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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=118.238.227.34&feedformat=atom miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja] 2024-05-15T00:29:16Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 義経 (NHK大河ドラマ) 2018-07-04T01:06:32Z <p>118.238.227.34: </p> <hr /> <div>{{注意|この記事は[[プロジェクト:大河ドラマ]]の編集方針を採用しています。編集される方はご一読下さい。}}<br /> {{基礎情報 テレビ番組<br /> |番組名 = 義経<br /> |画像 = <br /> |画像説明 = <br /> |ジャンル = ドラマ<br /> |放送時間 = 日曜20:00-20:45<br /> |放送分 = 45<br /> |放送枠 = 大河ドラマ<br /> |放送期間 = [[2005年]][[1月9日]] - [[12月11日]]<br /> |放送回数 = 全49<br /> |放送国 = {{JPN}}<br /> |制作局 = [[日本放送協会]]<br /> |企画 = <br /> |製作総指揮 = [[諏訪部章夫]]<br /> |監督 =<br /> |演出 = [[黛りんたろう]] 他<br /> |原作 = [[宮尾登美子]]<br /> |脚本 = [[金子成人]] 他<br /> |プロデューサー = <br /> |出演者 = [[滝沢秀明]]&lt;br /&gt;[[松平健]]&lt;br /&gt;[[上戸彩]]&lt;br /&gt;[[石原さとみ]]&lt;br /&gt;[[南原清隆]]&lt;br /&gt;[[うじきつよし]]&lt;br /&gt;[[伊藤淳史]]&lt;br /&gt;[[海東健]]&lt;br /&gt;[[阿部寛]]&lt;br /&gt;[[小澤征悦]]&lt;br /&gt;[[長嶋一茂]]&lt;br /&gt;[[渡辺いっけい]]&lt;br /&gt;[[白石加代子]]&lt;br /&gt;[[大杉漣]]&lt;br /&gt;[[勝村政信]]&lt;br /&gt;[[鶴見辰吾]]&lt;br /&gt;[[加藤雅也]]&lt;br /&gt;[[草刈正雄]]&lt;br /&gt;[[夏木マリ]]&lt;br /&gt;[[中尾彬]]&lt;br /&gt;[[財前直見]]&lt;br /&gt;[[市川左團次 (4代目)|市川左團次]]&lt;br /&gt;[[美輪明宏]]&lt;br /&gt;[[稲森いずみ]]&lt;br /&gt;[[小林稔侍]]&lt;br /&gt;[[松坂慶子]]&lt;br /&gt;[[丹波哲郎]]&lt;br /&gt;[[平幹二朗]]&lt;br /&gt;[[中井貴一]]&lt;br /&gt;[[高橋英樹 (俳優)|高橋英樹]]&lt;br /&gt;[[渡哲也]]<br /> |ナレーター = 白石加代子<br /> |字幕 = <br /> |データ放送 = <br /> |OPテーマ = [[岩代太郎]]<br /> |EDテーマ = <br /> |外部リンク =<br /> |外部リンク名 = <br /> |特記事項 = <br /> }}<br /> 『&#039;&#039;&#039;義経&#039;&#039;&#039;』(よしつね)は、[[2005年]][[1月9日]]から[[12月11日]]に放送された44作目の[[日本放送協会|NHK]][[大河ドラマ]]である。原作は[[宮尾登美子]]で、脚本は[[金子成人]]が手掛けた。<br /> <br /> == 作品内容と反響 ==<br /> [[源義経]]を主人公として家族の絆・親子の絆をコンセプトに、疑似家族としての主従の絆、貿易立国の建設を目指す[[平清盛]]との親子的なつながり、武家政権を樹立するために弟を切らねばならない[[源頼朝]]の「政治家」そして「兄」としての葛藤と苦悩などを新しい解釈も取り入れて描いた。清盛・頼朝らとの葛藤や義経の想いを描くにあたって「新しき国」との言葉が何度も用いられ、これが物語上でも重要な要素となっている。<br /> <br /> 源義経が大河ドラマの題材となるのは[[1966年]]の『[[源義経 (NHK大河ドラマ)|源義経]]』以来2回目である。原作は[[2001年]]~[[2004年]]に発表された[[宮尾登美子]]の[[歴史小説]]『宮尾本 平家物語』及び『義経』で宮尾原作の大河ドラマ化は初めて。1966年の大河ドラマ『源義経』の作者である[[村上元三]]が資料提供として名を連ね、『源義経』で架空の人物として登場したうつぼが本作でも登場(キャラクター設定は別)し、京に住む孤児うつぼを通じた現代の目線からの義経像が描かれた。<br /> <br /> 原作が「[[平家物語]]」であることもあって、平清盛とその妻・[[平時子|時子]]を中心とした平家一族の描写にも重点がおかれ、時子と清盛の妾となった[[常盤御前]]やその娘・[[廊御方 (平家)|廊御方]]との関係、清盛の遺言を時子が捏造し、[[安徳天皇]]をすり替えるなど一族に対する情念が描かれ、[[平宗盛]]の父・清盛との葛藤や弟たちへのコンプレックスなどが丁寧に描写された。一方、家族愛がテーマでありながら、平家に重点をおいたために、主人公・義経の家族関係の描写が希薄となる矛盾が見られている。<br /> <br /> 主演は[[滝沢秀明]]。滝沢の大河ドラマ出演は『[[元禄繚乱]]』([[1999年]]・[[吉良義周]]役)以来で、主演は初であった。また、滝沢は『源義経』の主演であった尾上菊之助(現在の七代目[[尾上菊五郎 (7代目)|尾上菊五郎]])が持っていた大河ドラマ単独主演の最年少記録(放送開始時23歳)を更新した(放送開始時22歳<br /> &lt;ref&gt;{{Cite news |url=http://www.47news.jp/CN/200308/CN2003080601000347.html |accessdate=2014-4-4 |title=「義経」主役に滝沢さん NHK大河、史上最年少 |newspaper=共同通信 |publisher=47NEWS |date=2003-8-6}}&lt;/ref&gt;。<br /> その他に、[[上戸彩]]や[[石原さとみ]]など旬の若手役者を主要キャストとして起用。また、[[渡哲也]]をはじめ、[[平幹二朗]]、[[中井貴一]]、[[松平健]]、[[松坂慶子]]、[[丹波哲郎]]、[[高橋英樹 (俳優)|高橋英樹]]など日本を代表する役者などが脇を固めた。<br /> <br /> メインディレクター・[[黛りんたろう]]の独特の美学に基づいた演出は、「時代絵巻」ともいえる美しい映像表現を生み出した。[[五条大橋|五条の大橋]]、[[壇ノ浦の戦い]]、[[鶴岡八幡宮]]での舞といった物語のクライマックスとなる場面において、それぞれ桜、[[金粉]]、[[紅葉]]を大量に撒き散らす大胆な演出を試みている。最終回での「義経が自害した後、持仏堂の屋根から“白く輝く光”が噴き出す」という演出は脚本の[[金子成人]]との打ち合わせで生まれた。<br /> <br /> 第1回の[[一ノ谷の戦い|一の谷の合戦]]のシーンでは「[[播磨国]][[須磨区|一ノ谷]]」とクレジットが出たが正しくは「[[摂津国]]」である。再放送では「摂津国一ノ谷」と訂正された。<br /> <br /> 本作で幼年期の義経、即ち牛若丸を演じた[[神木隆之介]]は『[[平清盛 (NHK大河ドラマ)|平清盛]]』([[2012年]])において源義経役として出演している。作品を変えて、同一人物を演じるというのは『[[太閤記 (NHK大河ドラマ)|太閤記]]』と『[[黄金の日日]]』での[[織田信長]]([[高橋幸治]])、[[豊臣秀吉]]([[緒形拳]])が有名だが、役者の成長に合わせてのキャスティングは『[[秀吉 (NHK大河ドラマ)|秀吉]]』([[1996年]])と『[[天地人 (NHK大河ドラマ)|天地人]]』([[2009年]])で[[石田三成]]を演じた[[小栗旬]]以来である。<br /> <br /> 最高視聴率26.9%、平均視聴率19.4%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)&lt;ref name=&quot;VR&quot;&gt;[http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/03taiga.htm ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == あらすじ ==<br /> 平治の乱で[[平清盛]]に敗れた[[源義朝]]の愛妾・常盤御前は、三人の子を連れて京を逃れるが実母が平家方に捕らえられている事を知り、清盛に出頭する。清盛により、末子・牛若(後の義経)との生活を許された常盤であったが、清盛との関係がその正妻・時子の知るところとなり、常盤は清盛の元を去り、牛若は鞍馬寺に預けられる事になった。<br /> <br /> 清盛を実の父と信じて疑わず、清盛が目指そうとする「新しき国」に淡い憧れを抱いていた牛若は、自分がその敵である義朝の子である事を知り、愕然とする。やがて逞しい青年へと成長し、奥州の[[藤原秀衡]]のもとへ身を寄せた義経は、兄・[[源頼朝|頼朝]]のもとへ参じて源平の戦いに身を投じる。<br /> <br /> しかし、清盛をはじめとする平家方を敵と割り切る事ができない。そして同じ源氏である[[源義仲|木曽義仲]]と戦わねばならない葛藤…、兄弟としての情を求める義経は武家政権のリーダーとして理を重んじる頼朝と徐々にすれ違っていくようになる。<br /> <br /> == 登場人物 ==<br /> === 義経周辺の人々 ===<br /> ==== 義経主従 ====<br /> *牛若→遮那王→[[源義経]]:[[上井聡一郎]]→[[神木隆之介]]→[[滝沢秀明]]<br /> *:[[平治の乱]]で父・義朝が敗れ、母・常盤が清盛の元に投降したため、幼少期を清盛の元で過ごす。そのため清盛を自分の父親と思い、清盛も牛若に好意的に接していた。後に[[鞍馬寺]]に預けられ僧になるべく暮らしていたが、[[源行家]]から自らの出生の秘密を知らされる。それから武士として生きることを志し、密かに寺を抜け出し[[藤原秀衡]]を頼って奥州に向かう。その途上で元服して義経と名乗る。武道に非常に秀でており戦場では獅子奮迅の働きをするが、平素の言動は丁寧で上品である。家来達からは&#039;&#039;&#039;「御曹司」&#039;&#039;&#039;、のちに &#039;&#039;&#039;「殿」&#039;&#039;&#039; と呼ばれる。兄・頼朝の下に参陣。頼朝を主と仰ぎ平家を倒す功労者になったものの、戦後処理の行き違いと弟として自分を扱ってくれない頼朝への不満が募り、価値観の相違で悲劇のヒーローとなってゆく。<br /> *[[武蔵坊弁慶]]:[[松平健]]<br /> *:無実の罪で寺を追われた事により、その鬱憤を晴らすため道行く人から刀を奪うようになる。あと一本で1,000本になるという時に義経に負けたことで、義経の家来になる。以降は文武の才覚を活かして命懸けで義経を守るようになり、その最期も義経を庇いながら立ったまま亡くなるという壮絶なものだった。<br /> *[[伊勢義盛|伊勢三郎]]:[[南原清隆]]<br /> *:非常に口が達者で「蟹」という渾名で呼ばれる。源氏方の武士が出自であると自称。野盗として義経を襲撃するが、撃退され投降。義経が拠点を移す度に率先して地元の民を楽しませて交流した。本作では奥州まで義経に付き従い、最期は衣川で落命した。<br /> *[[駿河次郎]]:[[うじきつよし]]<br /> *:元は駿河国の漁師。兄がいたが袂を分かつ。義経主従の中ではムードメーカーとしての側面を強く持ち、壇ノ浦などの海上戦で腕を振るった。義経に従い衣川で最期を遂げる。<br /> *[[喜三太]]:[[伊藤淳史]]<br /> *:うつぼや義経とは幼馴染で、うつぼに密かな恋心を抱いている。義経の命を狙ったこともあるが、主従の中では喜三太が最古参で義経に馬術を指導する。最期は衣川で落命。<br /> *[[佐藤継信]]:[[宮内敦士]]<br /> *:[[奥州藤原氏]]の家臣。当初は秀衡の命で送り込まれた目付役であったが、秀衡の命で奥州を離れる義経に従う。[[屋島の戦い]]で義経の身代わりに矢を受けて討死。<br /> *[[佐藤忠信]]:[[海東健]]<br /> *:継信の弟。縁談を断った義経に抗議に行くのが初登場で、兄に比べると直情型。義経が奥州を去る際に秀衡から兄・継信と共に預けられる。静が義経と別れる際に静の警護を任されるが、守りきることができなかった。鎌倉方から静を奪い返そうとして鎌倉方の武士に討たれる。<br /> *鷲尾三郎→[[鷲尾義久]]:[[長谷川朝晴]]<br /> *:一の谷の合戦の折、義経から地形などを尋ねられ鵯越えの作戦を思いつかせる。主従の中では最も遅く加入し、壇ノ浦の戦いの後に「義久」の名を賜った。衣川で落命。<br /> <br /> ==== 義経をめぐる人々 ====<br /> *うつぼ:[[守山玲愛]]→[[上戸彩]]<br /> *:義経の幼馴染で、義経を長年にわたって見守る。神出鬼没で、京から奥州に「来てしまったよ」と現れることもあった。<br /> *[[静御前|静]]:[[石原さとみ]]<br /> *:義経の愛妾で[[白拍子]]。追われていたところを助けたことが縁で義経と出会い、やがて相思相愛の仲となる。義経が頼朝と対立した際には義経主従と共に逃れるが、子を宿していたこともあり、吉野で義経一行と別れる。その後捕らえられ鎌倉に送られる。義経を思い慕う心は政子を感心させた。<br /> *[[常盤御前|常盤]]:[[稲森いずみ]]<br /> *:義経と能子の母。平治の乱で夫・義朝が敗れ、京から逃れると牛若ら子をつれて敵方に投降。清盛を前に必死に命乞いをする。その美貌を清盛に見初められ、牛若らの命を助けることとなるとともに清盛との間に能子をもうける。しかし時子に嫌われるなど、平家の雰囲気にいたたまれなくなり[[一条長成]]に再嫁。源平合戦のさなかに病に倒れるが朝廷が未だ武士を軽視ないし敵視する傾向にあったことから、長成に迷惑がかからぬよう自分達が暮らす館へは決して見舞いに来てはならぬと伝え逆に義経の顔を見ようと病を押して自ら出向いた。それから程なくして亡くなり、その報は義経のみならず既に都落ちしていた平家の能子にも伝えられた。<br /> *[[源義朝]]:[[加藤雅也]]<br /> *:義経、頼朝らの父。平治の乱で清盛に敗北し、東国に逃れる途中尾張で郎党の寝返りによって殺された。京の街を後にする際、常盤に義経ら子供のことを託す。<br /> *[[金売吉次|金売り吉次]]:[[市川左團次 (4代目)|市川左團次]]<br /> *:商人で、義経が奥州に向かう際に手引きをし、義朝最期の地である尾張で義経が自ら執り行った元服の場にも立ち会った。<br /> *あかね:[[萬田久子]]<br /> *: 吉次の妻。<br /> *[[覚日|覚日律師]]:[[塩見三省]]<br /> *:鞍馬寺の僧。武士になりたいという義経を快く送り出す。<br /> *[[鬼一法眼]]:[[美輪明宏]]<br /> *:義経が[[鞍馬寺]]にいた頃の武術の師匠。義経がまだ遮那王という名だった頃、[[鞍馬山]]の森の中に現れる。その後、源行家より出生の秘密を聞かされた遮那王に対し、「許すこともなく、あるがままに受け入れるのじゃ」と言い、彼に人生の生き方と剣術を教える。妖術・幻術を使い、それは遮那王の修行の際に活かされた。神出鬼没で、白い光と共に現れる。全身白づくめの[[修験者]]のようないでたちで、公家化粧をしている。遮那王との別れの際小刀を渡し、「懺悔懺悔 六根清浄」と唱えながら姿を消す。<br /> *千鳥:[[中島知子]]<br /> *: 弁慶の恋人。<br /> *まごめ:[[高野志穂]]<br /> *: 義久の妹・三郎の恋人。<br /> *[[磯禅師]]:[[床嶋佳子]]<br /> *: 静の母。<br /> *[[郷御前|萌]]:[[尾野真千子]]<br /> *: 義経の正室。<br /> *[[一条長成]]:[[蛭子能収]]<br /> *: 常盤の再婚相手。<br /> *[[阿野全成|今若]]:[[中村陽介]] / [[義円|乙若]]:[[吉川史樹]]<br /> *: 義経の同母兄たち。<br /> *杢助:[[水島涼太]]<br /> *: 千鳥の父。<br /> <br /> === 源氏 ===<br /> ==== 鎌倉方 ====<br /> *[[源頼朝]]:[[池松壮亮]]→[[中井貴一]]<br /> *:義経の異母兄で義朝の子。平治の乱で父と共に戦うが敗れ、捕われるも命は助けられ伊豆に流される。その後は妙に飄々とした態度を取りながら流人生活を送っていたが、源行家から平家討伐の書状を受け取り、[[石橋山の合戦]]で挙兵。後に義経の合流もあり平家討伐に成功する。平氏討伐は義経や範頼に任せ、鎌倉を拠点として後の[[鎌倉幕府]]の基礎作りをした。<br /> *:義経に対して兄弟の情を捨て、あくまで一家臣として接しようとした。義経が頼朝に無断で後白河法皇から官位を受けたことがきっかけとなって兄弟の溝は次第に深まり、遂には義経の追討を命ずる。しかし内心では非情に徹していたわけではなく、腰越状を読んだ際や義経の訃報を聞いた際は人知れず落涙していた。<br /> *[[北条政子]]:[[財前直見]]<br /> *:頼朝の妻で北条時政の娘。