樽行き)<br />
| rowspan="4" | [http://www.snf.jp/]<br />
|-<br />
| [[らべんだあ]] <br /> [[あざれあ]]<br />
| [[新潟港]]←→小樽港<br />
| 692km<br />
| 17時間 <br /> (1泊2日 小樽行き)<br />
16時間<br />
<br />
(同 新潟行き)<br />
|-<br />
| [[すずらん (フェリー・2代)|すずらん]] <br /> [[すいせん (フェリー・2代)|すいせん]]<br />
| [[敦賀港]]←→[[苫小牧東港周文フェリーターミナル|苫小牧東港]]<br />
| 948km<br />
| 19時間30分 <br /> (1泊2日 苫小牧東行き)<br />
|-<br />
| [[ゆうかり]] <br /> [[らいらっく]]<br />
| 敦賀港←→新潟港←→[[秋田港]]←→苫小牧東港<br />
| 1,074km<br />
| 31時間20分 <br /> (1泊2日 苫小牧東行き)<br />
|-<br />
| [[太平洋フェリー]]<br />
| [[きそ (フェリー・2代)|きそ]] <br /> [[いしかり (フェリー・3代)|いしかり]] <br /> [[きたかみ (フェリー)|きたかみ]]<br />
| [[名古屋港]]←→[[仙台港]]←→[[苫小牧西港フェリーターミナル|苫小牧西港]]<br />
| 1,330km<br />
| 40時間30分 <br /> (2泊3日 苫小牧西行き)<br />
| [http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/]<br />
|-<br />
| [[商船三井フェリー]]<br />
| [[ばるな (3代)|さんふらわあ さっぽろ]] <br /> [[さんふらわあ しれとこ]] <br /> [[さんふらわあ ふらの]] <br /> [[さんふらわあ だいせつ]]<br />
| [[大洗港]]←→苫小牧西港<br />
| 754km<br />
| 19時間30分 <br /> (1泊2日 苫小牧西行き)<br />
| [http://www.sunflower.co.jp/]<br />
|-<br />
| [[オーシャントランス|オーシャン東九フェリー]]<br />
| [[フェリーびざん]] <br /> [[フェリーしまんと]] <br /> [[フェリーどうご]] <br /> [[フェリーりつりん]]<br />
| [[東京港]]([[東京港フェリー埠頭]])←→[[徳島小松島港|徳島港]]←→[[新門司港]]<br />
| 1,163km<br />
| 34時間10分 <br /> (2泊3日 新門司行き)<br />
| [http://www.otf.jp]<br />
|-<br />
| [[名門大洋フェリー]]<br />
| [[フェリーおおさかII]] <br /> [[フェリーきたきゅうしゅうII]] <br /> [[フェリーきょうと2|フェリーきょうとII]] <br /> [[フェリーふくおか2|フェリーふくおかII]]<br />
| [[大阪港]](南港フェリーターミナル)←→新門司港<br />
| 458km<br />
| 12時間30分 <br /> (1泊2日 新門司行き)<br />
| [http://www.cityline.co.jp/]<br />
|-<br />
| rowspan="2" | [[阪九フェリー]]<br />
| [[いずみ (フェリー)|いずみ]] <br /> [[ひびき (フェリー)|ひびき]]<br />
| [[堺泉北港|泉大津港]]←→新門司港<br />
| 458km<br />
| 12時間30分 <br /> (1泊2日 新門司行き)<br />
| rowspan="2" | [http://www.han9f.co.jp/]<br />
|-<br />
| [[やまと (フェリー)|やまと]] <br /> [[つくし (フェリー)|つくし]]<br />
| [[神戸港]]([[六甲アイランドフェリーターミナル]])←→新門司港<br />
| 454km<br />
| 12時間30分 <br /> (1泊2日 新門司行き)<br />
|-<br />
| rowspan="3" | [[フェリーさんふらわあ]]<br />
| [[さんふらわあ あいぼり]] <br /> [[さんふらわあ こばると]]<br />
| 大阪港(南港コスモフェリーターミナル)←→[[別府港]]<br />
| 425km<br />
| 11時間50分 <br /> (1泊2日 別府行き)<br />
| rowspan="3" | [http://www.ferry-sunflower.co.jp/]<br />
|-<br />
| [[さんふらわあ ごーるど]] <br /> [[さんふらわあ ぱーる]]<br />
| 神戸港(六甲アイランドフェリーターミナル)←→[[大分港]]<br />
| 411km<br />
| 11時間20分 <br /> (1泊2日 大分行き)<br />
|-<br />
| [[さんふらわあ さつま]] <br /> [[さんふらわあ きりしま]]<br />
| 大阪港(南港コスモフェリーターミナル)←→[[志布志港]]<br />
| 580km<br />
| 15時間 <br /> (1泊2日 志布志行き)<br />
|-<br />
| [[宮崎カーフェリー]]<br />
| [[みやざきエキスプレス]] <br /> [[こうべエキスプレス]]<br />
| 神戸港([[新港 (神戸市)|三宮フェリーターミナル]])←→[[宮崎港]]<br />
| 495km<br />
| 12時間20分 <br /> (1泊2日 宮崎行き)<br />
| [http://www.miyazakicarferry.com/]<br />
|-<br />
| [[十島村]]<br />
| [[フェリーとしま]]<br />
| [[鹿児島港|鹿児島本港南埠頭]]←→[[口之島]]←→[[中之島 (鹿児島県)|中之島]]←→[[平島 (鹿児島県)|平島]]←→[[諏訪之瀬島]]←→[[悪石島]]←→[[小宝島]]←→[[宝島 (鹿児島県)|宝島]]←→[[奄美大島]][[名瀬港#新港地区|名瀬新港]]<br />
| 427km<br />
| 15時間20分 <br /> (1泊2日 名瀬行き)<br />
| [http://www.tokara.jp/access/index.html]<br />
|-<br />
| [[マルエーフェリー]]<br />
| [[フェリーあけぼの (2代)|フェリーあけぼの]] <br /> [[フェリー波之上]]<br />
| rowspan="2" | [[鹿児島港|鹿児島新港]]←→奄美大島名瀬新港←→徳之島亀徳港←→沖永良部島和泊港←→与論島与論港←→[[本部港]]←→[[那覇港]](那覇埠頭)<br />
| rowspan="2" | 735km<br />
| rowspan="2" | 25時間 <br /> (1泊2日 那覇行き)<br />
| [http://www.aline-ferry.com/]<br />
|-<br />
| [[マリックスライン]]<br />
| [[クイーンコーラル8]] <br /> [[クイーンコーラルプラス]]<br />
| [http://www.marix-line.co.jp/]<br />
|-<br />
| [[奄美海運]]<br />
