11月のアンクレット

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「11月のアンクレット」（じゅういちがつのアンクレット）は、日本の女性アイドルグループ・AKB48の楽曲。作詞は秋元康、作曲は丸谷マナブが担当した。2017年11月22日にAKB48のメジャー50作目のシングルとしてキングレコードから発売された[注 1]。楽曲のセンターポジションは渡辺麻友が務めた。

背景とリリース

前作「#好きなんだ」から3か月ぶりで2017年4作目のシングル。

2017年末でのAKB48の卒業を控えた渡辺麻友が、シングル表題曲としては2014年の「希望的リフレイン」以来6回目のセンターを務める[注 2]。選抜メンバーは前作から12名増の28名であり、岡部麟、小畑優奈（SKE48）、田中美久（HKT48）、瀧野由美子（STU48）がAKB48のシングル表題曲としては初選抜となった。前作のメンバーからは惣田紗莉渚、高柳明音、古畑奈和（以上SKE48）、本間日陽（NGT48）が選抜から外れた。入山杏奈、小栗有以、柏木由紀、加藤玲奈、小嶋真子、峯岸みなみ、向井地美音、山本彩加（NMB48）、山本彩（NMB48）、兒玉遥（HKT48）、松岡はな（HKT48）、中井りか（NGT48）が前々作「願いごとの持ち腐れ」以来の選抜復帰となった。

楽曲のパフォーマンスの際には、山口百恵のオマージュである[2]、曲の最後にマイクを置いて客席に背を向ける演出がある[3]。『ミュージックステーション』（テレビ朝日）の通常放送回では、渡辺は同番組へのグループとしての出演が最後ではなかったことから、周りのメンバーにマイクを置くのを引き止められるという演出がなされた[4]。

2017年10月8日に幕張メッセで行われた『AKB48グループ感謝祭〜ランクインコンサート〜』で初披露され[3]、10月25日の生放送番組『CDTVスペシャル! ハロウィン音楽祭2017』（TBS）において初めてテレビで披露された[5]。

第68回NHK紅白歌合戦の歌唱曲目投票企画において本曲が1位となり、「視聴者が選んだ夢の紅白SPメドレー」3曲のうちの1曲として歌唱された[6]。

アートワーク

ジャケット写真のメンバー[7]
Type A 初回限定盤 柏木由紀・北原里英・指原莉乃・峯岸みなみ・渡辺麻友
Type A 通常盤 渡辺麻友
Type B 初回限定盤 岡田奈々・小栗有以・松岡はな・横山由依・吉田朱里
Type B 通常盤 岡田奈々・柏木由紀・加藤玲奈・宮脇咲良
Type C 初回限定盤 荻野由佳・小畑優奈・加藤玲奈・小嶋真子・兒玉遥・山本彩
Type C 通常盤 荻野由佳・指原莉乃・峯岸みなみ・吉田朱里
Type D 初回限定盤 入山杏奈・須田亜香里・高橋朱里・中井りか・宮脇咲良・山本彩加
Type D 通常盤 白間美瑠・須田亜香里・高橋朱里・横山由依
Type E 初回限定盤 岡部麟・白間美瑠・瀧野由美子・田中美久・松井珠理奈・向井地美音
Type E 通常盤 北原里英・松井珠理奈・向井地美音・山本彩
劇場盤 「11月のアンクレット」選抜メンバー28人

アートワークは平野文子が手がけた[8]。初回限定盤ジャケットでは、黒の衣装に一人ひとり色の異なるカラータイツとヒールを着用しており、アーティスト写真および劇場盤ジャケットではそのタイツの色で虹のグラデーションを表現している[8]。通常盤ジャケットではメンバーの顔をクローズアップし、瞳に虹がかかる構図になっている[8]。虹の表現について平野は「この先の人生に虹色のすばらしいことが待っているように」との願いを込めたとしている[8]。

ミュージック・ビデオ

11月のアンクレット
「11月のアンクレット」のミュージック・ビデオ (MV) は2017年9月中旬の台風が接近するなかで撮影された[9]。本来の渡辺の姿ともいわれる天真爛漫さが発揮されており[10]、ペンキで鮮やかな虹を描いていく[9]。ラストシーンは、土砂降りの雨のなか先頭を走る渡辺を追いかけるようにメンバーが疾走する[9][11]。MV限定でコンドルズの振付によるダンスが披露されている[9]。監督はアートワークと同様に平野文子が担当した[11]。
サヨナラで終わるわけじゃない
渡辺の卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」のMVのテーマは「ゴシックホラー」で、由緒正しい洋館で撮影された[12]。箱庭的な世界観で生きる少女が大人に成長し、外の世界に旅立つという、渡辺の境遇と重ねた内容になっている[12]。監督は渡辺本人による指名で、高橋栄樹が担当した[12]。

メディアでの使用

11月のアンクレット
グリー『GREE AKB48 ステージファイター』「AKB48に興味のない男 VS AKB48」のCMソング[13]。

シングル収録トラック

Type A

初回限定盤と通常盤の2種類が存在するが、収録トラックは同一。 テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist

Type B

初回限定盤と通常盤の2種類が存在するが、収録トラックは同一。 テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist

Type C

初回限定盤と通常盤の2種類が存在するが、収録トラックは同一。 テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist

Type D

初回限定盤と通常盤の2種類が存在するが、収録トラックは同一。 テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist

Type E

初回限定盤と通常盤の2種類が存在するが、収録トラックは同一。 テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist

劇場盤

テンプレート:Tracklist

選抜メンバー

カップリング曲の歌唱メンバーは下記と異なる。詳細については「AKB48関連の楽曲一覧」を、「思い出せてよかった」の歌唱メンバーについては「AKB48関連の楽曲一覧#STU48」を参照