男勝りな性格で出会った当初は頼朝を軟弱な人物と見下していたが、後に相思相愛の仲となり頼朝の妻となる。嫉妬深い面もあり、側室の家を焼き討ちさせたこともあった。義経の人間的魅力に危険性を感じ、北条氏の権勢を確立するため義経を除こうと目論む。一方で母、あるいは女性として情を優先する場面もあり、大姫と親しい義高の処刑に反対したり、義経と対面させれば大姫の気が晴れるのではと考えひそかに鎌倉へ入れようと取り計らったり、静が頼朝の面前で義経を慕う舞を披露した際にその心構えを称賛したりした。<br /> *[[北条時政]]:[[小林稔侍]]<br /> *:伊豆の豪族で政子の父。平家から頼朝の監視役を任されている。政子と頼朝の結婚に反対するが、政子の結婚後は頼朝の後ろ盾となって挙兵に協力する。<br /> *[[梶原景時]]:[[中尾彬]]<br /> *:頼朝の家臣。平家方として石橋山の合戦に参戦し、頼朝が洞窟に隠れているのを見つけながらも武士の情けと見逃す。後に頼朝の家臣となって源平合戦に従軍。軍議では義経としばしば対立し、口論になることもあった。頼朝に讒言したことが義経との兄弟仲を悪化させる一因となった。<br /> *[[梶原景季]]:[[小栗旬]]<br /> *:景時の子。父・景時と共に源平合戦に従軍。歳が近いこともあって義経に信頼され、また生真面目な性格ゆえ義経の軽率な行動をたしなめる場面もあった。頼朝が景季や範頼に義経と会ってはならぬと命を下した直後、このことを自ら義経に伝えると同時に「鎌倉殿との間に何がござった?」と尋ねた。<br /> *[[源範頼]]:[[石原良純]]<br /> *:義経・頼朝の異母兄弟で、義朝の子。「蒲殿」の渾名を貰い、義経と共に各地を転戦。義経が戦線から外された際には西国の平家討伐を一任されるが思わしい戦果を挙げられず、頼朝は再び義経を戦場に戻すことになる。<br /> *[[大江広元]]:[[松尾貴史]]<br /> *:頼朝の家臣。幕府の体制作りに必要な文官として京より呼び寄せられる。朝廷への対応などで頼朝に助言する。「腰越状」の件では義経に書状を託され、頼朝に手渡した。<br /> *[[三善康信|善信]]:[[五代高之]]<br /> *[[亀の前]]:[[松嶋尚美]]<br /> *:頼朝の愛妾。妾の存在を知った政子に家を焼き討ちされ頼朝の前から去る。義経主従とも交流があった。<br /> *[[比企尼]]:[[二木てるみ]]<br /> *:頼朝の乳母。流人時代の頼朝を[[比企能員|息子]]とともに世話する。<br /> *[[牧の方]]:[[田中美奈子]]<br /> *:時政の正室。<br /> *[[土佐坊昌俊]]:[[六平直政]]<br /> *:弁慶とも面識がある僧で、頼朝の命により義経の暗殺を命じられ、堀川の屋敷を夜襲するが捕われて殺される。この一件により、義経は頼朝との仲が修復不可能であることを悟る。<br /> *[[和田義盛]]:[[高杉亘]]<br /> *[[安達盛長]]:[[草見潤平]]<br /> *:頼朝が流人の頃から付き従っている第一の側近。義経が鎌倉に入れぬまま宗盛や清宗と共に京へ引き返す途中、頼朝の命として宗盛と清宗を直ちに斬首するよう伝えるなど主に取次役を務めた。<br /> *[[北条宗時]]:[[姫野惠二]]<br /> *:政子の兄で時政の子。石橋山で討死。<br /> *[[北条義時]]:[[木村昇 (俳優)|木村昇]]<br /> *:政子の弟で時政の子。<br /> *[[安田義定]]:[[真実一路 (俳優)|真実一路]]<br /> *[[堀親家]]:[[徳井優]]<br /> *[[大姫 (源頼朝の娘)|大姫]]:[[野口真緒]]<br /> *:頼朝の娘。人質として共に暮らすこととなった[[源義高 (清水冠者)|木曽義高]]とは非常に睦まじかった。このため、義高の処刑後は白痴状態になってしまう。天皇の女御にとの縁談も頑なに断り、生涯独身を通して亡くなった。<br /> <br /> ==== 木曽方 ====<br /> *[[源義仲|木曽義仲]]:[[小澤征悦]]<br /> *:源氏の血を引く武将で、義経・頼朝の従兄弟。奥州時代の義経と対面したこともある。源行家から平家追討の書状を受け取ると、平家討伐の兵を挙げて北陸方面から都に向けて進軍、平家を京から追い出す。しかし粗野な人柄が災いし、皇位継承に口出しするなど後白河法皇との関係が悪化、遂には法皇を幽閉する。これにより法皇は頼朝に義仲追討の院宣を発する。[[宇治川の戦い]]で義経に敗北。逃亡中に討たれさらし首になった。<br /> *[[巴御前|巴]]:[[小池栄子]]<br /> *:義仲の愛妾にして、義仲軍最強の荒武者。樋口兼光、今井兼平の妹。自らも鎧を身に付け薙刀をとって戦った。宇治川の戦いに敗れて逃れる途中、義仲に諭されて一行と別れた。後に北陸の農夫に嫁ぎ第二の人生を送り、頼朝に追われる義経と再会した。<br /> *[[樋口兼光]]:[[堤大二郎]]<br /> *:義仲四天王の一人で兼平、巴の兄。<br /> *[[今井兼平]]:[[古本新之輔]]<br /> *:義仲四天王の一人で巴の兄。義仲が討伐された際、自らも自害した。<br /> *[[中原兼遠]]:[[森下哲夫]]<br /> *[[根井行親]]:[[市川勉]]<br /> *[[楯親忠]]:[[山崎秀樹|山﨑秀樹]]<br /> *[[源義高 (清水冠者)|木曽義高]]:[[富岡涼]]<br /> *:義仲の子で頼朝の元に人質に出されていた。頼朝からは高く評価され「大姫の婿」という待遇を受けるなど、義仲討伐後も鎌倉で不自由なく暮らしていた。が一人義仲の件を知らされていなかった大姫が侍女が口を滑らせたのを機に義仲の死を知ったことで、「このままでは義高様も殺される」と早合点した大姫の意により鎌倉から逃亡するが捕えられ頼朝の命により殺された。<br /> <br /> ==== その他の源氏方 ====<br /> *[[源頼政]]:[[丹波哲郎]]<br /> *:平治の乱では清盛につき、平氏政権の中で唯一高位にあった。頼朝が[[髭切]]だとして清盛に渡した太刀を偽物と見抜く。息子の仲綱が平宗盛から笑い者にされたことなどをきっかけに以仁王を擁して平氏打倒の兵を起こすが、敗死する。<br /> *新宮十郎義盛→[[源行家]]:[[大杉漣]]<br /> *:義経の叔父。他人を煽ることに長け、利己的で腹黒い人物。以仁王挙兵の際には平家討伐の[[令旨]]を持って各地の源氏を廻って蜂起を促した。尾張での平氏との戦いに敗れた際に頼朝を頼るが、自分を捨て駒としたことで不満を抱き義仲に味方する。その折に義経を味方に引き入れようとしたが断られた。やがて義仲ともうまくいかなくなり河内で反旗を翻した。義仲の死後は彼の末路を他人事のように語ったため、義経に苦言を呈された。その後、義経が頼朝と対立した際には義経の味方をし、堀川の屋敷が夜討ちを受けた際には駆けつけて加勢した。最後は鎌倉方に捕らえられ、「源氏は頼朝だけのものではない」と言い放ち処刑された。<br /> *[[那須与一|那須宗高]]:[[今井翼]]<br /> *:源氏方の武将。[[屋島の戦い]]で義経から弓術と慎重な姿勢を見込まれ、平氏の軍船に掲げられた扇を射落とす役目を仰せ付けられるも、見事に成功させた。<br /> *[[源仲綱]]:[[光石研]]<br /> *:頼政の子。宗盛から笑い者にされたことに激怒し、父・頼政と共に戦ったが敗れた。<br /> <br /> === 平家 ===<br /> *[[平清盛]]:[[渡哲也]]<br /> *:平家の棟梁。平治の乱で源義朝に勝利し、[[平氏政権]]を樹立。福原への遷都により海運貿易による富国を志したが、そのやり方には反発も多く後白河法皇との仲も冷めたものとなっていた。かつて命を助けた頼朝が挙兵し、その討伐に息子たちが手こずる中で熱病に倒れ、死の間際に居合わせた時子や宗盛の前で「我が夢、未だ、叶わず」と遺言を残して亡くなった。清盛の国づくりの構想は「&#039;&#039;&#039;新しき国&#039;&#039;&#039;」として義経に受け継がれた。<br /> *[[平時子|時子]]:[[松坂慶子]]<br /> *:清盛の後妻。時忠・建春門院滋子の姉。重盛の継母で宗盛・知盛・建礼門院徳子・重衡の実母。清盛が亡くなった後に、清盛が「頼朝の首を我が墓前に供えよ」と遺言したと一同の前で語り、一族の結束を促した。[[壇ノ浦の戦い]]で敗色濃厚となった際には安徳帝とその弟の守貞親王を入れ替えさせ、守貞親王を道連れにして[[入水]]自殺した。この時、入水を止めさせるよう叫ぶ義経に向けて微笑んだことが、後に義経に帝の入れ替えを悟らせる要因となった。<br /> *[[平重盛]]:[[勝村政信]]<br /> *:清盛と前妻の子で長男(嫡男)。文武両道且つ温厚な性格で清盛と院や公卿との間を取り持っていたが、子の資盛が[[殿下乗合事件]]で恥をかかされると武力でこれに報復した。この時、自分が平家の嫡流であることを強く誇りに思っていることを露わにし清盛からは危うさがあるが頼もしいと大いに喜ばれたが、後に病に倒れ父に先立って病死し大いに悲しませた。重盛の死とこれに付け込んだ後白河法皇の謀略によって、清盛は「自ら鬼になり申す」と後白河法皇に宣言するほど、過激な手法を用いるようになる。<br /> *[[藤原経子 (藤原家成の四女)|経子]]:[[森口瑤子]]<br /> *: 重盛の妻。<br /> *[[平知盛]]:[[森聖矢]]→[[阿部寛]]<br /> *:清盛の子(四男)で、母は時子。幼少時代は義経とよく遊び、理知的で冷静沈着な面と勇猛果敢な面とを備え持つ武人として描かれている。清盛亡き後は平氏軍の大将として源氏に抵抗。壇ノ浦では義経と船上で[[一騎討ち]]を繰り広げるが、最後には敗北を悟り、自分の体に碇を巻きつけて海に身を投じて入水した。義経が西国に落ち延びようとした際には亡霊として現れた。<br /> *[[治部卿局|明子]]:[[夏川結衣]]<br /> *: 知盛の妻。<br /> *[[平宗盛]]:[[伊藤隆大]]→[[鶴見辰吾]]<br /> *:清盛の子(三男)で、母は時子。清盛が牛若(後の義経)に平氏の子のように接することに不満を持っていた。暗愚で狭量な人物であり、自分が元服した時にはすでに一人前の武士であった異母兄の重盛に対しても器量の差から劣等感を抱いていた。成長後も父に叱責されることがたびたびあり、後白河法皇に接近するようになる。自分は実は法皇の子なのではないかと思いこんだことすらあった。兄・重盛亡き後、清盛の嫡男となり、源氏との戦いの中で時子が清盛の遺言を捏造したことがかえって一門を苦境に追い込んだと苦悩した時には「父上の遺言は、頼朝の首を供えよでは?」と言う一幕もあったが、結局は源氏の勢いを抑えることができず平氏は[[壇ノ浦の戦い]]で滅亡。自身も子の清宗と共に入水するが、父子共々に己が死を覚悟しきれていないことを梶原景季に見抜かれて捕縛される。合戦の後には鎌倉に送られ、命乞いをして源氏方の失笑を買う。最期は義経によって刑死。子煩悩で最期の時には清宗の助命を義経に嘆願したり、清宗の安否を尋ねたりしている。<br /> *[[平徳子|徳子]]→建礼門院徳子:[[中越典子]]<br /> *:清盛の娘(次女)で、母は時子。高倉天皇の中宮となり、後に安徳天皇を産んで国母となる。壇ノ浦で入水自殺したが助けられた。後に義経から帝のすり替えを見抜かれるが、義経の温情により見逃され、同じく壇ノ浦から生き残った一門の女性達と共に感謝した。<br /> *[[平重衡]]:[[岡田慶太]]→[[細川茂樹]]<br /> *:清盛の子(五男)で、母は時子。清盛の命により南都を焼き討ちし、東大寺大仏殿を全焼させる。[[一ノ谷の戦い]]で敗れて源氏に捕われて鎌倉に護送され、頼朝と対面している。この時、東大寺の件について「父に刃向いし者共に攻め込んだまで」と言うが、頼朝はそれが清盛の名誉を汚さぬよう自分が汚名を被るための嘘と見抜き、彼を鎌倉を起点に築こうとしていた「武士の国」に加えようと考えるほどに絶賛した。しかし平氏滅亡後に南都衆徒から引き渡しを要請され、頼朝や政子らが「断ることはできても、最終的には全国の寺社を敵に回し、収拾がつかなくなる」という判断から引き渡された。死を覚悟した重衡は今わの際に妻・輔子と涙の別れをする。<br /> *[[藤原輔子|輔子]]:[[戸田菜穂]]<br /> *: 重衡の妻。<br /> *[[平維盛]]:[[賀集利樹]]<br /> *:重盛の嫡男。[[富士川の戦い]]で頼朝軍と対峙するが、鳥の羽音を敵の襲撃と勘違いした兵により陣中は混乱。収拾を呼びかけるが結果的に戦うことなく敗走することになる。その後、[[倶利伽羅峠の戦い]]でも惨敗、嫡流のみが受け継ぐことができる父祖代々の鎧を没収されて居場所を失い、出家して入水自殺した。<br /> *[[平資盛]]:[[小泉孝太郎]]<br /> *:重盛の子で維盛の弟。壇ノ浦まで一族と共に源氏軍と戦った。<br /> *[[廊御方 (平家)|能子]]:[[山口愛]]→[[後藤真希]]<br /> *:清盛の娘で母は常盤。義経の異父妹。重盛・宗盛・知盛・徳子・重衡の異母妹。領子にいじめられ「源氏との内通を防ぐ」という目的で炭小屋に閉じ込められたこともある。それでも平家一門についてゆき、[[屋島の戦い]]では扇の的を差し出す役目で異父兄・義経と対峙した。平家滅亡後も一門と生活を共にする。<br /> *[[平時忠]]:[[大橋吾郎]]<br /> *:時子の弟で、建春門院滋子の兄。都の治安維持を担当し厳しい治政を展開した。平氏政権の中で出世を遂げ、「平氏にあらずんば人にあらず」の言葉を残す。平氏が劣勢になると義経に接近しようとした裏切り者で滅亡後も恥を知らずに生き永らえた。<br /> *[[藤原領子|領子]]:[[かとうかず子|かとうかずこ]]<br /> *:時忠の後妻。能子の存在を快く思わず、源氏に内通しているのではないかと疑い壇ノ浦の直前には炭小屋に軟禁している。最期は壇ノ浦で入水自殺。<br /> *[[平頼盛]]:[[三浦浩一]]<br /> *:清盛の異母弟。池禅尼の子であることから、頼朝の蜂起後は一門から非難されることもあった。一門の都落ちに際しては同行せず、都に上った義経と対面し、自分の境遇とこれからは鎌倉で頼朝に仕えるとの旨を語った。<br /> *[[平清宗]]:[[塩顕治]]→[[渡辺邦斗|渡邉邦門]]<br /> *:宗盛の子。壇ノ浦で父と共に入水するが、捕らえられ助けられた。最期は父とともに刑死。<br /> *[[平滋子|建春門院滋子]]:[[中江有里]]<br /> *:時子と時忠の妹。後白河法皇の皇后で高倉天皇の母でもある。若くして薨去し、彼女の死によって、法皇と清盛の関係が悪化することになった。<br /> *[[池禅尼]]:[[南風洋子]]<br /> *:清盛の継母で、頼盛の実母。本作では清盛との関係はあまり良好ではないとされている。頼朝が亡くなった子に生き写しだとして清盛に命乞いをし、重盛の進言もあって受け入れられた。<br /> *[[平盛国]]:[[平野忠彦]]<br /> *:清盛の側近。彼の館で幼い牛若丸は清盛や知盛、重衡と触れ合っていた。また、清盛からはその信頼の厚さから、宋の人々を迎える先として館を使われたこともあった。晩年の清盛と酒を片手に昔話を語らった直後、清盛が病に倒れるのを目の当たりにする。<br /> *[[大庭景親]]:[[伊藤敏八]]<br /> <br /> === 奥州藤原氏 ===<br /> *[[藤原秀衡]]:[[高橋英樹 (俳優)|高橋英樹]] <br /> *:[[奥州藤原氏]]三代目当主。義経を奥州に迎え入れてからは父親代わりとなり、平氏から義経を引き渡すよう求められた際には断った。義経が奥州を出立する際に佐藤兄弟を家臣として与える。平家滅亡後、頼朝に追われた義経主従をかくまったがほどなくして病死した。<br /> *[[藤原泰衡]]:[[渡辺いっけい]]<br /> *:秀衡の子。義経が奥州入りしてからそう経っていない頃、巻き狩りの最中に遭難して義経に救出される。小心者で秀衡の死後、度重なる頼朝からの義経を引き渡せという圧力に耐えかねて、義経を襲わせる。義経の死後、義経の骸に向かって大声をあげて許しを乞うている。<br /> *[[藤原国衡]]:[[長嶋一茂]]<br /> *:秀衡の庶長子で泰衡、忠衡の異母兄。秀衡の正室に跡継ぎの男児が生まれなかった場合に備えて儲けられた子。義経に泰衡の襲撃があることを示唆して姿を消した。<br /> *[[藤原忠衡]]:[[ユキリョウイチ]]<br /> *:秀衡の子で泰衡の弟。義経に好意的で、義経と共に鎌倉方と戦うことを主張するが、義経の暗殺を決意した泰衡に殺された。<br /> *桔梗:[[鶴田さやか]]<br /> *: 秀衡の妻。<br /> *[[佐藤基治|佐藤元治]]:[[加世幸市]]→[[大出俊 (俳優)|大出俊]]<br /> *:佐藤兄弟の父。義経の帰還後、息子二人を死なせたことで義経の陳謝を受け、同時に二人の遺髪を受け取った。<br /> *[[赤田次郎]]:[[小林勝彦]]<br /> <br /> === 朝廷 ===<br /> *後白河上皇→[[後白河天皇|後白河法皇]]:[[平幹二朗]]<br /> *:腹黒い人物で、権力を掌握するために源平の対立を利用した。また鎌倉幕府を内側から切り崩すために、義経と頼朝の仲に亀裂を生じさせた。一人称は「御(み)」。<br /> *:平治の乱で勝利した平家が大きな力を持った後も、本心では武士を見下しており、源氏と平家の間で戦が起こってからは「源氏と平家、どちらが勝っても構わぬが、都が焼け野原になるのは勘弁や」と語っている。一方、田舎育ちで粗野な義仲とは対照的に、都育ちで礼儀正しい義経の事は彼の手勢によって助け出されて以来、次第に高く評価し頼りにするようになった。<br /> *[[高階栄子|丹後局]]:[[夏木マリ]]<br /> *:法皇の寵愛を背景に政治にも口を出し、法皇に助言する。以仁王が討たれたとの報が入った折には、慟哭する法皇に対して「何もしなかったからこそ、法皇様は何の責めも負わなくていいのです」と慰めた。<br /> *[[平知康]]:[[草刈正雄]]<br /> *:法皇に仕える近臣。