龍神温泉

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渓流を眺める露天風呂

龍神温泉(りゅうじんおんせん)は、和歌山県田辺市龍神村(旧紀伊国日高郡)にある温泉。美肌効果の高い泉質で日本三美人の湯のひとつに数えられる。

泉質

効能

温泉街

  • 日高川に沿って旅館が並び、各旅館の露天風呂から渓流を眺める事ができる。
  • 外湯として龍神温泉元湯がある。一部宿泊施設でも日帰り入浴が可能。
  • 天然温泉かけ流しの湯や泉質の良さを謳っている旅館が多いが、実際には源泉の湯量が少ないためほとんどが塩素消毒された循環風呂。中には近隣の温泉からお湯を運んで浴槽に溜めただけの宿もある。

歴史

開湯は約1300年前とされているが、弘法大師による開湯伝説も残っている。また、役小角が発見した後、難陀竜王のお告げによって弘法大師が開湯したとも言われている。

江戸時代には紀伊国を統治した紀州藩とも関わりが深く、藩主が湯治を行うために、初代藩主徳川頼宣上御殿下御殿を作らせた。ただし、藩主の湯治は実現せず建物は村民に与えられた。上御殿、下御殿はそれぞれ旅館となり、上御殿の建物(国の登録有形文化財)は現在も宿として使われている。

中里介山による時代小説大菩薩峠』やその映画化作品において、主人公・机龍之助が目を癒した所として採り上げられ、全国的に有名になった。

1996年平成8年)5月2日環境庁告示第26号により、国民保養温泉地に指定された。

周辺

アクセス

日本三美人の湯

  • 島根県 湯の川温泉 泉質:ナトリウム・カルシウム、硫酸塩・塩化物質
  • 群馬県 川中温泉 泉質:カルシウム・硫酸塩温泉
  • 和歌山県 龍神温泉 泉質:無色透明でナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で日本一

龍神温泉・湯の川温泉・川中温泉は、1989年に「日本三美人湯」として姉妹協定を結んだ[1]。1989年以後持ち回りで「美人の湯サミット」を開催していたが、2004年のサミットが最後になった[1]。2016年には共同でのプロモーションの試みが行われた[1]

脚注

関連項目

外部リンク