| [[フェリーあまみ (3代)|フェリーあまみ]] <br /> [[フェリーきかい (3代)|フェリーきかい]]<br />
| 鹿児島本港北埠頭←→[[喜界島]]湾港←→奄美大島名瀬新港←→奄美大島[[古仁屋港]]←→徳之島平土野港←→沖永良部島知名港<br />
| 659km<br />
| 18時間50分 <br /> (1泊2日 知名行き)<br />
| [http://www.aline-ferry.com/amami/route.html]<br />
|}<br />
<br />
=== 外航航路 ===<br />
日本では外航貨物定期航路事業、外航旅客定期航路事業、外航不定期航路事業に分類される。<br />
; 外航旅客定期航路の一覧<ref>[http://www.mlit.go.jp/common/001133421.pdf 我が国船社が運航する外航クルーズ船一覧 p8 - 国土交通省]</ref>(フェリー航路のみ記述 2018年6月現在)<br />
{| class="wikitable"<br />
! 運航会社<br />
! 船名<br />
! 船籍<br />
! 航路<br />
! 所要時間<br />
! 出典<br />
|-<br />
| {{KOR}}・[[パンスターフェリー]] <br />(サンスターライン)<br />
| [[さんふらわあ くろしお|パンスター・ドリーム]]<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/01/15/0200000000AJP20090115000900882.HTML パンスターライン、釜山~大阪路線でクルーズ船運航] - 聯合ニュース</ref><br />
| {{flagicon|KOR}} 韓国<br />
| [[大阪港]]←→[[釜山港]]({{flagicon|KOR}} 韓国)<br />
| 19時間 <br /> (1泊2日 釜山行き)<br />
| [http://www.panstar.jp/]<br />
|-<br />
| {{JPN}}・[[上海フェリー]]<br />
| [[蘇州号]]<br />
| {{flagicon|CHN}} 中国<br />
| 大阪港←→[[上海港]]({{CHN}})<br />
| 約48時間 <br /> (2泊3日 上海行き)<br />
| [http://www.shanghai-ferry.co.jp/]<br />
|-<br />
| {{flagicon|CHN}} 中国・[[中日国際輪渡有限公司]]<br />
| [[新鑑真]]<br />
| {{flagicon|CHN}} 中国<br />
| 大阪港・[[神戸港]]←→上海港({{flagicon|CHN}} 中国)<br />
| 約48時間 <br /> (2泊3日 上海行き)<br />
| [http://www.shinganjin.com/]<br />
|-<br />
| {{flagicon|KOR}} 韓国・[[DBSクルーズフェリー]]<br />
| [[イースタンドリーム]]<br />
| {{PAN}}<br />
| [[境港]]←→[[東海市_(江原道)|東海港]]({{flagicon|KOR}} 韓国)←→[[ウラジオストク|ウラジオストク港]]({{RUS}})<br />
| 43時間 <br /> (2泊3日 ウラジオストク行き)<br />
| [http://www.dbsferry.com/jp/main/main.asp]<br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[[関釜フェリー]]<br />
| [[はまゆう (関釜フェリー)|はまゆう]]<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本<br />
| rowspan="2" | [[下関港]]←→釜山港({{flagicon|KOR}} 韓国)<br />
| rowspan="2" | 12時間15分 <br /> (1泊2日 釜山行き)<br />
| [http://www.kampuferry.co.jp/]<br />
|-<br />
| {{flagicon|KOR}} 韓国・[[釜関フェリー]]<br />
| [[星希]]<br />
| {{flagicon|KOR}} 韓国<br />
| [http://pukwan.co.kr/pukwan/index.html] <br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[[蘇州下関フェリー]] <br />
| [[ゆうとぴあIV]]<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本<br />
| 下関港←→[[太倉港]]<br />
({{flagicon|CHN}} 中国)<br />
| 12~13時間 <br /> (蘇州行き) <br /> <br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[[カメリアライン]]<br />
| [[ニューかめりあ]]<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本<br />
| [[博多港]]←→釜山港({{flagicon|KOR}} 韓国)<br />
| 5時間30分 <br /> (釜山行き) <br /> 11時間30分 <br /> (1泊2日 博多行き)<br />
| [http://www.camellia-line.co.jp/]<br />
|}<br />
<br />
;過去に運航されていた・現在運休中の定期旅客航路<ref>[http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/10/100608/02.pdf 外航旅客定期航路事業運航状況 - 国土交通省]</ref> <br />
{| class="wikitable"<br />
! 運航会社<br />
! 船名<br />
! 船籍<br />
! 航路<br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[[ハートランドフェリー]]<br />
| [[アインス宗谷]]<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本<br />
| [[稚内港]]←→[[コルサコフ (サハリン州)|コルサコフ港]]({{flagicon|RUS}} ロシアが[[実効支配]]中)<br />
|-<br />
| {{flagicon|RUS}} ロシア・[[サハリン船舶会社]]<br />
| {{仮リンク|サハリン (フェリー)|ru|Сахалин (серия паромов)|label=サハリン7}}<br />
| {{flagicon|RUS}} ロシア<br />
| [[小樽港]]←→[[ホルムスク|ホルムスク港]]({{flagicon|RUS}} ロシアが実効支配中)<br />
|-<br />
| {{flagicon|RUS}} ロシア・極東船舶会社 (FESCO)<br />
| [[ルーシ (貨客船)|ルーシ号]]<br />
| {{MHL}}<br />
| [[伏木富山港|伏木港]]←→ウラジオストク港({{flagicon|RUS}} ロシア)<br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[[東日本フェリー]](会社清算-廃止)<br />