相づちを打つ様に後白河上皇に献策する。鼓の名手で鼓判官とも呼ばれた。義仲に鼓のことで笑われ、不快そうな表情を見せる場面もあった。お歯黒をかねつけている。<br /> *[[以仁王]]:[[岡幸二郎]]<br /> *:後白河法皇の子。源頼政に擁され挙兵するが、平氏に討伐された。<br /> *[[高倉天皇]]:[[馬場徹]]<br /> *[[安徳天皇]]:[[市川男寅 (4代目)|市川男寅]]<br /> *: 守貞親王として壇ノ浦の戦い後も生き永らえた。祖父である清盛を慕っている。<br /> *[[守貞親王]]:[[水谷大地]]<br /> *[[後鳥羽天皇]]:[[三俣凱]]<br /> *[[松殿基房|藤原基房]]:[[中丸新将]]<br /> *[[藤原伊子|任子]]:[[松永京子|楊原京子]]<br /> *: 基房の娘。<br /> *[[藤原成親]]:[[森源次郎]]<br /> *:鹿ヶ谷の陰謀で捕まった公卿。重盛の助命嘆願により一度は助命され流罪になるが、後に殺害された。<br /> *[[西光]]:[[向雲太郎]]<br /> *:鹿ヶ谷の陰謀で処刑された。<br /> *[[藤原成経]]:[[宮内宏道]]<br /> *[[俊寛]]:[[村松卓矢]]<br /> *:鹿ヶ谷の陰謀で流罪になった。<br /> *[[平康頼]]:[[内田龍磨]]<br /> <br /> === 京の人々 ===<br /> *お徳:[[白石加代子]]<br /> *:京で組紐屋を営む。古くから清盛とは交流があり、ふらりと清盛の屋敷を訪ねることもあった。本作の語り(ナレーション)を兼任している。<br /> *朱雀の翁:[[梅津栄]]<br /> *: 京の裏社会の実力者。<br /> *手古奈:[[上原美佐 (1983年生)|上原美佐]]<br /> *: 政子・時子・頼盛の侍女。<br /> *五足:[[北村有起哉]]<br /> *:うつぼや喜三太と共に義経と交流。後に清盛の家来として聴力が衰えた彼の「耳」となって情報を収集。清盛が亡くなる直前の命である「庭園を燃やす」ことを実行に移したがその後に殺害された。<br /> *烏丸:[[高橋耕次郎|髙橋耕次郎]]<br /> *: 朱雀の翁の従者。<br /> *:五足と親しい坊主頭の孤児で義経とも交流。終盤で盲目になり、琵琶を弾いて生きていくと決意した。<br /> *大日坊春慶:[[荒川良々]]<br /> *: うつぼの兄。<br /> *十蔵:[[中西良太]] / 熊七:[[江良潤]]<br /> *: 吉次の配下。<br /> *黒漆:[[大村波彦]]<br /> *: 平家嫡流の鎧を奪った盗賊。<br /> *不動:[[清水宏 (俳優)|清水宏]] / 白鷺:[[池田鉄洋]]<br /> *: 義経が説得した盗賊。<br /> *藤太:[[小杉幸彦]]<br /> <br /> ===その他の人々===<br /> *[[湛増]]:[[原田芳雄]]<br /> *:[[熊野水軍]]を統轄する[[熊野別当]]。義経に味方して源氏に勝利をもたらす。<br /> *[[富樫泰家]]:[[石橋蓮司]]<br /> *:落ち延びてきた義経主従を、安宅の関で検問。弁慶の主君思いの行動に共感し、関の通行を許可する。<br /> *[[熊坂長範]]:[[河原さぶ]]<br /> *河辺太郎:[[坂西良太]]<br /> *禅林坊:[[赤星昇一郎]]<br /> *: 南都の僧。<br /> <br /> == スタッフ ==<br /> *原作:[[宮尾登美子]](「宮尾本 平家物語」「義経」より)<br /> *脚本:[[金子成人]]、[[川上英幸]]<br /> *音楽:[[岩代太郎]]<br /> *テーマ音楽演奏:[[NHK交響楽団]]<br /> *テーマ音楽指揮:[[ウラディーミル・アシュケナージ]]<br /> *演奏:[[東京都交響楽団]]<br /> *資料提供:[[村上元三]]、[[国立歴史民俗博物館]]<br /> *脚本協力:川上英幸、[[眞鍋由紀子]]<br /> *脚本提供:眞鍋由紀子<br /> *題字:[[陳孌君]]<br /> *タイトル画:[[宮田雅之]]&lt;ref&gt;宮田は既に故人であるため、作品集の中からオープニングタイトルに「黒髪」「中世」などが、エンドタイトルにはその回の内容に合わせて「厳島神社」「静御前」などが使用された。&lt;/ref&gt;<br /> *語り:[[白石加代子]]、[[柿沼郭]]アナウンサー(アバンタイトル)<br /> *時代考証:[[奥富敬之]]<br /> *風俗考証:[[二木謙一]]<br /> *建築考証:[[平井聖]]<br /> *衣装考証:[[小泉清子]]<br /> *芸能考証:橋本裕之、[[野村万蔵#八世野村万蔵|野村万之丞(五世)]]<br /> *所作指導:[[猿若清三郎]]<br /> *[[殺陣]]武術指導:[[林邦史朗]](本編にも出演)<br /> *馬術指導:[[田中光法]]<br /> *舞指導:[[野村万蔵#九世野村万蔵|野村万蔵(九世)]]、[[小笠原匡]]、[[松本幸龍]]<br /> *笛指導・和楽器指導:[[稲葉明徳]]<br /> *香指導:[[岩本砂重子]]、[[鈴木宗卓]]<br /> *書道指導:[[望月暁云]]<br /> *仏事指導:[[山田亮匡]]<br /> *[[陰陽道]]指導:[[高橋圭也]]<br /> *打楽器指導:[[和田啓 (作曲家)|和田啓]]<br /> *[[独楽]]指導:[[上島敏昭]]<br /> *[[琵琶]]指導:[[友吉鶴心]](本編にも出演)<br /> *組紐指導:[[宮本隼史]]<br /> *彫刻指導:[[吉川瑞慶]]<br /> *竹細工指導:[[森谷正春]]<br /> *大工指導:[[守屋今朝登]]<br /> *[[闘鶏]]指導:[[西岡貞美]]<br /> *京・御所ことば指導:小林由利(本編にも出演)<br /> *駿河ことば指導:小杉幸彦(本編にも出演)<br /> *撮影協力:[[岩手県]][[江刺市]](現・[[奥州市]])、[[群馬県]][[妙義町]](現・[[富岡市]])、[[榛名町]](現・[[高崎市]])、[[沼田市]]、[[南牧村 (群馬県)|南牧村]]、[[神奈川県]][[三浦市]]、[[山梨県]][[富士吉田市]]、[[小淵沢町]](現・[[北杜市]])、[[茨城県]][[常陸大宮市]]、[[高萩市]]、水海道市(現・[[常総市]])、[[京都府]][[京都市]]、いばらきフィルムコレクション、山形県フィルムコレクション、[[中尊寺]]、[[毛越寺]]、[[厳島神社]]、[[三十三間堂]]、[[東大寺]]<br /> *[[舞楽]]:[[東京楽所]]<br /> *[[今様]]作詞:橋本裕之<br /> *今様作曲:小笠原匡<br /> *横笛演奏:[[福原百七]]<br /> *[[笙]]演奏:[[宮田まゆみ]]<br /> *副音声解説:[[佐久田脩]]<br /> *制作統括:[[諏訪部章夫]]<br /> *制作:[[鹿島由晴]]<br /> *美術:田中伸和、山口類児、近藤智、日高一平<br /> *技術:菱木幸司、佐藤博、田中満<br /> *音響効果:加藤直正、岩崎進、嶋野聡<br /> *記録:津崎昭子<br /> *編集:久松伊織<br /> *撮影:熊木良次、安藤清茂、平野拓也、望月英邦<br /> *照明:中山鎮雄、根来伴承<br /> *音声:大塚茂夫、藤井芳保、野原恒典、渡辺暁雄<br /> *映像技術:高橋佳宏、谷本将弘、田淵秀明、大西康仁、中寺貴史、戸村義男<br /> *美術進行:松谷尚文、高橋秀樹、窪喜圭、峯岸伸行、日下晶博<br /> *演出:[[黛りんたろう]]、木村隆文、[[柳川強]]、[[一木正恵]]、[[大関正隆]]、[[大杉太郎]](&#039;&#039;&#039;[[#放送日程|放送日程]]&#039;&#039;&#039;を参照)<br /> <br /> === 義経紀行 ===<br /> *語り:[[平野啓子]]<br /> *[[ソプラノ]]独唱:[[森麻季 (歌手)|森麻季]]<br /> *[[フリューゲルホルン]]演奏:[[セルゲイ・ナカリャコフ]]<br /> *ピアノ演奏:[[松下奈緒]]<br /> *[[京胡]]演奏:[[呉汝俊]]<br /> <br /> == 放送 ==<br /> === 放送日程 ===<br /> * 第1回と最終回は1時間拡大版。<br /> * 第36回は[[第44回衆議院議員総選挙|衆議院選挙]]特番の為地上波7:15 - 8:00の放送。<br /> {|class=wikitable style=&quot;text-align:center&quot;<br /> !放送回!!放送日!!題!!演出!!義経紀行<br /> |-<br /> |第{{0}}1回<br /> |{{0}}1月{{0}}9日||運命の子||rowspan=2|黛りんたろう||[[六波羅蜜寺]]([[京都市]])<br /> |-<br /> |第{{0}}2回<br /> |{{0}}1月16日||我が父清盛||[[厳島神社]]([[広島県]][[宮島町]])<br /> |-<br /> |第{{0}}3回<br /> |{{0}}1月23日||源氏の御曹司||木村隆文||鞍馬(京都市)<br /> |-<br /> |第{{0}}4回||{{0}}1月30日||鞍馬の遮那王||rowspan=2|黛りんたろう||[[鞍馬寺]](京都市)<br /> |-<br /> |第{{0}}5回||{{0}}2月{{0}}6日||五条の大橋||[[五条大橋]](京都市)<br /> |-<br /> |第{{0}}6回||{{0}}2月13日||我が兄頼朝||rowspan=2|木村隆文||[[蛭ヶ小島]]([[静岡県]][[韮山町]])<br /> |-<br /> |第{{0}}7回||{{0}}2月20日||夢の都||[[寂光院]](京都市)<br /> |-<br /> |第{{0}}8回||{{0}}2月27日||決別||rowspan=2|黛りんたろう||小松谷(京都市)<br /> |-<br /> |第{{0}}9回||{{0}}3月{{0}}6日||義経誕生||[[中尊寺]]([[岩手県]][[平泉町]])<br /> |-<br /> |第10回||{{0}}3月13日||父の面影||rowspan=2|柳川強||[[毛越寺]](岩手県平泉町)<br /> |-<br /> |第11回||{{0}}3月20日||嵐の前夜||[[医王寺 (福島市)|医王寺]]、[[大鳥城|大鳥城跡]]([[福島市]])<br /> |-<br /> |第12回||{{0}}3月27日||驕る平家||rowspan=2|木村隆文||[[徳音寺]]([[長野県]][[日義村]])<br /> |-<br /> |第13回||{{0}}4月{{0}}3日||源氏の決起||[[園城寺]]([[滋賀県]][[大津市]])<br /> |-<br /> |第14回||{{0}}4月10日||さらば奥州||rowspan=2|黛りんたろう||[[平等院]](京都府[[宇治市]])<br /> |-<br /> |第15回||{{0}}4月17日||兄と弟||対面石(静岡県[[駿東郡]][[清水町 (静岡県)|清水町]])<br /> |-<br /> |第16回||{{0}}4月24日||試練の時||rowspan=2|柳川強||[[鶴岡八幡宮]]([[神奈川県]][[鎌倉市]])<br /> |-<br /> |第17回||{{0}}5月{{0}}1日||弁慶の泣き所||[[能福寺]]([[神戸市]][[兵庫区]])<br /> |-<br /> |第18回||{{0}}5月{{0}}8日||清盛死す||rowspan=2|木村隆文||若一神社(京都市)<br /> |-<br /> |第19回||{{0}}5月15日||兄へ物申す||[[墨俣川の戦い|墨俣川古戦場]]([[岐阜県]][[墨俣町]])<br /> |-<br /> |第20回||{{0}}5月22日||鎌倉の人質||rowspan=2|黛りんたろう||[[伊豆山神社]](静岡県[[熱海市]])<br /> |-<br /> |第21回||{{0}}5月29日||いざ出陣||[[倶利伽羅峠の戦い|倶利伽羅古戦場]]([[富山県]][[小矢部市]])<br /> |-<br /> |第22回||{{0}}6月{{0}}5日||宿命の上洛||rowspan=2|柳川強||[[石清水八幡宮]](京都府[[八幡市]])<br /> |-<br /> |第23回||{{0}}6月12日||九郎と義仲||[[比叡山]][[延暦寺]](滋賀県大津市)<br /> |-<br /> |第24回||{{0}}6月19日||動乱の都||rowspan=2|木村隆文||[[法住寺 (京都市)|法住寺陵]](京都市[[東山区]])<br /> |-<br /> |第25回||{{0}}6月26日||義仲最期||[[義仲寺]](滋賀県大津市)<br /> |-<br /> |第26回||{{0}}7月{{0}}3日||修羅の道へ||一木正恵||篠山([[篠山市]])<br /> |-<br /> |第27回||{{0}}7月10日||一の谷の奇跡||黛りんたろう||[[須磨浦公園]](神戸市[[須磨区]])<br /> |-<br /> |第28回||{{0}}7月17日||頼朝非情なり||柳川強||[[清水八幡宮|清水八幡]]([[狭山市]])<br /> |-<br /> |第29回||{{0}}7月24日||母の遺言||黛りんたろう||牛若丸誕生井碑&lt;br /&gt;胞衣塚(京都市[[北区 (京都市)|北区]])<br /> |-<br /> |第30回||{{0}}7月31日||忍び寄る魔の手||大関正隆||[[養寿院]]([[川越市]])<br /> |-<br /> |第31回||{{0}}8月{{0}}7日||飛べ屋島へ||一木正恵||[[逆櫓の松|逆櫓の松跡の碑]]([[大阪市]][[福島区]])<br /> |-<br /> |第32回||{{0}}8月14日||屋島の合戦||木村隆文||安徳天皇社([[香川県]][[高松市]])<br /> |-<br /> |第33回||{{0}}8月21日||弁慶走る||大関正隆||[[闘鶏神社]]([[和歌山県]][[田辺市]])<br /> |-<br /> |第34回||{{0}}8月28日||妹への密書||rowspan=2|黛りんたろう||[[西楽寺 (下関市)|西楽寺]]([[山口県]][[下関市]])<br /> |-<br /> |第35回||{{0}}9月{{0}}4日||決戦・壇ノ浦||[[壇ノ浦の戦い|壇ノ浦古戦場]](山口県下関市)<br /> |-<br /> |第36回||{{0}}9月11日||源平無常||一木正恵||[[赤間神宮]](山口県下関市)<br /> |-<br /> |第37回||{{0}}9月18日||平家最後の秘密||木村隆文||[[長楽寺 (京都市)|長楽寺]](京都市東山区)<br /> |-<br /> |第38回||{{0}}9月25日||遠き鎌倉||大関正隆||[[興福寺]]([[奈良県]][[奈良市]])<br /> |-<br /> |第39回||10月{{0}}2日||涙の腰越状||黛りんたろう||[[満福寺 (鎌倉市)|満福寺]](鎌倉市)<br /> |-<br /> |第40回||10月{{0}}9日||血の涙||一木正恵||[[朝比奈切通し|朝夷奈切通し]](鎌倉市)<br /> |-<br /> |第41回||10月16日||兄弟絶縁||rowspan=2|柳川強||平宗盛胴塚(滋賀県[[野洲市]])&lt;br /&gt;義経元服池(滋賀県[[竜王町]])<br /> |-<br /> |第42回||10月23日||鎌倉の陰謀||[[大山祇神社]]([[愛媛県]][[今治市]])<br /> |-<br /> |第43回||10月30日||堀川夜討||大杉太郎||[[若宮八幡宮社]](京都市東山区)<br /> |-<br /> |第44回||11月{{0}}6日||静よさらば||rowspan=2|木村隆文||[[吉水神社]](奈良県[[吉野町]])<br /> |-<br /> |第45回||11月13日||夢の行く先||[[静神社]](京都府[[京丹後市]])&lt;br /&gt;[[神泉苑]](京都市)<br /> |-<br /> |第46回||11月20日||しずやしず||黛りんたろう||[[羽黒神社 (栃尾市)|羽黒神社]]&lt;br /&gt;静御前の墓([[新潟県]][[栃尾市]])<br /> |-<br /> |第47回||11月27日||安宅の関||柳川強||[[安宅の関]]([[石川県]][[小松市]])&lt;br /&gt;[[如意の渡し|如意の渡]](富山県[[高岡市]])<br /> |-<br /> |第48回||12月{{0}}4日||北の王者の死||木村隆文||[[須須神社]](石川県[[珠洲市]])<br /> |-<br /> |最終回||12月11日||新しき国へ||黛りんたろう||[[義経堂]](岩手県平泉町)<br /> |-<br /> !colspan=&quot;6&quot;|平均視聴率19.4%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)&lt;ref name=&quot;VR&quot;/&gt;<br /> |-<br /> |}<br /> <br /> === 総集編 ===<br /> [[2005年]][[12月24日]]、[[12月25日|25日]]に放送。滝沢が義経と邂逅する新撮映像と主従座談会の一部が番組の前後に追加された。<br /> <br /> {|class=wikitable align=center<br /> !放送回!!放送日!!放送時間!!題<br /> |-<br /> !第1部<br /> |12月24日||19:30 - 20:45||義経誕生<br /> |-<br /> !