フクドジョウ

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フクドジョウ: Stone loach学名: Barbatula barbatula)は、タニノボリ科の一種。

分布

オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、ブルガリア、中国、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、日本(北海道)、北朝鮮、韓国、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、モルドバ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、セルビア・モンテネグロ、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、ウクライナ、イギリスで見られる。

特徴

全長は20cm程度で、最大の特徴は口の周り(上顎)に3対のひげが生えていることである[1]。体色は茶色、緑色、黄色が混ざっている。

川底が砂利や砂になっているきれいな川ではふつうに見られる魚で、とくに高地に最も多い。川底に住み、部分的に埋もれた状態で潜んでいることもある。夜行性で、下顎のひげを使って餌となる無脊椎動物を探す。4月から7月にかけて産卵する[1]。河川の釣りにおいてヤマメの外道としてかかることがあるが一般には食用としない。

脚注

  1. 1.0 1.1 『フィールドベスト図鑑 日本の淡水魚』 p.143

参考文献

  • 木村義志 『フィールドベスト図鑑 日本の淡水魚』 学習研究社、2000-08-04。ISBN 4-05-401120-9。