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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-05-24T04:22:34Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
エースをねらえ!
2018-05-19T04:16:39Z
<p>126.224.156.205: </p>
<hr />
<div>『'''エースをねらえ!'''』は、[[山本鈴美香]]の[[スポーツ漫画]]。[[1973年]]から[[1975年]]および[[1978年]]から[[1980年]]まで『[[マーガレット (雑誌)|週刊マーガレット]]』に連載された。少年少女を中心に[[テニス]]ブームを起こしたスポーツ根性([[スポ根]])漫画として知られる。また、アニメ化、テレビドラマ化などもされている。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
名門・県立西高テニス部に入部した主人公の'''岡ひろみ'''が、部内のいじめにはじまる様々な苦難を乗り越えて一流テニス選手へと成長していく過程を描く。<br />
<br />
原作漫画は、『週刊マーガレット』の1973年2・3合併号より1975年5号まで連載され、いったん完結。その後、アニメ版第1作の再放送による人気上昇を受けて第二部として再開され、1978年4・5合併号から1980年8号まで連載された。<br />
<br />
作品中の随所に、[[1920年代]]に活躍した日本の往年の名選手、[[福田雅之助]]([[1897年]] - [[1974年]])による有名な"この一球、絶対無二の一球なり"という「庭球訓」が織り込まれている。この漫画を通して、福田の名言もより広く知られるようになった。<br />
<br />
原作漫画には、[[1970年代]]当時に活躍していた実在選手たちのエピソードも随所に盛り込まれている。とりわけ[[ビリー・ジーン・キング]]夫人、[[クリス・エバート]]、[[マーガレット・スミス・コート|マーガレット・コート]]夫人は大きな位置を占める。他にも[[ロッド・レーバー]]、[[ビョルン・ボルグ]]、[[イボンヌ・グーラゴング]]など、様々な実在選手たちが登場し、[[オーストラリア]]・テニス界の黄金時代が終わりに近づいた時代に描かれた作品であることを示している。<br />
<br />
単行本はマーガレットコミックス([[集英社]])から全18巻が刊行された。その後、中公コミックスーリ愛蔵版([[中央公論新社]])として全4巻が再刊され、大長編を4冊で読めるとあって、版を重ねた。<br />
<br />
その後、コミック文庫ブームの先駆けとして中央公論新社よりコミック文庫化(全14巻)、その後ホーム社(発売:集英社)からもコミック文庫全10巻として刊行されている。<br />
<br />
=== 舞台の「西高」について ===<br />
作品の舞台となる「県立西高校」(県立西高等学校)は原作者・山本鈴美香の母校である[[埼玉県立浦和西高等学校]]がモデルとされている。原作では宗方コーチの住所が浦和西高校に近い「浦和市領家」となっているように、浦和が舞台であることは明らかだが、アニメやドラマでは神奈川県立西高等学校という設定になっている。さらに、アニメでの「県立西高校」は、[[出崎統]]監督と愛川マキ役の[[菅谷政子]]の母校である[[東京都立北園高等学校]]の旧校舎をモデルとして描いている。<br />
<br />
== 登場人物 ==<br />
=== 主要人物 ===<br />
; 岡ひろみ(おか ひろみ)<br />
: 本作の主人公。'''お蝶夫人'''に憧れてテニス部に入部する。新任コーチの宗方から代表選手に抜擢されたことで、それまでの生活が一変してしまう。それに翻弄されながらも、宗方の厳しい指導の下、天性の運動神経と持ち前の根性により自身の才能を開花させて行く。平凡ながら愛情豊かな家庭に育ったおかげで、普段は明るく女の子らしい性格の持ち主。<br />
; 宗方仁(むなかた じん)<br />
: 西高コーチに就任早々、ひろみの素質に注目しいきなり彼女を代表選手に抜擢して猛特訓を開始する。このようにその考えや言動は周囲に理解し難いものだが、理屈に合わないことはしない。トップ選手だったが、22歳の時に練習中に倒れて再起不能を宣告された。祖父母と3人暮らし。3年の命だと宣告され必死にひろみを鍛え、自身の死後のひろみを親友の大悟と、彼女に寄り添う藤堂に託して入院先で27歳の生涯を閉じた。<br />
; 竜崎麗香(りゅうざき れいか)<br />
: 通称'''お蝶夫人'''(元来は「お蝶夫人」は[[蝶々夫人]]の邦訳別名)。超高校級の実力者で、生徒会副会長。自分に憧れるひろみをテニス部に誘い、妹のようにかわいがる。庭球協会理事の娘として、プライドが高い。初期はひろみに執着する宗方に不信感を抱きひろみにも冷淡な態度を取ったが、次第に態度を軟化させ、ひろみのために全力を尽くすようになる。特に、ジャッキー(ジャクリーヌ)とひろみとの架け橋となり、2人のペア実現に多大なる貢献をした。<br />
; 緑川蘭子(みどりかわ らんこ)<br />
: 通称'''加賀のお蘭'''。西高の宿敵・加賀高校のエースで、長身から繰り出す弾丸サーブが武器。宗方コーチとは異母兄妹である。<!-- マリア・ヤングの170cm60kgを除き、175cmの高身長と判明している貴重な人物である。 --><br />
; 桂大悟(かつら だいご)<br />
: 本作品の第二部の主要人物。宗方仁の親友。宗方の再起不能宣告と同時にテニス界を引退する。宗方との"自身が死んだ後、ひろみを立ち直らせ世界に羽ばたかせる"という約束を守るため、永平寺で修行生活に入った。宗方の死後、健康なコーチとしてひろみの復活を支え、世界へ送り出す。<br />
<br />
=== 県立西高等学校 ===<br />
; 藤堂貴之(とうどう たかゆき)<br />
: 生徒会長。西高テニス部男子副キャプテンでもある。生徒会長の身分で実際に人気者の立場でありながらも、堂々と無作法なやり方で近道をするなど大胆な一面がある。宗方の特訓や先輩たちのいじめに耐えるひろみを優しく励ます。成長初期のひろみを動揺させたことで宗方に苦々しい思いを抱かせるが、彼の忠告を真摯に受け止めて、恋する相手に無闇に激情をぶつけることの愚かさを悟り、ひろみのプレイヤーとしてのステージアップに貢献。渡米直前に「お前達の自覚に任せる」とほぼ交際を許す言葉を与えられる。しかしその後入院した宗方に呼び出され、もうすぐ彼の命が燃え尽きることを宣告され、激しく動揺しつつ宗方の死後のひろみを思い遣り、なお一層のひろみに対する献身を誓う。<br />
; 尾崎勇(おざき ゆう)<br />
: 西高テニス部男子キャプテン。藤堂とダブルスを組めば天下無敵。お蝶夫人に想いを抱き、幾度かモーションもかける。初期のアニメではスポーツ刈りだったが、後のアニメ化では原作通りのデザインに変更された。<br />
; 牧(まき)<br />
: アニメでは愛川マキ、ドラマでは愛川牧。ひろみの親友。テニス王国と呼ばれる西高テニス部員としては平凡で本人もその事を気にしていたが、明るく優しい性格で、ひろみがレギュラーに選ばれた時も味方であり続けた。その後も選手として戦い続けるひろみを気遣い、支える事になる。西高卒業後、ひろみと同じ短大に進学した。<br />
; 千葉鷹志(ちば たかし)<br />
: 新聞部員(報道部員)で、藤堂・尾崎の親友。空手をたしなみ、黒帯を許されている。テニスの取材・撮影をライフワークにしており、早い時期からひろみに心を惹かれ、新聞部員として彼女の写真を撮り続ける。当初は、自身の価値観を優先して「岡ひろみ」を喧伝するかの如き記事を書き、当のひろみ自身が心底迷惑がり嫌がっているのを無視して自己満足に浸ることもあった。その結果、ほとんどイジメ集団と化していた女子テニス部内の空気をより一層険悪なモノに塗り替えてしまう。しかし、中盤からは、写真からひろみのフォームの弱点を分析して協力したり、親友の藤堂とひろみの仲を応援するなど、ひろみを影ながら支え見守る一人となる。<br />
: 『[[アニメック|まんがアニメック]]』3号(1984年8月)に『番外エースをねらえ! 西高物語 千葉鷹志編』(カラー3ページ、モノクロ32ページ)として、千葉を主人公とした外伝的な短編が掲載された。<br />
; 音羽京子(おとわ きょうこ)<br />
: アニメ、ドラマでは音羽京子。宗方がひろみをレギュラーに抜擢したことでレギュラーを外される上級生。屈辱感からひろみに対し色々な嫌がらせをする。レギュラー復帰を求めてひろみと試合するが、ミスで自滅し敗退する。アニメ版では腕を病魔に蝕まれ、テニスをやめざるをえなくなり、宗方に諭され、ひろみに夢を託す。<br />
; 香月茂(こうづきしげる)<br />
: 西高でのひろみの1つ下の男子部キャプテン。1年時の合宿の時、ひろみと練習試合で対戦する。当初は女子相手とたかをくくっていたが、ひろみのめざしているプレーに気づき、以降は尊敬の念をもって接する。英とともに第2期選抜メンバーの候補生にもなっている.<br />
; 英玲(はなぶされい)<br />
: 実力、容姿からお蝶夫人二世と仇名される後輩。ひろみを慕っており、文化祭の時ひろみを勝手に連れて行った藤堂に嫉妬する一面も持つ。<br />
; 神谷裕介(かみや ゆうすけ)<br />
: 英の従弟。ひろみから宗方に教わったことを伝授される後輩。特に似ているという訳ではないが、ふとしたはずみに宗方を想起させる。大悟が評して曰く"宗方仁のようなプレイヤーになる"とのことである。<br />
'''尾崎愛'''('''おざきあい''')<br />
<br />
尾崎勇の妹。兄キの七光りと言われることを危惧して、西高では声をかけないように兄に言っている。同じクラスメイトであり,同じテニス部である神谷裕介 に思いを寄せている。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
; 宝力冴子(ほうりき さえこ)<br />
: 東京・白蘭高校に転入した帰国子女。関東メンバー合宿で自分と同学年のひろみを見つける。世界を知る立場から、ひろみを刺激するライバル。奔放な性格で、宗方コーチを尊敬している。大学生との恋で挫折しインターハイではひろみに惨敗するが、エディの叱責とひろみの真心で再起を果たす。<br />
; ジャッキー・ビント<br />
: 本名はジャクリーヌ。世界ランキング・プレイヤーで、オーストラリア遠征でレイノルズ家に滞在したひろみを見初め、パートナーとしての彼女を選び宗方を通して正式にペアを申し込んだ。その陰には、ひろみとのペアを切望していた麗香の献身があった。<br />
; ゴエモン / シナモン<br />
: ひろみの飼い猫。黒い猫である。牝の捨て猫を拾ってきて一緒に暮らすようになりシナモンと命名された彼女と夫婦となり、自身に似た2匹と妻に似た2匹の計4匹の子供の父親になる。なお、ゴエモンという名の黒猫は作者の未完の作品『7つの黄金郷(エルドラド)』でも主人公の双児の飼い猫として登場している。<br />
<br />
== テレビアニメ ==<br />