第2部<br /> |12月25日||16:45 - 18:00||軍神降臨<br /> |-<br /> !第3部<br /> |12月25日||19:30 - 20:45||英雄伝説<br /> |}<br /> <br /> *主従座談会(2005年12月16日 21:15 - 21:58 24日 13:05 - 13:48)<br /> &lt;!-- [[プロジェクト:大河ドラマ]]の方針でドラマの内容と史実や学説・原作および他作品との比較は原則として記載しないことになっておりますのでコメントアウト致します。(2014年4月12日)<br /> <br /> ==ドラマの描写と異説==<br /> 義経及び周囲の人々の生涯については、歴史的資料及び軍記物語などに残された記述にそれぞれ、かなりの相違がある。そこで、このドラマで採用された解釈と、それとは異なる歴史的あるいは物語上の解釈とを以下にまとめる。全体としてはドラマで採用された解釈が歴史学会の通説に即している場合もあるが、通説に矛盾した後世の創作と考えられる解釈をとっている場合もある。なお「うつぼ」などのこのドラマ固有の架空の登場人物については省略する。<br /> <br /> &lt;div class=&quot;references-small&quot;&gt;<br /> {|class=wikitable<br /> |-<br /> !題材<br /> !ドラマによる描写<br /> !異説による描写<br /> |-<br /> |義経の師匠<br /> |鞍馬山の天狗の[[鬼一法眼]]<br /> |師匠は[[鞍馬天狗]]。法眼は[[陰陽道]]の法師で伝家の兵書『[[六韜]]』の持ち主で人間。義経の師匠ではない。義経は法眼の娘と通じて『六韜』を盗み学んだ。(『[[義経記]]』他)<br /> |-<br /> |弁慶が比叡山を出た理由<br /> |比叡山と園城寺の抗争の首謀者として(本当は首謀者ではないのに)責任を取らされた。<br /> |弁慶の乱暴狼藉があまりにひどかったので追い出された。(『義経記』)<br /> |-<br /> |殿下乗合事件<br /> |重盛は激怒し、息子資盛の報復をした。<br /> |重盛が制止したが清盛が報復した。(『[[平家物語]]』)※ただし、この場合ドラマの方が史実に忠実。[[殿下乗合事件]]参照。<br /> |-<br /> |義経の[[元服]]<br /> |父[[源義朝]]が殺された、[[尾張国]][[知多郡]][[野間]]で元服。<br /> |『[[平治物語]]』では[[近江国]][[蒲生郡]](今の[[竜王町]])鏡の宿で元服。&lt;br /&gt;『義経記』では頼朝の母の実家[[尾張国]][[熱田神宮]]で元服。<br /> |-<br /> |清盛の遺言<br /> |「頼朝の首を墓前に供えよ」との遺言を、一門の結束を強めるために時子が捏造する。<br /> |「頼朝の首を墓前に供えよ」と遺言する。(『平家物語』)&lt;ref&gt;今日では、この遺言の存在自体は当時の武家の慣習からして文学的創作ではないかと、歴史学上疑問がもたれている。&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |義仲が死の直前に巴と別れた理由<br /> |義高のことを巴に任せるため。<br /> |死ぬときまで女を連れていたと言われては恥だと考えたため。(『平家物語』)&lt;br /&gt;巴は女なので逃げる道もあるだろうと考えたため、形見の小袖を故郷の木曾に届けるよう命令した。(能の『[[巴 (能)|巴]]』)&lt;ref&gt;ちなみに[[手塚治虫]]の『[[火の鳥 (漫画)|火の鳥]] 乱世編』には別れのシーンはないが、義仲は今際の際にドラマと同様、息子のことを巴に頼む。&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |義仲の最期<br /> |追い詰められて応戦。額を矢で打ち抜かれて死ぬ。<br /> |深田に馬の脚を取られた所に額を矢で射られた。(『平家物語』)&lt;br /&gt;自害。(能の『[[巴 (能)|巴]]』)<br /> |-<br /> |義経の実母・[[常盤御前]]<br /> |[[治承・寿永の乱|源平戦]]間に病死。<br /> |義経の都落ちの後、義経の妹と共に鎌倉方に一時拘束されている。(『[[吾妻鏡]]』)<br /> |-<br /> |扇の的<br /> |能子([[廊御方]])が小舟で現れ、[[那須与一]]が扇を射落とした。平家はそのまま退却。<br /> |美女が小舟で現れ、[[那須与一]]が扇を射落とした。その後、平家の武者が与一を褒め称えて舞を舞ったが、義経の命令により与一が武者を射殺した。激怒した平家は再び源氏と戦う。(『平家物語』)<br /> |-<br /> |[[壇ノ浦の戦い]]での八艘跳び<br /> |[[平知盛]]に追い詰められて飛んでいる。&lt;ref&gt;『吾妻鏡』では教経は一の谷で戦死したとされるので解釈は近い。ちなみに[[手塚治虫]]の『火の鳥 乱世編』でも知盛が追い詰めている。&lt;/ref&gt;<br /> |[[平教経]]に追い詰められて飛んでいる(『平家物語』)&lt;ref&gt;『玉葉』では教経は一の谷で死んでいないとされるので矛盾はない。&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |[[安徳天皇]]の入水<br /> |[[壇ノ浦の合戦]]で入水したのは、すり替えられた弟・[[守貞親王]]。&lt;ref&gt;『平家物語』は、維盛の息子・[[平六代|六代]]が斬られて平家の血筋が絶えることで物語を終えるが、この設定では源氏の滅亡後まで平家の血筋が残されたことになる。また、ドラマでは触れられていないが、[[承久の乱]]後に[[後堀河天皇]]の父親として[[院政]]を行った[[後高倉院]]が実は安徳天皇だったことになる。&lt;/ref&gt;<br /> |安徳天皇は壇ノ浦で入水した。&lt;ref&gt;安徳天皇が実は生きて残っていたという伝説は全国に残り、歌舞伎の『[[義経千本桜]]』でも生きていたという説を採っているが、どうやって生き残ったのか明らかにしていない。&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |京での戦<br /> |頼朝の命で[[土佐坊昌俊]]が義経を襲ったことを聞いたが、京が戦場になるのを避けるため、頼朝と戦わなかった。<br /> |頼朝の命で土佐坊昌俊が義経を襲ったことを聞いた後、叔父の源行家らとともに京で頼朝打倒の旗を挙げた。[[源義経]]参照。<br /> |-<br /> |義経の正妻・[[郷御前]]<br /> |頼朝との対立時に鎌倉へ帰された。<br /> |義経一行とともに[[平泉]]へ落ち延び、娘とともに義経に殉じる。(『吾妻鏡』)<br /> |-<br /> |舟弁慶<br /> |知盛の亡霊を退散。難破の後吉野へ。師匠の鬼一法眼が義経一行を助ける。吉野で静が別れを申し出たため、静と別れる。<br /> |吉野で弁慶が静と別れることを提案したため、静と別れる。その後、知盛の亡霊を退散。(能の『舟弁慶』)&lt;ref&gt;『義経記』でも、静との別れは弁慶が提案したことになっている。&lt;/ref&gt;義経の師匠は登場せず。&lt;ref&gt;能の『[[鞍馬天狗 (能)|鞍馬天狗]]』では、義経の師匠である鞍馬天狗が後に義経を助けることを約束しているので、ドラマの描写はあるいはこの影響かも知れない。&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |忠信の死<br /> |静を京に送る役目を任されて義経と別れたが、静を鎌倉方に奪われ、静を取り返すべく奮戦して死ぬ。<br /> |吉野で義経の身代わりとなって踏み止まり、義経一行を逃がす。都に潜伏した所を鎌倉側に発見され、奮戦したのち六条堀川で自害。(『義経記』)<br /> |-<br /> |鶴岡八幡宮の舞<br /> |静は子を出産するが殺される。その後、頼朝の前で舞を舞う。ドラマの頼朝は従来と違い、静の舞を終始無言で見つめているだけで、激怒する描写はない。政子は女性としての立場から、彼女を称賛している。<br /> |『吾妻鏡』では先に舞、後で子を出産し殺される。ただし、ドラマの順番は『義経記』と同じ。また、舞を見た際の反応は、政子の場合はドラマと同様だが、頼朝はドラマと違い激怒し、政子になだめられている。<br /> |-<br /> |木曽義仲の愛妾・[[巴御前]]<br /> |落ち延びて北陸の村で第二の人生を送る。<br /> |鎌倉方に捕らえられ、[[和田義盛]]の妻になってその子を産み、[[和田合戦|義盛の挙兵による敗死]]後は尼僧になったという説がある。(『[[源平盛衰記]]』)&lt;ref&gt;ただし、『吾妻鏡』による義盛の子の生年に合わないので、後世の創作とされている。&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |安宅<br /> |関守の富樫は山伏達の正体に気付いたが、泣きながら義経を打擲する弁慶に感動したので不問にした。<br /> |ドラマの描写は歌舞伎の『[[勧進帳]]』に基づいているが、『勧進帳』のもとになった『義経記』や能の『安宅』では単に関守が騙されただけであり、義経であることが見破られる記述は越中の如意の渡しでのことになっている。<br /> |-<br /> |[[伊勢義盛|伊勢三郎]]<br /> |[[衣川 (岩手県)|衣川]]で義経を守って討ち死に。&lt;ref&gt;『義経記』と同様の解釈である。&lt;/ref&gt;<br /> |義経一行が平泉に向かうときにはぐれ、畿内で捕らえられて[[梟首]]。(『[[玉葉]]』)<br /> |-<br /> |義経の最期([[衣川館|衣川の館]])<br /> |主従で抗戦の後に一人で自刃。<br /> |抗戦せず、正妻の郷御前と実娘とともに自害。(『吾妻鏡』)<br /> |}<br /> *[[平敦盛]]や[[平教経]]などは登場せず、敦盛と[[熊谷直実]]との一騎討ちは描かれていない。<br /> *屋島の戦いでは「弓流し」のエピソードが描かれなかった。<br /> *主要な登場人物でも、史談で有名なエピソードが描かれなかったケースとして、[[梶原景季]]が挙げられる。景季はドラマの早い段階で登場して義経主従と関係していたが、その最も有名なエピソードである[[宇治川の戦い]]における[[佐々木高綱]]との先陣争いが省かれ、鉦を演奏していたとのエピソードがある[[鶴岡八幡宮]]での静の舞のシーンにも登場しなかった。<br /> &lt;/div&gt;--&gt;<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{reflist}}<br /> <br /> == 関連商品 ==<br /> === 書籍 ===<br /> * NHK大河ドラマ・ストーリー 義経 前編<br /> * NHK大河ドラマ・ストーリー 義経 後編<br /> <br /> === CD ===<br /> *NHK大河ドラマ「義経」音楽絵巻(オリジナル・サウンド・トラック) - [[エイベックス・グループ|エイベックス株式会社]]<br /> <br /> === DVD ===<br /> *義経 完全版 第壱集 - [[ジェネオンエンタテインメント|ジェネオンエンタテインメント株式会社]]<br /> *義経 完全版 第弐集 - ジェネオンエンタテインメント株式会社<br /> *義経 総集編 - [[アミューズソフトエンタテインメント|アミューズソフトエンタテインメント株式会社]]<br /> <br /> == 関連イベント ==<br /> === 車体広告 ===<br /> [[画像:Keihan-8000 by MASA.jpg|thumb|right|250px|京阪電車 8000系「義経」。]]<br /> *京阪電車 8000系 「義経」(2005年1月 - 11月)「弁慶」「静」(2005年2月 - 12月)<br /> *山陽電車 5000系 「源平号」(2005年3月 - 11月)<br /> <br /> ==外部リンク==<br /> *[http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009010523_00000 大河ドラマ 義経 - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス]<br /> <br /> {{前後番組<br /> |表スタイル=width:80%;margin:1em auto;font-size:smaller<br /> |放送局=[[日本放送協会|NHK]]<br /> |放送枠=[[大河ドラマ]]<br /> |番組名=義経<br /> |前番組=[[新選組!]]<br /> |次番組=[[功名が辻_(NHK大河ドラマ)|功名が辻]]<br /> }}<br /> <br /> {{大河ドラマ}}<br /> {{日刊スポーツ・ドラマグランプリ作品賞}}<br /> {{DEFAULTSORT:よしつね}}<br /> [[Category:大河ドラマ]]<br /> [[Category:2005年のテレビドラマ]]<br /> [[Category:NHK盛岡|大]]<br /> [[Category:NHK高松|大]]<br /> [[Category:NHK広島|大]]<br /> [[Category:宮尾登美子原作のテレビドラマ]]<br /> [[Category:岩手県を舞台とした作品]]<br /> [[Category:源義経を題材とした作品]]<br /> [[Category:テレビドラマ連動データ放送]]<br /> [[Category:滝沢秀明]]</div> 118.238.227.34 ストロベリー・オンザ・ショートケーキ 2018-07-04T01:04:27Z <p>118.238.227.34: </p> <hr /> <div>{{混同|strawberry shortcakes}}<br /> {{基礎情報 テレビ番組<br /> | 番組名 = ストロベリー・オンザ・ショートケーキ<br /> | 画像 = <br /> | 画像説明 = <br /> | ジャンル = [[テレビドラマ]]<br /> | 放送時間 = 金曜日22:00 - 22:54<br /> | 放送分 = 54<br /> | 放送枠 = 金曜ドラマ (TBS)<br /> | 放送期間 = [[2001年]][[1月12日]] - [[3月16日]]<br /> | 放送回数 = 10<br /> | 放送国 = {{JPN}}<br /> | 制作局 = [[TBSテレビ|TBS]]<br /> | 企画 = <br /> | 製作総指揮 = <br /> | 監督 = <br /> | 演出 = [[土井裕泰]]&lt;br /&gt;[[松原浩]]<br /> | 原作 = <br /> | 脚本 = [[野島伸司]]<br /> | プロデューサー = [[伊藤一尋]]<br /> | 出演者 = [[滝沢秀明]]&lt;br /&gt;[[深田恭子]]&lt;br /&gt;[[内山理名]]&lt;br /&gt;[[窪塚洋介]]&lt;br /&gt;[[石田ゆり子]]<br /> | 音声 = <br /> | 字幕 = <br /> | データ放送 = <br /> | OPテーマ = [[ABBA]]「チキチータ」<br /> | EDテーマ = ABBA「S.O.S.」<br /> | 時代設定 = <br /> | 外部リンク = <br /> | 外部リンク名 = <br /> | 特記事項 = <br /> }}<br /> 『&#039;&#039;&#039;ストロベリー・オンザ・ショートケーキ&#039;&#039;&#039;』は、[[2001年]][[1月12日]]から[[3月16日]]まで毎週金曜日22:00 - 22:54([[日本標準時|JST]])に、[[TBSテレビ|TBS]]系の「[[金曜ドラマ (TBS)|金曜ドラマ]]」枠で放送された日本の[[テレビドラマ]]&lt;ref&gt;[https://kotobank.jp/word/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD-717247 ストロベリー・オンザ・ショートケーキ]コトバンク&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 概要 ==<br /> [[野島伸司]]による脚本。[[ABBA]]の楽曲をテーマソングとして使用した事でも話題になった。<br /> <br /> ちなみに題名を『ストロベリー·オンザ·ショートケーキ』の頭文字をとって『S.O.S.』と表記して使用したりしており、主題歌の題名とかけて、作品が少年少女達が日常生活で「助けを求めるシグナル」を発している様子を描いている事を暗示している。<br /> <br /> この作品を収録したDVD版がリリースされている&lt;ref&gt;[http://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA00007Z1CL ストロベリー・オンザ・ショートケーキ]TSUTAYA公式サイト&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == ストーリー ==<br /> ダテ眼鏡をかけ「もう1人の自分」を演じる気弱な高校生、まなと([[滝沢秀明]])はある日父親の再婚により義理の妹、唯([[深田恭子]])と同居する事になる。まなとに片思いする遥([[内山理名]])、唯に片思いするまなと、佐伯([[窪塚洋介]])に片思いする唯、真理子([[石田ゆり子]])に片思いする佐伯…と片思いの連鎖を描いている。<br /> <br /> == キャスト ==<br /> 年齢は公式サイトにて&lt;ref&gt;[https://web.archive.org/web/20010602212335/http://www.tbs.co.jp/sos2001/index_top.htm 公式サイト・キャスト]&lt;/ref&gt;<br /> === 主要人物 ===<br /> ; 入江まなと〈18〉<br /> : 演 - [[滝沢秀明]]<br /> : 高校3年生。退屈な毎日を送っているが、その原因は自分自身にあることは分かっている。イジメにあっても、それはイジメられ役を演じているのだと思いこもうとしている。そんなまなとの前に不思議な少女・三沢唯が現れた。<br /> ; 三沢(入江)唯〈17〉<br /> : 演 - [[深田恭子]]<br /> : まなとの前に突如現れた不思議な少女。高校2年生。自分の気持ちに正直な女の子。ショートケーキでは、真っ先に好きな苺から食べてしまうタイプ。まなとの同級生・哲也に想いを募らせる。哲也にフラれた直後、[[摂食障害]]をおこして倒れてしまう。<br /> ; 沢村遥〈18〉<br /> : 演 - [[内山理名]]<br /> : まなと、哲也と同級生。まなとの隣の家に住んでおり、幼なじみでもある。まなとへの想いをずっと胸に秘めてきた。唯とは対照的な女の子。ショートケーキを食べる時、苺を最後までとっておくタイプ。ふりむいてくれたまなとを一生懸命愛そうとする。<br /> ; 佐伯哲也〈20〉<br /> : 演 - [[窪塚洋介]]<br /> : まなとの同級生で資産家の一人息子。両親が海外赴任中のため、高級マンションで一人暮しをしている。高校は2年ダブッている。留年の理由は担任の浅見真理子を愛しているため、卒業しないでいる。<br /> ; 浅見真理子〈28〉<br /> : 演 - [[石田ゆり子]]<br /> : まなと、哲也、遥の担任教師。交通事故で亡くなった婚約者のことが忘れられず、その淋しさのために、生徒の哲也とつきあう。しかし、そんないい加減な自分の気持ちにイヤ気がさし、哲也との関係に後悔を感じ始める。<br /> <br /> === 入江家 ===<br /> ; 入江憲吾〈43〉<br /> : 演 - [[永島敏行]]<br /> : まなとの父。一流企業の部長。前妻とは離婚して、まなとと2人暮らしをしていた。故郷で開かれた同窓会で、百合江と出会い再婚する。<br /> ; 入江百合江〈43〉<br /> : 演 - [[岡田奈々]]<br /> : 唯の母。旧姓:三沢。前夫を交通事故で亡くしている。同窓会で久しぶりに出会った憲吾と再婚する。新潟から上京。再婚後、病死してしまう。<br /> <br /> === その他 ===<br /> * 水野妙子 - [[林知花]]<br /> * 沢村悟(遥の弟) - [[有馬優人]]<br /> * 白井孜 - [[榊原利彦]]<br /> * 皆川志穂 - [[中村麻美]]<br /> * 室井悦夫 - [[松尾政寿]]<br /> <br /> == スタッフ ==<br /> * 脚本 - [[野島伸司]]<br /> * 音楽 - [[千住明]]<br /> * 演出 - [[土井裕泰]]、[[松原浩]]<br /> * 主題歌 - [[ABBA]]「チキチータ」(オープニング)、「[[SOS (ABBAの曲)|SOS]]」(エンディング)<br /> * 協力 - [[東通]]、[[アックス (会社)|アックス]]、[[緑山スタジオ・シティ]]<br /> * プロデューサー - [[伊藤一尋]]<br /> * 制作 - TBSエンタテインメント(現・[[TBSテレビ]])<br /> * 製作著作 - TBS<br /> <br /> == 放送日程 ==<br /> {| class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:center&quot;<br /> |-<br /> !各話!!放送日!!サブタイトル!!演出!!視聴率<br /> |-<br /> |第1話<br /> |2001年1月12日<br /> |永遠の片思い<br /> |rowspan=&quot;3&quot;|土井裕泰<br /> |17.8%<br /> |-<br /> |第2話<br /> |2001年1月19日<br /> |苺のキッス<br /> |&lt;span style=&quot;color:red&quot;&gt;18.4%<br /> |-<br /> |第3話<br /> |2001年1月26日<br /> |セックスのフシギ<br /> |17.1%<br /> |-<br /> |第4話<br /> |2001年2月{{0}}2日<br /> |好きな人は誰ですか?<br /> |rowspan=&quot;2&quot;|松原浩<br /> |17.2%<br /> |-<br /> |第5話<br /> |2001年2月{{0}}9日<br /> |彼が妹を抱いた朝<br /> |&lt;span style=&quot;color:blue&quot;&gt;15.7%<br /> |-<br /> |第6話<br /> |2001年2月16日<br /> |雨のバレンタイン<br /> |rowspan=&quot;2&quot;|土井裕泰<br /> |17.8%<br /> |-<br /> |第7話<br /> |2001年2月23日<br /> |嘘とジェラシー<br /> |17.0%<br /> |-<br /> |第8話<br /> |2001年3月{{0}}2日<br /> |壊れていく二人<br /> |rowspan=&quot;2&quot;|松原浩<br /> |17.2%<br /> |-<br /> |第9話<br /> |2001年3月{{0}}9日<br /> |助けてください妹を<br /> |16.8%<br /> |-<br /> |最終話<br /> |2001年3月16日<br /> |雪国のSOS<br /> |土井裕泰<br /> |17.8%<br /> |-<br /> !colspan=&quot;5&quot;|平均視聴率 17.3%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)<br /> |}<br /> <br /> == 韓国ドラマ ==<br /> {{基礎情報 テレビ番組<br /> | 番組名 = S.O.S私を助けて&lt;br&gt;S.O.S 나를 구해줘<br /> | 画像 = <br /> | 画像説明 = <br /> | ジャンル = [[テレビドラマ]]<br /> | 放送時間 = 水曜、木曜日23:00 - <br /> | 放送分 = <br /> | 放送枠 = <br /> | 放送期間 = [[2014年]][[11月12日]] - [[12月18日]]<br /> | 放送回数 = 12<br /> | 放送国 = {{KOR}}<br /> | 制作局 = [[韓国放送公社]](KBS N)<br /> | 企画 = <br /> | 製作総指揮 = <br /> | 監督 = <br /> | 演出 = [[イ・ワォニグ]]<br /> | 原作 = <br /> | 脚本 = [[バク・ユンフ]]<br /> | プロデューサー = <br /> | 出演者 = [[アン・ヨンジュン]]&lt;br /&gt;[[ギム・ボラ]]&lt;br /&gt;[[ノ・ヘンハ]]<br /> | 音声 = <br /> | 字幕 = <br /> | データ放送 = <br /> | OPテーマ = <br /> | EDテーマ = <br /> | 時代設定 = <br /> | 外部リンク = http://www.kbsn.co.kr/drama/sos/<br /> | 外部リンク名 = S.O.S私を助けて<br /> | 特記事項 = <br /> }}<br /> {{韓国の事物|<br /> |title=S.O.S私を助けて<br /> |alphabet-type=[[英語|英]]題<br /> |alphabet=Strawberry On The Shortcake<br /> |hangeul=S.O.S 나를 구해줘<br /> |hanja=<br /> |katakana=エスオエス ナルル グヘジュオ<br /> |latin =SOS Naleul Guhaejwo<br /> |hiragana=エスオーエスわたしをたすけて<br /> }}<br /> [[2014年]][[11月12日]]から[[12月18日]]まで毎週水曜、木曜日23:00 に[[KBSテレビ|KBS N]]で放送された韓国のリメイク[[テレビドラマ]]&lt;ref&gt;[http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2007462 韓国版「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」成功したリメイク作になれるだろうか]Kstyle&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> === キャスト ===<br /> ==== 主要人物 ====<br /> ; キム·ジフン:[[アン・ヨンジュン]]<br /> ; ジョン·ユイ:[[ギム・ボラ]]<br /> ; ギム·ダヨウン:[[ノ・ヘンハ]]<br /> ; ユ·ジェイン:[[グァンス]]<br /> ; マ·ユニ:[[アン·ヘギョン]]<br /> ; キム·ジウォン:[[ソン・オジェドク]]<br /> ; イ·サンミ:[[イ・カンフイ]]<br /> ; パク·チョンジュン:[[キム·キュジョン]]<br /> ==== その他の学校の人々 ====<br /> ; チェ·フイジョン:[[イム·ユンジョン]]<br /> ; イ·ヨンリム:[[キム·ヘウォン]]<br /> ; ギム·ギュヒョン:[[バク·テヨン]]<br /> ; キム·ミンジェ:[[バク·ジャンシク]]<br /> ; バク·チャンフィ:[[キム·ハンス]]<br /> ; バク·チョルヒョン:[[バクグァンジェ]]<br /> ; イ·ミョンスク:[[カン·インア]]<br /> ; ギム·ソジン:[[ホン·セヨン]]<br /> <br /> == 脚注・出典 ==<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * [https://web.archive.org/web/20010601025652/http://www.tbs.co.jp/sos2001/ ストロベリー・オンザ・ショートケーキ - TBS] - 2001年6月1日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]<br /> * [http://www.tbs.co.jp/drama_archive/sos2001/index-j.html ストロベリー・オンザ・ショートケーキ - TBS Drama Archive]<br /> <br /> {{TBS金曜ドラマ (1989年以降)}}<br /> {{深田恭子}}<br /> {{前後番組<br /> |放送局=[[TBSテレビ|TBS]]系<br /> |放送枠=[[金曜ドラマ (TBS)|金曜ドラマ]]<br /> |番組名=ストロベリー・オンザ・ショートケーキ&lt;br /&gt;(2001.1.12 - 2001.3.16)<br /> |前番組=[[真夏のメリークリスマス]]&lt;br /&gt;(2000.10.13 - 2000.12.15)<br /> |次番組=[[昔の男]]&lt;br /&gt;(2001.4.13 - 2001.6.29)<br /> }}<br /> {{リダイレクトの所属カテゴリ<br /> |collapse=<br /> |redirect1=S.O.S私を助けて<br /> |1-1 = 韓国のテレビドラマ<br /> |1-2 = 2014年のテレビドラマ<br /> |1-3 = 韓国放送公社のテレビドラマ<br /> |1-4 = リメイクドラマ<br /> }}<br /> {{DEFAULTSORT:すとろへりいおんさしよおとけえき}}<br /> <br /> [[Category:TBS金曜ドラマ]]<br /> [[Category:2001年のテレビドラマ]]<br /> [[Category:恋愛ドラマ]]<br /> [[Category:義兄弟姉妹の恋愛を扱った作品]]<br /> [[Category:教師と生徒の恋愛を扱った作品]]<br /> [[Category:野島伸司脚本のテレビドラマ]]<br /> [[Category:滝沢秀明]]</div> 118.238.227.34 太陽の季節 2018-06-21T01:23:24Z <p>118.238.227.34: </p> <hr /> <div>{{Otheruses|日本の小説|[[ずうとるび]]の楽曲|太陽の季節 (ずうとるびの曲)|}}<br /> {{性的}}<br /> {{基礎情報 書籍<br /> | title = 太陽の季節<br /> | orig_title = Season of the Sun<br /> | image = &lt;!-- 画像(「[[」「]]」や「画像:」「Image:」は不要) --&gt;<br /> | image_size = &lt;!-- 画像の幅(「px」は不要) --&gt;<br /> | image_caption = &lt;!-- 画像の概要 --&gt;<br /> | author = [[石原慎太郎]]<br /> | translator = &lt;!-- 訳者 --&gt;<br /> | illustrator = &lt;!-- イラスト --&gt;<br /> | published = [[1956年]][[3月15日]]<br /> | publisher = [[新潮社]]<br /> | genre = [[短編小説]]<br /> | country = {{JPN}}<br /> | language = [[日本語]]<br /> | type = [[ハードカバー|上製本]] 紙装<br /> | pages = &lt;!-- ページ数 --&gt;<br /> | preceded_by = &lt;!-- 前作 --&gt;<br /> | followed_by = &lt;!-- 次作 --&gt;<br /> | website = &lt;!-- 公式サイト --&gt;<br /> | id = &lt;!-- 基本的に書籍のISBNを記入します。 --&gt;<br /> | id2 = &lt;!-- 基本的に書籍のISBNを記入します。 --&gt;<br /> | id2type = &lt;!-- 「id2」に記載したデータを持つ書籍の出版形態を記入します。「id2」と共に使ってください。 --&gt;<br /> | portal1 = 文学<br /> | portal2 = <br /> | portal3 = <br /> | portal4 = <br /> | portal5 = <br /> }}<br /> 『&#039;&#039;&#039;太陽の季節&#039;&#039;&#039;』(たいようのきせつ)は、[[石原慎太郎]]の[[短編小説]]。裕福な家庭に育った若者の無軌道な生活を通して、[[感情]]を物質化する新世代を描いた作品で、石原の出世作である。ストーリーが倫理性に欠けることで、発表されるや[[文壇]]のみならず一般社会にも賞賛と非難を巻き起こした&lt;ref name=&quot;sano&quot;&gt;[[佐野眞一]]『てっぺん野郎―本人も知らなかった石原慎太郎』([[講談社]]、2003年)&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> [[1955年]](昭和30年)、文芸雑誌『[[文學界]]』7月号に掲載され、第1回(1955年度)[[文學界新人賞]]を受賞。翌年1956年(昭和31年)1月23日には、第34回(1955年下半期)[[芥川龍之介賞|芥川賞]]を受賞。単行本は1956年(昭和31年)3月15日に[[新潮社]]より刊行された。文庫版は新潮文庫で刊行されている。<br /> <br /> == 作品成立・概要 ==<br /> ストーリーは石原慎太郎の弟・[[石原裕次郎]]が、ある仲間の噂話として慎太郎に聞かせた話が題材になっているという。また、文芸誌に発表した処女作『[[灰色の教室]]』にも、本作の題材になった話が1エピソードとして収録されている(ただし、登場人物の名前は異なる)。<br /> <br /> 雑誌掲載時、題名の横に、「健康な無恥と無倫理の季節! 眞の戦後派青年像は生れた」という[[キャッチコピー]]が付され&lt;ref name=&quot;sano&quot;/&gt;、単行本が刊行されると芥川賞受賞も相まり、[[ベストセラー]]となった。なお、この時代は[[神武景気]]といわれる好景気で、1956年(昭和31年)度の「[[経済白書]]」には、「もはや戦後ではない」という文言が記された時代であった&lt;ref name=&quot;sano&quot;/&gt;。単行本・文庫本を合わせた現在までの発行部数は100万部を越える。