| [[パンスター・ハニー]]<br />
| {{flagicon|PAN}} パナマ<br />
| [[金沢港]]←→釜山港({{flagicon|KOR}} 韓国)<br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[http://www.celkobe.co.jp/ チャイナエクスプレスライン]<br />
| [[燕京 (フェリー)|燕京]]<br />
| {{flagicon|CHN}} 中国<br />
| 神戸港←→{{仮リンク|天津港|zh|天津港}}({{flagicon|CHN}} 中国)<br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[[オリエントフェリー]]<br />
| [[ニューしらゆり|ゆうとぴあ]]<br />
| {{flagicon|PAN}} パナマ<br />
| 下関港←→{{仮リンク|青島港|zh|青岛港}}({{flagicon|CHN}} 中国)<br />
|-<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本・[[有村産業]](会社清算、廃止)<br />
| [[クルーズフェリー飛龍21]] <br /> [[クルーズフェリー飛龍]]<br />
| {{flagicon|JPN}} 日本<br />
| [[那覇港]]・[[平良港]]([[宮古島市|宮古島]])・[[石垣港]]←→[[基隆港]]・[[高雄市|高雄港]]({{TWN}})<br />
|-<br />
| {{flagicon|KOR}} 韓国・光陽フェリー<br />
| 光陽Beech<br />
| {{flagicon|KOR}} 韓国<br />
| 下関港←→光陽港({{flagicon|KOR}} 韓国)<br />
|}<br />
<br />
== 船内設備の例 ==<br />
{{国際化|date=2016年8月11日 (木) 14:42 (UTC)|section=1|領域=日本}}<br />
=== 船室 ===<br />
短距離航路では1から2クラスの船室区分となっているものが多いが、長距離になるほど多様な料金体系による船室区分が見られる。また、従来の等級に縛られない命名法(商船三井フェリーの場合、スイート、デラックス、スタンダード、カジュアル、エコノミーの5段階)も見られるようになってきた。<br />
; 特別室(貴賓室 スイート)[[ファイル:新日本海フェリーゆうかりスイート2.png|サムネイル|スイートの例1(新日本海フェリーゆうかり)]][[ファイル:スイートの例(新日本海フェリーゆうかり)1.png|サムネイル|スイートの例2(新日本海フェリーゆうかり)]]: 定員2人前後の個室。補助ベッドがついており、3人以上の利用も容易に行える部屋が多い。室内には洗い場の分かれたバスルームや、個室トイレ、それ一つで一等~特等の一室分に該当する応接間、専用のテラスなどがあり、[[ホテル]]の[[スイートルーム]]に相当する豪華な客室であり、名称も「スイート」としている場合が多い。このような特別室・スイートルームまで備えているフェリーは少ない。他方、中短距離のフェリーの一部でも、浴室を設けないもののこのような豪華客室が非公式に設定されていることもある。上部デッキの見晴らしが良い場所(最前列に近い場所)に割り当てられる。特別室利用の場合、料金内に食堂での食事券が含まれている場合もある。: <br />
<br />
;[[ファイル:新日本海フェリー らべんだあ デラックス.png|サムネイル|デラックスの例(新日本海フェリーらべんだあ)]]'''特等船室''': 定員2人から4人の個室。1等の2人部屋の設備を強化したようなものから、前述の特別室に近いものまで存在する。長距離航路では、三点ユニット式のバス・トイレも備えていることが多い。多くのフェリーでは最上級客室とされており、特別室と同じフロアで、囲むように設置される。最近は「デラックス」と呼称することも多い。<br />
; 1等船室<br />
: 定員2人から4人の個室。4人定員の場合には2段[[ベッド]]の船も多いが、日本のフェリーでは[[和室]](6畳ないし8畳)も存在する。2人部屋の場合は特等に比べて設備が簡素化されている他、窓のない内部屋に設定されていることも多い。新型の長距離船ではシャワールーム・トイレがついているものも一部に存在する。一方、個室ではなく、2等と同等の設備で占有空間を広くし、区画そのものも小分けにすることで2等より区画辺りの定員を小さくした程度のものも存在する。短距離航路では個室ではなく、大部屋に[[リクライニングシート]]を備える形式の船室も存在する。<br />
; 2等寝台: 大部屋に2段ベットを大量に設置した部屋で、最低限ではあるがプライバシーが確保される。主な設備はライトにコンセントと枕といったところで、シーツは自分で敷く。合理化の一環として2等寝台のみという長距離フェリーも現れてきている。[[バリアフリー]]の一環として寝台の梯子をなくしたり、ベッドとテレビが備わった小部屋タイプ(いわゆる[[カプセルホテル]]形態)が増えてきている。複数の2等寝台のランクがある場合、一段ベッド式でテレビやコンセントが付き、ある程度のプライベートが確保された半個室上の「S寝台」、付帯設備は同等だが階段付き互い違いの2段ベッドとなる「A寝台」、通常の開放型2段ベッドの「B寝台」などと呼称されることがある(呼び名は一例である)。<br />
; 2等船室[[ファイル:二等船室.jpg|thumb|right|2等船室の大部屋の例([[川崎近海汽船|フェリーはちのへ]])]]: 仕切りが無いカーペット敷きの大部屋。1部屋あたり数十人単位の定員となる。短距離航路では、大部屋に椅子を備える形式の船室も存在する。じゅうたんに直接座る形を取るのは極僅かな国々に限られており、大抵の国では椅子式が主流になっている。多客時には展望室や食堂などのスペースを臨時席にするケースもある。自由席が基本だが長距離航路では2等船室でも座席を指定するケース([[フェリーさんふらわあ]]など)があるほか、繁忙期に限り座席を指定するケースなどもある。<br />
; ドライバーズルーム: [[貨物自動車|トラック]]運転手専用客室。2段ベッドと談話室を組み合わせた客室が標準的であったが、近年は個室を備えるフェリーも登場している。2等船室運賃(自動車運賃には、運転手の2等船室運賃相当額が含まれている)で、一般客の2等船室よりも良い接遇サービス環境にあることから、ドアなどでキャビンが仕切られており一般客が出入りできないようになっている。混雑時など、まれに一般客にも開放される場合がある。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
[[ファイル:Sunflower Furano Dining room.jpg|thumb|right|船内食堂の例。バイキング方式(「[[へすていあ|さんふらわあ ふらの]]」)]]<br />
; [[食堂]] : 長距離フェリーでは必須の設備であるが、[[オーシャン東九フェリー]]のように食堂を廃止して[[自動販売機]]に置き換えたケースもある。定食式は長距離船では少なく、一品料理型のカフェテリア式が主流。また一定料金のバイキング方式を採用するところも増えている。一方、[[新日本海フェリー]]のように豪華なコース料理を味わえるグリルを別途設置している場合もある。一般の食堂の他に軽食用のスタンドも設けている船も多い。一定期日までに予約が必要なメニューもある。また夕食の残りは夜食用の弁当で販売するケースが殆どである。<br />
