富士山麓

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富士山麓(ふじさんろく、Fuji-Sanroku)は、キリンディスティラリーが製造し、麒麟麦酒(二代目)が販売しているウイスキーの銘柄であり、キリン株式会社登録商標である。 かつては実売価格900円程度の廉価ウイスキーである富士山麓 樽熟50°(ふじさんろく たるじゅくごじゅうど)と、実売価格15,000円程度のプレミアムウイスキーである富士山麓 シングルモルト18年(ふじさんろく シングルモルトじゅうはちねん)が存在していたが、現在は実売価格1,500円程度のレギュラー・ブレンデッドノンエイジウイスキーの富士山麓 樽熟原酒50°(ふじさんろく たるじゅくげんしゅごじゅうど)、および実売価格5,400円(税込)のプレミアム・ブレンデッドノンエイジウイスキーの富士山麓 Signature Blend(ふじさんろく シグニチャーブレンド)のみが販売されている。

富士山麓 樽熟50°(終売済み)や富士山麓 樽熟原酒50°は全国どこでも比較的入手しやすいものの、富士山麓 シングルモルト18年(終売済み)に関してはその高額故スーパーマーケット百貨店で見つけることはほぼ皆無で、主に富士御殿場蒸溜所、および「DRINX」での限定販売が中心となっていた。


富士山麓 樽熟50° → 富士山麓 樽熟原酒50°

富士山麓 樽熟50°は,キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所で醸造されたウイスキーを用いたモルトウイスキーグレーンウィスキーをブレンドして作られたブレンデッドウイスキー2005年9月に発売が開始された。アルコール度数は50度。

。その際、「キリンの顔になる次世代のウイスキーを作る」というテーマと、「ウイスキー本来の香りと味わいを持つ、本格的なウイスキーを低価格で」という目標で製作された。

2016年3月22日に富士山麓 樽熟原酒50°と改訂され[1]、「ノンチルフィルタード製法」が採用された。容量は600mlから700mlに変更となり、4.0Lペットボトルは廃止された[2]

富士山麓 シングルモルト18年

キリンの富士御殿場蒸留所で醸造されたウイスキーを18年以上熟成させた原酒を用いたシングルモルトウイスキーで上記の富士山麓 樽熟50°と同じく2005年9月より発売を開始した。パッケージも富士山麓 樽熟50°と比べて高級志向で作られており、栓にコルクが使われていたり、シュリンクフィルムも1つ1つ巻かれた上に手作業で空気除去が行われている。また、キャニスターの外箱も用意されている。2015年5月をもって販売終了。

富士山麓 Signature Blend

2017年4月27日より販売開始[3]。当初は富士御殿場蒸溜所、および「DRINX」専売商品として販売されていたが好評につき、2018年8月21日より日本全国にて一般販売が開始される(ただし数量限定ではなく、レギュラー商品として販売)[4]。このウイスキーはウイスキー業界の国際的アワード「アイコンズ・オブ・ウイスキー2017」において、「マスターディスティラー / マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、本年の「世界最優秀のブレンダー」に輝いた同社のマスターブレンダーである田中城太が手掛けており、一般的な熟成期間ではなく、原酒によってそれぞれ異なる熟成度に着目し、マチュレーションピークという熟成のピークを迎えた原酒を厳選しブレンドすることで、複層的で奥深く、円熟した味わいに仕上げている。

ラインアップ(2018年8月現在)

  • 現行品
    • 富士山麓 樽熟原酒50° 700ml瓶(2016年3月 - 、アルコール分50%)
    • 富士山麓 Signature Blend 700ml瓶(2017年4月 - 、アルコール分50%)
  • 終売品
    • 富士山麓 樽熟50° 600ml瓶(2005年9月 - 2016年3月、アルコール分50%)
    • 富士山麓 樽熟50° 4.0Lペットボトル(2005年9月 - 2016年3月、アルコール分50%)
    • 富士山麓 シングルモルト18年 700ml瓶(2005年9月 - 2015年5月、アルコール分43%)

脚注

外部リンク