全日本合唱連盟

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全日本合唱連盟
Japan Choral Association
団体種類 一般社団法人
設立 1948年11月23日
所在地 日本の旗 日本 東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社内(築地浜離宮ビル7階)
北緯35度39分48.3秒東経139度45分58.2秒
主要人物 理事長 岸信介
活動地域 日本の旗 日本
主眼 日本の合唱の振興
会員数 5,105団体
子団体 各府県地区合唱連盟
ウェブサイト http://www.jcanet.or.jp/
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一般社団法人 全日本合唱連盟(いっぱんしゃだんほうじん ぜんにっぽんがっしょうれんめい、Japan Choral Association)は、日本合唱の振興を目的として1948年11月23日に設立された、日本合唱界最大の連盟組織である。略称はJCA。

概要

直接の関係はないが、1927年小松耕輔らによって設立された国民音楽協会の流れを汲む。その4年前まで欧米に留学していた小松は、現地の市民による音楽活動のありようを目のあたりにし、それに比べて聴衆も演奏家も社会に広がっているとはいえない日本の現状を改善しようと考えた。すなわち、音楽の普及を目的として作られたのが同協会であり、協会の設立と同時に第1回合唱競演大音楽祭が開催された。これは合唱コンクール形式で行われ、後に競演合唱祭と名称を替えて1942年まで続く。

戦争が終わると、九州に西部合唱連盟ができたのを皮切りに、関東合唱連盟、関西合唱連盟、東海合唱連盟が相次いで誕生し、これらをまとめる組織として、任意団体としての全日本合唱連盟が結成され、四連盟がそれぞれ各地区の朝日新聞社屋に事務局を設けて発足した。初代理事長は小松である。同年に第1回全日本合唱コンクールが開催され、男声合唱と女声合唱の課題曲には公募作品が選ばれた。男声の課題曲「秋のピエロ」(清水脩)は後に合唱組曲「月光とピエロ」におさめられ、今日でも広く歌われている。

コンクール事業では、1978年から全日本おかあさんコーラス大会(当初は「全日本ママさんコーラス大会」という名称)、1987年から少年少女合唱祭(後に「全日本ジュニアコーラス・フェスティバル」という名称が付される)を主催している。その他、楽譜(全日本合唱コンクール課題曲を含む)や連盟誌「ハーモニー」の出版、各種講習会の開催、合唱センターの運営などを行っている。

当初の加盟合唱団は200ほどであったが、1967年には2500にまで増え、合唱団員の数も「1万人足らず」だったのが「15万人をこえる」[1]ようになった。約20年の間に、上述の4つの地区合唱連盟(東海合唱連盟は1952年に中部合唱連盟に名称変更)に、北海道・東北・東京都・中国・四国各合唱連盟が加わり、9地区・59府県支部合唱連盟へと発展している。組織の充実により1970年には社団法人として法人化し、朝日新聞社から財政的に独立した[2]1997年、第20回音楽之友社賞を受賞。公益法人制度改革法施行により、2012年4月1日より、「社団法人」から「一般社団法人」へ移行した。

2016年現在、朝日新聞社東京本社内に事務所を持ち、全国9地区の支部と54の合唱連盟を統括している。加盟合唱団は5000を超えている。

役員

過去の主な役員

組織構成

  • 北海道合唱連盟(札幌、旭川、函館、室蘭、小樽、帯広、釧路、北見)
  • 東北合唱連盟(青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島)
  • 関東合唱連盟(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、山梨、静岡)
  • 東京都合唱連盟
  • 中部合唱連盟(長野、愛知、富山、石川、福井、岐阜、三重)
  • 関西合唱連盟(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
  • 中国合唱連盟(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
  • 四国合唱連盟(香川、愛媛、徳島、高知)
  • 九州合唱連盟(福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)
    • ()内は各地域合唱連盟の構成合唱連盟。各府県地区合唱連盟を省略してある。かつては「支部」の名称を用いていたが、2012年4月より地域合唱連盟の名称に一本化した。関東合唱連盟と東京都合唱連盟は、全日本合唱連盟と事務局を共用(朝日新聞社東京本社内)している。

年表

おもな主催事業

脚注

  1. 「全日本合唱連盟20年史」p.5
  2. ただし現在も、関東・東京・関西・九州の四連盟は朝日新聞社内に事務局を置いている。

参考文献

  • 全日本合唱連盟20年史 - 全日本合唱連盟、1967年11月18日発行。
  • 全日本合唱連盟60年史 - 全日本合唱連盟、2007年5月19日発行。

関連項目

外部リンク

  • テンプレート:朝日新聞社