[[1973年]][[10月5日]]から[[1974年]][[3月29日]]まで[[MBSテレビ|毎日放送]]制作、[[テレビ朝日|NETテレビ(現・テレビ朝日)]][[All-nippon News Network|系列]]<ref>放送当時は現在とネットワーク構成が異なり、[[ネットチェンジ]]は[[1975年]][[3月31日]]に実施)、現在テレビ朝日系列の[[ABCテレビ|ABC]]は[[TBSテレビ|TBS]][[Japan News Network|系列]]だった。</ref>で毎週金曜日の19時00分 - 19時30分に放送されたが、視聴率低迷により26話で原作の中盤までを描いて打ち切られた。しかし、その後の再放送<ref>ネットチェンジ後にはTBS系列局で実施された例がある。</ref>で高視聴率をマークしたことで、[[1978年]][[10月14日]]から[[1979年]][[3月31日]]まで『'''新・エースをねらえ!'''』というタイトル名で日本テレビ系列で毎週土曜日の19時30分 - 20時00分にリメイク放送された<!--本枠でのアニメは[[1971年]]開始の『[[アニメンタリー 決断]]』以来7年振り-->。<br />
その他に[[1979年]]に劇場版新作が東宝系で公開され、劇場版の続きにあたる[[OVA]]『エースをねらえ!2』『エースをねらえ!ファイナルステージ』が[[1988年]]から[[1990年]]にかけて発表された。アニメの制作はいずれも[[トムス・エンタテインメント|東京ムービー]]。<br />
<br />
=== エースをねらえ! (テレビアニメ版第1作) ===<br />
1973年10月5日 - 1974年3月29日、[[MBSテレビ|毎日放送]]・[[テレビ朝日|NETテレビ(現・テレビ朝日)]]系列で放送、全26話 <br />
<br />
==== テレビアニメ版第1作の構成 ====<br />
県立西高テニス部一年生の岡ひろみが新任の宗方コーチに見出され成長するさまを描いているが、ラストはひろみとお蝶夫人との対決とその決着で終わっており、宗方コーチの死は描かれていない。基本的には原作通りだが、音羽京子に原作にはない設定が加えられるなど、一部で出崎によるアレンジが施された。原作第一部の中盤までの内容で終了している。旧エースとも呼ばれる。<br />
<br />
==== スタッフ ====<br />
* 作画監督 - [[椛島義夫]]、[[杉野昭夫]]、[[北原健雄]]<br />
** 作画 - [[マッドハウス]]、アニメルーム、トミプロダクション<br />
** エンディング作画 - [[川尻善昭]]<br />
* 美術監督 - 龍池昇<br />
* 撮影監督 - 三沢勝治、八巻磐<br />
* 録音監督 - [[千葉耕市]]<br />
* 音響効果 - 片岡陽三<br />
* 音楽 - [[三沢郷]]<br />
* 編集 - 井上和夫<br />
* 企画担当 - 斎藤次郎<br />
* 文芸担当 - [[丸山正雄]]、鶴岡昭平<br />
* 演出 - [[出崎統]]<br />
* 制作協力 - [[シンエイ動画|Aプロダクション]]、映音、[[アニメフィルム|東京アニメーションフィルム]]、[[IMAGICA|東洋現像所]]<br />
* 制作 - 毎日放送、東京ムービー<br />
** 東京ムービーのクレジットは、公式ロゴが当時なかったため、毎日放送のロゴを模した書体で書かれていた。<br />
<br />
==== テレビアニメ版第1作の主題歌 ====<br />
歌手には数人の候補がいたが、それ以前に[[童謡]]や『[[ジャングル黒べえ]]』で一緒に仕事をしていた三沢郷の強い薦めにより[[大杉久美子]]が採用された<ref name="oosugi">[http://columbia.jp/artist-info/kumiko/interview03.html 大杉久美子 40周年記念CD-BOX『燦(きらめき)のとき やさしさの歌』発売記念 大杉久美子スペシャル・インタビュー 第3回]より。</ref>。<br />
<br />
EDのメロディの一部がテレビ版とレコード版で異なるのは、録音後に修正が入ったものの、テレビ版の差し替えがテレビ放送開始に間に合わなかったためである<ref name="oosugi"/>。<br />
<br>挿入歌とEDには、森るみ子が歌うカヴァー版も存在するが、どちらもTVサイズとされるものしか作られておらず、実際に映像への使用もされなかった。<br />
; オープニングテーマ「エースをねらえ!」<br />
: 作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲・編曲 - 三沢郷 / 歌 - 大杉久美子<br />
; エンディングテーマ「白いテニスコートで」<br />
: 作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲・編曲 - 三沢郷 / 歌 - 大杉久美子<br />
: 東宝レコードから発売された際にはこのタイトルだったが、朝日ソノラマから発売されたソノシートでは、商品によって「白いテニスコート」という表記のものが混在していた。その後、発売元がキングレコードに移って以降は、他社からリリースされる場合も含めて「白いテニスコート」と表記されることが比較的多くなっている。<br />
; 挿入歌「ひとりぽっちのコート」<br />
: 作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲・編曲 - 三沢郷 / 歌 - 大杉久美子<br />
<br />
==== テレビアニメ版第1作の各話リスト ====<br />
{| class="wikitable" style="font-size:small"<br />
|-<br />
!話数!!放送日!!サブタイトル!!シナリオ!!絵コンテ<br />
|-<br />
|第1話||'''1973年'''<br />10月5日||テニス王国のシンデレラ||rowspan="2"|[[田村多津夫]]||rowspan="2"|[[崎枕]]<br />
|-<br />
|第2話||10月12日||選手はおまえだ!<br />
|-<br />
|第3話||10月19日||涙の地区予選||馬嶋満||[[吉川惣司]]<br />
|-<br />
|第4話||10月26日||テニスコートの対決||[[丸山正雄|朝木夢二]]||[[石黒昇]]<br />
|-<br />
|第5話||11月2日||鬼コーチにぶつかれ!||田村多津夫||吉川惣司<br />
|-<br />
|第6話||11月9日||ああ!準決勝の日||馬嶋満||崎枕<br />
|-<br />
|第7話||11月16日||弾丸サーブのお蘭!||朝木夢二||[[波多正美]]<br />
|-<br />
|第8話||11月23日||赤いバラの挑戦||田村多津夫||崎枕<br />
|-<br />
|第9話||11月30日||白熱のマッチポイント!||馬嶋満||吉川惣司<br />
|-<br />
|第10話||12月7日||涙の退部とどけ||朝木夢二<br />田村多津夫||波多正美<br />崎枕<br />
|-<br />
|第11話||12月14日||恐怖のスピンドライブ!||馬嶋満||開田進<br />
|-<br />
|第12話||12月21日||決戦!お蝶対お蘭||rowspan="2"|朝木夢二||波多正美<br />
|-<br />
|第13話||12月28日||すき!すき!すき!藤堂さん||崎枕<br />
|-<br />
|第14話||'''1974年'''<br />1月4日||燃えろ!木枯しの特訓||[[竹内啓雄]]||波多正美<br />
|-<br />
|第15話||1月11日||ダブルスコンビ誕生の秘密||馬嶋満||吉川惣司<br />
|-<br />
|第16話||1月18日||恐怖の竜巻サーブ!||早田和夫||波多正美<br />
|-<br />
|第17話||1月25日||うなる!魔のツイストサーブ||馬嶋満||菊田武勝<br />
|-<br />
|第18話||2月1日||黒いスパイを叩け!||朝木夢二||九十英夫<br />
|-<br />
|第19話||2月8日||血ぞめの大逆転||竹内啓雄||rowspan="2"|崎枕<br />
|-<br />
|第20話||2月15日||朝やけのラリー||朝木夢二<br />
|-<br />
|第21話||2月22日||あやうし!ダブルス決勝||竹内啓雄||波多正美<br />
|-<br />
|第22話||3月1日||卒業試合に涙は無用!||馬嶋満||菊田武勝<br />
|-<br />
|第23話||3月8日||打ちこめ!この一球を||朝木夢二||波多正美<br />
|-<br />
|第24話||3月15日||コートに舞うラブレター||佐藤実||崎枕<br />
|-<br />
|第25話||3月22日||男子テニスに負けるな!||竹内啓雄||波多正美<br />
|-<br />
|第26話||3月29日||ひろみ対お蝶!最後の対決||馬嶋満||崎枕<br />
|}<br />
<br />
==== 放送局(テレビアニメ版第1作) ====<br />
* [[MBSテレビ|毎日放送]](制作局)<br />
* [[北海道テレビ放送|北海道テレビ]]<br />
* [[宮城テレビ放送|宮城テレビ]]<br />
* [[テレビ朝日|NET]]<ref>再放送は[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]でも実施され、同局によるリメイク版制作への布石となった。</ref><br />
* [[テレビ静岡]]<br />
* [[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]]<br />
* [[岡山放送|テレビ岡山]]<ref>当時の正式な放送エリアは[[岡山県]]のみ。</ref><br />
* [[広島ホームテレビ]]<ref>本放送当時は本来の枠で『[[イナズマン]]』(NET)を[[遅れネット]]していたため(同番組の本来の枠である火曜19:30 - 20:00で[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系『[[シャープ・スターアクション!]]』30分遅れ放送していたことによる)、押し出される形で日曜7:25 - 7:55での遅れネットとなっていた。</ref><ref>再放送は[[中国放送]]・[[広島テレビ放送]]・[[テレビ新広島]]でも実施。</ref><br />
* [[瀬戸内海放送]]<ref>当時の正式な放送エリアは[[香川県]]のみ。</ref><ref>本放送当時は本来の枠で『[[仮面ライダーV3]]』(MBS)を遅れネットしていたため、押し出される形で本来『V3』を放送の土曜19:00 - 19:30での遅れネット(結果的に両番組の放送枠が逆)となっていた。</ref><br />
* [[九州朝日放送]]<br />
* [[長崎放送]]<br />
* [[宮崎放送]]<br />
ほか<br />
<br />
==== 劇場版 ====<br />
* [[1973年]][[12月20日]]、『[[東宝チャンピオンまつり]]』内で第1話を上映した。<br />
* 併映は、『[[キングコングの逆襲]]』『[[ウルトラマンタロウ#映画|ウルトラマンタロウ 燃えろ! ウルトラ6兄弟]]』『[[侍ジャイアンツ#劇場版|侍ジャイアンツ]]』『[[科学忍者隊ガッチャマン]]』『[[山ねずみロッキーチャック]]』の5本。<br />
<br />
{{前後番組<br />
|放送局=NET(現・[[テレビ朝日]])[[All-nippon News Network|系列]]<br />
|放送枠=[[テレビ朝日系列金曜夜7時台枠のアニメ|金曜19時台前半枠]]<br />