<br /> <br /> 1956年(昭和31年)5月に[[#映画|映画]]化され人気を博すが、その内容が問題になり、制作者の内部機関だった「映画倫理規程管理委員会」が外部の第三者も参加する「映画倫理管理委員会」&lt;small&gt;(現・[[映画倫理委員会]])&lt;/small&gt;と改められるきっかけとなる&lt;ref&gt;{{Cite web|url = http://www.eirin.jp/outline/index.html|title = 映倫の概要|publisher = [[映画倫理委員会]]|accessdate = 2013-10-03}}{{リンク切れ|date=2017年10月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 石原が幼少期を過ごした[[神奈川県]][[逗子市]]の逗子海岸には、「太陽の季節 ここに始まる」という彼の自筆が入った[[モニュメント]]が建立されている。<br /> <br /> [[2002年]](平成14年)に[[#テレビドラマ|テレビドラマ]]化されたが、ストーリーは小説と全く異なる。<br /> <br /> == あらすじ ==<br /> 高校生・津川竜哉は[[バスケットボール|バスケット]]部から[[ボクシング]]部に転部し、ボクシングに熱中しながら部の仲間と[[タバコ]]・[[酒]]・[[バクチ]]・女遊び・喧嘩の自堕落な生活を送っている。街で[[ナンパ]]した少女の英子と[[肉体関係 (隠語)|肉体関係]]を結び、英子は次第に竜哉に惹かれていく。だが竜哉は英子に付き纏われるのに嫌気がさし、英子に関心を示した兄・道久に彼女を5千円で売りつける。それを知った英子は怒って道久に金を送り付け、3人の間で金の遣り取り(契約)が繰り返される。<br /> <br /> ところが英子が竜哉の子を身籠ったことがわかり、[[妊娠中絶]]手術を受ける。手術は失敗し英子は[[腹膜炎]]を併発して死亡した。[[葬式]]で竜哉は英子の自分に対する命懸けの[[復讐]]を感じ、[[遺影]]に[[香炉]]を投げつけ、初めて[[涙]]を見せた。竜哉は学校の[[ジム]]へ行き、[[サンドバッグ|パンチングバッグ]]を打ちながら、ふと英子の言った言葉を思い出した。「何故貴方は、もっと素直に愛することが出来ないの」。竜哉はその瞬間見えた英子の[[笑顔]]の幻影を夢中で殴りつけた。<br /> <br /> == 文學界新人賞・芥川賞の選評 ==<br /> 『太陽の季節』は受賞作にはなったものの、選考委員の評価は必ずしも高いとは言えず、反倫理的な内容についても評価が分かれた。作品にみなぎる若々しい[[情熱]]が評価され激賞される一方で、同時に賛成派からも、文章の稚拙さや[[誤字]]があるなど多くの欠点が指摘されている。<br /> <br /> [[文學界新人賞]]の選評者5名中、賛成派が[[伊藤整]]、[[井上靖]]、[[武田泰淳]]の3名。反対派が[[平野謙 (評論家)|平野謙]]、[[吉田健一 (英文学者)|吉田健一]]の2名&lt;ref name=&quot;bungakukai&quot;&gt;「『太陽の季節』および[[文學界新人賞]]選評」([[文學界]] 1955年7月号に掲載)&lt;/ref&gt;。[[芥川龍之介賞|芥川賞]]の選評者9名中、賛成派が[[舟橋聖一]]、[[石川達三]]、井上靖の3名。しぶしぶ支持派が[[瀧井孝作]]、[[川端康成]]、[[中村光夫]]の3名。強固な反対派が[[佐藤春夫]]、[[丹羽文雄]]、[[宇野浩二]]の3名であった&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;&gt;「第34回芥川賞選評」(1956年1月23日)[http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/senpyo/senpyo34.htm 芥川賞-選評の概要-第34回]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> なお、[[文藝春秋]]社の内部からも否定的な声があがり、当時『[[文學界]]』の編集者だった尾関栄は、「編集部員の一人が熱烈に支持したので、芥川賞候補にノミネートしたが、個人としては好きになれなかった。性器で[[障子]]を破るシーンにしても、武田泰淳さんの『異形の者』のなかにすでに同様の場面があり、賞に値するかどうかで相当迷った」と回想している&lt;ref&gt;尾関栄([[文藝春秋 (雑誌)|文藝春秋]] 1989年2月号)&lt;/ref&gt;。刊行本が文藝春秋からでなく[[新潮社]]になったのも、当時、文藝春秋出版部長だった[[車谷弘]]が、「俺の目の黒いうちはこんなものは出せん」と出版を許さなかったからだと、同社元専務の西永達夫が語っている&lt;ref name=&quot;sano&quot;/&gt;。<br /> <br /> === 賛成派 ===<br /> [[伊藤整]]は、「いやらしいもの、ばかばかしいもの、好きになれないものでありながら、それを読ませる力を持っている人は、後にのびる」と推奨し&lt;ref name=&quot;bungakukai&quot;/&gt;、[[武田泰淳]]は、「彼は[[小説家]]より大[[実業家]]になるかも知れない」と述べている&lt;ref name=&quot;bungakukai&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[石川達三]]は、「欠点は沢山ある。気負ったところ、稚さの剥き出しになったところなど、非難を受けなくてはなるまい」、「倫理性について〈美的節度〉について、問題は残っている。しかし如何にも新人らしい新人である。危険を感じながら、しかし私は推薦していいと思った」とし、「この作者は今後いろいろな駄作を書くかも知れない。私はむしろ大胆に駄作を書くことをすすめたい。傑作を書こうとする意識はこの人の折角の面白い才能を萎縮させるかも知れない」と述べている&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[舟橋聖一]]は、「この作品が私をとらえたのは、達者だとか手法が[[映画]]的だとかいうことではなくて、一番純粋な〈快楽〉と、素直に真っ正面から取り組んでいる点だった」とし、「彼の描く〈快楽〉は、戦後の〈[[無頼]]〉とは、異質のものだ」と評している&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。また、「[[佐藤春夫]]氏の指摘したような、押しつけがましい、これでもか、これでもかの、ハッタリや嫌味があっても、非常に明るくはっきりしているこの小説の目的が、それらの欠陥を補ってあまりあることが、授賞の理由である」と述べている&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[井上靖]]は、「その力倆と新鮮なみずみずしさに於て抜群だと思った」とし、「問題になるものを沢山含みながら、やはりその達者さと新鮮さには眼を瞑ることはできないといった作品であった」、「戦後の若い男女の生態を描いた[[風俗]]小説ではあるが、ともかく一人の―こんな[[青年]]が現代沢山いるに違いない―青年を理窟なしに無造作に投げ出してみせた作品は他にないであろう」と述べている&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> === 消極的支持派 ===<br /> [[瀧井孝作]]は、「小説の構成組立に、たくみすぎ、ひねりすぎの所もあるが、若々しい情熱には、惹かれるものがあった。これはしかし読後、“わるふざけ”というような、感じのわるいものがあったが、二月号の『文學界』の『奪われぬもの』という[[スポーツ]]小説は、少し筆は弱いけれど、まともに描いた小説で、これならまあよかろうと思った」とし、「この作家は未だ若くこれからだが、只、器用と才気にまかせずに、尚勉強してもらいたい、と云いたい」と注文を出している&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[中村光夫]]は、「未成品といえば一番ひどい未成品ですが、未完成がそのまま未知の[[生命力]]の激しさを感じさせる点で異彩を放っています」と述べつつも、「常識から云えば、この文脈もところどころ怪しい。〈丁度〉を〈調度〉と書くような学生に芥川賞をあたえることは、少なくも考えものでしょう」と[[誤字]]を指摘し、「石原氏への授賞に賛成しながら、僕はなにかとりかえしのつかぬむごいことをしてしまったような、うしろめたさを一瞬感じました」、「しかしこういうむごさをそそるものがたしかにこの小説にはあります。おそらくそれが石原氏の才能でしょう」と述べている&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[川端康成]]は、「私は『太陽の季節』を推す選者に追随したし、このほかに推したい作品もなかった」とし、「第一に私は石原氏のような思い切り若い才能を推賞することが大好きである」、「極論すれば若気のでたらめとも言えるかもしれない。このほかにもいろいろなんでも出来るというような若さだ。なんでも勝手にすればいいが、なにかは出来る人にはちがいないだろう」と述べている&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> === 反対派 ===<br /> [[吉田健一 (英文学者)|吉田健一]]は、「体格は立派だが頭は[[痴呆]]の青年の生態を胸くそが悪くなるほど克明に描写した作品」と酷評し&lt;ref name=&quot;bungakukai&quot;/&gt;、「[[ハードボイルド|ハード・ボイルド小説]]の下地がこの作品にはある」とした上で、「その方を伸ばして行けば、『[[オール讀物]]』新人杯位まで行くことは先づ請け合へると思ふ」と述べている&lt;ref name=&quot;bungakukai&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[平野謙 (評論家)|平野謙]]は、「私などの老[[書生]]にはこういう世界を批評する資格がない」とさじを投げた&lt;ref name=&quot;bungakukai&quot; /&gt;。<br /> <br /> [[丹羽文雄]]は、「若さと新しさがあるというので、授賞となったが、若さと新しさに安心して、手放しで持ちあげるわけにはいかなかった。才能は十分にあるが、同時に欠点もとり上げなければ、無責任な気がする」とし、「プラス・マイナスで、結局推す気にはなれなかった。私には何となくこの作品の手の内が判るような気がする」と述べている&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[佐藤春夫]]は、「反倫理的なのは必ずも排撃はしないが、こういう風俗小説一般を文芸として最も低級なものと見ている上、この作者の鋭敏げな時代感覚も[[ジャーナリスト|ジャナリスト]]や[[興行師|興行者]]の域を出ず、決して文学者のものではないと思ったし、またこの作品から作者の美的節度の欠如を見て最も嫌悪を禁じ得なかった」とし&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;、「これでもかこれでもかと厚かましく押しつけ説き立てる作者の態度を卑しいと思ったものである。そうして僕は芸術にあっては巧拙よりも作品の品格の高下を重大視している。僕にとって何の取柄もない『太陽の季節』を人々が当選させるという多数決に対して、僕にはそれに反対する多くの理由はあってもこれを阻止する権限も能力もない」と投げやりになりながら、「僕はまたしても[[小谷剛]]を世に送るのかとその経過を傍観しながらも、これに感心したとあっては恥しいから僕は選者でもこの当選には連帯責任は負わないよと念を押し宣言して置いた」と批判している&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[宇野浩二]]は、「読みつづけてゆくうちに、私の気もちは、しだいに、索然として来た、味気なくなって来た」とし、「仮に新奇な作品としても、しいて意地わるく云えば、一種の下らぬ通俗小説であり、又、作者が、あたかも時代に(あるいは[[ジャーナリズム|ジャナリズム]])に迎合するように、(中略)〈[[拳闘]]〉を取り入れたり、ほしいままな〈[[性]]〉の遊戯を出来るだけ淫猥に露骨に、(中略)書きあらわしたり、しているからである」と批判している&lt;ref name=&quot;akutagawa&quot;/&gt;。<br /> <br /> == 作品評価・解釈 ==<br /> 『太陽の季節』は発表当時、新しい風俗として話題作となり、賛否両論で文壇を賑わせたが&lt;ref name=&quot;sano&quot;/&gt;、文学的な観点からの本格的な論究はあまり多くはない。この件について、[[奥野健男]]は文庫版の解説の中で「既成の文学者たちが、先入観を持ってこの作品を否定的に眺め、まともに取り上げようとしなかったため」と分析している。<br /> <br /> [[山本健吉]]は、「スポーツ青年の無道徳な生態」を描いた『太陽の季節』について、以下のように評している&lt;ref name=&quot;yamamoto&quot;&gt;[[山本健吉]]「文芸時評」([[読売新聞]] 1955年6月20日号に掲載)&lt;/ref&gt;。<br /> {{Quotation|これはたいへん魅力に富んだ小説だが、現代小説の行動性は、このような思考停止の状態においてしか、現われないのであろうか。似たような青年を描いても、[[三島由紀夫|三島]]は彼の抱いている小説[[美学]]の[[必然]]として現われてくるが、この小説では、完全に[[風俗]]小説的な場に風化している。そしてそれを、深刻に意味づけようとする作者の試みが、宙に浮いている。|[[山本健吉]]「文芸時評」&lt;ref name=&quot;yamamoto&quot;/&gt;}}<br /> <br /> [[村松剛]]は、[[三島由紀夫]]の『[[沈める滝]]』のドライ青年の主人公・昇が、その3か月後発表の『太陽の季節』の主人公の先駆的存在となっているとし、三島の[[文体]]が石原に影響したことを指摘している&lt;ref&gt;[[村松剛]]「解説」([[三島由紀夫]]『[[沈める滝]]』)([[新潮文庫]]、1963年。改版1970年、2004年)&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 『太陽の季節』が発表された時期、三島由紀夫は[[随筆]]の中で、[[学生]]や学校を卒業したばかりの人の中にもいる「通人」が、その知識を披露する時に能弁になり、[[無意識]]に「不自然な[[老い]]」を装う傾向となり、かつて自分自身も「学生[[文学]]通的文章」を書いていたため、そういった「若い[[趣味]]人」の文章に出会うと恥ずかしい思いがあると語り&lt;ref name=&quot;kyuka&quot;&gt;[[三島由紀夫]]『[[小説家の休暇]]』([[大日本雄弁会講談社]] ミリオン・ブックス、1955年)&lt;/ref&gt;、「学生にふさはしい趣味は、おそらく[[スポーツ]]だけであらう。そして学生にふさはしい文章は、その清潔さにおいて、[[アスリート]]的文章だけであらう。どんなに華美な[[衣裳]]をつけてゐても、下には[[健康]]な[[筋肉|筋]][[骨]]が、見え隠れしてゐなくてはならない」と考察しながら、「最近私は、『太陽の季節』といふ学生[[拳闘]]選手のことを書いた若い人の小説を読んだ。よしあしは別にして、一等私にとつて残念であつたことは、かうした題材が、本質的にまるで反対の文章、学生文学通の文章で、書かれてゐたことであつた」と評している&lt;ref name=&quot;kyuka&quot;/&gt;{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|なお、この三島の随筆を読んだ時のことを、のちに石原は回顧し、「ぼくもあの人(三島)の保護だけは受けられるような庇護本能みたいなのが、ありましたよ」と述べ&lt;ref name=&quot;ishinosaka&quot;&gt;[[石原慎太郎]]と[[野坂昭如]]の対談「三島由紀夫へのさようなら」(『闘論―君は日本をどうするのか』)([[文藝春秋]]、1975年)&lt;/ref&gt;、『太陽の季節』が上記のように三島に言及されたことに触れ、「あの人が『小説家の休暇』というソフィスティケイテッドなエッセイ集を出したときに、中にチラチラッと一、二行出てくるんですよ。それを見てぼくは文學界新人賞をもらったときよりもジーンときた。ついにこの人の目にとまったという感じがあってね」と[[野坂昭如]]に語っている&lt;ref name=&quot;ishinosaka&quot;/&gt;。}}。<br /> <br /> また『太陽の季節』発表5年後に三島はこれを本格解説し、あらためて読み返すと、多くのスキャンダルを捲き起した作品にもかかわらず、「[[純潔]]な[[少年]]小説」、「古典的な[[恋愛小説]]」としてしか読めないことに驚いたとし、「『太陽の季節』の性的無恥は、別の[[羞恥心]]にとつて代られ、その徹底したフランクネスは別の[[虚栄心]]にとつて代られ、その[[悪行]]は別の[[正義感]]にとつて代られ、一つの価値の破壊は別の価値の肯定に終つてゐる。この作品のさういふ逆説的性格が、ほとんど作者の[[宿命]]をまで[[暗示]]してゐる点に、『太陽の季節』の優れた特徴がある」と評しながら&lt;ref name=&quot;mishima&quot;&gt;[[三島由紀夫]]「解説」(『新鋭文学叢書8・石原慎太郎集』)([[筑摩書房]]、1960年)。三島由紀夫『石原慎太郎氏の諸作品』(『美の襲撃』)([[講談社]]、1961年)に所収。