北条浩

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北条 浩(ほうじょう ひろし、1923年7月11日 - 1981年7月18日)は、日本参議院議員1965年 - 1971年・第4代創価学会会長。前任の池田大作会長が執筆した小説『人間革命』の登場人物「十条潔」のモデルとなる[1]

概要

学習院中等科海軍兵学校(現在の海上自衛隊幹部候補生学校に相当)を経て海軍に入隊した。中尉階級(海上自衛隊二等海尉に相当)の時に終戦を迎えた。

法華講を経て創価学会に入会した後は男子部第2部隊長、副理事長、副会長、理事長などの要職を歴任後、1979年(昭和54年)、池田会長の後任として、第4代会長に就任する。

また、公明党所属の参議院議員を1期務めた。

経歴

人物

  • 先祖は、後北条氏河内狭山藩初代藩主の北条氏盛(後北条氏第三代北条氏康の孫の一人)であり、その嫡流にあたる。男系では伊達氏の子孫にあたる。
  • 学習院時代の同窓に、作家三島由紀夫がいる。
  • 北条の死後の1985年宮本共産党委員長宅盗聴事件について、東京地方裁判所は、宮本委員長の訴えを認め、北条を含めた当時の創価学会上層部と創価班幹部が盗聴に関与したとする判決を下し、確定した。この盗聴事件は後に同事件を根拠に創価学会を恐喝し、実刑判決を受けた創価学会の元顧問弁護士山崎正友が主導したもの。後に山崎は機関紙創価新報の記述が名誉毀損に当たるとして学会を民事で訴えるが、山崎の死去から約1ヶ月後の2009年(平成21年)1月28日、東京地方裁判所は判決で盗聴事件は山崎の独断で行われたと認定し、訴えを退けた[2]。これによって、北条や学会幹部の関与を認定した1985年の判決は事実上破棄された。

親族

  • 父:北条釐三郎
  • 叔父:北条雋八(元参議院議員、後北条家14代当主)
  • 弟:北条尚(後北条家15代当主)

役職歴

公明党副委員長、書記長(公明党)

男子部第2部隊長、副理事長、副会長、理事長、第4代会長(創価学会)

法華講大講頭(日蓮正宗)

参考文献

  • 池田大作著『人間革命』(全12巻)

脚注

公職
先代:
池田大作
Sanshokuki2.svg創価学会会長
第4代:1979年 - 1981年
次代:
秋谷栄之助
先代:
和泉覚
Sanshokuki2.svg創価学会理事長
第5代:1974年 - 1979年
次代:
森田一哉