|番組名=エースをねらえ!<br />(1973年10月5日 - 1974年3月29日)<br />
|前番組=[[ジャングル黒べえ]]<br />(1973年3月2日 - 9月28日)<br />
|次番組=[[昆虫物語 みなしごハッチ#昆虫物語 新みなしごハッチ|昆虫物語 新みなしごハッチ]]<br />(1974年4月5日 - 9月27日)<br />
}}<br />
<br />
=== 新・エースをねらえ! (テレビアニメ版第2作) ===<br />
1978年10月14日 - 1979年3月31日、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]で放送、全25話<br />
<br />
==== テレビアニメ版第2作の構成 ====<br />
* 前作終了より4年半を経て『エースをねらえ!』のスタッフ、一部キャストを変更してリメイクされた作品。<br />
* 前作の続編ではなく、新作として原作の最初から第一部終了にあたる宗方の死までが描かれる。<br />
* 旧作より原作に近い内容。同時期に制作された「[[宝島 (テレビアニメ)|宝島]]」のスタッフに名を連ねていた出崎、杉野らが参加していない。<br />
* サブタイトルは毎回「○○と××と△△」というパターンになっている。<br />
<br />
==== スタッフ ====<br />
* 企画 - 吉川斌<br />
* プロデューサー - 武井英彦、齋藤壽男<br />
* チーフディレクター - [[岡崎稔]]<br />
* 美術監督 - [[小林七郎]]<br />
* 撮影監督 - 高橋宏固<br />
* 録音監督 - 中野寛次<br />
* 録音技術 - 前田仁信<br />
* タイトル - 藤井敬康<br />
* 文芸担当 - 小野田博之<br />
* 編集 - 鶴渕允寿、高橋和子<br />
* 効果 - [[倉橋静男]]([[東洋音響効果グループ|東洋音響]])<br />
* 選曲 - [[鈴木清司]]<br />
* 音楽 - [[馬飼野康二]]<br />
* 製作 - 東京ムービー新社(日本テレビはクレジット表記なし)<br />
<br />
==== テレビアニメ版第2作の主題歌 ====<br />
以下、特に断りのない限り、作詞 - [[竜真知子]] / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - [[JOHNNY'Sジュニア・スペシャル#VIP|VIP]]<br />
<br />
; オープニングテーマ「青春にかけろ!」<br />
; エンディングテーマ「明日に向って」(最終回の第25話のみ、エンディングテーマが「青春にかけろ!」の2番を使用)<br />
; イメージソング<br />
* 「いつもの街角」<br />
* 「歩き疲れて」<br />
* 「気になるお嬢さん」<br />
* 「おやすみゴエモン」<br />
* 「愛に包まれて」<br />
* 「MY FANTASY」<br />
: 作詞 - [[奈良橋陽子]] / 歌 - パトリック<br />
<br />
==== テレビアニメ版第2作の各話リスト ====<br />
{| class="wikitable" style="font-size:small"<br />
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!作画監督<br />
|-<br />
|第1回||'''1978年'''<br />10月14日||ひろみとお蝶と鬼コーチ||rowspan="2"|[[藤川桂介]]||[[岡崎稔]]||rowspan="11"|端名貴勇<br />
|-<br />
|第2回||10月21日||選手と迷惑と藤堂さん||[[井内秀治]]<br />
|-<br />
|第3回||10月28日||仮病といじわると思いやり||rowspan="2"|[[荒木芳久]]||[[出崎哲]]<br />
|-<br />
|第4回||11月4日||試合とケイレンと自転車にのって||[[西牧秀夫|西牧ひでお]]<br />
|-<br />
|第5回||11月11日||ひろみと妬み心と消えたラケット||杉江慧子||不二みねお<br />
|-<br />
|第6回||11月18日||特訓とねばりとあついまなざし||rowspan="2"|藤川桂介||山吉康夫<br />
|-<br />
|第7回||11月25日||お蘭と素質と白いコート||出崎哲<br />
|-<br />
|第8回||12月2日||不安と不安と赤いバラ||rowspan="2"|荒木芳久||井内秀治<br />
|-<br />
|第9回||12月9日||涙と退部と恋しいコート||[[新田義方]]<br />
|-<br />
|第10回||12月16日||カムバックと情熱とお蝶夫人||rowspan="2"|杉江慧子||岡崎稔<br />
|-<br />
|第11回||12月23日||憎しみとお蘭と冬の風||山吉康夫<br />
|-<br />
|第12回||12月30日||ひろみとダブルスとコーチの秘密||藤川桂介||出崎哲||[[清山滋崇]]<br />
|-<br />
|第13回||'''1979年'''<br />1月6日||愛と闘志と宗方仁||荒木芳久||岡崎稔||rowspan="4"|端名貴勇<br />
|-<br />
|第14回||1月13日||握手とひけめと私のテニス||杉江慧子||新田義方<br />
|-<br />
|第15回||1月20日||恋とパワーと軽井沢||藤川桂介||井内秀治<br />
|-<br />
|第16回||1月27日||自信と過保護と例外メンバー||荒木芳久||山吉康夫<br />
|-<br />
|第17回||2月3日||強敵と二敗と愛の翼||杉江慧子||出崎哲||清山滋崇<br />
|-<br />
|第18回||2月10日||人気とメダルと狙われる女||rowspan="2"|藤川桂介||井内秀治||端名貴勇<br />
|-<br />
|第19回||2月17日||コンパと抱擁と板ばさみ||西牧ひでお||鈴木寿美<br />
|-<br />
|第20回||2月24日||ひろみと海外遠征とコーチの計画||杉江慧子||[[永丘昭典]]||rowspan="2"|小田仁<br />
|-<br />
|第21回||3月3日||ひろみと固い絆と南十字星||藤川桂介||山吉康夫<br />
|-<br />
|第22回||3月10日||恋と挫折と再出発||杉江慧子||出崎哲||清山滋崇<br />
|-<br />
|第23回||3月17日||衝撃と波紋とお蝶夫人||藤川桂介||井内秀治||鈴木寿美<br />
|-<br />
|第24回||3月24日||愛と自覚と不吉な予感||杉江慧子||山吉康夫||清山滋崇<br />
|-<br />
|第25回||3月31日||輝く未来と永遠の別れと宗方仁||colspan="3" style="text-align:center;"|-<br />
|}<br />
<br />
==== 放送局(テレビアニメ版第2作) ====<br />
※放送日時は1979年2月中旬 - 3月上旬時点(新潟総合テレビと北陸放送については本放送終了後に放映された日時)、放送系列は放送当時のものとする<ref>『[[アニメージュ]]』1979年3月号、[[徳間書店]]、全国放映リスト pp.46 - 48。</ref>。<br />
{| class="wikitable" style="font-size:small"<br />
!放送地域!!放送局!!放送日時!!系列!!備考<br />
|-<br />
|[[広域放送|関東広域圏]]||日本テレビ||rowspan="25"|土曜 19:30 - 20:00||rowspan="2"|[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]]||'''制作局'''<br />
|-<br />
|[[北海道]]||[[札幌テレビ放送|札幌テレビ]]||<br />
|-<br />
|[[青森県]]||[[青森放送]]||rowspan="2"|日本テレビ系列<br>[[All-nippon News Network|テレビ朝日系列]]||<br />
|-<br />
|[[岩手県]]||[[テレビ岩手]]||<br />
|-<br />
|[[宮城県]]||[[宮城テレビ放送|ミヤギテレビ]]||rowspan="3"|日本テレビ系列||<br />
|-<br />
|[[秋田県]]||[[秋田放送]]||<br />
|-<br />
|[[山形県]]||[[山形放送]]||<br />
|-<br />
|[[福島県]]||[[福島中央テレビ]]||日本テレビ系列<br>テレビ朝日系列||<br />
|-<br />
|[[山梨県]]||[[山梨放送]]||日本テレビ系列||<br />
|-<br />
|[[静岡県]]||静岡けんみんテレビ||日本テレビ系列<br>テレビ朝日系列||現:[[静岡朝日テレビ]]。<br />
|-<br />
|[[富山県]]||[[北日本放送]]||rowspan="4"|日本テレビ系列||<br />
|-<br />
|[[福井県]]||[[福井放送]]||<br />
|-<br />
|中京広域圏||[[中京テレビ放送|中京テレビ]]||<br />
|-<br />
|近畿広域圏||[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]||<br />
|-<br />
|[[鳥取県]]・[[島根県]]||[[日本海テレビジョン放送|日本海テレビ]]||日本テレビ系列<br>テレビ朝日系列||<br />
|-<br />
|[[広島県]]||[[広島テレビ放送|広島テレビ]]||日本テレビ系列||<br />
|-<br />
|[[山口県]]||[[山口放送]]||日本テレビ系列<br>テレビ朝日系列||<br />
|-<br />
|[[徳島県]]||[[四国放送]]||rowspan="5"|日本テレビ系列||<br />
|-<br />
|[[香川県]]||[[西日本放送テレビ|西日本放送]]||当時の放送エリアは香川県のみ。<br />
|-<br />
|[[愛媛県]]||[[南海放送]]||<br />
|-<br />
|[[高知県]]||[[高知放送]]||<br />
|-<br />
|[[福岡県]]||[[福岡放送]]||<br />
|-<br />
|[[長崎県]]||[[長崎放送]]||[[Japan News Network|TBS系列]]||系列外局ながら同時ネット。<br />
|-<br />
|[[大分県]]||[[テレビ大分]]||rowspan="3"|[[フジネットワーク|フジテレビ系列]]<br>日本テレビ系列<br>テレビ朝日系列||<br />
|-<br />
|[[鹿児島県]]||[[鹿児島テレビ放送|鹿児島テレビ]]||<br />
|-<br />
|[[新潟県]]||[[新潟総合テレビ]]||金曜 17:20 - 17:50||本放送終了後、1979年頃に放映<ref>『アニメージュ』1979年10月号、徳間書店、全国放映リスト p.70。</ref>。<br />
|-<br />
|[[長野県]]||[[信越放送]]||水曜 17:00 - 17:30||rowspan="4"|TBS系列||<br />
|-<br />
