日本丸
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日本丸(にっぽんまる)は、日本の船舶につけられた船名。同名の船が各種存在する。
- 日本丸 (安宅船) - 16世紀末の文禄の役に参加した安宅船。
- 航海訓練所(現在の海技教育機構)が保有する大型帆船(航海練習船)。
- にっぽん丸 - 商船三井客船運航の外航クルーズ客船。
- 日本丸 (東洋汽船) - 明治時代にはイギリスで建造された東洋汽船所有の汽船、日本丸級貨客船「日本丸」がある。サンフランシスコ航路の貨客船として1898年(明治31年)より就航した。1904年(明治37年)には海軍に徴用され、75mm砲2門などを搭載し特設艦船の一種の仮装巡洋艦として日露戦争に参加した。日露戦争では日本丸を含む11隻[1]の仮装巡洋艦が参戦したが、哨戒などの任務が多く戦没は無い。
- 日本丸 (山下汽船) - 神戸川崎造船所で1936年(昭和11年)6月に完成した石油タンカーで、海軍に徴用されるまで樺太(サハリン)、ボルネオ、北米などの石油を日本へ運んだ。1941年(昭和16年)9月には海軍に徴用されて宿毛湾や有明海などで洋上補給の訓練を経て、真珠湾攻撃、キスカ撤退などに参加した。その後の1944年(昭和19年)1月14日に、航空燃料を満載して海軍のトラック島基地に向かう途中、アメリカの潜水艦の雷撃を受け大爆発を起こし16名の乗組員を乗せたまま沈没した。