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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&feedformat=atom&user=2400%3A2650%3A2000%3A2300%3A7983%3A33DD%3A81D3%3A2EC3 2024-06-25T03:45:47Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 2018-06-23T11:52:48Z

<p>2400:2650:2000:2300:7983:33DD:81D3:2EC3: </p> <hr /> <div>{{Infobox Buddhist<br /> |名前= 顕如<br /> |生没年=[[天文 (元号)|天文]]12年[[1月7日 (旧暦)|旧1月7日]] - [[天正]]20年[[11月24日 (旧暦)|旧11月24日]] &lt;br /&gt;<br /> [[1543年]][[2月20日]]{{Efn|name=&quot;グレゴリオ暦&quot;|[[グレゴリオ暦]]換算。1582年10月14日以前の暦は[[ユリウス暦]]だが、本願寺派ではグレゴリオ暦で遡った生年を用いていることに準拠。}} - [[1592年]][[12月27日]]<br /> |幼名=茶々<br /> |名=<br /> |法名=顯如<br /> |号=<br /> |院号=信樂院<br /> |諱=光佐<br /> |諡号=<br /> |尊称=顯如上人<br /> |生地=[[大坂]]<br /> |没地=[[西本願寺]]<br /> |画像=[[ファイル:Kennyo02.JPG|250px]]<br /> |説明文=顯如像（江戸時代作？）<br /> |宗旨=[[浄土真宗]]<br /> |宗派=（後の本願寺系諸派）<br /> |寺院=[[石山本願寺]]<br /> |師=[[証如]]（父）<br /> |弟子=[[教如]]（長男）&lt;br /&gt;[[准如]]（三男）&lt;br /&gt;[[教光院如春尼]]（妻）<br /> |著作=<br /> }}<br /> &#039;&#039;&#039;顕如&#039;&#039;&#039;（けんにょ、{{smaller|[[正字体]]：}}顯如）は、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]から[[安土桃山時代]]の[[浄土真宗]]の[[僧]]。[[浄土真宗本願寺派]]第11世宗主、[[真宗大谷派]]第11代門首。[[石山本願寺]]住職。<br /> <br /> 顕如は[[号 (称号)|号]]で、[[諱]]は光佐（こうさ）、法主を務めた寺号「本願寺」を冠して&#039;&#039;&#039;本願寺光佐&#039;&#039;&#039;（ほんがんじ こうさ&lt;!--、ほんがんじ みつすけ{{要出典|date=2016年6月}}--&gt;&lt;!-- 存疑 --&gt;）とも呼ばれる。&lt;!-- この「本願寺」は便宜的に付されたものであって、氏や姓ではない。}}。--&gt;&lt;!-- 自明／諄々 --&gt;[[院号]]は信楽院（しんぎょういん、{{smaller|正字体：}}信樂院）。[[法印]][[大僧正]]、[[准三宮]]。父は第10世宗主の[[証如]]、[[関白]][[内大臣]][[九条稙通]]の[[猶子]]。室は[[左大臣]][[三条公頼]]三女の[[教光院如春尼|如春尼]]。長男に真宗大谷派第12代門首の[[教如]]、次男に[[真宗興正派]]第17世門主の[[顕尊]]、三男に浄土真宗本願寺派第12世宗主の[[准如]]がいる。<br /> <br /> 神仏をないがしろにし武力による[[天下統一]]を狙う[[織田信長]]を仏敵とみなし、全国の本願寺門徒に信長打倒を呼びかけて決戦を挑んだ。軍事的にも経済的にも圧倒的に有利な織田軍相手に、調略を巡らせて[[信長包囲網]]を築き10年以上にわたって激しい攻防を繰り広げたことで知られる。<br /> <br /> == 来歴 ==<br /> === 誕生から継承 ===<br /> [[天文 (元号)|天文]]12年（1543年）1月7日、本願寺第10世・[[証如]]の長子として誕生。母は[[庭田重親]]の娘・顕能尼{{Efn|庭田重親の母・祐心は、本願寺第8世・[[蓮如]]の十女。証如の父母も双方蓮如の孫であるため、顕如は三つの血統から蓮如の血を引く。}}。天文23年（[[1554年]]）8月12日、父である証如が重態となり、急遽得度が行われることになった。<br /> <br /> それまでの本願寺の次期宗主は、[[青蓮院]]の末寺ということもあって青蓮院で[[得度]]するのを習わしとしていたが、{{要出典|範囲=今回は急な話ということもあり、証如の母・[[慶寿院鎮永尼|鎮永尼]]が昵懇にしていた青蓮院の[[尊鎮法親王]]に本願寺で得度する許可をもらい、初めて本願寺で行われる運びとなった。|date=2017年11月|title=尊鎮法親王は天文19年に逝去され、尊朝法親王が次の門跡に決まる弘治元年までの5年間青蓮院門跡は空席で誰の許可の得ようもない筈です。}}<br /> <br /> 顕如は父・証如が[[九条家]]の[[猶子]]となったことを先例として前関白&lt;!-- さきのかんぱく --&gt;・[[九条稙通]]の猶子となり&lt;ref name=&quot;mizuno&quot;&gt;水野智之｢足利義晴～義昭における摂関家・本願寺と将軍・大名｣（初出:『織豊期研究』12号（2010年）/所収:久野雅司 編著『シリーズ・室町幕府の研究 第二巻 足利義昭』（戒光祥出版、2015年）ISBN 978-4-86403-162-2）&lt;/ref&gt;、12歳で証如を師として得度した。<br /> <br /> 翌13日、証如の死により本願寺を継職し、祖母・鎮永尼の補佐を受けて教団を運営した。<br /> <br /> === 教団の最盛期を築く ===<br /> [[弘治_(日本)|弘治]]3年（1557年）4月17日、[[六角定頼]]の[[猶子]]（実父は[[三条公頼]]）の如春尼と結婚した{{Efn|如春尼の実父は三条公頼だが、本願寺との縁戚関係の構築を望む[[細川晴元]]の意向により、晴元の猶子となった。その後さらに六角定頼の猶子となっていた。また、顕如の猶父である九条尚通の義父[[三条西実隆]]（顕如には義理の外祖父に相当する）は三条家の分家の出身であり、本願寺との縁戚関係の強化を望む九条尚経の関与も指摘されている。&lt;ref name=&quot;mizuno&quot;/&gt;}}。如春尼の実の姉は[[武田信玄]]の[[正室]]・[[三条の方|三条夫人]]であり、信玄と顕如は義兄弟にあたる。<br /> <br /> [[政略結婚]]{{Efn|細川晴元は六角定頼の娘婿であり、両者はかつて[[享禄・天文の乱#享禄の錯乱|享禄の錯乱]]の際に連合して[[山科本願寺]]を焼き払った。その後の政情の変化によって本願寺との和解に迫られた両者は、顕如誕生の翌年には証如に縁談を持ちかけており父親の証如を困惑させているが最終的にこれに応じた（『[[天文日記]]』天文13年7月26・30日・閏11月7日・天文15年6月22日各条）&lt;ref&gt;水野智之『室町時代公武関係の研究』（吉川弘文館、2005年） ISBN 978-4-642-02847-9 P253-257・320-321）&lt;/ref&gt;。}}とはいえ、二人の夫婦仲は良く、結婚31年目の天正16年（1588年）の七夕には、<br /> : いくとせもちぎりかわらぬ七夕の、けふまちへたるあふせなるらん　　顕如<br /> : いくとせのかはらぬ物を七夕の、けふめづらしきあうせなるらん　　如春尼<br /> と歌を詠み合っている。<br /> <br /> [[永禄]]2年（1559年）、[[正親町天皇]]の[[綸旨]]により本願寺が[[門跡]]となる。本願寺は証如・顕如と2代にわたって摂関家である九条家の猶子となって門跡に相応しい格式を得たとして門跡への昇格を求めていた。