|[[石川県]]||[[北陸放送]]||水曜 17:30 - 18:00||本放送終了後、1979年頃に放映<ref>『アニメージュ』1979年10月号、徳間書店、全国放映リスト p.71。</ref>。<br />
|-<br />
|[[熊本県]]||[[熊本放送]]||火曜 17:00 - 17:30||<br />
|-<br />
|[[宮崎県]]||[[宮崎放送]]||日曜 17:00 - 17:30||<br />
|}<br />
<br />
{{前後番組<br />
|放送局=[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]<br />
|放送枠=土曜19時台後半枠<br />
|番組名=新・エースをねらえ!<br />(1978年10月14日 - 1979年3月31日)<br />
|前番組=[[オールスター親子で勝負!]]<br />(1976年10月9日 - 1978年9月30日)<br />※本番組まで松下電器<br />(現:[[パナソニック]])提供枠。<br />
|次番組=[[土曜トップスペシャル|土曜スペシャル]]<br />※19:30 - 20:54|<table border = 1><br />
}}<br />
<br />
=== エースをねらえ! (劇場版) ===<br />
1979年9月8日公開([[東宝]])、上映時間88分<br />
<br />
==== 劇場アニメ版の構成 ====<br />
* 『新・エースをねらえ!』の好評を受けて映画化された。TVシリーズの再構成ではなく、劇場用として全て新規に制作されている。<br />
* 出崎、杉野らが再び参加。原作の第一部を再構成し、約90分にまとめている。<br />
<br />
==== スタッフ ====<br />
* 製作 - [[藤岡豊]]<br />
* 製作補 - 片山哲生<br />
* 監督 - 出崎統<br />
* 脚本 - 藤川桂介<br />
* 作画監督 - 杉野昭夫<br />
* 美術監督 - 小林七郎<br />
* 撮影監督 - 高橋宏固<br />
* 録音監督 - 中野寛次<br />
* 選曲 - 鈴木清司<br />
* 製作デスク - 池田陽一<br />
* 効果 - 倉橋静男<br />
* 編集 - 鶴渕充寿<br />
* 音楽 - 馬飼野康二<ref>劇場版で新たに作曲されたオリジナルのBGMに加え、同氏が同じく音楽を担当したTVアニメ「新・エースをねらえ!」から、挿入歌・BGMが数多く流用されている。</ref><br />
<br />
==== 劇場アニメ版の主題歌 ====<br />
; オープニングテーマ「まぶしい季節に」<br />
: 作詞 - 竜真知子 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 少年探偵団<br />
; エンディングテーマ「はるかな夢」<br />
: 作詞 - 竜真知子 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 少年探偵団<br />
: 「[[エースをねらえ! 総音楽集]]」はパルによるカヴァー版、「東京ムービーアンソロジー6 劇場編」は映画本編の音声をそのまま流用、という形での収録となり、フルサイズのレコード音源のCD化に恵まれなかったが、2012年3月に発売されたコンピレーションアルバム「ガールズ・イン・テーマソングス Red」に収録、初CD化された。その後、2016年11月にリリースされた「劇場版 エースをねらえ! 総音楽集」にて、BGM全曲と併せてのCD化が実現している。なお、馬飼野が劇場用に新たに製作したBGMは、直後に馬飼野が担当した「[[ベルサイユのばら]]」に多数流用された。<br />
<br />
=== エースをねらえ!2 ===<br />
OVAシリーズ(全13話)、VHS全6巻、1988年3月より発売(バンダイビジュアル)<br />
1話30分、VHS版は2話または3話収録、LD版は3話または4話収録で発売された。<br />
地上波では[[日本テレビ]]([[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]])、[[テレビ埼玉]]([[全国独立放送協議会|独立UHF局]])、[[テレビ北海道]]([[TXN|テレビ東京系列]]、[[おはようまんが]]枠)などで放送された。<br />
<br />
==== OVA版『2』の構成 ====<br />
* 『エースをねらえ!』(劇場版)の公開より9年の年月を経て制作された続編的な位置付けの作品。<br />
* 原作の第二部の初映像化作品である。<br />
* 原作第二部同様、宗方の死の直前からスタートし、第二部中盤にあたる、ひろみが宗方の死から立ち直るまでを描く。<br />
* 劇場版も上映されているが、OVAの製作中に公開されたために物語が完結しておらず、宗方の葬式までを編集したものとなっている。<br />
<br />
==== スタッフ ====<br />
* 総監修 - [[出崎統]]<br />
* プロデューサー - 鵜之沢伸、高橋豊、本村真章、青野史郎<br />
* チーフディレクター - [[古瀬登]]<br />
* 作画監督・キャラクターデザイン - [[杉野昭夫]]<br />
* 撮影監督 - 高橋宏固<br />
* 録音 - 東北新社<br />
* 録音監督 - [[山田悦司]]<br />
* 選曲 - [[鈴木清司]]<br />
* 効果 - [[倉橋静男]]<br />
* 音楽 - [[芹澤廣明]]<br />
* 製作 - [[バンダイ]]、東京ムービー新社<br />
<br />
==== OVA版『2』の主題歌 ====<br />
; オープニングテーマ「エンドレス・ドリーム」<br />
: 作詞 - [[竜真知子]] / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - [[矢島賢]] / 歌 - [[森口博子]]<br />
; エンディングテーマ「遠くから見ていて」<br />
: 作詞 - 竜真知子 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 矢島賢 / 歌 - 森口博子<br />
<br />
==== OVA版『2』の作品リスト ====<br />
{| class="wikitable" style="font-size:small"<br />
!話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!美術監督<br />
|-<br />
|1||無二の親友の約束||rowspan="2"|三上牧子||rowspan="2"|[[さきまくら]]||[[篠原俊哉]]||rowspan="2"|石垣努<br />
|-<br />
|2||岡、エースをねらえ!||伯耆原深幸<br />
|-<br />
|3||コーチのいない海外遠征||中田玲子||[[矢野博之]]||小林孝志||rowspan="2"|荒井和浩<br />
|-<br />
|4||哀しみのニューヨーク||rowspan="2"|海渡理香||[[難波日登志]]||篠原俊哉<br />
|-<br />
|5||残された日記||[[中村隆太郎]]||[[飯島正勝]]||広瀬義憲<br />
|-<br />
|6||さよならコーチ||rowspan="2"|三上牧子||矢野博之||伯耆原深幸||荒井和浩<br />
|-<br />
|7||悲しみの中へ||難波日登志||小林孝志||rowspan="2"|金島邦夫<br />
|-<br />
|8||宗方仁のラケット||rowspan="4"|[[竹内啓雄|日吉恵]]||矢野博之||飯島正勝<br />
|-<br />
|9||傷だらけのコート||colspan="2" style="text-align:center"|篠原俊哉||広瀬義憲<br />
|-<br />
|10||ライバルたち||難波日登志||伯耆原深幸||rowspan="4"|金島邦夫<br />
|-<br />
|11||決戦前夜||矢野博之||小林孝志<br />
|-<br />
|12||弾丸サーブ・復活!||rowspan="2"|三上牧子||rowspan="2"|さきまくら||難波日登志<br />
|-<br />
|13<br />(最終話)||きっと…見ている||篠原俊哉<br />
|}<br />
<br />
{{前後番組<br />
|放送局=[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]<br />
|放送枠=火曜日17:00枠<br />
|番組名=エースをねらえ!2<br />([[OVA]])<br />
|前番組=[[つる姫じゃ〜っ!#アニメ版|つる姫じゃ〜っ!]]<br />
|次番組=[[ちいさなおばけアッチ・コッチ・ソッチ]]<br />
}}<br />
<br />
=== エースをねらえ!ファイナルステージ ===<br />
OVAシリーズ(全12話)、VHS全6巻、1989年11月より発売(バンダイビジュアル)<br />
<br />
1話30分、VHS版は2話または3話収録、LD版は3話または4話収録で発売された。<br />
<br />
==== OVA版『ファイナルステージ』のアニメ版の構成 ====<br />
* 『エースをねらえ!2』の翌年に製作された続編。<br />
* 本作では藤堂・お蝶夫人をはじめとしたひろみの前の世代であり、選手としての末期にあるひろみ周辺人物に多くのスポットが当てられており、そんな彼らとひろみ自身の葛藤が描かれている。<br />
* 前作『エースをねらえ!2』は原作の第二部中盤までをアニメ化したものであるが、今作は原作を離れ、ほぼアニメオリジナルのストーリーとなっている。<br />
<br />
==== スタッフ ====<br />
* 監督 - 出崎統<br />
* キャラクターデザイン - 杉野昭夫<br />
* 作画監督 - 平山智<br />
* 美術 - 大野広司(#1~5)、水谷利春(#6~9・#12)<br />
* 音響監督 - 山田悦司<br />
* 音響制作 - ゆりーか<br />
* 選曲 - 鈴木清司<br />
* 音響効果 - 倉橋静男([[サウンドボックス]])<br />
* 音楽 - 芹澤廣明<br />
* 製作・著作 - [[トムス・エンタテインメント]]<br />
<br />
==== OVA版『ファイナルステージ』の主題歌 ====<br />
; オープニングテーマ「NEVER SAY GOOD BYE」<br />
: 作詞 - 安藤芳彦 / 作曲 - 和泉一弥 / 編曲 - [[根岸貴幸]] / 歌 - 森口博子<br />
: 本曲は森口博子のアルバム既存曲「カリビアン・ブルー」の歌詞を変えて、オープニング用として1番のみ作られたためフルコーラスが存在しない(森口のベストアルバム『[[ETERNAL SONGS II]]』に収録されている)。<br />
; エンディングテーマ「真夏のアリス」<br />
: 作詞・作曲 - 山梨鐐平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 森口博子<br />
: こちらは森口のアルバム既存曲をそのまま採用したものである。<br />
<br />
==== OVA版『ファイナルステージ』の作品リスト ====<br />