; 売店・自動販売機 : ほぼ大半のフェリーに備え付けられている。菓子やご当地のお土産、雑誌、自社グッズのほか、夜行便では洗面道具も販売している。また自販機は飲料やカップラーメン、アイスクリームなどがある。一部航路では、コンビニエンスストアが設置されている。長距離フェリーや夜間便に関して、深夜時間帯は原則として売店を閉鎖している。クレジットカードや電子マネーはほぼ全ての船舶で利用できない。<br />
; 浴場 : 日本国内の長距離フェリーの多くに備え付けている設備。展望式になっているものが主流である。2012年には新日本海フェリーにて露天風呂が登場した。内風呂つきの客室を備えている場合でも、需要が高く設置されていることが殆どである。沖縄航路や小笠原航路(カーフェリーではない)ではシャワーのみ、あるいは浴槽に水を溜めていないなどの処置を取っていることもある。短距離フェリーでも宇高航路で設置されている。近年の長距離船では、ドライバー用の浴室は別個にドライバー区画に設置している。海面状況によっては閉鎖されることがある。<br />
; 洗面所 : 近年の新造船やリニューアル船においては温水洗浄便座や多目的トイレも設置し、陸上同様の接遇環境を実現するよう努めている。その他の水まわり設備として、コインランドリー・給湯室・授乳室・更衣室を設置している船舶もある。<br />
; 案内所 : 船内設備の案内や利用申込、客室の等級変更受付、観光情報の提供などを行う。大抵は売店のレジと兼ねているが、消灯時間帯も係員が常駐しており、緊急時の用件は基本的にこちらで受けることとなる。<br />
; 展望室 : 船首側にある場合は海上運送法の都合上、夜間閉鎖またはカーテンを全閉される。また、混雑時には2等船室の臨時席にする都合で、展望室とは名ばかりでカーペット敷きの大広間になっている例も少なくない。船横に廊下を兼ねて設置している場合もあり、プロムナード(遊歩道)等の名で呼ばれる。豪華さを売りにする長距離フェリーの場合、展望室と別にラウンジを設けている場合もある。二等の客が展望室のベンチで横になっているケースがあるがマナー違反である。ドライバー区画には、専用のサロンを設けている。<br />
; オープンデッキ : 一部の高速フェリーを除けば、何等かの外周手段が存在しており、航海中に外に出ることが可能である。ただし乗客の安全性を確保するため、強風時は閉鎖される。<br />
; ペット用施設 : 近年では多くの船舶がペット一時預かり用の施設を設けている。多くはケージに入れての運搬施設に限定されるが、ドッグランなどペットのストレスがかからないための新たな施設の導入を試みる業者もいる。また、ペット同伴可能な客室も登場している。<br />
; プール・ジャグジー : [[バブル景気]]時には多くの長距離フェリーに導入された設備であるが、利用期間が極めて限られる(夏季の一時期のみ)上、雨天や強風時にも利用出来ず、今日では殆どの船舶から撤廃されてしまった。ただし日本国内航路でもごく一部には現存している他、海外のクルーズ目的を兼ねた船舶では現役のものもある。<br />
; その他の余暇設備 : ラウンジを兼ねた映画上映室、ビデオルーム、カラオケルーム、子供用設備、アーケードゲーム、運動設備、マッサージ機室、航行位置や観光情報を表示するモニターなどがあげられる。何れも長距離航路中心の設備で、短距離航路ではゲームコーナーなど短時間利用が可能なものに限られるか、あっても稼働しない場合が多い。[[DVD-Video]]のレンタルを行っている船舶では、持参の機器や上等級の客室に設置されている[[DVDプレイヤー]]とモニターで鑑賞することとなる。<br />
; 通信 : 長・中距離フェリーでは、[[衛星電話]]を使った[[公衆電話]]が設置されている。日本国内では[[NTTドコモ]]の[[衛星携帯電話]]「[[ワイドスター]]」が利用される。通話料金は一般の公衆電話と比べやや割高であるが、通常の電話とあまり変わらない品質で通話ができる。高高度の[[通信衛星|衛星]]を使っているため、通話は0.2秒ほど遅延する。国際航路では、日本と相手国の公衆電話両方が用意されている場合がある。<br />
: [[Wi-Fi]]を設けた船舶も増加しているが、航行中は通信速度が低下するなど、実用的でないことが多い。<br />
<br />
== 運賃・料金 ==<br />
国内の「フェリー標準運送約款」による。これは一般的説明なので、必ずしも各社の規定がこれに合致するとは限らない。<br />
<br />
フェリーの運賃は、[[鉄道]]などと多少異なり、大人1人につき小児1人まで無料となる、と定められている。また、指定されている座席または寝台を1人で使用する場合を除き無料となるのは、1歳未満の小児(鉄道でいう「乳児」)に限られる。[[原油価格]]高騰の時は、運賃が[[燃油サーチャージ]]込みの値段で提示される。<br />
<br />
また、自動車を載せる際の運賃には大人1人分の2等船室運賃があらかじめ含まれているので、2等船室に乗船する際には、改めて運転手の運賃を支払う必要はない。ただし、1等船室に乗船する場合は、その差額が必要となる。<br />
<br />
手回り品は、20kgまでは無料となり、超過分は有料となる。持ち込むことができるのは30kgまでであるが、30kgまで無料というわけではなく、30kg持ち込んだ場合は10kg分は有料となる。ただし、[[車椅子]]、[[身体障害者補助犬]]は上記の重量制限に含めない。<br />
<br />
二輪車(自動二輪・軽二輪・原動機付き自転車)および人力で移動する軽車両(自転車・乳母車・荷車等)は「特殊手荷物」扱いとなり、四輪車(乗用車・貨物車)の車両運賃とは別建ての料金となる場合が多い。長距離航路では一般に特殊手荷物の運賃は車両運賃よりも大幅に安価である(750cc超の二輪車でも乗用車の数分の一)。<br />
<br />
二輪・四輪ともに「無人航送」と呼ばれるサービスを用意している航路もある。この場合は人間分の運賃が不要となる。発着港での積み下ろしサービス(有料)を利用すれば、必ずしも船の発着を待ち受けなくてもよい。長距離フェリーの場合無人航送を利用すれば、車両のみフェリーで送り人間は他の移動手段(航空機・鉄道等)を用いることで大幅な時間の節約が可能となる。<br />
<br />
== 輸送経済性 ==<br />
カーフェリーは、陸上の輸送手段に比べて経済性が比較的良いが、貨物輸送の経済性では貨物船での輸送が優れる。以下に経済性の比較を示す。<br />
; 長距離カーフェリーと他の輸送手段との経済性比較(海事産業研究所)<br />
:* フェリー利用の無人15トントラック: 100<br />
:* フェリー利用の有人10トントラック: 142 - 146<br />
:* 内航RO-RO船: 95 - 96<br />
:* 内航コンテナ船: 61 - 75<br />
:* 10トントラック陸送: 182 - 205<ref name = "内航客船とカーフェリー"/><br />
<br />
== 旅客から貨物に転換 ==<br />
日本では1970年代に運輸省が全国自治体に働きかけて旅客フェリー設備の整備が進められたが、港湾設備が整うと運航側が旅客営業を廃止し貨物船などに転換する「ただ乗り」現象が多発している。[[大阪港]]や[[神戸港]]と[[四国]]・[[九州]]の各港を結ぶ旅客フェリー航路は複数存在する一方、[[東京港]]から北海道方面に向かう旅客フェリー航路は[[大洗港]]などに拠点を移した。<!--分類からこちらへ移動--><br />
<br />
== 各国のフェリー ==<br />
[[File:Ferry-arcadia-venice.jpg|thumb|250px|[[ヴェネツィア]]碇泊中のアリアドネ号({{lang|el|ΑΡΙΑΔΝΗ}} 旧:[[れいんぼうべる]])]]<br />
