渡島小島

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渡島小島
座標 東経139度48分20秒北緯41.36111度 東経139.80556度41.36111; 139.80556
面積 1.54 km²
最高標高 293 m
所属国・地域 日本の旗 日本
地図
渡島小島の位置
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渡島小島(おしまこじま)は、北海道松前郡松前町に属する無人島松前小島(まつまえこじま)とも呼ばれる。松前町の沖約23km付近に位置している。面積は1.54km2。小島の名は渡島大島に対してのもの。島の南端は北緯41度20分58秒であり、離島も含めた広義の北海道最南端である。住所は全域に亘って松前郡松前町小島。

自然

ウミガラスウミウウミネコ等の海鳥の繁殖地であり、カエデ科イタヤカエデ類が優占する林や冷温帯性草原が発達している。このことから、「松前小島」の名称で天然記念物(天然保護区域)に指定されている。

交通

無人島のため、島へのアクセス手段はない。

設備

近海で操業する漁船が多いため、漁船の避難所・休憩所として小島漁港が設置されている[1]。2017年現在、管理委託された人員が年間50日間ほど滞在するために、松前さくら漁業協同組合が所有する管理小屋と発電機小屋、倉庫とトイレの4つの建造物がおかれている[1]。その他に、無人管理される第1管区海上保安本部の松前小島灯台がある[1]

北朝鮮籍漁船による掠奪と破壊行為

2017年11月、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)朝鮮人民軍第854部隊に所属する木造の漁船が当時無人だった渡島小島に侵入。10人の搭乗員が10日間ほどの間に島内の施錠してあった海上保安庁の灯台施設や漁協の管理小屋、発電施設に入り、テレビ、バイク、冷蔵庫など金目の家電製品と1か月分の食糧の全て、燃料を入れていたタンクや衣類等などの多数を窃取し、ボイラーや太陽発電装置などを破壊した[2][1][3]。被害額は1000万円に達する[4]

11月28日、パトロール中の警察のヘリコプターが渡島小島の湾内に不審船が停泊しているのを発見。11月29日、現場に向かった海上保安庁の巡視船が、北海道南部の松前町の沖で木造船を発見。その際、巡視船のすぐそばで木造船の乗組員が掠奪した家電製品などを海に投棄し、その一部を巡視船が証拠品として回収した[4]。木造船は函館港沖に曳航され、任意で聴取がおこなれた。

12月8日に木造船を繋留していたロープを切断して函館港沖を1時間余りにわたって逃走したが、追いかけてきた海上保安庁の船に取り囲まれ阻止された[5]。木造船は当初荒天のため渡島小島に一時避難していたとされていたが[4]、12月9日、北海道警窃盗容疑で船長ら3名を逮捕した[5][6]。残りの7人の北朝鮮人のうち1人は腹痛で入院し、6人は入国管理局に引き渡された[7]。12月28日、札幌地検は船長を窃盗容疑で起訴した。

脚注

関連項目

外部リンク