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誕生石

誕生石(たんじょうせき)は、1月から12月までの各月に因む宝石である。自分の生まれた月の宝石を身につけるとなんらかの加護があるといわれている俗習の一種である。1月1日から12月31日までの各日に因む宝石もあるが、こちらは特に誕生石と呼ぶ。

概要

今日の誕生石は1912年アメリカ合衆国の宝石商組合(現在のジュエラー・オブ・アメリカEnglish版)で定められたものを基にして、1952年にアメリカ宝石小売商組合など複数の団体によって改訂されたものが基準となっている。誕生石の種類は国によって若干の違いがある。日本では1958年に全国宝石卸商協同組合が制定した誕生石が古く、サンゴ(3月)・ヒスイ(5月)が追加されている。イギリスフランスでは、水晶(4月)・カーネリアン(7月)が追加されている。実際の誕生石の由来や加護の是非に全く関係なく、宝石商たちの販売戦略に深く関わりがある。

起源

誕生石の起源には占星術や地域説などの諸説があるが、明確に文書として残っているものにそれぞれの聖書がある。

旧約聖書出エジプト記28章17 - 21節には裁きの胸当てにはめる12個の貴石の記述がある。ヘブル語では

  • 第一列 odem(オデム) pi'tdah(ピトダー) bareqet(バーレケト)
  • 第二列 nofeq(ノーフェク) sappir( サピール) yahalom(ヤハローム)
  • 第三列 leshem (レシェム) shebo(シェボー) 'ahiamah(アヒアマー)
  • 第四列 tarshish(タルシシュ) shoham(ショハム) yashfeh(ヤーシュフェー )

となっているが、それぞれの石は翻訳によって異なり一義的には決まっていない。新共同訳、口語訳ではそれぞれ以下のように記されている。 

12の貴石にはそれぞれ支族の名を彫るように指示されており、訳としてオデムをルビー、サピールをサファイヤ、ヤハロームをダイヤモンドとしているものがあるが、これらの宝石は硬度が高くて彫刻は困難である。

新約聖書に記されているエルサレムの城壁の土台石に飾られている宝石に因むという説がクリスチャン人口の多いアメリカならではの有力な説である。

都の城壁の土台石はあらゆる宝石で飾られていた。第1の土台石は碧玉、第2はサファイア、第3は玉髄、第4は緑玉、第5は赤縞めのう、第6は赤めのう、第7は貴橄欖石、第8は緑柱石、第9は黄玉、第10は緑玉髄、第11は青玉、第12は紫水晶であった。 — 新約聖書 ヨハネの黙示録新共同訳 21章19, 20節

各月の誕生石

各月の誕生石の例を次の表に示す。複数の誕生石がある月もある。

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月  
10月
11月
12月

脚注

注釈

  1. 北大総合博物館・誕生石展では、7月の誕生石として扱っている

出典

  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 日本ジュエリー協会 誕生石
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 2.18 『カラーブックス宝石』 pp4-5 保育社 崎川範行著 初版 ISBN 978-4586500208
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 3.14 3.15 3.16 『宝石への扉』 pp153-154 柏書店松原 池田裕著 初版 ISBN 978-4905588382

関連項目

誕生石が公式に設定されている創作物など