[[File:Portbia 01.jpeg|thumb|250px|[[バスティア]]の港 ([[コルシカ島]]、[[フランス]])。企業[[:fr:Société nationale maritime Corse-Méditerranée|SNCM]]、[[:fr:Compagnie méridionale de navigation|La Méridionale]]そして[[:fr:Corsica Ferries - Sardinia Ferries|Corsica Ferries]] ]]<br />
[[File:MEGA EXPRESS THREE.jpg|thumb|250px|MV Mega Express Three、[[:fr:Corsica Ferries - Sardinia Ferries|Corsica Ferries]] ]]<br />
[[File:Dover Langdon Cliffs 0333r.JPG|thumb|250px|ドーバー港碇泊中の{{仮リンク|スピリット・オブ・ブリテン (フェリー)|en|MS Spirit of Britain|label=スピリット・オブ・ブリテン号}}(MS Spirit of Britain)と{{仮リンク|プライド・オブ・カンタベリー (フェリー)|en|MS Pride of Canterbury|label=プライド・オブ・カンタベリー号}}(MS Pride of Canterbury)]]<br />
[[File:MV Kaitaki, Wellington Harbour.jpg|thumb|250px|[[クック海峡]]を航行中のフェリー「{{仮リンク|カイタキ|en|MV Kaitaki}}」(MV Kaitaki)]]<br />
; {{CHN}}<br />
: [[渤海鉄道フェリー]]や[[粤海線]]などの[[鉄道連絡船]]が運航されている<ref>[http://www.sbtf.com.cn 中国鉄路・渤海鉄道フェリー会社の公式サイト(簡体字中国語)]</ref>。<br />
; {{HKG}}<br />
: [[ヴィクトリア・ハーバー]]の両岸を結ぶ[[スターフェリー]]({{lang-zh|天星小輪}})が、イギリス統治時代の[[1888年]]から運航されている<ref>[http://www.starferry.com.hk/new スターフェリー公式サイト]([[繁体字]]中国語・英語)</ref>。<br />
; {{PHI}}<br />
: [[島国]]であるフィリピンではフェリーが交通手段として頻繁に使われている。日本航路から引退した船が使われているが、乗客数を増やすために[[改造]]されているケースが多く、当初設計時の定員より大幅な超過状態で運航された結果、[[海難事故]]が度々起きている。<br />
; {{GRE}}<br />
: [[アテネ]]近郊の{{仮リンク|ピレウス港|en|Port of Piraeus}}から[[エーゲ海諸島]]へのフェリーが就航しており、{{仮リンク|ANEKラインズ|en|ANEK Lines}}の[[さんふらわあ つくば|エリロス号]]({{lang|el|Έλυρος}})、{{仮リンク|ヘレニック・シーウェイズ|en|Hellenic Seaways}}の[[きそ (フェリー・初代)|ニッソス・ロードス号]]({{lang|el|ΝΗΣΟΣ ΡΟΔΟΣ}})、[[れいんぼうべる|アリアドネ号]]({{lang|el|ΑΡΙΑΔΝΗ}})など日本の中古船も多数就航している<ref>{{cite news|title=売れない日本の中古船 フェリー会社のビジネスモデルに異変|newspaper=乗りものニュース|date=2016-01-11|author=若勢敏美|url=http://trafficnews.jp/post/47704/|accessdate=2016-06-26|location=}}</ref><ref>[https://hellenicseaways.gr/en/fleet/category/conventional-ferries Conventional Ferries - Our Fleet - Hellenic Seaways(英語)]</ref>。<br />
; [[英仏海峡]]<br />
: [[英仏海峡トンネル]]開通後の(2016年)現在もフェリーが運航されている。{{GBR}}の{{仮リンク|ドーバー港|en|Port of Dover}}、{{仮リンク|ポーツマス国際港|en|Portsmouth International Port}}、[[ニューカッスル・アポン・タイン|ニューカッスル港]]、{{仮リンク|ハル港|en|Port of Hull}}などから、{{ESP}}の{{仮リンク|ビルバオ港|en|Port of Bilbao}}、{{FRA}}の{{仮リンク|カレー港|en|Port of Calais}}、{{仮リンク|ダンケルク港|fr|Grand port maritime de Dunkerque}}、{{BEL}}の{{仮リンク|ゼーブルッヘ港|en|Port of Zeebrugge}}、{{NLD}}の[[ロッテルダム港]]などへフェリーが運航されている<ref>[http://www.brittany-ferries.co.uk/ Brittany Ferries公式サイト(英語)]</ref><ref>[http://www.dfdsseaways.com/cruises-europe European cruises LD Lines公式サイト(英語)]</ref><ref>[http://www.poferries.com/en/portal P&O Ferries公式サイト(英語)]</ref>。<br />
; {{FRA}}・[[ファイル:Flag of Corsica.svg|30px]] [[コルシカ島]]<br />
: [[マルセイユ]] ↔ [[アジャクシオ]]、マルセイユ ↔ [[バスティア]]、マルセイユ ↔ イル=ルース、マルセイユ ↔ [[ポルト=ヴェッキオ]]、マルセイユ ↔ [[プロプリアノ]]と[[コルシカ・リネア]]<ref>[http://www.corsicalinea.com Corsica Linea公式サイト(フランス語)]</ref>そして[[:fr:Compagnie méridionale de navigation|La Méridionale]]<ref>[http://www.lameridionale.fr La Méridionale公式サイト(フランス語)]</ref>。[[トゥーロン]] ↔ アジャクシオ、トゥーロン ↔ バスティア、トゥーロン ↔ イル=ルース、トゥーロン ↔ ポルト=ヴェッキオ、[[ニース]] ↔ アジャクシオ、ニース ↔ バスティア、ニース ↔ イル=ルース、ニース ↔ ポルト=ヴェッキオと[[:fr:Corsica Ferries - Sardinia Ferries|Corsica Ferries]]<ref>[https://www.corsica-ferries.fr Corsica Ferries公式サイト(フランス語)]</ref>。ニース ↔ バスティアと[[モービー・ラインズ]]<ref>[http://www.mobylines.it Moby Lines公式サイト(イタリア語)]</ref>。<br />
; {{DEU}}・{{DEN}}・{{SWE}}<br />