☆はメディア選抜[14]。

脚注

注釈

  1. ↑ 配信限定シングル「Baby! Baby! Baby!」を含む。インディーズシングルを含めると通算52作目。いずれの数字も、配信限定の「誰かのために -What can I do for someone?-」と「掌が語ること」はシングルとしての配信ではないため含んでいない。
  2. ↑ 単独としては「心のプラカード」以来4回目[1]。
  3. ↑ 姉妹グループ・STU48を兼任。
  4. ↑ 4.0 4.1 4.2 姉妹グループ・NGT48から選抜。
  5. ↑ 5.0 5.1 5.2 姉妹グループ・SKE48から選抜。
  6. ↑ 姉妹グループ・NGT48を兼任。
  7. ↑ 7.0 7.1 姉妹グループ・HKT48から選抜。AKB48を兼任。
  8. ↑ 姉妹グループ・HKT48から選抜。STU48を兼任。
  9. ↑ 姉妹グループ・NMB48から選抜。AKB48を兼任。
  10. ↑ 姉妹グループ・STU48から選抜。
  11. ↑ 11.0 11.1 姉妹グループ・HKT48から選抜。
  12. ↑ 12.0 12.1 12.2 姉妹グループ・NMB48から選抜。

出典

  1. ↑ “まゆゆ「集大成を」AKB48卒業曲でセンター 11・22に50thシングル”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年9月10日). http://www.oricon.co.jp/news/2097030/full/ . 2017閲覧. 
  2. ↑ 渡辺麻友; 柏木由紀; 向井地美音; 小栗有以 (2017年11月22日). AKB48 50thシングル「11月のアンクレット」インタビュー. インタビュアー:犬飼華. Billboard JAPAN.. http://www.billboard-japan.com/special/detail/2154 . 2017閲覧. 
  3. ↑ 3.0 3.1 “AKB48、まゆゆラストセンター曲初披露 マイクを置く演出に「緊張で動揺した」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年10月8日). http://www.oricon.co.jp/news/2098647/full/ . 2017閲覧. 
  4. ↑ 真紀和泉 (2017年11月25日). “【エンタがビタミン♪】渡辺麻友『Mステ』レギュラー放送最後の出演も“マイク”置けず　年末に向けて「頑張りたい」”. TechinsightJapan (メディアプロダクツジャパン). http://japan.techinsight.jp/2017/11/maki11251526.html . 2017閲覧. 
  5. ↑ 真紀和泉 (2017年10月28日). “【エンタがビタミン♪】渡辺麻友　AKB48卒業前に“さしまゆゆきりん”でアイドル誌の表紙飾る”. TechinsightJapan (メディアプロダクツジャパン). http://japan.techinsight.jp/2017/10/maki10281723.html . 2017閲覧. 
  6. ↑ “渡辺麻友、AKB48卒業で有終の美の涙 センター曲が視聴者投票1位＜紅白本番／1位〜10位＞”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2017年12月31日). https://mdpr.jp/music/detail/1738031 . 2018閲覧. 
  7. ↑ AKB48 2017a、AKB48 2017b、AKB48 2017c、AKB48 2017d、AKB48 2017e、AKB48 2017f。
  8. ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 “AKB48、カラフルな脚で虹を表現 50thシングル新ビジュアル公開”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年10月30日). https://www.oricon.co.jp/news/2099785/full/ . 2017閲覧. 
  9. ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 “まゆゆ ラスト曲MVで天真爛漫さ全開 涙雨の中を全力疾走”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年10月30日). https://www.oricon.co.jp/news/2099783/full/ . 2017閲覧. 
  10. ↑ “”さよならまゆゆ” 渡辺麻友AKB48ラストシングルついにMVが解禁”. ドワンゴジェイピーnews (ドワンゴ). (2017年10月30日). https://news.dwango.jp/2017/10/30/154233/idol/ . 2017閲覧. 
  11. ↑ 11.0 11.1 “渡辺麻友が豪雨すら楽しんだ、AKB48「11月のアンクレット」MV”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年10月30日). http://natalie.mu/music/news/254645 . 2017閲覧. 
  12. ↑ 12.0 12.1 12.2 “まゆゆの気品に目を奪われる…洋館撮影の卒業曲MV公開”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年10月30日). https://www.oricon.co.jp/news/2099784/full/ . 2017閲覧. 
  13. ↑ “AKB48川本紗矢が初センター AKB48ステージファイター選抜16名の特別劇場公演開催”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年10月24日). https://deview.co.jp/News?am_article_id=2099464 . 2017閲覧. 
  14. ↑ “AKB48 50thシングル「11月のアンクレット」発売記念コラボ本日スタート! 〜 渡辺麻友 最後のセンター曲の「神の手」限定グッズが登場 〜” (プレスリリース), バリュープレス, (2017年11月22日), https://www.value-press.com/pressrelease/193301 . 2017閲覧. 

参考文献

  • AKB48 『11月のアンクレット』Type A、キングレコード、2017-11-22。KIZM-511/2。
  • AKB48 『11月のアンクレット』Type B、キングレコード、2017-11-22。KIZM-513/4。
  • AKB48 『11月のアンクレット』Type C、キングレコード、2017-11-22。KIZM-515/6。
  • AKB48 『11月のアンクレット』Type D、キングレコード、2017-11-22。KIZM-517/8。
  • AKB48 『11月のアンクレット』Type E、キングレコード、2017-11-22。KIZM-519-520。
  • AKB48 『11月のアンクレット』劇場盤、キングレコード、2017-11-22。NMAX-1286。

外部リンク

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