南島 (東京都)
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| 南島 | |
|---|---|
| 座標 | 東経142度10分32.38秒北緯27.0384472度 東経142.1756611度 |
| 面積 | 0.28 km² |
| 最高標高 | 60 m |
| 所在海域 | 太平洋 |
| 所属諸島 | 小笠原諸島（父島列島） |
| 所属国・地域 |
 日本（東京都） |
| 地図 |
  |
南島（みなみじま）は、東京都・小笠原諸島の父島列島の一部をなす島。
概要
父島の南西にある無人島。第三紀由来の典型的な沈水カルスト地形がみられる。かつては常緑低木が生い茂っていたが、ヤギの食害により所々に地面が露出した現在の姿になった。植生回復のため昭和40年代にはヤギの駆除が行われ、2003年（平成15年）からは自然保護の観点により観光客の入島に際して、東京都認定の自然ガイドの同行、定められたルート以外は立ち入り禁止、1日あたりの入島人数は100人まで、上陸時間は2時間以内、等の自主ルールが設けられている。
沈水カルスト地形
氷期の海水面が下がっていた時期に形成されたカルスト地形が、海水面上昇によって冠水したもので、2008年3月28日に「小笠原南島の沈水カルスト地形」の名称で国の天然記念物に指定された[1]。 日本国内では他に、沖縄県宮古諸島の下地島にある通り池などに見られる。
入島方法
個人での入島は制限されているため、東京都自然ガイドが同行するツアーに参加する必要がある。船で鮫池から上陸するか、安全を確保した上で泳いで扇池より上陸する。
動植物
- ヒロベソカタマイマイ - 約1000年前に絶滅したが、島内に多数の半化石が残っている。法律で化石の持ち出しは禁止されている。
- アオウミガメ - 産卵地の一つ。
ファイル:Minamijima2.jpg
ヒロベソカタマイマイの半化石（2006年3月）
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク