新朝日ビルディング

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新朝日ビルディング
情報
用途 オフィス、ホール、ホテル
設計者 竹中工務店(小川 正)
施工 竹中工務店
建築主 朝日ビルディング[1]
事業主体 朝日ビルディング
管理運営 朝日ビルディング
構造形式 鉄骨鉄鋼コンクリート造
敷地面積 8,152 m²
建築面積 6,354 m² (建蔽率78%)
延床面積 75,430 m² (容積率925%)
状態 解体
階数 地上13階/地下2階
高さ 45m
竣工 1958年4月1日[1]
開館開所 1958年4月
解体 2009年
所在地 530-0005
大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号
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新朝日ビルディング(しんあさひビルディング)は、大阪府大阪市北区中之島二丁目にかつて存在し、株式会社朝日ビルディングが所有・管理・運営していたビルディングである。

概要

1958年(昭和33年)4月3日開業。地下2階地上13階建て。朝日新聞大阪本社(中之島3丁目2番4号)に向かい合った区画で、ビルディング建設前は1952年から1956年までスケートリンク・アサヒアリーナがあった。

屋上には1962年9月20日から1994年5月31日まで公共ヘリポートである朝日ヘリポートが設置されていた。また朝日放送(ABC)本社・ラジオ部門が入居していたが1966年に区内大淀南二丁目(当時は大淀区大淀町)に移転した[2]

2006年時点では、朝日新聞大阪本社関連の会社・団体のオフィス、日刊スポーツ大阪本社[3]リーガグランドホテル、クラシック音楽公演などの会場として設置されたフェスティバルホール、及びリサイタルホール等が入居していた。

ABCの大阪お天気カメラはこのビルの屋上に有った。また、エフエム大阪も開局当初はこのビルの屋上から送信していた(1971年6月の飯盛山移転まで[4])。

「中之島フェスティバルタワー」へ

朝日新聞グループは、老朽化に伴い、2007年4月に当ビルと四ツ橋筋を挟んで西側にある大阪朝日ビル朝日新聞ビルの計3棟を順次2棟の超高層ビルに建て替える大阪・中之島プロジェクトを発表した。

このうち当ビルに関しては2009年3月から解体に着手して同年のうちに完了、次いで2010年に入ってからは超高層ビルの建設工事に取りかかり、2012年11月6日、新しいフェスティバルホールや朝日新聞大阪本社などが入居する高層ビル「中之島フェスティバルタワー」東地区棟へと生まれ変わった[5][6]

その後、残る西側2棟のビルも2017年4月に高層ビルに建て替えられ、最終的に高さ200mのツインタワーになった[7]

なお、建て替え前には当ビル1階正面玄関左横に入居していた三菱東京UFJ銀行中之島支店(旧三和銀行中之島支店→旧UFJ銀行中之島支店)について、建て替え工事中には隣接する大阪三井物産ビルの14Fに移転すると共に同ビル1Fに店舗外ATMを設置していたが〔2009年2月に移転〕、「中之島フェスティバルタワー」東地区棟オープンに伴って同棟26階に再移転した[8]

交通アクセス

注釈

  1. 1.0 1.1 第01回受賞作品(1960年)新朝日ビルディング~BCS賞 - 社団法人 日本建設業連合会Webサイトより
  2. ABCセンター2008年に老朽化のため福島区福島のほたるまちに再移転
  3. 2005年に本社機能を移転。法人登記上の社名は大阪日刊スポーツ新聞社。建て替え工事実施に付き2009年1月1日から福島区阪神ダイヤビルへ移転。
  4. 同時期に飯盛山に送信所機能を移転したNHK大阪FM同様、生駒山から送信していたという説もあるが、これは誤りである。
  5. 大阪・中之島プロジェクト事後調査報告書(平成24年1月~平成24年10月) - 平成25年(2013年)1月に朝日新聞社・朝日ビルディングが共同で作成。現在大阪市Webサイト内にて公開中
  6. 中之島フェスティバルタワーが竣工 - 朝日新聞社・朝日ビルディング(共同)2012年11月6日付けプレスリリース
  7. 中之島プロジェクト西地区を着工へ - 朝日新聞社・2013年1月4日付けプレスリリース
  8. 三菱東京UFJ銀行~店舗詳細・中之島支店 - 三菱東京UFJ銀行Webサイトより

外部リンク