マーク・スミス (レースエンジニア)

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マーク・スミスMark Smith, 1961年3月9日 - )は、モータースポーツエンジニア。F1ジョーダン・グランプリルノーF1等でテクニカルディレクターを務めた。

経歴

イギリス出身。

イングランドの国立ウルヴァーハンプトン大学で機械工学を学び、1988年に卒業。

卒業後、1989年にエンジニアとして、コンテック・コンポジット社(Comtec)に入社。ポルシェのインディカーや国際F3000用車両などの車体設計に関与した後、翌1990年レイナードに移り、F3000用ギアボックスの設計に携わった。

F1における活動

ジョーダン・グランプリ
1990年に当時国際F3000に参戦していたジョーダンチームで、翌1991年のF1参戦に向けた設計チームに入り、ゲイリー・アンダーソンの下でトランスミッションの設計に携わる。1993年ハイドロリックギアシフトを開発するなど活躍し、1997年には同チームのチーフデザイナーに昇格する。
1998年には、移籍してきたマイク・ガスコインとジョイントチーフデザイナーを務め、サスペンションの設計に携わった。1991年から2000年まで、11年にわたってチーフデザイナーなどを務め、ジョーダンチームの設計部門を支えた。
ベネトン/ルノー
2001年ベネトンチーム(翌年ルノーに改組)に移籍し、ジョーダン時代にも共に働いた経験があるマイク・ガスコインの下、ティム・デンシャムと同格のチーフデザイナーとして一部門を率う。ガスコインが導入したローテーション体制で、2002年R2022004年R24の設計を手がけた。
2004年中旬にジョーダンのエディ・ジョーダンによってテクニカルディレクターの役職を約束され、同年9月にルノーを去った。
再びジョーダン・グランプリへ
2004年12月1日、ジョーダンにテクニカルディレクターとして復帰したが、ジョーダンがミッドランドチームに買収された為、数週間後にジャガー・レーシングチームを買収したレッドブル・レーシングチームへ移籍した。
レッドブル・レーシング
2005年3月レッドブル・レーシングチームにチーフテクニカルディレクターとして移籍し、同年9月にテクニカルディレクターであったギュンター・シュタイナーが同チームを去った為、テクニカルディレクターに昇進し当初は開発部門を率いることとなった。
2006年1月エイドリアン・ニューウェイが同チームにチーフテクニカルオフィサー(CTO)として加入したことに伴い、開発部門の長としての座をニューウェイに譲る。その後2007年にレッドブルを去った。
フォース・インディア
2007年12月3日フォース・インディアにジョーダン、ルノーで同僚だったガスコインの下、デザインディレクターとして同チームの2008年2009年度マシンの開発を統括する役職を務めた。2010年2月に、テクニカルディレクターであったジェームス・キーの離脱に伴い同職に昇進した。
チーム・ロータス/ケータハム
2010年6月に、ロータスF1チーム(後のケータハムF1チーム)からのオファーを受け、テクニカル・ディレクターとしてシーズン終了後に移籍した。今後はCTOとして、かつてルノーF1で仕事をしたガスコインのもとで仕事をすることとなった。
2014年5月チーム再編によりケータハムを去った[1]
ザウバー
2015年7月13日より、ザウバーのテクニカルディレクターに就任する事が発表された[2]

脚注

外部リンク


テンプレート:ルノーF1 テンプレート:レッドブル・レーシング テンプレート:フォース・インディア テンプレート:ロータスF1