麻浦区

提供: miniwiki
移動先:案内検索

麻浦区(マポく)は大韓民国ソウル特別市西部、漢江北岸にある弘益大学校のある弘大(ホンデ)地区は美術・デザイン系学生が集まる学生街・繁華街であり、バーやクラブ、ライブハウス、ギャラリーなどが多く集まっている。他に楊花辺などの繁華街がある。また、ソウルワールドカップ競技場があり、2002 FIFAワールドカップの開会式が開かれた。

ワールドカップ競技場周辺や漢江周辺は広大な緑地となっていることや丘陵地帯があることから、麻浦区の緑地面積は区全体の面積の50%近くまで占める。また、通称ソンミサンマウルと呼ばれる地区は、ソウルで住みたい場所No.1に度々選ばれマスメディアでもよく取り上げられている。

地理

麻浦区はソウル市の中西部に位置する。南側に漢江が流れている。また東側は丘陵地帯となっている。

  • 山:老姑(ノゴ)山、隼峰山、ワウ山、ソンミ山(66m)
  • 河川:漢江(ハンガン)

隣接自治体

歴史

元来、麻浦一帯は漢江による交易や漢江の渡し場などで栄えてきた。

  • 1944年11月1日 西大門区孔徳町、新孔徳町、阿峴町、新水町、玄石町、旧水町、新井町、倉前町、上水一町、下水一町、賀中町、唐人町、西橋町、東橋町、合井町、望遠町、栗島町、龍山区桃花町、麻浦町、龍江町、土亭町、大興町、塩里町が分区され、麻浦区となる。
  • 1946年10月1日 区内の「町」を「洞」に改称。
  • 1964年6月1日
    • 西大門区から老姑山洞および大洞の一部を編入。
    • 阿峴洞の一部を西大門区に編入。
  • 1975年10月1日 西大門区から上岩洞、城山洞および水色洞、中洞、南加佐洞、延禧洞のそれぞれ一部を編入。

行政区域

ファイル:Yanghwa Bridge.jpg
漢江にかかる楊花大橋、漢江の対岸が麻浦区。後ろの山はソウル北方の山・北漢山

幾度かの洞の統合を経て、現在は16の洞が存在する。

行政洞 法定洞
洞(アヒョンドン) 阿峴洞、孔徳洞、塩里洞
孔徳洞(コンドクトン) 阿峴洞、孔徳洞、新孔徳洞、桃花洞
桃花洞(トファドン) 桃花洞、麻浦洞
竜江洞(ヨンガンドン) 桃花洞、竜江洞、土亭洞、麻浦洞、大興洞、塩里洞
大興洞(テフンドン) 大興洞、老姑山洞、新水洞
塩里洞(ヨムニドン) 塩里洞、孔徳洞
新水洞(シンスドン) 新水洞、玄石洞、旧水洞、新井洞、大興洞
西江洞(ソガンドン) 倉前洞、上水洞、賀中洞、新井洞、唐人洞
西橋洞(ソギョドン) 老姑山洞、西橋洞、東橋洞
合井洞(ハプチョンドン) 合井洞
望遠第1洞(マンウォンジェイルトン) 望遠洞
望遠第2洞(マンウォンジェイドン)
延南洞(ヨンナムドン) 延南洞
城山第1洞(ソンサンジェイルトン) 城山洞
城山第2洞(ソンサンジェイドン) 城山洞、中洞
上岩洞(サンアムドン) 上岩洞

行政

現在の区長は朴弘燮(パク•ホンソプ, 共に民主党)。

警察

消防

教育

大学

記念館・博物館

交通

鉄道

加佐駅※ - 弘大入口駅 - 西江大駅 - 孔徳駅
合井駅 - 弘大入口駅 - 新村駅 - 梨大駅 - 阿峴駅
麻浦駅 - 孔徳駅 - エオゲ駅
デジタルメディアシティ駅※ - ワールドカップ競技場駅(城山)駅 - 麻浦区庁駅 - 望遠駅 - 合井駅 - 上水駅 - 広興倉(西江)駅 - 大興(西江大前)駅 - 孔徳駅
孔徳駅 - 弘大入口駅 - デジタルメディアシティ駅
  • ※ 加佐駅の登記上の所在地は西大門区であるが、麻浦区との境界上にある。
  • ※ デジタルメディアシティ駅の登記上の所在地は恩平区であるが、麻浦区との境界上にある。

その他 

2015年1月13日 - 「中国の外交官夫人が、ソウル市麻浦区で、タクシー運転手によって、カトリック汝矣島聖母病院の救急室に搬送させられた事件」が発生した。この事件に対して、中国大使館は激怒。ソウル麻浦警察署は、徹底的な真相調査と責任者の刑事処罰を要求された。妊娠3カ月の夫人は、1月12日夜、タクシー運転手に現金で支払うことを拒否した後、運転手から激しくののしられ、タクシーから降りる途中に、車を急発進させられた。中国の外交官夫人は、「韓国人が好きで夫と韓国に来たが、これほど酷い目に遭うとは思わなかった」と話し、胎児への影響を心配した。夫人の母親は「娘は道路に倒れており、本当に怖かった」と話している[1]

脚注

外部リンク

テンプレート:SouthKorea-stub