折しも青蓮院門跡である尊朝法親王が幼少で門跡の職務を行い得なかったため、青蓮院の異論が出されないまま本願寺の要求が認められたと考えられている&lt;ref&gt;太田光俊「本願寺〈門跡成〉と〈准門跡〉本願寺」永村眞 編『中世の門跡と公武権力』（戎光祥出版、2017年） ISBN 978-4-86403-251-3&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 永禄3年（1560年）には[[院家]]として[[河内国]][[顕証寺 (八尾市)|顕証寺]]、[[播磨国]][[亀山本徳寺|本徳寺]]、[[三河国]][[本宗寺]]を指定し、[[坊官]]に[[下間氏]]を任じる。<br /> <br /> 永禄4年（1561年）には[[僧正]]に任じられている。<br /> <br /> 顕如の時代、本願寺教団は、証如の時代以来進めてきた門徒による[[一向一揆]]の掌握に務める一方、[[管領]]の細川家や京の[[公家]]との縁戚関係を深めており、経済的・軍事的な要衝である[[石山本願寺]]を拠点として、主に[[畿内]]を中心に本願寺派の寺を配置し、大名に匹敵する権力を有するようになり、教団は最盛期を迎えていた。<br /> <br /> === 信長包囲網 ===<br /> [[ファイル:Kennyo03.jpg|thumb|顕如画像幅 [http://www.pref.ishikawa.jp/muse/rekihaku/syozo/Middle/ImageH/SH0217.pdf] [[石川県立歴史博物館]]所蔵 18世紀]]<br /> しかし、本願寺は[[武家]]の[[封建]]関係の外でこのような権力を握っていたことから、[[延暦寺]]や[[堺市|堺]]の[[町衆]]などと同様に、永禄11年（[[1568年]]）に将軍・[[足利義昭]]を奉じて[[上洛]]し、義昭を通じて影響力を強めていた[[織田信長]]による圧迫を受けるようになり、顕如は信長と敵対する。<br /> <br /> [[元亀]]元年（[[1570年]]）に本願寺と[[織田氏]]は交戦状態に入った（[[野田城・福島城の戦い]]）。一連の抗争は[[石山合戦]]と呼ばれる。その後、元亀年間に将軍・義昭と信長は反目し、義昭は甲斐国の[[武田氏]]をはじめ越前国の[[朝倉氏]]、近江国の[[浅井氏]]ら反織田勢力とともに[[信長包囲網]]を構築した。本願寺も信長包囲網の一角を担い、顕如は自ら石山本願寺に篭城し、[[雑賀衆]]などの友好を結ぶ[[土豪]]勢力と協力する、地方の門徒組織を動員して[[長島一向一揆]]などの[[一向一揆]]を起し信長に対抗した。<br /> <br /> しかし、元亀4年（1573年）4月には武田信玄の死を契機に包囲網が破綻。朝倉・浅井・足利などの同盟勢力は次々と織田氏によって滅ぼされ、木津川口の戦いなどで抵抗を続けた本願寺も最終的には抗戦継続を諦め、[[朝廷]]を和平の仲介役として[[天正]]8年（[[1580年]]）に信長と和睦。顕如自身は石山を退去し[[紀伊国]][[鷺森別院]]に移った。<br /> <br /> === 晩年 ===<br /> [[本能寺の変]]後信長に代わって畿内の実権を握った[[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]と早急に和睦すると、秀吉は本願寺とその門徒が持つ経済力や技術力を利用して、石山本願寺の寺内町をもとに[[大坂城]]と[[大阪|城下町大坂]]を整備した。天正13年（1585年）にはその大坂郊外にある摂津中島（後の天満の町）に移転して[[天満本願寺]]を建立した。ここは[[ルイス・フロイス]]によると「秀吉の宮殿の前方にある孤立した低地」で、さらに「住居に壁をめぐらしたり堀を作る」ことを禁じられており&lt;ref&gt;『完訳フロイス日本史』5　第4章「大坂城と新市街の建設について」&lt;/ref&gt;、本願寺は豊臣政権の強い統制下に置かれていたことがわかる。<br /> <br /> この年顕如は[[大僧正]]に任じられた。翌天正14年（1586年）には[[准三宮]]の宣下を受ける。