阿南駅

提供: miniwiki
移動先:案内検索


阿南駅(あなんえき)は、徳島県阿南市富岡町今福寺にある、四国旅客鉄道(JR四国)牟岐線(阿波室戸シーサイドライン)のである。駅番号はM12

阿南市の代表駅であり、全特急列車が停車する。また、徳島方面からの列車は、半数以上が当駅で折り返す。

歴史

駅構造

ホームは相対式2面2線である。駅の東側に、留置側線が2本あり、夜間滞泊が設定されている。

駅舎は、徳島県で唯一の橋上駅舎で、東西の自由通路を兼ねている。改札口とホーム上にLED式列車発車案内板がある。2003年平成15年)11月までは地上駅舎で、当時は改札口に幕式の列車発車案内板があった。

エレベーターが各ホームに1基ずつ設置されている。このうち1番線ホームに設置されているものはウォークスルー型(前後2ヶ所に扉があるもの)であり、外部との共用となっている(1階は南側扉がホームとのみ乗降可能で、北側扉が駅前ロータリーとのみ乗降可能。2階は南側扉が改札外自由通路とのみ乗降可能で、北側扉が改札内コンコースとのみ乗降可能。これによりキセルを防止している)。

1階トイレ横にコンビニ(ビッグキヨスク)があったが2016年8月26日に閉店した。また、旧駅舎横にJR四国経営の喜多方ラーメン麺小町阿南店があったが撤退した。現駅舎内にワーププラザ阿南が入居しているが、店舗と駅窓口で事務室を共用している。このため、駅窓口としてのみどりの窓口が廃止された後も、ワーププラザ側の旅行業端末のマルス機能で事実上代替され、クレジットカード決済についてもワーププラザと駅窓口でCAT端末を共用している。

アゴヒゲアザラシナカちゃん人形がある。

阿波富岡駅と称していた頃の駅名表示板が、阿南市立阿波公方・民俗資料館に保管されている。

1966年から、毎年6・7月から9月まで、改札口付近に風鈴棚の飾り付けを設置している。1966年当時の駅長が乗降客に季節感を味わってもらおうと発案した[1]。2004年から、徳島県立阿南工業高等学校・新野高等学校・富岡東高等学校・富岡西高等学校の生徒が持ち回りで短冊に俳句を書き、一緒に飾っている。

風鈴棚飾り付け50周年記念事業俳句投票が、2016年7月12日から9月10日まで行われている。俳句一覧表と投票箱、投票用紙を改札口付近に設置。矢野秀樹駅長が乗降客に高校生の書いた句をじっくりと見てもらおうと発案した[2]

のりば

のりば 路線 方向 行先
1・2 牟岐線 上り 徳島高松方面
下り 牟岐海部方面

基本的に徳島方面が1番のりば、牟岐方面が2番のりばを使用するが、一部列車はそれぞれ逆ののりばから発車する。また、増解結作業が行われる事もある。

利用状況

2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員1,567人である[3]

近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。徳島県の駅では徳島駅に次いで2番目に多い。

年度 1日平均
乗車人員
1995年 1,710
1996年 1,639
1997年 1,524
1998年 1,498
1999年 1,458
2000年 1,384
2001年 1,343
2002年 1,285
2003年 1,278
2004年 1,327
2005年 1,354
2006年 1,357
2007年 1,310
2008年 1,300
2009年 1,212
2010年 1,213
2011年 1,231
2012年 1,311
2013年 1,354
2014年 1,293
2015年 1,575
2016年 1,531
2017年 1,567

駅周辺

西口

東口

ファイル:Anan Station east exit.JPG
東口(連絡通路により商工会議所とつながっている)

付近の商業施設として、大規模店のほか全国チェーンのファストフード店などが立地している。

接続するバス路線

一般路線バス

高速バス

隣の駅

※当駅に停車する特急「むろと」ならびに当駅を発着駅とする特急「ホームエクスプレス阿南」の隣の停車駅は、むろと (列車)を参照のこと。

四国旅客鉄道
牟岐線
阿波中島駅 (M11) - 阿南駅 (M12) - 見能林駅 (M13)

脚注

  1. 徳島新聞2016年7月13日19面地域「涼呼ぶ風鈴棚飾り付け50年阿南駅 優秀俳句投票で決定」
  2. 徳島新聞2016年7月13日19面地域「涼呼ぶ風鈴棚飾り付け50年阿南駅 優秀俳句投票で決定」
  3. 会社案内 - JR四国

関連項目

外部リンク