風疹ウイルス
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風疹ウイルス(ふうしんウイルス、Rubella virus)は風疹の原因となるウイルスである。トガウイルス科ルビウイルス属に属する唯一のウイルスである。
一本鎖RNAウイルスであり、その中に含まれるE1遺伝子はウイルスの検出に役立っている。構造としては正20面体のカプシド構造で外側はエンベロープで覆われている。直径60 - 70nmである。
ヒトのみを自然宿主とし、感染により風疹ウイルス感染症を発生させる。感染予防のための弱毒風疹生ワクチンも存在する。
出典
- 風疹ウイルスの遺伝子解析 国立感染症研究所 病原微生物検出情報 Vol. 32 p. 260-262: 2011年9月号
- 坂田真史、森嘉生、風疹ウイルスの生活環 ウイルス Vol.64 (2014) No.2 p.137-146
外部リンク
- 伊東平八ほか、風疹ウイルスの研究 Vero細胞における細胞変性効果について ウイルス Vol.18 (1968) No.6 P482-494