ヨーロピアンパーチ

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ヨーロピアンパーチPerca fluviatilis)は、スズキ目ペルカ科に所属する魚類。。 ロシア名でОкунь(オークニ)と呼ばれている。

分布

北はスカンジナビア半島、東はコリマ川までのアドリア海アラル海エーゲ海北極海流入河川を含みイベリア半島を除いたヨーロッパ・シベリア広域に分布する[1]。アルバニア・モンテネグロにまたがるSkadar湖オーストラリア、イタリア中部および南部、スペインのEbro Delta、南アフリカ共和国、ロシア(アムール川)などに移入[2]

形態

ファイル:Abborre, Iduns kokbok.jpg
黒い横縞と赤みを帯びた鰭が本種の特徴

最大全長60センチメートルだが、通常は全長25センチメートル程度の個体が多い[1]。脊椎骨数は39 - 42[1]。胴体は緑がかった黄色で、体側面に5 - 9本の横帯が入る[1]。。

背鰭棘条数14 - 20、背鰭軟条数13 - 16[1]。第1背鰭は灰色で後部に黒い斑紋と、先端に黒い斑点が入る[1]。第2背鰭は灰黄色[1]。胸鰭は黄色[1]。臀鰭棘条数2、背鰭軟条数7 - 10[1]。背鰭と胸鰭を除く鰭は赤い[1]

分類

イエローパーチとの関係

。。

生態

河川河口など幅広い水域に生息する[2][1]。水深30mまでの浅場で生活する底生魚で、流れの緩やかな河川湖沼を主な生息範囲としている[3]水草など遮蔽物の豊富な場所を好み、物陰に潜んでじっとしている姿がしばしば観察される[3]。。オスは生後1 - 2年で、メスは生後2 - 4年で性成熟する[1]

人間との関係

日本では2005年12月に特定外来生物に指定(2006年2月施行)された[4]

食用とされることもあり、骨も少ないとされる[1]。調理法として揚げる・焼き魚などが挙げられる[1]

ファイル:Fried perch.jpg
パーチの唐揚げ。

ファイル:Angler am nethestausee in neuenheerse.jpg
釣り上げられたヨーロピアンパーチ

ファイル:Perca fluviatilis in aquarium.JPG
観賞魚としてのパーチ。

画像

出典

  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「froese_pauly」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
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  3. 3.0 3.1 Perca fluviatilis”. FishBase. . 2010閲覧.
  4. 特定外来生物等一覧 特定外来生物等一覧(指定日別)環境省 ・2017年11月29日に利用)

関連項目

外部リンク