{| class="wikitable" style="font-size:small"<br />
!話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出<br />
|-<br />
|1||僕は好きだ、君が!||rowspan="4"|日吉恵||rowspan="4"|さきまくら||[[鍋島修]]<br />
|-<br />
|2||19才の夏||飯島正勝<br />
|-<br />
|3||NEVER SAY GOOD BYE||鍋島修<br />
|-<br />
|4||会いたい、藤堂さん…‥||飯島正勝<br />
|-<br />
|5||もう引き返せない||rowspan="8"|森雅美||colspan="2" style="text-align:center"|鍋島修<br />
|-<br />
|6||ニューヨーク、藤堂さんのいる街||rowspan="2"|さきまくら||飯島正勝<br />
|-<br />
|7||ADVANTAGE…||鍋島修<br />
|-<br />
|8||最後の敗者復活戦…!||鍋島修||飯島正勝<br />
|-<br />
|9||クイーンズカップ'90開幕!||rowspan="4"|さきまくら||鍋島修<br />
|-<br />
|10||チャレンジャー・蘭子!||飯島正勝<br />
|-<br />
|11||もう、翔べなくなりました…||鍋島修<br />
|-<br />
|12<br />(最終話)||FINAL STAGE||飯島正勝<br />
|}<br />
<br />
=== テレビアニメ版のキャスト ===<br />
{|class="wikitable" style="text-align:center"<br />
|-<br />
!!!旧エース!!新エース!!劇場版!!エース2!!ファイナルステージ<br />
|-<br />
|岡 ひろみ||colspan="3"|[[高坂真琴]]||colspan="2"|[[水谷優子]]<br />
|-<br />
|宗方 仁||[[中田浩二 (俳優)|中田浩二]]||colspan="4"|[[野沢那智]]<br />
|-<br />
|竜崎 麗香(お蝶夫人)||colspan="3"|[[池田昌子]]||colspan="2"|[[榊原良子]]<br />
|-<br />
|藤堂 貴之||colspan="3"|[[森功至]]||colspan="2"|[[井上和彦 (声優)|井上和彦]]<br />
|-<br />
|緑川 蘭子||[[沢田敏子]]||colspan="2"|[[弥永和子]]||colspan="2"|[[山田栄子]]<br />
|-<br />
|愛川 マキ||colspan="5"|[[菅谷政子]]<br />
|-<br />
|音羽 京子||[[太田淑子]]||colspan="2"|[[小宮和枝]]||colspan="2"|<br />
|-<br />
|尾崎 勇||[[池水通洋]]||colspan="2"|豊田真治||colspan="2"|[[梅津秀行]]<br />
|-<br />
|千葉 鷹志||[[市川治]]||colspan="2"|[[曽我部和恭|曽我部和行]]||colspan="2"|[[堀内賢雄]]<br />
|-<br />
|竜崎理事||[[加藤正之]]||colspan="2"|[[納谷悟朗]]||colspan="2"|[[藤本譲]]<br />
|-<br />
|宝力 冴子||||[[吉田理保子]]||colspan="3"|<br />
|-<br />
|友代||colspan="4"| ||[[三石琴乃]]<br />
|-<br />
|桂 大悟||colspan="3"| ||colspan="2"|[[玄田哲章]]<br />
|}<br />
<br />
== テレビドラマ ==<br />
{{基礎情報 テレビ番組<br />
| 番組名 = エースをねらえ!<br />
| 画像 = <br />
| 画像説明 = <br />
| ジャンル = [[:Category:スポーツドラマ|スポーツドラマ]]<br />
| 放送国 = {{JPN}}<br />
| 制作局 = [[テレビ朝日]]<br />[[共同テレビ]]<br />
| 監督 = <br />
| 演出 = [[松田秀知]]<br />
| 原作 = [[山本鈴美香]]<br />
| 脚本 = [[瀧川晃代]]<br />
| 出演者 = [[上戸彩]]<br />
| 音声 = [[ステレオ放送]]<br />
| 字幕 = <br />
| データ放送 = <br />
| 番組名1 = 連続ドラマ<br />
| 放送時間1 = 木曜日21:00 - 21:54<br />
| 放送分1 = 54<br />
| 放送枠1 = 木曜ドラマ (テレビ朝日)<br />
| 放送期間1 = [[2004年]][[1月15日]] - [[3月11日]]<br />
| 放送回数1 = 9<br />
| プロデューサー1 = [[松本基弘]]<br />三輪祐見子<br />森安彩<br />
| 出演者1 = <br />
| OPテーマ1 = HIROMI「[[エースをねらえ! (HIROMIの曲)|エースをねらえ!]]」<br />
| EDテーマ1 = 上戸彩「[[愛のために。]]」<br />
| 外部リンク1 = <br />
| 外部リンク名1 = <br />
| 番組名2 = スペシャル - 奇跡への挑戦 -<br />
| 放送時間2 = 木曜日20:00 - 21:54<br />
| 放送分2 = 114<br />
| 放送枠2 = <br />
| 放送期間2 = 2004年[[9月23日]]<br />
| 放送回数2 = 1<br />
| プロデューサー2 = 三輪祐見子<br />森安彩<br />
| 出演者2 = <br />
| OPテーマ2 = HIROMI「エースをねらえ!」<br />
| EDテーマ2 = 上戸彩「愛のために。」<br />
| 外部リンク2 = <br />
| 外部リンク名2 = <br />
| 特記事項 = <br />
}}<br />
[[2004年]][[1月15日]]から[[3月11日]]まで毎週木曜日21:00 - 21:54に、[[テレビ朝日]]系の「[[木曜ドラマ (テレビ朝日)|木曜ドラマ]]」枠で放送された。主演は[[上戸彩]]。<br />
<br />
開局45周年記念ドラマとして、初めて実写版として放送された。ひろみ役は上戸彩が務めた。<br />
<br />
テレビ朝日はその前身のNETテレビが、[[MBSテレビ|毎日放送]]制作のアニメ版のネット局だったため、同局での同作品は30年ぶりの放映となる。また同一スタッフによる少女スポ根漫画のドラマ化としては、この後『[[アタックNo.1]]』を制作。『エース』の登場人物たちがモブシーンに登場するというお遊びもあった。<br />
<br />
2004年9月23日(木曜日20:00 - 21:54)には続編として、スペシャル版「奇跡への挑戦」が放送。ストーリーの主体はOVA『エースをねらえ!2』とほぼ同じ部分。<br />
<br />
=== テレビドラマ版のキャスト ===<br />
; 県立西高等学校<br />
; 生徒<br />
:* 岡ひろみ - [[上戸彩]]<br />
:* 藤堂貴之 - [[吉沢悠]]<br />
:* 竜崎麗香 - [[松本莉緒]]<br />
:* 尾崎勇 - [[石垣佑磨]]<br />
:* 音羽京子 - [[金子さやか]]<br />
:* 愛川牧 - [[森田彩華]]<br />
:* 千葉鷹志 - [[柏原収史]]<br />
:<br />
; コーチ<br />
:* 宗方仁 - [[内野聖陽]]<br />
:* 桂大悟 - [[寺脇康文]](『奇跡への挑戦』)<br />
:<br />
; 加賀東高等学校<br />
:* 緑川蘭子 - [[酒井彩名]]<br />
:<br />
; 県立西高等学校の関係者<br />
:* 竜崎総一郎 - [[夏八木勲]](特別出演)<br />
:* 藤堂の姉 - [[水野真紀]](友情出演)<br />
:<br />
; 岡家<br />
:* 岡美智子 - [[高橋ひとみ]]<br />
:* 岡修造 - [[高橋克実]]<br />
:<br />
; その他<br />
:* 星野美保 - [[塩山みさこ]]<br />
:* 島真理子 - [[平岩紙]]<br />
:* 若月葵 - 若葉由奈<br />
:* 高橋麻衣 - [[セイラ (タレント)|セイラ]]<br />
:* 鈴木彩 - [[斉藤ゆり]]<br />
:* 佐藤愛 - [[神崎詩織]]<br />
:* 田中沙織 - [[小野麻亜矢]]<br />
:* 渡辺あゆみ - [[大久保綾乃]]<br />
:* 伊藤瞳 - [[桜川博子]]<br />
:* 吉田由佳 - [[長谷川恵美]]<br />
:* 中村恵 - 水野はるか<br />
:* 宝力冴子 - [[ベッキー]]<br />
:* 太田健作 - [[甲本雅裕]]<br />
<br />
=== テレビドラマ版のスタッフ ===<br />
* 脚本 - [[瀧川晃代]]、[[金杉弘子]]、[[高山直也]]<br />
* 音楽 - [[住友紀人]]<br />
* 演出 - [[松田秀知]](共同テレビ)、[[六車俊治]](テレビ朝日)、[[小林義則]](共同テレビ)<br />
* オープニングテーマ - HIROMI「[[エースをねらえ! (HIROMIの曲)|エースをねらえ!]]」([[日本クラウン]])<br />
* エンディングテーマ - 上戸彩「[[愛のために。]]」([[フライトマスター]])<br />
*: [[MELODIES (織田哲郎のアルバム)|織田哲郎によるセルフカヴァー版]]も存在する。<br />
* テニス監修 - [[松岡修造]]<br />
* 撮影協力 - [[武蔵工業大学]](現[[東京都市大学]])<br />
* チーフプロデューサー - [[松本基弘]]([[テレビ朝日]])、関口静夫([[共同テレビ]])<br />
* プロデューサー - 三輪祐見子(テレビ朝日)、森安彩(共同テレビ)<br />
* 制作 - [[テレビ朝日]]、[[共同テレビ]]<br />
<br />
=== テレビドラマ版の放送日程 ===<br />
; 連続ドラマ<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
|-<br />
!各話!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率<br />
|-<br />
|STORY 1||2004年1月15日||鬼だ…鬼コーチだ||rowspan="2"|瀧川晃代||rowspan="2"|松田秀知||13.7%<br />
|-<br />
|STORY 2||2004年1月22日||コートでは、誰でも一人だ||<span style="color:red;">15.3%</span><br />
|-<br />
|STORY 3||2004年1月29日||あたくしかテニスか!?||金杉弘子||六車俊治||12.4%<br />
|-<br />
|STORY 4||2004年2月{{0}}5日||これが本物のダブルス||高山直也||小林義則||12.7%<br />
|-<br />
|STORY 5||2004年2月12日||恋をしても溺れるな||瀧川晃代||六車俊治||<span style="color:blue;">11.4%</span><br />
|-<br />
|STORY 6||2004年2月19日||テニスへの冒涜||rowspan="2"|高山直也||小林義則||12.9%<br />
|-<br />
|STORY 7||2004年2月26日||絶対無二の一球||松田秀知||11.7%<br />
|-<br />
|STORY 8||2004年3月{{0}}4日||ひろみ、最後よ||rowspan="2"|瀧川晃代||小林義則||14.8%<br />
|-<br />
|STORY 9||2004年3月11日||岡エースをねらえ||六車俊治||14.2%<br />
|-<br />
!colspan="6"|平均視聴率 13.2%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)<br />
|}<br />
<br />
; スペシャル<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
|-<br />
!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出<br />
|-<br />
|2004年9月23日||奇跡への挑戦||瀧川晃代||六車俊治<br />
|}<br />
<br />
=== テレビドラマ版の備考 ===<br />
* '''テレビ朝日開局45周年記念ドラマ'''は2003年[[10月]] - [[12月]]に、前時間帯(通常の'''[[木曜ミステリー|木曜ミステリー枠]]''')で「[[西部警察 SPECIAL|西部警察2003]]」が放送される予定であったが、ロケ先の名古屋での撮影中の事故により 制作・放送中止となり、急遽「エースをねらえ!」が代替の'''テレビ朝日開局45周年記念ドラマ'''として制作・放送された。<br />
* DVD第5巻には未公開シーン追加など新たに再編集した最終回スペシャルエディション版が収録されている。終盤はひろみと宗方の絆を強調している。<br />
* 月曜日22時台での遅れネット局のうち、[[四国放送]]・[[高知放送]]がこの作品をもって、また最後まで残った[[福井放送]]もその4年後に「[[交渉人〜THE NEGOTIATOR〜]]」をもってこの時間枠でのネットをそれぞれ終了している。<br />
<br />
{{前後番組<br />
|放送局=[[テレビ朝日]]系<br />
|放送枠=[[木曜ドラマ (テレビ朝日)|木曜ドラマ]]<br />
|番組名=エースをねらえ!<br />(2004.1.15 - 2004.3.11)<br />
|前番組=[[トリック (テレビドラマ)|トリック]](第3期)<br />(2003.10.16 - 2003.12.18)<br />
|次番組=[[電池が切れるまで]]<br />(2004.4.22 - 2004.6.24)<br />
}}<br />
<br />
{{木曜ドラマ (テレビ朝日)}}<br />
<br />
== ゲーム ==<br />
* エースをねらえ! - 1993年12月22日発売。[[日本テレネット (ゲーム会社)]]より販売。[[スーパーファミコン]]用ソフト。<br />
** テニスゲーム。イベントシーンは2D表現で描かれるが、対戦は移動カメラを導入した3D表現で描かれる。しかしぐるぐると動き回るカメラに酔うこともあるため、ゲームとしての評価は芳しくない<ref name="spekuso">[http://qbq.jp/ 株式会社QBQ]編 『スーパーファミコンクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117097 p58-59</ref>。<br />
<br />
== パチンコ・パチスロ ==<br />
* パチンコ - CRエースをねらえ! (2011年、[[エース電研]])<br />
* パチスロ - エースをねらえ! (2009年、[[オリンピア (パチスロ)|ゴールドオリンピア]])<br />
<br />
== 関連商品 ==<br />
=== LP・CD ===<br />
; [[レコード|LPレコード]]<br />
* 新・エースをねらえ! / SKD-2001 - 1978年11月5日発売<br />
: [[JOHNNY'Sジュニア・スペシャル#VIP|VIP]]によるテレビアニメ版第2作の主題歌2曲と挿入歌6曲に加え、ステレオBGMを4トラック(「君に捧げる僕の愛」「白熱のテニスコート」「憧れのお蝶夫人」「不死鳥の人宗方」)収録。<br />
* 新・エースをねらえ! Vol.2 / SKD(H)-2011 - 1979年9月21日発売<br />
: テレビアニメ版第2作の主題歌2曲に、同作のテレビ名場面を加えた、ドラマ編サウンドトラック。台本とカラーポスター付き。<br />
* 新・エースをねらえ! III 音楽集 / K22G-7009 - 1981年1月21日発売<br />
: テレビアニメ版第2作の主題歌2曲と、そのBGM集。主題歌の2曲を除いてBGMはモノラル。<br />
* エースをねらえ! BGM集 / K22G-7024 - 1981年5月21日発売<br />
: テレビアニメ版第1作の主題歌2曲と、そのBGM集。主題歌の2曲を除いてBGMはモノラル。<br />
* 劇場版 エースをねらえ! ドラマ編 / K18G-7078〜7079 - 1982年4月21日発売<br />
: 劇場アニメ版の音声を完全収録したドラマ編サウンドトラック。ただし権利の問題<ref name="syudaika">劇場版主題歌の原盤権は[[CBSソニー]]が所有していたため、キングレコードなど他社のアルバムでの収録が難しかった。</ref>で劇場版の主題歌2曲は[[パル]]によるカヴァーが収録された。絵コンテ付き。<br />
* [[エースをねらえ! 総音楽集]] / K25G-7378 - 1988年7月21日発売<br />
: テレビアニメ版第1作、同第2作、劇場アニメ版の各主題歌および、OVA『エースをねらえ!2』の主題歌とBGMを収録。ただし劇場版の主題歌はドラマ編LP同様にパルによるカヴァー・ヴァージョン。<br />
; [[コンパクトディスク|CD]]<br />
* [[エースをねらえ! 総音楽集]] / K30X-7124 - 1988年7月21日発売(LPレコードと同時発売)<br />
: 収録内容はLP(上記)と同一のもの。1993年1月9日に型番を変更し(KICA-2120)、再プレスされた。<br />
* 懐かしのミュージッククリップ3 エースをねらえ! / TOCT-9358 - 1996年3月6日発売<br />
: テレビアニメ版第1作のBGM集。EDと挿入歌は、大杉久美子版と森るみ子版の両者を収録。大杉久美子版主題歌のレコード・ヴァージョン2曲を除いて、BGM・挿入歌その他すべてモノラル。<br />
* エースをねらえ! オリジナル・サウンドトラック / STLC-003/4 2013年3月7日発売<br />
: 主題歌に加えBGMを完全収録した2枚組。「白いテニスコート」のTVバージョンもTVサイズとフルサイズの2種類で初収録。BGM全曲とカラオケ、各TVサイズはモノラル。<br />
* 新・エースをねらえ! VIP / STLC-005 2013年7月31日発売<br />
: LPレコードSKD-2001の12曲に加え、OP/EDのオリジナル・カラオケ、VIPのシングル曲「南十字星」「たそがれハーバー」「きらめきの季節(とき)」「おしえて下さい」をボーナストラックとして収録。<br />
* 新・エースをねらえ! 音楽集 / STLC-006 2013年12月25日発売<br />
: LPレコードK22G-7009の構成を基本にしつつ大幅に収録曲を増補、作品用に作曲されたBGMのほとんどを網羅し、正副主題歌2曲のTVサイズとTVサイズ・カラオケを加えている。BGMは一部を除き2チャンネル・モノラルの音源のまま収録されている。<br />
* 劇場版 エースをねらえ![総音楽集] <br />
: バンダイ・ビジュアルより2001年11月25日にリリースされた劇場版DVD(BCBA-0657)の付録特典CD。フィルム・ダビング用に編集されていたサウンドトラック音源(モノラル)と、オリジナル・スコア(2チャンネル・モノラル)を全曲収録したBGM集。劇場版の正副主題歌は権利の問題<ref name="syudaika" />で収録されていない。<br />
* 劇場版 エースをねらえ! 総音楽集 / STLC-008~9 2016年11月30日発売<br />
: 上記のDVD特典のCDを参考に、DISC1は映画ダビング用に編集されたモノラルのサウンドトラック音源をそのまま収録、DISC2は2チャンネル・モノラル録音のオリジナル・スコアを、簡易的なステレオMIXを施して全曲収録(一部、TVアニメ「新・エースをねらえ!」からの流用曲も補填されている)。正副主題歌は許諾を得た上での<ref name="syudaika" />、[[少年探偵団 (曖昧さ回避)|少年探偵団]]によるオリジナル・ヴァージョンの映画サイズ(劇中version)、フルサイズ、オリジナル・カラオケの収録がかなった。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
; エースをねらえ! 鍋スープシリーズ<br />
[[丸大食品]]より、2011年9月上旬発売<br />
* エースをねらえ! 岡ひろみのメラメラ美燃系ピリ辛トマト鍋<br />
* エースをねらえ! お蝶夫人のキラキラ美麗系コラーゲン白湯鍋<br />
; お腸夫人<br />
2003年に[[ダイドードリンコ]]から発売されたドリンク。ラベルには竜崎麗香の絵とセリフのパロディが使われた。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[松岡修造]] - この漫画に影響を受けテニスを始める。「庭球訓」を用いた発言をするなどこの漫画の影響を垣間見ることが出来る。松岡は、海外遠征時もこの作品を持ち歩き、ウィンブルドンのセンターコートにも持ち込んだことで有名である。TVドラマ版でも監修を務めた。<br />
* [[岡大海]] - プロ野球北海道日本ハムファイターズの選手。2015年から、打席に向かう際の登場曲に、名前の音が主人公・岡ひろみと同じで「自分にしかできない」と考え<ref>NHK「スポプラ」2015年6月15日放送のインタビューで発言。</ref>、大杉久美子歌唱の「エースをねらえ!」を使用。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* トムス・エンタテインメントによる作品紹介<br />
** [http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=75 エースをねらえ!]<br />
** [http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=76 新・エースをねらえ!]<br />
** [http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=309 エースをねらえ! (劇場版)]<br />
** [http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=77 エースをねらえ!2]<br />
** [http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=78 エースをねらえ!ファイナルステージ]<br />
* [http://web.archive.org/web/20040824101103/http://www.tv-asahi.co.jp/ace1/ エースをねらえ! - テレビ朝日] - 2004年8月24日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]<br />
* [http://web.archive.org/web/20040920004159/http://www.tv-asahi.co.jp/ace/ エースをねらえ! スペシャル - テレビ朝日] - 2004年9月20日時点のアーカイブ<br />
<br />
{{リダイレクトの所属カテゴリ<br />
|redirect1=新・エースをねらえ!<br />
|1-1=アニメ作品 し<br />
|1-2=1978年のテレビアニメ<br />
|1-3=日本テレビ系アニメ<br />
|1-4=リメイクアニメ<br />
|redirect2=エースをねらえ!2<br />
|2-1=1988年のOVA<br />
|redirect3=エースをねらえ!ファイナルステージ<br />
|3-1=1989年のOVA<br />
}}<br />
{{DEFAULTSORT:ええすをねらえ}}<br />
[[Category:漫画作品 え|えすをねらえ]]<br />
[[Category:マーガレット]]<br />
[[Category:テニス漫画]]<br />
[[Category:さいたま市を舞台とした漫画作品]]<br />
[[Category:女子テニスを題材とした作品]]<br />
[[Category:アニメ作品 え]]<br />
[[Category:1973年のテレビアニメ]]<br />
[[Category:毎日放送のテレビアニメ]]<br />
[[Category:テレビ朝日系アニメ]]<br />
[[Category:東京ムービー]]<br />
[[Category:バンダイビジュアルのアニメ作品]]<br />
[[Category:マーガレットコミックスのアニメ作品]]<br />
[[Category:球技を題材としたアニメ作品]]<br />
[[Category:日本のアニメ映画]]<br />
[[Category:テニス映画]]<br />
[[Category:1979年のアニメ映画]]<br />
[[Category:木曜ドラマ (テレビ朝日)]]<br />
[[Category:2004年のテレビドラマ]]<br />
[[Category:漫画を原作とするテレビドラマ]]<br />
[[Category:スポーツドラマ]]<br />
[[Category:共同テレビのテレビドラマ]]<br />
[[Category:上戸彩]]</div>
126.224.156.205
岡野俊一郎
2018-05-19T04:01:35Z
<p>126.224.156.205: 2400:7800:8667:4600:2053:2FB8:B4CE:EAE1 (会話) による ID:68606084 の版を取り消し</p>
<hr />
<div>{{サッカー選手<br />
| 名前 = 岡野 俊一郎<br />
| 画像 = Shunichiro Okano 1953.jpg<br />
| 画像サイズ = 200px<br />
| 画像の説明 = 岡野俊一郎(1953年撮影)<br />
| 本名 = <br />
| 愛称 = <br />
| カタカナ表記 = オカノ シュンイチロウ<br />
| アルファベット表記 = OKANO Shunichiro<br />
| 原語名 = <br />
| 原語表記 = <br />
| 国 = <br />
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1931|8|28|no}}<br>{{JPN1889}}, [[東京府]][[東京市]][[下谷区]](現・[[東京都]][[台東区]])<br />
| 没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1931|8|28|2017|2|2}}<br>{{JPN}}, 東京都<br />
| 身長 = <br />
| 体重 = <br />
| 所属チーム名 = <br />
| ポジション = [[フォワード (サッカー)|FW]]<br />
| 背番号 = <br />
| 利き足 = <br />
| ユースクラブ1 = | ユース年1 = <br />
| クラブ1 = [[東京大学運動会ア式蹴球部|東京大学]]| 年1 = | 出場1 = | 得点1 =<br />
| クラブ成績更新日 = <br />
| 代表1 = {{JPNf}}| 代表年1 = 1955 | 代表出場1 = 1| 代表得点1 = 0<br />
| 代表成績更新日 = <br />
| 監督チーム1 = {{Fbu|20|JPN|name=日本 U-20}}| 監督年1 = 1961<br />
| 監督チーム2 = {{JPNf}}| 監督年2 = 1970-1971<br />
}}<br />
'''岡野 俊一郎'''(おかの しゅんいちろう、[[1931年]][[8月28日]] - [[2017年]][[2月2日]])は、[[東京都]]出身の[[サッカー]]選手・[[監督|サッカー指導者]]。第9代[[日本サッカー協会]]会長、企業経営者。[[学校法人日本体育大学]]顧問。<br />
<br />
東京・上野の[[和菓子]]店「[[岡埜栄泉]]」代表取締役(五代目)<ref>[http://www.okanoeisen.com/index-2.html 上野駅前 岡埜栄泉総本家 会社概要]</ref>。<br />
<br />
== 略歴 ==<br />
3歳から水泳を始め、4歳ではスキーを履いた。戦前の全国大会である[[明治神宮大会]]に水泳50m自由形の東京都代表で出場したこともあり、また父親が持っていた店の野球部にも入っていた<ref name=Yahoo170205>{{Cite news|date=2017-02-05|url=http://bylines.news.yahoo.co.jp/yonobuyuki/20170204-00067344/|title=合掌、岡野俊一郎さん。若き日の写真と、2002年日韓W杯の縁とは(その2)|author=楊順行|publisher=Yahoo!|accessdate=2017-02-05}}</ref>。<br />
* [[1946年]]、東京都立第五中学校([[旧制中学校]]、[[学制改革]]により東京都立小石川高等学校となり、現在は[[東京都立小石川中等教育学校]])入学、同級生に誘われ、同校の校技だったサッカーを始める<ref name=Yahoo170205/>。<br />
* [[1950年]]、小石川高校を卒業し、[[東京大学]]理科II類に入学。[[東京大学運動会ア式蹴球部|ア式蹴球部]]に入部。高校入学当初は滑空部に所属した。<br />
* [[1953年]]、[[全日本大学サッカー選手権大会]]で優勝。[[西ドイツ]]で行われた国際学生スポーツ週間(現在の[[ユニバーシアード]])に学生選抜チームの一員として派遣される<ref>{{Cite news|date=2017-02-04|url=http://bylines.news.yahoo.co.jp/yonobuyuki/20170204-00067344/|title=合掌、岡野俊一郎さん。若き日の写真と、2002年日韓W杯の縁とは(その1)|author=楊順行|publisher=Yahoo!|accessdate=2017-02-05}}</ref>。<br />
* [[1957年]]、東京大学文学部心理学科卒業。<br />
* [[1961年]]、[[AFCユース選手権]]に[[U-20サッカー日本代表|ユース日本代表]]監督として参加。<br />
* [[1962年]]、日本代表コーチとなる(当時の監督は[[長沼健]])。<br />
* [[1964年]]、[[前東京オリンピック|東京オリンピック]]で日本代表がベスト8の快挙を成し遂げる。<br />
* [[1966年]]、[[1966 FIFAワールドカップ]]で[[FIFAワールドカップ]]初視察<ref name=Yahoo170205/>。<br />
* [[1970年]]、日本代表監督に就任(〜[[1971年]])。<br />
* [[1974年]]、[[日本サッカー協会]]の理事に就任。[[日本オリンピック委員会]](JOC)の常任理事にも就任。<br />
* [[1987年]]、日本サッカー協会副会長に就任。<br />
* [[1990年]]、[[国際オリンピック委員会]](IOC)委員に就任。<br />
* [[1995年]]、[[FIFAワールドカップ]]組織委員会委員に就任。<br />
* [[1998年]]、日本サッカー協会会長に就任。<br />
* [[2002年]]、[[東アジアサッカー連盟]]初代会長に就任。日本サッカー協会名誉会長に就任。<br />
* [[2003年]]、[[日本サッカーミュージアム]]初代館長に就任。<br />
* [[2003年]]、韓国政府より体育勲章青竜章を授与される。<br />
* [[2005年]]、[[日本サッカー殿堂]]第1回受賞者に選ばれる。<br />
* [[2008年]]、[[北京オリンピック]]競泳男子平泳ぎ100mのメダルプレゼンターを務める。<br />
* [[2008年]]、[[北京オリンピック]]女子レスリング63kg級のメダルプレゼンターを務める。<br />
* [[2010年]]、[[バンクーバーオリンピック]]スピードスケート[[団体パシュート]]女子のメダルプレゼンターを務める。<br />
* [[2011年]]、定年により国際オリンピック委員会(IOC)委員を退任。<br />
* [[2012年]]10月30日、文化功労者に選ばれる<ref>[http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20121031-1040185.html 岡野最高顧問が文化功労者]</ref>。<br />
* [[2017年]]2月2日、東京都内の病院で[[肺癌]]により死去<ref>{{Cite pressrelease|title=日本サッカー協会 岡野俊一郎相談役 逝去のお知らせ|publisher=[[日本サッカー協会]]|date=2017-2-3|url=http://www.jfa.jp/news/00012500|accessdate=2017-3-28}}</ref>。{{没年齢|1931|8|28|2017|2|2}}。没後、[[従四位]]に追叙された<ref>『官報』6976号、平成29年3月13日</ref>。<br />
<br />
== 東京五輪・メキシコ五輪での活躍 ==<br />
{{出典の明記|date=2017年3月|section=1}}<br />
岡野はプレイヤーとしての経験は高校(戦前の学制では[[旧制中学|中学]]にあたる)・大学での経験しかないが、長年指導者として日本代表に参加した(東京五輪:ベスト8、メキシコ五輪:3位)。{{要出典範囲|これについては彼の東大時代の人脈が大いに生きている。|date=2017年3月}}<br />
<br />
