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国道488号


ファイル:Route488.jpg
益田市匹見町2007年11月)。未改良区間も多く残っている

国道488号(こくどう488ごう)は、島根県益田市から広島県廿日市市に至る一般国道である。

概要

中国地方日本海側の島根県と瀬戸内海側の広島県を中国山地を山越えで横断して結ぶ国道のひとつ。ほぼ中間地点の広島県廿日市市で、中国自動車道吉和インターチェンジ (IC) 付近を通過し、国道186号と交差する。狭隘な道路が多く、安全施設の設置状況が少ない国道であるなど、中国地方を代表する山越えの俗に言う「酷道」の一つに挙げられる[1]

路線データ

歴史

  • 1993年:島根県道・広島県道4号益田廿日市線(益田市横田町・横田町交差点 - 広島市佐伯区湯来町多田間)・広島県道42号大竹湯来線(広島市佐伯区湯来町多田)・広島県道41号五日市筒賀線(広島市佐伯区湯来町多田 - 広島市佐伯区五日市町下河内間)から国道へ昇格。
    • 島根県道・広島県道4号益田廿日市線の残部は、広島市佐伯区湯来町多田 - 廿日市市友田・玖島分かれ交差点間が従来より重複していた広島県道42号大竹湯来線、廿日市市友田・玖島分かれ交差点 - 廿日市市宮内・宮内交差点間が従来より重複していた広島県道30号廿日市佐伯線となった。

路線状況

起点から島根県益田市匹見の区間は一部未改良区間を残すものの大半は改良済み、路線の両端側から徐々に道路改良工事が進められている[3]。それより先は未改良区間が多く島根県益田市匹見(島根県道307号波佐匹見線交点)から広島県廿日市市吉和(国道186号交点)の約25Km区間と、広島県廿日市市吉和のもみのき森林公園前から広島県広島市佐伯区湯来町本多田の約8Km区間は、落石、倒木、路肩崩落が多い上、路面状態が悪く凹凸が多数ある。

またガードレール、カーブミラーが設置されていない峡谷の断崖絶壁の上を普通車が何とか通り抜けられる程の幅しかない区間が続くことから、谷側へ転落の危険があり[1]、普通車同士のすれ違いが困難である。また、かつて島根県側で転落死亡事故も発生している。

なお、広島県側の三坂八郎林道から広島県廿日市市吉和の国道186号交点までの区間は、林業関係者のトラックやダンプなどの大型車の通行が多い。 広島県広島市佐伯区湯来町本多田から先は湯来ロッジあたりまで未改良の区間が続き、それから先は湯来出張所前交差点まで改良済みの区間を進み国道433号と重複する。

島根・広島県境の三坂峠付近が冬期全面通行止になる。また、裏匹見峡の区間は落石多発のため、自動車の通行がほぼ不可能なほど路面状況が悪化しており、2011年以降、2017年5月現在も通行止めである(島根県側・広島県側双方に当区間通行止の旨を示す警告看板とゲートが設置されている)。

重複区間

  • 広島県廿日市市吉和 - 広島県廿日市市吉和(吉和郵便局前交差点):国道186号
  • 広島県広島市佐伯区(湯来出張所前交差点) - 広島県廿日市市(終点・上平良交差点):国道433号

バイパス

  • 湯来バイパス
  • 東山バイパス
  • 長沢バイパス
  • 白岩拡幅

交通量

24時間交通量(台) 道路交通センサス

観測地点 平成22(2010)年度
廿日市市吉和 35
広島市佐伯区湯来町多田 551

(出典:「平成22年度道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

地理

島根県と広島県の県境の三坂峠は標高960mと中国地方の国道の中では、最も標高が高いため霧の発生や季節によっては積雪、凍結もある。

通過する自治体

交差する道路

国道186号との重複区間が終了する交差点のすぐそばに中国自動車道吉和ICがある

名所・旧跡・観光地

  • 三坂峠
  • 七曲峠

脚注

注釈

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 2015年4月1日現在

出典

  1. 1.0 1.1 佐藤健太郎 2014, pp. 80-81.
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. pp. 27–28. . 2017閲覧.
  3. 佐藤健太郎 2014, pp. 80.

参考文献

  • 佐藤健太郎 『ふしぎな国道』 講談社〈講談社現代新書〉、2014年。ISBN 978-4-06-288282-8。
  • 酷道を走る ISBN 9784883927029

関連項目

外部リンク