国民議会 (フランス革命)

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国民議会(こくみんぎかい、フランス語: Assemblée nationale

フランス革命初期に成立した近代的議会。 1789年5月5日ベルサイユで開会された全国三部会 (聖職者,貴族,第三身分の会議) は,その当初から採決方法について部会間の軋轢 (あつれき) が生じ,第三身分だけが各身分共通の頭数制採決方法を主張した。6月 17日第三身分は「身分差別の記憶をとどめかねない三部会という名称を不適当と考えて」,会議を国民議会と呼ぶことにし,特権2身分にも合流を呼びかけた。この決定はきわめて革命的であり,19日夜国王は親臨会議でこの決議を破棄する決心を固め三部会会場の閉鎖を命じた。これに対する第三身分の返答が 20日の「テニスコートの誓い (球戯場の誓い) 」であり,憲法制定まで解散しないことを誓った。これによって聖職者の大多数や約 50人の貴族が国民議会に合流し,国王はやむなく三部の合同を認めた。議会は7月7日に憲法委員会を創設し,9日には憲法制定国民議会 Assemblée nationale constituanteと改称された。



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