ベンジャミン・パース (数学者)
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ベンジャミン・パース(Benjamin Peirce 、1809年4月4日 – 1880年10月6日)はアメリカ合衆国の数学者である。約50年に渡って、ハーバード大学で教育を行った。天体力学、数論、代数学などに貢献した。天体力学の分野では冥王星の発見につながる、海王星の摂動の計算に最も早く取り組んだひとりである。
1829年にハーバード大学を卒業した直後から同大の講師を務め、1831年、教授に任じられ、死去までつとめた。1842年からは天文学にも取り組んだ。ハーバード大学の自然科学のカリキュラムの改善に功績があり、図書館長(college librarian)を務め、1867年から1874年のアメリカ沿岸調査を率いた。
数論の分野では4個以下の素因数を持つ奇数の完全数がないことを証明した。
家族
パースは1833年7月23日にサラ・ハント・マイルズ (Sarah Hunt Mills) と結婚した[1]。2人の間には以下の子供が生まれた。
- ジェイムズ・マイルズ・パース (1834-1906) - ハーバード大学数学教授
- チャールズ・サンダース・パース (Charles Sanders Peirce, 1839-1914) - 哲学者、論理学者、物理学者
- ベンジャミン・マイルズ・パース (Benjamin Mills Peirce, 1844-1870) - 鉱山技師
- ハーバート・ヘンリー・デイヴィス・パース (Herbert Henry Davis Peirce, 1849-1916) - アメリカ合衆国第三国務次官補、在ノルウェーアメリカ合衆国特命全権公使
関連項目
- ベンジャミン・パース (小惑星)(ベンジャミン・パースに因んで命名された)
参考文献
外部リンク
典拠レコード: