杜々の森名水公園

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杜々の森名水公園(とどのもりめいすいこうえん)は、新潟県長岡市西中野俣にある公園である。

概要

この公園は杜々の森湧水として1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定された[1]豊富な湧水を利用して親水や周辺の豊かな自然環境とふれ合うために旧栃尾市が整備した公園である[2]。キャンプ場(および、レストランを含む物販)は有料となるが、それ以外はすべて無料である。

杜々の森からは水温は年間通じて11℃前後、日量は2,000t以上の膨大な湧水である。古来より神域として保護され、現在も新潟県の自然環境保全地域特別地区、鳥獣保護区、特別環境保全林に指定されており、源流部は立ち入り禁止である。湧水は昔から飲料水灌漑用水として使用されてきて、現在もコイの養殖や融雪の水源に役立っている。

生水飲用の注意

2017年5月、妙高市郊外の山中で湧き水を飲んだ小学生他43名がカンピロバクター食中毒を発症、新潟県は定期的に水質調査を行っているとしつつも、生水飲用の危険性を訴えた[3]。現在も、名水について安全を保障するものではないとしている。[4]。この事件を受け、当公園においても飲用の際は煮沸するよう注意喚起の掲示が設置されている[注釈 1]

施設

名水会館アトレとど

「アトレとど」はフランス語で魅力的な杜々という意味があり、公募によって選ばれた。館内にはホールレストラン銘森(めもり)がある。

とどハウス

地元名産のお土産を販売しているお店である。

とどの茶屋

食べ物や飲み物を販売する所である。

望岳庵

室内は和室8畳2間の広さがあり、山の展望を眺望できる。

キャンプ場

有料施設。オートキャンプサイト[注釈 2]20区画、コインシャワー、水洗トイレ等が利用できる。貸しテント、バンガローは無い。

ドッグラン

第二駐車場に隣接。

そのほか、地元農産物の即売会や芝生広場にて催事が開催されることがある。

アクセス

関連項目

注釈

  1. この処置による影響によるものか定かでないが、画像で確認できる柄杓が現在は撤去されている。
  2. 過去の情報ではオートキャンプ不可の区画サイトとされているが、にいがた観光ナビ[5]によれば全区画がオートサイト扱いとなっている
  3. 公式サイトに記載された唯一の公共交通ルートではあるが、便は一日3往復のみ、バス停からは2km離れ高低差も大きく、利用しづらいのが難点。バス停の有無に関わらず乗降できるフリー乗降区間ではあるが、入り口となる交差点にちょうどバス停が位置しているために恩恵を享受できない。
  4. 正確には、県道57号西中野俣字老松(中野俣入口バス停のある交差点)を起点に、当公園の第二駐車場に接続し、砂利道となって公園を通過、魚沼市(旧守門村)熊取沢、福山新田にて再び県道57号と合流し、重複区間を経て小平尾へと至る。また、途中の分岐からは山古志種苧原方面にも通じる。しかしながら、前述の通り公園から先が未整備区間となり、ちょうど公園の自動車立入制限によって分断されているように見える。

脚注

外部リンク