: [[ハンブルク]]と[[コペンハーゲン]]を結ぶルートは[[渡り鳥コース]](Vogelfluglinie)と呼称されており、[[ICE TD]]を含む鉄道の車輛航送も行われている<ref>[http://stworld.jp/earth_info/DE/diary/54d330218ef905.42555083/ ICEごとフェリーに乗ってデンマークへ! ドイツ旅行記 STW]</ref><ref>[http://www.scandlines.com/?_ga=1.136587184.1645694742.1466862484 Scandlines公式サイト(英語)]</ref>。また、[[ユーロナイト]]の{{仮リンク|ベルリン・ナイトエクスプレス|sv|Berlin Night Express}}(Berlin Night Express)はドイツの{{仮リンク|ザスニッツ|en|Sassnitz}}とスウェーデンの{{仮リンク|トレレボリ|en|Trelleborg}}間でフェリーによる車輛航送が行われている<ref>[http://www.snalltaget.se/ContentPage/Index?page=2814 Berlin Night Express公式サイト(英語)]</ref>。<br />
; {{FIN}}・{{flagicon|SWE}} スウェーデン<br />
: フィンランドとスウェーデンの間には広大な[[ボスニア湾]]が横たわっており、緊密な関係にある両国の首都を陸路で向かうとなるとボスニア湾を迂回しなければならなくなるため、ショートカットが出来る海路に優位性がある。また、税金が比較的高いと言われる北欧のスウェーデンやフィンランド等を結ぶ国際フェリー船内では、酒や煙草が[[免税]]価格で買えることから、買物目的を兼ねた渡航者で賑わっている。同地域に就航する[[シリヤライン]]や[[ヴァイキングライン]]では、豪華客船に匹敵する設備を持った50,000トンクラスのフェリーを就航させている。なお、周囲の国々が[[欧州連合|EU]]に加盟した後も、フィンランド[[自治領]]の[[オーランド諸島]]と行き来する場合のみ、引き続き免税措置が適用されているため、オーランド諸島に寄港することによって免税販売の条件をクリアしている<ref>[http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?nodeid=46050&contentlan=23&culture=ja-JP#eustatus オーランド諸島 - フィンランド大使館・東京 : フィンランドについて : オーランド諸島]</ref>。<br />
; {{NOR}}<br />
: 南端の[[ベルゲン]]から[[フィヨルド]]沿いに北上、[[ノールカップ]]を回って北端の[[ヒルケネス]]を往復する[[フッティルーテン]](Hurtigruten 沿岸急行船)が有名。生活航路であると同時に観光ポイントを巡ることから[[クルーズ船]]としての性格を持ち合わせている。船体は古いものから新しいものまで様々だが年が若くなるにつれて設備が豪華になっている。<br />
; {{flagicon|DEN}} デンマーク・{{FRO}}・{{ISL}}<br />
: {{仮リンク|スミリル・ライン|en|Smyril Line}}(Smyril Line)のフェリーによって、デンマークの{{仮リンク|ヒャツハルス|en|Hirtshals}}、フェロー諸島の[[トースハウン]]、アイスランドの[[セイジスフィヨルズル]]間が結ばれている<ref>[http://www.smyrilline.com/ Smyril Line公式サイト(英語)]</ref>。<br />
; [[ジブラルタル海峡]]<br />
: [[ヨーロッパ]]側の{{仮リンク|アルヘシラス港|en|Port of Algeciras}}、{{仮リンク|タリファ港|en|Port of Tarifa}}と[[アフリカ]]側の[[セウタ|セウタ港]]、{{仮リンク|タンジェMED港|en|Tanger-Med}}を結ぶフェリーが運航されている<ref>[https://www.trasmediterranea.es/en/routes/ Trasmediterranea公式サイト(英語)]</ref>。<br />
; {{AUS}}<br />
: [[メルボルン]]と[[タスマニア島]]{{仮リンク|デヴォンポート|en|Devonport, Tasmania}}の間を、[[公営企業]]である{{仮リンク|TTライン・カンパニー|en|TT-Line Company}}社が結んでいる<ref>[https://www.spiritoftasmania.com.au/ TTライン・カンパニー公式サイト(英語)]</ref>。<br />
; {{NZL}}<br />
: [[北島 (ニュージーランド)|北島]]の[[ウェリントン]]と[[南島 (ニュージーランド)|南島]]の[[ピクトン (ニュージーランド)|ピクトン]]を結ぶフェリーが就航しており、運航会社は[[公営]]の{{仮リンク|インターアイランダー|en|Interislander}}社<ref>[http://www.interislander.co.nz/ インターアイランダー公式サイト(英語)]</ref>と[[民営]]の{{仮リンク|ストレイト・シッピング|en|Strait Shipping}}社がある<ref>[http://www.straitshipping.co.nz/ ストレイト・シッピング公式サイト(英語)]</ref>。<br />
<!--;[[ニューヨーク]]--><br />
<br />
== ギャラリー ==<br />
<!--カテゴリ「船舶画像」および[[日本のフェリー会社一覧]]より選定。記述はトン数順。--><br />
=== 日本のフェリー(10,000トン超) ===<br />
<!--重い順--><br />
<gallery><br />
ファイル:Shinnihonkai Ferry yuukari at Seto Inland Sea.jpg|[[ゆうかり|ゆうかり らいらっく]]<!--18,229総トン--><br />
ファイル:はまなす(新日本海フェリー).png|[[はまなす (フェリー)|はまなす あかしあ]]<!--16,810総トン--><br />
ファイル:SNF SUZURAN.JPG|[[すずらん (フェリー・2代)|すずらん すいせん]]<!--17,345総トン--><br />
ファイル:Kiso 01.jpg|[[きそ (フェリー・2代)|きそ]]<!--15,795トン--><br />
ファイル:Ishikari(3rd), JAPAN.jpg|[[いしかり (フェリー・3代)|いしかり]]<!--15,762トン--><br />
ファイル:Kitakami JAPAN.jpg|[[きたかみ (フェリー)|きたかみ]]<!--13,818トン--><br />
ファイル:新日本海フェリー らべんだあ 新潟港.jpg|[[らべんだあ]]<!--14,400総トン--><br />
ファイル:Hankyu Ferry YAMATO.jpg|[[やまと (フェリー)|やまと つくし]]<!--13,353総トン--><br />
ファイル:FERRY BIZAN-20160505-02.jpg|[[フェリーびざん|フェリーびざん しまんと どうご りつりん]]<!--12,641トン--><br />
ファイル:Bhw PICT0018.JPG|[[さんふらわあ きりしま]]<!--12,418総トン--><br />
ファイル:SUNFLOWER DAISETSU Tokyo.jpg|[[さんふらわあ だいせつ|さんふらわあ だいせつ しれとこ]]<!--11,401総トン--><br />
ファイル:Osaka-express JAPAN.jpg|[[こうべエキスプレス]]<!--11,933総トン--><br />
ファイル:SilverPrincess Hachinohe.JPG|[[シルバープリンセス]]<!--10,536総トン--><br />
</gallery><br />
<br />
=== 日本のフェリー(4,000 - 10,000トン未満) ===<br />
<!--重い順--><br />
<gallery><br />
ファイル:Sof PICT2372-2.JPG|[[おれんじ8]]<!--9,975総トン--><br />
ファイル:Kks PICT0024.JPG|[[さんふらわあ こがね]]<!--9,684総トン--><br />
ファイル:Mtf PICT0026.JPG|フェリーきたきゅうしゅう<!--9,345総トン--><br />
ファイル:Sunflower Ivory.jpg|[[さんふらわあ あいぼり]]<!--9,245総トン--><br />
ファイル:Kss PICT0010.JPG|[[さんふらわあ こばると]]<!--9,245総トン--><br />
ファイル:Kobe Rokko Island Ferry Terminal09s3872.jpg|フェリーダイヤモンド<!--9,023総トン--><br />
ファイル:べにりあ (2代目).jpg|[[べにりあ (2代)|べにりあ]]<!--6,327総トン--><br />
ファイル:A"LINE PICT0085.JPG|琉球エキスプレス<!--6,265トン--><br />
ファイル:Higashinihon-ferry VANIR.JPG|[[ばにあ]]<!--5,193総トン--><br />
</gallery><br />
<br />
=== 日本のフェリー(1,000 - 4,000トン未満) ===<br />
<!--重い順--><br />
<gallery><br />
ファイル:Ritsurin2 03s3400.jpg|[[りつりん2]]<!--3,664総トン--><br />
ファイル:Tokyo Bay Ferry-Kanaya maru1.jpg|かなや丸<!--3,580トン--><br />
ファイル:Boreas soya.jpg|[[ボレアース宗谷]]<!--3,578総トン--><br />
ファイル:Tokyo Bay Ferry Shirahama-maru.jpg|しらはま丸<!--3,260総トン--><br />
ファイル:Orange-Kyusyu JAPAN.jpg|おれんじ九州<!--2900総トン--><br />
ファイル:Ferry Kikai.jpg|フェリーきかい<!--2,878総トン--><br />
ファイル:Kurihamamaru.JPG|くりはま丸<!--2,759総トン--><br />
ファイル:20070321tsuda1.JPG|フェリーつるぎ<!--2,604総トン--><br />
ファイル:Oita JAPAN.jpg|おおいた<!--2,453総トン--><br />
ファイル:Isewanferry-mikawamaru.JPG|三河丸<!--2,399総トン--><br />
ファイル:Isemaru.JPG|伊勢丸<!--2,333総トン--><br />
ファイル:Chitamaru Isewan ferry01.jpg|知多丸<!--2,331総トン--><br />
ファイル:New-shikoku JAPAN.jpg|ニュー四国<!--2,300総トン--><br />
ファイル:JetFerryHayabusa.jpg|ジェットフェリーはやぶさ<!--2,282総トン--><br />
ファイル:フェリー長崎(20080302).jpg|フェリー長崎<!--1,800総トン--><br />
ファイル:OceanArrow1.jpg|[[オーシャンアロー (高速フェリー)|オーシャンアロー]]<!--1,687総トン--><br />
ファイル:駿河湾フェリー.JPG|駿河<!--1,533総トン--><br />
ファイル:SakurajimaFerry.jpg|第十八櫻島丸<!--1,279総トン--><br />
</gallery><br />
<br />
=== 日本のフェリー(1,000トン未満) ===<br />
<!--重い順--><br />
<gallery><br />
ファイル:Tonosho Port Shodo Island Kagawa Pref Japan02s3.jpg|第一しょうどしま丸<!--999総トン-->、せとしお<!--393総トン-->、おりんぴあどりーむ<!--990総トン--><br />
ファイル:Blue-line04s3200.jpg|[[ブルーライン (フェリー)|ブルーライン]]<!--999総トン--><br />
ファイル:Ariake ferry 「Sunrise」.jpg|サンライズ<!--888総トン--><br />
ファイル:Shikoku-ferry Uno.jpg|第八十玉高丸<!--828総トン--><br />
ファイル:Utaka-Kokudo-ferry Uno.jpg|こんぴら丸<!--799総トン--><br />
ファイル:Ikeda Port Shodo Island Kagawa pref Japan12n.jpg|第一こくさい丸<!--696総トン--><br />
ファイル:Nakajimakisen.jpg|なかじま<!--676総トン--><br />
ファイル:Sakurajimamaru8.JPG|第八櫻島丸<!--657総トン--><br />
ファイル:Ferry New Koshiki.jpg|フェリーこしき<!--645総トン--><br />
ファイル:TSUGARU-SHIMOKITA LINE.JPG|フェリーかもしか<!--611総トン--><br />
ファイル:Ferry Kerama.jpg|フェリーけらま<!--499総トン--><br />
ファイル:Ferry Yonakuni 2.jpg|フェリーよなくに<!--498総トン--><br />
ファイル:Shimatetsu Ferry.JPG|フェリーくちのつ<!--494総トン--><br />
ファイル:Imk-shiraki.JPG|しらきさん<!--441総トン--><br />
ファイル:Ferry Zamami.jpg|フェリーざまみ<!--430総トン--><br />
ファイル:みやじま丸.jpg|みやじま丸<!--266総トン--><br />
ファイル:Matsudai Itsukusima 2005.JPG|厳島<!--197総トン--><br />
ファイル:Matsudai Miyajima 2011.JPG|宮島<!--197総トン--><br />
ファイル:JR Miyajima Ferry Nanaura.JPG|ななうら丸<!--196総トン--><br />
ファイル:Ferry Kakeroma.jpg|フェリーかけろま<!--194総トン--><br />
ファイル:Shodoshima-exp-ferry Tonosho.jpg|第2しょうどしま丸<!--171総トン--><br />
ファイル:Ferry Kariyushi,JAPAN.jpg|かりゆし<!--99総トン--><br />
ファイル:IDT FerryDream.jpg|フェリードリーム<!--19総トン--><br />
ファイル:Mitsuhama-Port 2(Matsuyama City).JPG|フェリーしらきさん<!--441総トン--><br />
ファイル:Kanmon Fukuhiko.JPG|[[関門海峡フェリー|フェリーふく彦]]<!--680総トン--><br />