&lt;/ref&gt;、極度に「〈[[愛]]〉といふ[[観念]]」を怖れる竜哉は、「〈愛〉といふ観念」に奉仕するため恋愛をする「ロマンチック文学の恋人たち」とは逆だが、それはオクターヴ([[スタンダール]]の『アルマンス』の主人公)が[[勃起不全|不能]]のために「〈愛〉といふ観念」を怖れるのと同様、男女関係の進行過程に、「いやでも〈愛〉が顔を出さなければならぬといふ強迫観念」を読者に与え、それは一般的な恋愛小説の主人公が「〈心ならずも〉愛するにいたるサスペンス」と同じで、『太陽の季節』では、「英子の死」により、「〈愛〉はあからさまにその顔を現はす」と説明し、「ここに小説家の工みがあるけれど、こんな救ひのために、『太陽の季節』は作品として本質的な恐怖をもたらさない」とし、その代りに竜哉の「たえざる恐怖」が深い印象を与えると解説している&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;。<br /> <br /> また、一定の系列がある「竜哉の恐怖の対象」は、「[[情熱]]の必然的な帰結である退屈な人生」と、「情熱が必然的な帰結を辿らなかつたときの、人生と共に永い悔恨」の二つで、「この二つのどちらか一つを、人は選ぶやうに[[宿命]]づけられてゐる」と三島は説明し&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;、『太陽の季節』が「夏の短かいさかりのやうな強烈で迅速な印象」を与えたのは、この二つの「恐怖」に対する青年層の共感があり、象徴的意味を看取したためで、竜哉が「〈愛〉の観念の純粋性」を救うためには、「愛の対象」(英子)が死に、竜哉自身は「悔恨」に沈まなければならず、竜哉が「〈愛〉の観念」を全面的に受け入れるなら、「[[世俗]]に屈服」し、古い慣習的な象徴であるところの〈[[丹前]]をはだけ〉て子供を抱かなければならないという、「観念的な図式」が明確に作品に示されていると解説している&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;。また、作者・石原が意図した、その観念的図式の構成とは無関係に、竜哉が別の顔を見せる細部の美しい挿話について、以下のように評している&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;。<br /> {{Quotation|この作品そのものよりも、この物語が[[水溜り]]にうかんだ[[油]]の[[虹]]のやうに光彩を放つてゐるとすれば、その水溜りのはうで人を感動させたのだとも言へよう。従つて、この小説にちらりと顔を出す、最も美しい水溜りの一部は、固い[[腹筋]]を誇る父の腹に[[パンチ]]をくらはして[[血]]を吐かせ、その償ひに自分のめちやくちやにされた顔を示し、しかもそれが生温かい[[肉親]]の心配をしか呼び起さぬのを見て失望する竜哉の別の[[肖像画]]である。[[志賀直哉]]氏の「[[和解 (志賀直哉の小説)|和解]]」以来、かういふ美しい父子の場面は、あまり描かれたことがなかつた。|[[三島由紀夫]]「解説」(『新鋭文学叢書8・石原慎太郎集』)&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;}}<br /> <br /> さらに三島は、『太陽の季節』は[[スキャンダル|スキャンダラス]]どころか、「つつましい[[羞恥]]にみちた小説」ではないかと提起し、[[障子紙]]を破って突き出される[[男根]]の場面も、「中年の図々しい男なら、そのまま障子をあけて全身をあらはす筈」だとし、英子の愛に素直になれない竜哉の「羞恥」について以下のように解説している&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;。<br /> {{Quotation|ひたすら[[感情]]の[[バランス・シート]]の帳尻を合はせることに熱中し、恋愛の[[力学]]的操作に夢中になり、たえず自分の[[心]]をいつはり、素直さに敵対し、自分の情念のゆるみを警戒するのは、[[ストア派|ストイシズム]]の別のあらはれにすぎないではないか? 恋をごまかす[[優雅]]な冷たい身振の代りに、恋をごまかす冷たい無駄な[[性行為]]をくりかへすのは、結局、或る[[純粋]]な感情のときめきを描くために、ロマンチックの作者が[[扇]]や[[月光]]を使つたやうに、扇の代りに性行為を使つただけではなからうか?……これだけ性的能力を誇示した小説にもかかはらず、この主題が奇妙にスタンダールの不能者を扱つた小説と似てゐるのは[[偶然]]ではない。|[[三島由紀夫]]「解説」(『新鋭文学叢書8・石原慎太郎集』)&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;}}<br /> そして、その「〈愛〉の不可能と〈現実〉との関はり合ひ」という石原の「もつとも大切な主題」は、のちに発展して秀作『[[亀裂 (小説)|亀裂]]』を生むと三島は解説している&lt;ref name=&quot;mishima&quot;/&gt;。<br /> <br /> [[中森明夫]]は、『太陽の季節』の主人公・竜哉の「心性」は、「〈[[おたく]]〉(個に自閉して、他者性を欠いた心性のありようの総体)」の「[[メンタル|メンタリティー]]」と極めて近く、それはいわば、「もてる〈おたく〉、アクティブな〈おたく族〉」と呼べるかもしれないとし&lt;ref name=&quot;nakamori&quot;&gt;[[中森明夫]]「解説―石原慎太郎の墓碑銘」(『石原慎太郎の文学9 短篇集I』([[文藝春秋]]、2007年)&lt;/ref&gt;、「〈おたく〉の誕生は豊かな[[社会]]―すべて([[物質]]的に)満たされている、ゆえに[[個体|個]]に[[引きこもり]]、他者性を欠いて、決して([[精神]]的に)満たされることのない社会―という[[存在]]条件が不可欠」であるゆえに、「『太陽の季節』の主人公の心性と存在[[環境]]は、〈おたく〉の誕生に三十年は先行していたとも言える」と考察している&lt;ref name=&quot;nakamori&quot;/&gt;。また中森は、[[オウム真理教]]による[[地下鉄サリン事件]](「おたく世代の[[テロリズム|テロ]]犯罪」とも呼ばれた)の、「すべて満たされている、ゆえに変化のない[[日常生活|日常]]の息苦しさに耐えられず、[[世界]][[破壊]]を夢見る若者たちが現れる―という[[透視図]]」は、1950年代後半の石原慎太郎の『亀裂』と、[[三島由紀夫]]の『[[鏡子の家]]』、1960年の[[フェデリコ・フェリーニ]]監督の『[[甘い生活 (映画)|甘い生活]]』にすでに先見的に描かれていたと分析している&lt;ref name=&quot;nakamori&quot;/&gt;。<br /> <br /> == 太陽族と映倫 ==<br /> 『太陽の季節』の芥川賞受賞を受けて『週刊東京』誌で行なわれた石原慎太郎と[[大宅壮一]]の対談で、大宅が「&#039;&#039;&#039;[[太陽族]]&#039;&#039;&#039;」との言葉を用いたことから、特に夏の海辺で無秩序な行動をとる享楽的な若者([[慎太郎刈り]]に[[サングラス]]、[[アロハシャツ]]の格好をしている[[不良行為少年|不良集団]])のことを指す言葉として流行語化した&lt;ref&gt;{{Cite journal|和書<br /> ||author=[[難波功士]]<br /> |date=2004-03<br /> |title=戦後ユース・サブカルチャーズについて(1):太陽族からみゆき族へ<br /> |journal=関西学院大学社会学部紀要<br /> |volume=96<br /> |issue=<br /> |pages=163-178<br /> |url=http://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/attached/5291_44343_ref.pdf<br /> |format=PDF<br /> |accessdate=2011-02-13<br /> |quote=<br /> }}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> また、本作の映画化に続き制作された、同じく石原慎太郎原作の『[[処刑の部屋]]』([[1956年]]6月公開)、『[[狂った果実 (小説)|狂った果実]]』(1956年7月公開)を「&#039;&#039;&#039;太陽族映画&#039;&#039;&#039;」と称して、[[未成年者]]の観覧を禁止するなどの自主規制が各地で実施され&lt;ref&gt;「太陽族映画に反発 各地で観覧を禁止」『朝日新聞』1956年8月3日付朝刊&lt;/ref&gt;、社会現象ともなった。この「太陽族映画」規制の問題は、映画業界以外の第三者を加えた、現在の[[映画倫理委員会]](映倫)が作られるきっかけとなった。<br /> <br /> 問題の背景として「太陽族映画」を観て影響を受けたとして、青少年が[[強姦]]や暴行、不純異性行為など様々な事件を起こし社会問題化した&lt;ref&gt;[http://kangaeru.s59.xrea.com/ 少年犯罪データベース] [http://kangaeru.s59.xrea.com/31.htm 昭和31年(1956)の少年犯罪]&lt;/ref&gt;ことがあった。<br /> <br /> == 映画 ==<br /> {{Infobox Film<br /> | 作品名 = 太陽の季節<br /> | 原題 = <br /> | 画像 = Season of the Sun poster.jpg<br /> | 画像サイズ = <br /> | 画像解説 = <br /> | 監督 = [[古川卓巳]]<br /> | 脚本 = 古川卓巳<br /> | 原案 = <br /> | 原作 = [[石原慎太郎]]<br /> | 製作 = [[水の江滝子]]<br /> | 製作総指揮 = <br /> | ナレーター = <br /> | 出演者 = [[南田洋子]]、[[長門裕之]]、[[石原裕次郎]]<br /> | 音楽 = [[佐藤勝]]<br /> | 主題歌 = <br /> | 撮影 = [[伊佐山三郎]]<br /> | 編集 = 辻井正則<br /> | 製作会社 = <br /> | 配給 = [[日活]]<br /> | 公開 = {{flagicon|JPN}} [[1956年]][[5月17日]]<br /> | 上映時間 = 89分<br /> | 製作国 = {{JPN}}<br /> | 言語 = [[日本語]]<br /> | 製作費 = <br /> | 配給収入 = 1億8564万円&lt;ref&gt;『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)128頁&lt;/ref&gt;<br /> | 前作 = <br /> | 次作 = <br /> }}<br /> {{ウィキポータルリンク|映画}}<br /> [[1956年]](昭和31年)の[[日活]]作品。ストーリーは原作にほぼ忠実。なお、原作者の弟である[[石原裕次郎]]が脇役として出演しており、これがデビュー作であった。裕次郎はもともと原作に登場する文化風俗などを兄に代わって説明するような立場で関わっていたが、役者の数が足りなくなったため急遽出演することになったという。<br /> <br /> この映画は、[[長門裕之]]と[[南田洋子]]が結婚するきっかけともなった。<br /> <br /> === キャスト ===<br /> * 津川竜哉 - [[長門裕之]]<br /> * 武田英子 - [[南田洋子]]<br /> * 津川道久 - [[三島耕]]<br /> * 津川洋一 - [[清水将夫]]<br /> * 津川稲代 - [[坪内美詠子]]<br /> * 江田 - [[佐野浅夫]]<br /> * バンドマスター - [[岡田眞澄]]<br /> * 伊豆 - [[石原裕次郎]]<br /> * サッカー選手 - [[石原慎太郎]]<br /> * [[深江章喜]]<br /> <br /> === スタッフ ===<br /> * 監督 - [[古川卓巳]]<br /> * 製作 - [[水の江瀧子]]<br /> * 音楽 - [[佐藤勝]]<br /> <br /> {{-}}<br /> <br /> == アニメ ==<br /> *[[青春アニメ全集|青春アニメ]]『太陽の季節』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])<br /> **1986年(昭和61年)9月19日 金曜日 19:00 - 19:30<br /> **脚本:[[永原秀一]]。総監督:[[黒川文男]]。演出:[[石黒昇]]。音楽:[[山本純ノ介]]。製作:[[本橋浩一]]。<br /> **主題歌:[[ダ・カーポ (歌手グループ)|ダ・カーポ]]「青春は舟」「ため息」(作詞:[[なかにし礼]]。作曲:[[坂田晃一]]。編曲:[[島津秀雄]])<br /> **※ 「アニメ文学館」(全15巻)の第4巻([[田中英光]]『[[オリンポスの果実]]』と合わせて)としてビデオ(VHS、DVD)発売。<br /> <br /> === キャスト ===<br /> * 和泉英子 - [[石田えり]]<br /> * 津川竜哉 - [[矢尾一樹]]<br /> * 津川道久 - [[森功至]]<br /> * 江田 - [[堀内賢雄]]<br /> * 西村 - [[西村知道]]<br /> * 松本 - [[小野健一 (声優)|小野健一]]<br /> * サリー - [[横尾まり]]<br /> * 幸子 - [[富沢美智恵]]<br /> * 由紀 - [[堀越真己]]<br /> <br /> == テレビドラマ ==<br /> {{基礎情報 テレビ番組<br /> | 番組名 = 太陽の季節<br /> | 画像 = &lt;!-- [[File:|200px]] ※「File:」の後に画像ファイルを貼る。画像サイズの変更は「200px」の数字を変える。 --&gt;<br /> | 画像説明 = <br /> | ジャンル = [[テレビドラマ]]<br /> | 放送時間 = 日曜日21:00 - 21:54<br /> | 放送分 = 54<br /> | 放送枠 = 日曜劇場<br /> | 放送期間 = 2002年7月7日 - 9月15日<br /> | 放送回数 = 11<br /> | 放送国 = {{JPN}}<br /> | 制作局 = [[TBSテレビ|TBS]]<br /> | 企画 = <br /> | 製作総指揮 = <br /> | 監督 = <br /> | 演出 = [[土井裕泰]]&lt;br /&gt;[[吉田健]]<br /> | 原作 = <br /> | 脚本 = [[渡邉睦月]]&lt;br /&gt;[[岡本貴也]]<br /> | 音楽 = [[長谷部徹]]<br /> | プロデューサー = <br /> | 出演者 = [[滝沢秀明]]&lt;br /&gt;[[池脇千鶴]]&lt;br /&gt;[[岡田義徳]]&lt;br /&gt;[[松本莉緒]]&lt;br /&gt;[[高岡蒼甫]]&lt;br /&gt;[[松坂慶子]]<br /> | 音声 = [[ステレオ放送]]<br /> | 字幕 = <br /> | データ放送 = <br /> | OPテーマ = <br /> | EDテーマ = 滝沢秀明「キ・セ・キ」<br /> | 時代設定 = 現代<br /> | 外部リンク = <br /> | 外部リンク名 = <br /> | 特記事項 = 「[[東芝]]日曜劇場」の最終作品。<br /> }}<br /> [[2002年]](平成14年)[[7月7日]]から[[9月15日]]まで毎週日曜日21:00 - 21:54に、[[TBSテレビ|TBS]]系の「[[日曜劇場|東芝日曜劇場]]」枠で放送された。<br /> <br /> 石原の小説から題名だけを頂いた物で、内容は全くのオリジナル作品。銀行に融資を打ち切られて自殺に追い込まれた父の仇をとるため、その銀行家の息子からすべてを奪おうとする主人公・竜哉の復讐劇と、交差点で偶然出会った足に障害を持つ少女・英子との切ない恋愛を描く。<br /> <br /> このドラマを最後に[[東芝]]がスポンサーを降り(2009年10月クールの「[[JIN-仁-#テレビドラマ|JIN-仁-]]」より、複数スポンサーの一社として復帰)、東芝日曜劇場は「[[日曜劇場]]」と名称を変更した。<br /> <br /> === キャスト ===<br /> *年齢は公式サイトにて&lt;ref&gt;[https://web.archive.org/web/20021017213816/http://www.tbs.co.jp/taiyou/cast_top.html%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AE%E5%AD%A3%E7%AF%80%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BBCAST]&lt;/ref&gt;<br /> ==== 主要人物 ====<br /> ; 津川竜哉〈20〉<br /> : 演 - [[滝沢秀明]](小学生時:[[薮宏太]])<br /> : 慶徳大学3年生。父は借金を抱えて倒産の末、自殺。以来母親の手で育てられた。竜哉はバイトで家計を助けながら必死で勉強。奨学金を獲得して、都内有数の私立大学・慶徳大学経済学部に進学する。<br /> : 父は気が優しく、真面目で正義感にあふれていたが、人に騙され、悲惨な最期を迎えた。だからこそ、自分は父のようにはなりたくない。人生の勝ち組になってやる。