{{要出典範囲|当時の日本代表は、[[1960年]]からの[[デットマール・クラマー]]による技術指導の影響により一定の技術水準(とはいっても、欧州・南米の一流国から見れば下手であるが)は得ていたが、戦術や敵の情報に関しては不十分であった。しかし、岡野は東京大学在学時の友人に商社勤務の者が大勢おり、海外勤務の友人から海外のサッカーのビデオや雑誌を入手し、敵の戦術解析、モダンサッカーの戦術研究を熱心に行なった。|date=2017年3月}}<br />
<br />
語学が堪能であったため長沼監督下では代表コーチに加え、クラマーの通訳という2つの大役をこなしていた。<br />
<br />
当時の監督の長沼は、ベンチで隣に岡野を座らせるために選手登録を1名抹消(ベンチに入れる人数には制限があり、コーチ陣・選手合わせて一定の数にしなければならない)したほどである。{{要出典範囲|クラマーの指導、選手たちの努力もあったが、岡野の研究も日本の快挙に大きく貢献したと言える。|date=2017年3月}}<br />
<br />
当時メダル獲得の期待が全くかけられていなかったサッカーは、メキシコへ派遣できる選手の登録人数を最大20人の登録枠に対し18人に削減されてしまった。これに最も強く反対した1人が当時コーチであった岡野俊一郎であったが、JOCの決定は覆せない。そこで、メキシコ五輪協会役員からの勧めもあり、選手が故障した場合を考えて、もしもの時の「最後の1人」として選手登録をしたのだった。結果として(日本側登録では)「コーチ」でありながら銅メダル獲得という珍しい事になってしまったのである<ref>{{Cite news|date=2017-02-03|url=http://mainichi.jp/articles/20170204/k00/00m/050/082000c|title=<岡野俊一郎さん死去>粋で洒脱な理論家 スポーツ界に尽力|newspaper=毎日新聞|accessdate=2017-02-04}}</ref>。<br />
<br />
クラマーとは、クラマーが日本を離れてからもクラマー本人のみならずクラマーの実母とも交流を続け、クラマーから「俺とお前はブルーダー(ドイツ語で兄弟の意味)なんだ」と言われていた<ref>{{Cite news|date=2015-12-10|url=http://number.bunshun.jp/articles/-/824704?page=3|title=「日本サッカーの父」を偲んで――。 クラマー氏と岡野最高顧問の絆。(3/4)|newspaper=Number Web|publisher=文芸春秋社|accessdate=2017-02-06}}</ref>。岡野もクラマーについて「彼が来たおかげで人生が変わっちゃった。それは一つも悔いがない。55年の素晴らしい友情だったと僕は思っている。デットマールには感謝したい」と述べている<ref>{{Cite news|date=2015-12-10|url=http://number.bunshun.jp/articles/-/824704?page=4|title=「日本サッカーの父」を偲んで――。 クラマー氏と岡野最高顧問の絆。(4/4)|newspaper=Number Web|publisher=文芸春秋社|accessdate=2017-02-06}}</ref>。<br />
<br />
== 日本スポーツ界の重鎮として ==<br />
岡野はサッカー日本代表監督を退任した後、[[日本サッカー協会]]理事となり低迷期にあった日本サッカー界を苦心して支える一方、その国内外の豊富な人脈を買われて日本オリンピック委員会(JOC)委員となり、総務主事などを務めた。JOCが[[日本体育協会]]の傘下団体から独立し、[[財団法人]]化された時にはJOC専務理事として会長の[[堤義明]]を補佐した。<br />
<br />
1981年11月に、[[1985年夏季ユニバーシアード|1985年ユニバーシアード神戸大会]]が決まると、「日本サッカーにとって[[大学]]サッカーは重要」との考えから来日していた当時世界のスポーツ界に強い影響力を持っていた友人の[[ホルスト・ダスラー]]([[アディダス]]創始者[[アドルフ・ダスラー]]の息子)にユニバーシアード神戸大会から[[サッカー]]を正式競技にする為、助力を頼んだ。すると、ホルスト・ダスラーは[[ニューヨーク]]にいたこれまた岡野の友人でもある[[国際大学スポーツ連盟]](FISU)会長の[[プリモ・ネビオロ]]に電話をかけ、岡野に取り次いだ。岡野の依頼を承諾したネビオロFISU会長は、FISU実行委員会から最初反対を受けたが、ネビオロFISU会長が強引に規約を改正して、ユニバーシアード神戸大会から[[ユニバーシアードサッカー競技|サッカー競技]]を正式競技にした<ref>山本昌邦著『日本サッカー遺産-ワールドカップ出場舞台裏の歴史と戦略』P144〜P145</ref>。以後現在も、サッカーは[[ユニバーシアードサッカー競技|ユニバーシアードの正式競技]]となっている([[2019年夏季ユニバーシアード|2019年ナポリ大会]]が[[ユニバーシアードサッカー競技]]としての最後の大会となり、国別の大学代表ではなく、大学単一チームが出場する大学サッカー[[世界選手権大会]]が新設される予定である<ref>[https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/201804290000953.html 長友ら出場ユニバからサッカー消滅 大学W杯新設へ-日刊スポーツ、2018年4月30日]</ref>)。<br />
<br />
[[1990年]]には国際オリンピック委員会委員に就任し、[[1998年]]の[[長野冬季オリンピック]]招致、そして開催成功にIOC委員として携わり、その後はIOCプログラム委員会(五輪実施競技を決定するセクション)の委員を務めていた。IOC委員は現在のIOC規則([[2002年]]の[[ソルトレークシティオリンピック]]後に改正された)では任期8年、70歳定年であるが、岡野は1990年の旧規則時の委員就任であるため定年は79歳だった。定年となった2011年に退任し、以後は名誉委員となった<ref>{{Cite news|url=http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020400287&g=scr|title=IOC会長が哀悼の意=岡野俊一郎さん死去で|newspaper=[[時事通信]]|date=2017-02-04|accessdate=2017-02-04}}</ref>。<br />
<br />
岡野は1998年に日本サッカー協会(JFA)会長になるが、前任会長だった長沼も国際的活動がメインであった岡野の負担を増やしたくないと慮り、自分の後任には当初は[[川淵三郎]]を考えたものの、川淵が辞退したため<ref>川淵三郎『[[私の履歴書]]』[[日本経済新聞社]]、2008年2月</ref>、岡野に会長就任を要請した。岡野も当初は「協会会長とIOC委員を両立できるか悩んだ」が協会会長を引き受け、[[2002 FIFAワールドカップ]]を成功させることになった。<br />
<br />
岡野はJFA会長を1期で退任して川淵に後を譲ってJFA名誉会長、最高顧問を歴任、2003年には[[日本サッカーミュージアム]]初代館長に就任。<br />
<br />
また東京都[[文京区]]の[[教育委員]]や[[学校法人日本体育大学]]の顧問、全国[[ラジオ体操]]連盟会長を務め、青少年健全育成や国民健康増進などの分野でも活躍した。2012年にはサッカー界から初となる文化功労者となった。<br />
<br />
==所属クラブ==<br />
* [[東京都立小石川高等学校]]<br />
* [[東京大学ア式蹴球部|東京大学]]<br />
<br />
==代表歴==<br />
===試合数===<br />
* 国際Aマッチ 2試合 0得点(1955)<br />
<br />
{{サッカー代表個人成績|日本|2}}<br />
|-<br />
|1955||1||0||4||0||5||0<br />
|-<br />
!通算<br />
|1||0||4||0||5||0<br />
|}<br />
<br />
== 役職 ==<br />
* 東アジアサッカー連盟名誉会長<br />
* [[日本サッカーミュージアム]]館長<br />
* 国際オリンピック委員会委員<br />
* 全国[[ラジオ体操]]連盟会長<br />
* 東京都[[文京区]][[教育委員]](委員長代理)<br />
<br />
== 賞詞 ==<br />
* [[藍綬褒章]](1990年)<br />
* [[NHK放送文化賞]](1990年)<br />
* 国際オリンピック委員会銀杯(1998年)<br />
* 東京都文化賞(2003年)<br />
* 大韓民国体育勲章青竜章(2003年)<br />
* [[旭日中綬章]](2004年)<br />
* [[日本サッカー殿堂]]第1回表彰者(2005年)<br />
* [[文化功労者]](2012年)<br />
<br />
== 脚注 == <br />
{{Reflist}} <br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[三菱ダイヤモンド・サッカー]]<br />
* [[金子勝彦]](三菱ダイヤモンド・サッカーにてコンビを組んだ[[テレビ東京|東京12チャンネル]][[アナウンサー]])<br />
* [[篠島秀雄]]<br />
* [[長沼健]]<br />
* [[岡野加穂留]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://archive.footballjapan.jp/user/scripts/user/person.php?person_id=21 日本サッカーアーカイブ 岡野俊一郎]<br />
* {{NFT player | pid = 50097}} {{en icon}}<br />
* [http://www.okanoeisen.com/index.html 上野駅前 岡埜栄泉総本家]<br />
<br />
{{日本サッカー協会歴代会長}}<br />
{{Navboxes<br />
|title= 監督歴<br />
|list1=<br />
{{サッカー日本代表歴代監督}}<br />
{{U-20サッカー日本代表歴代監督}}<br />
}}<br />
{{Normdaten}}<br />
{{デフォルトソート:おかの しゆんいちろう}}<br />
[[Category:日本のサッカー選手]]<br />
[[Category:サッカー日本代表選手]]<br />
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[[Category:国際オリンピック委員会委員]]<br />
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[[Category:東京大学出身の人物]]<br />
[[Category:東京都立小石川中等教育学校出身の人物]]<br />
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[[Category:1931年生]]<br />
[[Category:2017年没]]</div>
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