椿油

提供: miniwiki
移動先:案内検索

椿油(つばきあぶら)

ツバキの種子から圧搾法により採油される不乾性油。産額は少ないが日本の特産油で、伊豆諸島、九州南部が有名である。種子の含油量35%程度。ヨウ素価80~85。凝固点は低く、零下10℃で一部分、零下15℃で全部が凝固する。主要成分脂肪酸はオレイン酸で含有量は80~90%。リノール酸を2~6%、飽和脂肪酸を10%程度含んでいる。オレイン酸原料としてはオリーブ油に勝る。リノール酸の含有量が少ないから、自動酸化しにくい。このために日本では古くから頭髪用油として用いている。食用油としての用途もある。油かすは、サポニンを含み洗浄作用をもっているが、肥料としても使われる。




楽天市場検索: