福島市写真美術館

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福島市写真美術館(ふくしまし しゃしん びじゅつかん)は、福島県福島市にある主に写真を展示することを目的とした美術館。別名、花の写真館。福島市中心部の信夫山の麓に2003年平成15年)4月15日開館した。東日本大震災の影響で現在休館中。

概要

写真家秋山庄太郎が、市内渡利にある花見山公園を「福島には桃源郷がある」と全国に紹介し、福島市の観光に貢献したことから2001年(平成13年)10月に福島市ふるさと栄誉賞が贈られ、その折、秋山から作品の寄贈を受け、当施設が開館した。収蔵してある秋山の作品のうち花や婦人像など4 - 50点が常設展示室に展示され、各種企画展やワークショップも開かれている。

建物は1922年大正11年)、逓信省電気試験所福島試験所として建てられ、後に日本電気計器検定所として使われた。石造2階建て、寄棟、瓦葺きの建物であり、柱型を意識するように上部がデザイン化されている。玄関周りを外壁面から張り出すことで正面性を強調させ、屋根上部まで伸びたパラペットやレリーフ、玄関屋根廻りの意匠などが建物を印象的なものとしている。大正時代に建てられた近代建築の遺構として貴重なことから2002年(平成14年)6月に市有形文化財に指定され、長い間歴史的建築物として市民に親しまれてきた。1回の内装も美術館の開館にあわせ建設当時に復元されており、玄関や漆喰壁、レリーフに当時の面影が窺える。

利用

入館料
大人:200円、小中学生:70円(企画展示室)
常設展示室は2009年(平成21年)4月1日から無料となった
開館時間
9時 - 16時30分
休館日
月曜日、年末年始(12月29日 - 1月3日)

交通

公共交通
車移動

外部リンク