そう心に誓った竜哉は、自分も裕福な息子だと偽り、慎二ら内部生に近づいていく。<br /> : 全てを持っている慎二に嫉妬し、慎二の婚約者であり小宮山グループ令嬢の由紀に近づくが、ある日、英子と出会い、自分を理解してくれる彼女に安心感を覚えるようになる。<br /> ; 和泉英子〈20〉<br /> : 演 - [[池脇千鶴]]<br /> : ピアニスト・和泉響子の娘として生まれてきた英子。幼いころから響子によるピアノのレッスンを受けたが才能のなさゆえに、ピアニストになることを断念。<br /> : そんな英子の楽しみは、家で子供たちにピアノを教えること。そして、作曲をすることだった。そんなある日、竜哉と出会った英子は彼の本来の姿を見抜き、一途に竜哉を愛するようになる。<br /> ; 川野耕平〈20〉<br /> : 演 - [[岡田義徳]](小学生時:堀沢憲己)<br /> : 慶徳大学1年生で、大学の駅伝部に所属。竜哉の幼なじみ。唯一竜哉の過去を知る男。<br /> : 小学生の時、いじめられっ子だった耕平をかばってくれたのが竜哉で、以来二人は無二の親友となるが、中学の途中で耕平は転校してしまう。走ることが好きで、将来ランナーを目指し、駅伝の強い慶徳大学の体育推薦を目指すが失敗。2浪の末、入学した。大学で再会した竜哉は別人のように冷たく、耕平との過去を否定する。<br /> ; 佐原慎二〈20〉<br /> : 演 - [[高岡蒼佑]]<br /> : 慶徳大学3年生。若葉銀行頭取の次男で仲間内でもナンバーワンの家柄。<br /> : 世間知らずの苦労知らずで温室育ちゆえ、人を疑うことを知らず、竜哉のことも全く疑うことなく、本当の友達だと思っている。そして、竜哉が由紀を奪おうとしていることにも気付いていない。<br /> ; 小宮山由紀〈20〉<br /> : 演 - [[松本莉緒]]<br /> : 桜女学院文学部3年生。慎二の幼なじみであり婚約者。小宮山不動産の社長令嬢で成金の一人娘。<br /> : 慎二から竜哉を紹介され、どこか陰のある、強引な竜哉にどんどん惹かれてゆく。<br /> <br /> ==== 竜哉と英子の関係者 ====<br /> ; 津川路子〈48〉<br /> : 演 - [[宮崎美子]]<br /> : 竜哉の母。夫とは恋愛結婚し、幸せな結婚生活を送っていた。しかし、夫が借金を残したまま自殺。<br /> : 相続放棄した路子は、息子・竜哉を連れて夫と暮らした町を後にして故郷に戻った。以来、女手ひとつで竜哉を育て上げる。<br /> ; 津川伊織<br /> : 演 - [[吹越満]]<br /> : 竜哉の父。故人。小さなプレス工場を細々と経営していた。家族思いで気が優しく、正義感あふれた理想の父親だった。<br /> : しかし、工場の経営に失敗、資金繰りが悪化してしまう。竜哉が小学4年生の時、二人を残して自殺を遂げる。<br /> ; 平野民代〈38〉<br /> : 演 - [[高橋ひとみ]]<br /> : 和泉家に使える住み込みの家政婦。響子に憧れ、少しでもそばにいたくて和泉家の家政婦を志望した。ゆえに主人の響子には絶対服従である一方、その娘の英子に対しては非常に厳格。<br /> ; 和泉響子〈46〉<br /> : 演 - [[松坂慶子]]<br /> : 英子の母。かつては注目されたピアニストだったが、最近では世間の辛らつな批評と自分の能力の限界に苦しんでいる。<br /> : ストイックな響子が立った一度だけ激しい恋に落ちた。だが、男は響子の元から去っていった。妊娠していた響子はたった一人で子供を産み育てることを決意する。<br /> : 英子の右足が事故で不自由になってしまったことに責任を感じ、必要以上に過保護になる。<br /> <br /> ==== 慶徳大学 ====<br /> ; 本城直人〈20〉<br /> : 演 - [[忍成修吾]]<br /> : 慶徳大学3年生。プレイボーイ、かつマメ男。携帯電話のメモリーの9割は女友達の電話番号。官僚の息子で、小学校から、慎二・吉彦・笙子たちとはずっと一緒の学校で学んできた。慎二とは特に仲がよく、唯一リスペクトしている。<br /> : しかし、竜哉の登場以降、今まで自分が占めていたポジションに竜哉を置くようになり、嫉妬とも羨みともいえる感情を抱くようになる。<br /> ; 小田切吉彦〈20〉<br /> : 演 - [[新井浩文]]<br /> : 慶徳大学3年生。大学付属小学校からエスカレーター式に上がってきた内部生。<br /> : 小田切総合病院・院長の長男で一度は医学部を目指したが、理系科目が苦手で挫折。今も追試を受けてはギリギリパスの繰り返し。慎二や直人は女にモテるのに何故か吉彦だけがモテない。<br /> ; 白川笙子〈20〉<br /> : 演 - [[石橋けい]]<br /> : 慶徳大学3年生。大学付属小学校からエスカレーター式に上がってきた内部生。<br /> : ホテル王の一人娘で、プライドが高く独特の特権意識を持っている。慎二たちとは、男女の関係を超えた仲間意識を持っている。<br /> ; 大森隆夫〈19〉<br /> : 演 - [[森本亮治]]<br /> : 慶徳大学一年生。駅伝部に所属し、日々練習に励んでいる。<br /> ; 浅野哲也〈19〉<br /> : 演 - 平田竜也<br /> : 慶徳大学一年生。駅伝部に所属し、日々練習に励んでいる。<br /> ; 内田太一〈19〉<br /> : 演 - 小野健太郎<br /> : 慶徳大学一年生。駅伝部に所属し、日々練習に励んでいる。<br /> ; 上島利久〈27〉<br /> : 演 - [[大倉孝二]]<br /> : 慶徳大学駅伝部の熱血コーチ。一年生の強化訓練担当。<br /> : 慶徳大学のOBで、箱根駅伝に出場した経験を持つ。夢は「慶徳大学黄金期の復活」。幽霊部員である竜哉の才能を見抜く。<br /> <br /> ==== その他 ====<br /> ; 小宮山亮三〈60〉<br /> : 演 - [[浜田晃]]<br /> : 小宮山不動産社長。由紀の父。由紀のことを溺愛している。<br /> : 町の小さな店舗から、一代で財を成した日本有数の総合デベロッパーに育て上げた平民上がりの叩き上げ。全て自ら決めてしまう成金のワンマン社長。そのワンマン体質と単純な性格が社内にはびこり、それが最近の業績悪化につながっている。<br /> ; 折原要〈41〉<br /> : 演 - [[遠藤憲一]]<br /> : 亮三が経営する小宮山不動産の事業部長。「湾岸再開発プロジェクト」の陣頭指揮に当たっている。<br /> : 社長に能力を買われ、快調にキャリアを伸ばしてきた。実力で全てつかみ、今の地位を獲得してきた。そんなある日、昔の自分と同じ目をした青年・竜哉と出会う。<br /> ; 橘医師〈35〉<br /> : 演 - [[深江卓次]]<br /> : 英子の担当医で十年以上英子を診ている。<br /> ; 村山奈美<br /> : 演 - 岩下貴子<br /> : <br /> ; 桜井あゆな〈12〉<br /> : 演 - [[柳英里紗]]<br /> : 英子が教えるピアノ教室の生徒。響子と民代のことは苦手。<br /> ; 沢木マネージャー〈30〉<br /> : 演 - [[乃木涼介]]<br /> : 響子のマネージャー。ピアニストとしての響子の人気の低下に焦りを感じている。<br /> ; 柴田聖美〈20〉<br /> : 演 - 石田理恵<br /> : 桜女学院大学3年生で由紀の友だち。<br /> ; 安藤はるか〈20〉<br /> : 演 - [[松本まりか]]<br /> : 桜女学院大学3年生で由紀の友だち。<br /> ; 藤枝<br /> : 演 - [[森下哲夫]]<br /> : <br /> ; 樋口透<br /> : 演 - [[池田努]]<br /> : <br /> ; 佐原恒夫<br /> : 演 - [[浅沼晋平]]<br /> : <br /> ; 佐原良江<br /> : 演 - [[木村翠]]<br /> : <br /> ; 美佐子<br /> : 演 - [[大島蓉子]]<br /> :<br /> <br /> === スタッフ ===<br /> * 脚本 - [[渡邉睦月]]、[[岡本貴也]]<br /> * 音楽 - [[長谷部徹 (作曲家)|長谷部徹]]<br /> * 演出 - [[土井裕泰]]、[[吉田健]]、[[梶原紀尚]]、[[加藤新]]<br /> * 主題歌 - 滝沢秀明「[[タキツバベスト|キ・セ・キ]]」<br /> * スタントコーディネート - [[釼持誠]]<br /> * 松坂慶子 衣装デザイン - [[渡辺雪三郎]]<br /> <br /> === 放送日程 ===<br /> {| class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:center&quot;<br /> |-<br /> !話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率<br /> |-<br /> |第1話||2002年7月{{0}}7日||-||rowspan=&quot;6&quot;|渡邉睦月||土井裕泰||16.0%<br /> |-<br /> |第2話||2002年7月14日||-||rowspan=&quot;2&quot;|吉田健||14.8%<br /> |-<br /> |第3話||2002年7月21日||裏切り||{{color|red|17.2%}}<br /> |-<br /> |第4話||2002年7月28日||母の陰謀||rowspan=&quot;2&quot;|土井裕泰||11.8%<br /> |-<br /> |第5話||2002年8月{{0}}4日||監禁||13.3%<br /> |-<br /> |第6話||2002年8月11日||暴露||梶原紀尚||{{color|blue|11.2%}}<br /> |-<br /> |第7話||2002年8月18日||誘惑||岡本貴也||吉田健||12.8%<br /> |-<br /> |第8話||2002年8月25日||衝撃の瞬間||渡邉睦月||加藤新||12.6%<br /> |-<br /> |第9話||2002年9月{{0}}1日||決別||岡本貴也||土井裕泰||12.7%<br /> |-<br /> |第10話||2002年9月{{0}}8日||転落||渡邉睦月||吉田健||13.2%<br /> |-<br /> |最終話||2002年9月15日||その愛と死||渡邉睦月&lt;br /&gt;岡本貴也||土井裕泰||14.0%<br /> |-<br /> !colspan=&quot;6&quot;|平均視聴率 13.6%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)<br /> |}<br /> <br /> {{前後番組<br /> |放送局=[[TBSテレビ|TBS]]系<br /> |放送枠=[[日曜劇場]]<br /> |番組名=太陽の季節&lt;br /&gt;(2002.7.7 - 2002.9.15)&lt;br /&gt;※ここまで東芝日曜劇場<br /> |前番組=[[ヨイショの男]]&lt;br /&gt;(2002.4.14 - 2002.6.30)<br /> |次番組=[[おとうさん (テレビドラマ)|おとうさん]]&lt;br /&gt;(2002.10.13 - 2002.12.22)&lt;br /&gt;※ここから複数社提供<br /> }}<br /> {{TBS系日曜劇場}}<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> === 注釈 ===<br /> {{Reflist|group=&quot;注釈&quot;}}<br /> === 出典 ===<br /> {{Reflist|2}}<br /> <br /> == 参考文献 ==<br /> *『石原慎太郎の文学9 短篇集I』(付録・解説 [[中森明夫]])([[文藝春秋]]、2007年)<br /> *『決定版 [[三島由紀夫]]全集第31巻・評論6』([[新潮社]]、2003年)<br /> *『決定版 三島由紀夫全集第40巻・対談2』(新潮社、2004年)<br /> *[[栗原裕一郎]]・[[豊崎由美]]『石原慎太郎を読んでみた』([[原書房]]、2013年)<br /> *[[佐野眞一]]『てっぺん野郎―本人も知らなかった石原慎太郎』([[講談社]]、2003年)<br /> *[[山本健吉]]『文芸時評』([[河出書房新社]]、1969年)<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> *[[表現の自主規制]]<br /> *[[ステレオ太陽族]] - [[サザンオールスターズ]]の[[アルバム]]。『太陽族』をタイトルにしており、『太陽の季節』が元ネタである。<br /> *[[津川雅彦]] - 石原慎太郎が当小説のメインキャラクター津川竜哉から芸名をつけた。また、映画でその津川竜哉役を演じた[[長門裕之]]の弟でもある。<br /> *[[幕末太陽傳]]<br /> *[[太陽の党]] - [[2012年]](平成24年)[[11月13日]]、石原慎太郎前東京都知事が、[[たちあがれ日本]]を改組する形で旗揚げした政党。『太陽の季節』にちなんで命名された。<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> *[http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/senpyo/senpyo34.htm 芥川賞-選評の概要-第34回]<br /> *[http://www.geocities.jp/cyannyuu/ - 石原裕次郎専科 -]<br /> *[http://www.geocities.jp/cyannyuu/560517.html - 石原裕次郎専科 - 太陽の季節]<br /> *{{Allcinema title|137251|太陽の季節}}<br /> *{{Kinejun title|24841|太陽の季節}}<br /> *{{Movie Walker|mv24660|太陽の季節}}<br /> *{{Eigacom title|37670|太陽の季節}}<br /> *{{IMDb title|0270685|太陽の季節}}<br /> *[https://web.archive.org/web/20021010154609/http://www.tbs.co.jp/taiyou/ 太陽の季節 - TBS] - 2002年10月10日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]<br /> <br /> {{石原慎太郎}}<br /> {{デフォルトソート:たいようのきせつ}}<br /> [[Category:石原慎太郎の作品]]<br /> [[Category:1955年の小説]]<br /> [[Category:日本のスポーツ小説]]<br /> [[Category:日本の短編小説]]<br /> [[Category:日本の恋愛小説]]<br /> [[Category:不良少年・不良少女を主人公とした作品]]<br /> [[Category:ボクシングを題材とした作品]]<br /> [[Category:湘南を舞台とした作品]]<br /> [[Category:昭和時代戦後の文化]]<br /> [[Category:文學界]]<br /> [[Category:芥川龍之介賞]]<br /> [[Category:1956年の映画]]<br /> [[Category:日本の恋愛映画]]<br /> [[Category:日本のスポーツ映画]]<br /> [[Category:不良少年・不良少女を主人公とした映画作品]]<br /> [[Category:石原慎太郎原作の映画作品]]<br /> [[Category:石原裕次郎]]<br /> [[Category:有害指定された映像作品]]<br /> [[Category:2002年のテレビドラマ]]<br /> [[Category:日曜劇場]]<br /> [[Category:文学を原作とするテレビドラマ]]<br /> [[Category:恋愛ドラマ]]<br /> [[Category:不良少年・不良少女を主人公としたテレビドラマ]]<br /> [[Category:スポーツドラマ]]<br /> [[Category:日本テレビ系アニメ]]<br /> [[Category:1986年のテレビアニメ]]<br /> [[Category:小説を原作とするアニメ作品]]<br /> [[Category:恋愛アニメ]]<br /> [[Category:スポーツアニメ]]<br /> [[Category:不良少年・不良少女を主人公としたアニメ作品]]<br /> [[Category:滝沢秀明]]</div> 118.238.227.34 オール巨人 2017-01-30T00:25:54Z <p>118.238.227.34: </p> <hr /> <div>#REDIRECT [[オール阪神・巨人]]<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:おおるきよしん}}<br /> [[Category:お笑い芸人]]<br /> [[Category:日本の男性歌手]]<br /> [[Category:大阪市出身の人物]]<br /> [[Category:1951年生]]<br /> [[Category:存命人物]]</div> 118.238.227.34
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