</gallery><br />
<br />
=== 日本に就航する国際フェリー ===<br />
<!--重い順--><br />
<gallery><br />
ファイル:Xinjianzhen01s2800.jpg|[[新鑑真]]<!--14,543総トン--><br />
ファイル:Yanjing Kobe03s3200.jpg|[[燕京 (フェリー)|燕京]]<!--9,960総トン--><br />
</gallery><br />
<br />
== 出典 ==<br />
{{Reflist|2}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{Commons|Ferry|フェリー}}<br />
* [[船]]<br />
* [[日本のフェリー会社一覧]]<br />
* [[鉄道連絡船]] - 多くの航路の車載客船で[[自動車航送]]を並航している。<br />
* [[RO-RO船]] - フェリーと同様に車両甲板を持ち、自走で搭載・揚陸できる。<br />
** [[RO-RO船#RO-RO船とフェリー|#RO-RO船とフェリー]] - フェリーとの相違点については当該セクションを参照。<br />
* [[旅客船]]<br />
* [[貨客船]]<br />
* [[渡し船]]<br />
* [[海上国道]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.jlc-ferry.jp/ 日本長距離フェリー協会]<br />
* [http://www.jships.or.jp/ 日本旅客船協会]<br />
<br />
{{商船の種類}}<br />
{{公共交通}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:ふえり}}<br />
[[Category:貨客船|*]]<br />
[[Category:フェリー|*]]<br />
[[Category:日本の貨客船|*]]<br />
[[Category:日本のフェリー|*]]</div>
125.183.101.163
大阪入国管理局
2018-03-11T17:20:00Z
<p>125.183.101.163: </p>
<hr />
<div>{{出典の明記|date=2016年6月25日 (土) 04:30 (UTC)}}<br />
{| class="infobox bordered"<br />
! colspan="2" style="background-color: #a0ffa0;"|大阪入国管理局<br />
|-<br />
| colspan="2" style="text-align: center; margin: 0 auto;"|[[File:Osaka Regional Immigration Bureau.JPG|300px]]<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #f0f0f0;"|種別<br />
| [[地方入国管理局]]<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #f0f0f0;"|管轄区域<br />
| [[滋賀県]]、[[京都府]]、[[大阪府]]<br />[[兵庫県]]、[[奈良県]]、[[和歌山県]]<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #f0f0f0;"|所在地<br />
| [[大阪府]][[大阪市]][[住之江区]]南港北一丁目29-53<br />
|}<br />
<br />
'''大阪入国管理局'''(おおさかにゅうこくかんりきょく)は、[[大阪府]][[大阪市]][[住之江区]]にある[[法務省]]([[入国管理局]])の[[地方支分部局]]のひとつ。[[大阪府]]など2府4県を管轄している。[[出入国管理及び難民認定法]]に基づき、外国人の入出国・在留・違反手続、[[難民認定]]に関する調査等の行政事務を担当する。<br />
<br />
== 本局の内部組織 ==<br />
*大阪入国管理局長(官職・[[入国審査官]])<br />
**次長2人(官職・入国審査官)<br />
**警備監理官(官職・[[入国警備官]]、階級・警備監)<br />
**総務課<br />
**会計課<br />
**登録室<br />
**首席審査官6人(官職・入国審査官)<br />
***審査管理担当(審査管理部門)<br />
***就労・永住審査担当(就労・永住審査部門)<br />
***留学・研修審査担当(留学・研修審査部門)<br />
***審判担当(審判部門)<br />
***実態調査担当(実態調査部門)<br />
***情報管理担当(情報管理部門)<br />
**首席入国警備官5人(官職・入国警備官)<br />
***企画管理担当(企画管理部門)<br />
***調査第一担当(調査第一部門)<br />
***調査第二担当(調査第二部門)<br />
***処遇担当(処遇部門)<br />
***執行担当(執行部門)<br />
<br />
== 管内支局・出張所等 ==<br />
*本局<br />
**(茨木分室)<br />
**大津出張所<br />
**京都出張所<br />
**[[舞鶴港|舞鶴港出張所]]<br />
**奈良出張所<br />
**和歌山出張所<br />
**大阪南港出張所(国際フェリー)<br />
*[[大阪入国管理局関西空港支局|関西空港支局]]<br />
*[[大阪入国管理局神戸支局|神戸支局]]<br />
**姫路港出張所<br />
<br />
== 不祥事 ==<br />
[[2017年]][[10月3日]]とその約1か月前の2回にわたり、大阪入管ビル7,8階にある収容施設で[[イスラム教徒]]の[[おかず]]に[[豚肉]]を混入させ、これを知った収容者数人が[[ハンガーストライキ]]をするなどの騒動があった。また同年6月には賞味期限切れの[[インスタント]][[みそ汁]]や、[[ゆで卵]]と間違え生卵を支給するなどの間違いがあった。ハンガーストライキは数日間続けられた。背景には[[法務大臣]]が[[在留特別許可]]を出すべき[[外国人]]に出さない傾向が強く、仮釈放者が増え再収容者が増加、その結果、無理な収容で職員の負担が増えミスにつながるとの指摘がある<ref name="CHUNICHI">[[中日新聞]] [[2017年]][[10月28日]]27面「大阪入管ハンスト騒動 - イスラム教徒に豚肉入り食事」</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
==外部リンク ==<br />
*[http://www.immi-moj.go.jp/soshiki/kikou/osaka.html 大阪入国管理局]<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[出入国管理]]<br />
* [[難民認定]]<br />
* [[外国人登録]]<br />
{{coord|34|38|28.8|N|135|24|42.5|E|region:JP|display=title}}<br />
{{DEFAULTSORT:おおさかにゆうこくかんりきよく}}<br />
[[Category:地方入国管理局]]<br />
[[Category:大阪府の行政機関]]</div>
125.183.101.163
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46