しかし秀吉から[[九州平定]]に同行するよう命じられ、暫時[[下関]]滞在を余儀なくされた&lt;ref&gt;『完訳フロイス日本史』5　第13章「薩摩国に対抗し、関白が下（しも）の地方へ向かい出発したことについて」&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 天正17年（1589年）には一騒動あった。[[聚楽第]]の壁に政道批判の落書が書かれ、その容疑者が本願寺寺内町に逃げ込んだという情報と、秀吉から追われていた[[斯波義銀]]・[[細川昭元]]・[[尾藤知宣]]らの浪人がやはり天満に潜伏しているという情報を相次いで入手した豊臣政権は、同年3月に[[石田三成]]に命じて寺内町の取締強化とこれらの者を匿ったと断定された2町の破壊を骨子とする厳しい寺内成敗を行わせたのである。肝心の斯波義銀らはついに発見されなかったものの、彼らを匿った罪で天満の町人63名が京都[[六条河原]]で磔となったほか、顕如も&lt;!--2月29日に--&gt;秀吉から浪人の逃亡を見逃したことを理由に叱責を蒙り（『[[言経卿記]]』）、&lt;!--3月8日には--&gt;さらに容疑者隠匿に関与したとして[[蓮如]]の孫にあたる[[願得寺]][[顕悟]]&lt;!--（[[蓮如]]十男・[[実悟]]の長子）--&gt;&lt;!--かえって混乱--&gt;が自害を命じられた。こうしてかつて本願寺が持っていた強大な領主権力は顕如一代のもとで完全に失われていったのである&lt;ref&gt;鍛代敏雄「摂津中島本願寺寺内町考」（初出:『地方史研究』206号（1987年）/所収:『中世後期の寺社と経済』（思文閣出版、1999年）第二編第四章「寺内町の解体と再編」）&lt;/ref&gt;。天正19年（1591年）には秀吉から京都[[七条通|七条]][[堀川通|堀川]]の地に寺地を与えられたことでさらなる移転を余儀なくされ、この新天地での本願寺教団の再興を期したが、翌[[天正]]20年（1592年）11月24日に50歳で[[示寂]]した。<br /> <br /> 顕如が没すると、[[石山本願寺]]退去時に信長への対応をめぐって和睦派の顕如と意見を異にした強硬派の長男[[教如]]に替えて、三男の[[准如]]が12世宗主に立てられることになった&lt;!--（次男は[[興正寺]][[顕尊]]）--&gt;&lt;!--脱線トリビア--&gt;。教団内部での対立が進行する中、[[徳川家康]]により京師に新たな寺地が寄進されたことを受けて、教如と彼を支持する勢力は[[慶長]]7年（[[1602年]]）に独立して[[東本願寺]]を設立した。こうして本願寺は准如の[[西本願寺]]と教如の東本願寺とに分裂することになった。<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> === 注釈 ===<br /> {{Notelist}}<br /> === 出典 ===<br /> {{reflist}}<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> {{Commonscat|Kennyo}}<br /> * [[黒井城の戦い]]<br /> * [[信貴山城の戦い]]<br /> * [[有岡城の戦い]]<br /> * [[高屋城の戦い]]<br /> * [[秋葉山 (和歌山県)]] - 山頂に顕如の碑が建立されている。<br /> <br /> {{本願寺}} <br /> {{Normdaten}}<br /> {{デフォルトソート:けんによ}}<br /> [[Category:浄土真宗の僧]]<br /> [[Category:室町・安土桃山時代の僧]]<br /> [[Category:大谷家]]<br /> [[Category:摂津国の人物]]<br /> [[Category:1543年生]]<br /> [[Category:1592年没]]</div>

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