小櫃川

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小櫃川(おびつがわ)は、千葉県を流れ東京湾に注ぐ二級河川流路延長88kmは、千葉県内では利根川に次いで2番目に長い川である。

流路

房総丘陵清澄山系に源を発し、君津市黄和田畑の札郷支川との合流点より二級河川の指定区間となる。君津市袖ケ浦市木更津市蛇行しながら貫流し、木更津市北部で東京湾に注ぐ。下流部は三角州を形成し、河口付近では東京湾内で最大規模となる1,400haの広さの盤州干潟を形成している。

流域の自治体

千葉県
君津市袖ケ浦市木更津市

支流

支流名 流路延長[km] 流域面積km2
松川 10.4 25.60
槍水川 3.6 2.84
武田川 15.2 16.70
派川武田川 1.5 1.00
七曲川 8.0 8.14
御腹川 17.1 23.80
大森川 2.6 10.40
笹川 21.0 22.60

利水施設

亀山ダム

名称の由来

倭建命の東征の折、海に身を投げた弟橘姫の亡骸がしばらくして浜に打ち揚げられる。不憫に思った付近の住民は山で木を切り倒し、その木を川に流して亡骸を納める「小さなひつぎ(櫃)」を作った。以降、その川を小櫃川と呼ぶようになったという伝説がある。

並行する交通

鉄道

日本住血吸虫症の流行

本河川の下流域(木更津市袖ケ浦市のそれぞれ一部)ではかつて日本住血吸虫症が流行していたことが千葉大学医学部寄生虫学教室の調査によって確認されている[1]

脚注

座標: 東経139度53分54秒北緯35.40861度 東経139.89833度35.40861; 139.89833