タイムリー (コンビニエンスストア)

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ファイル:Hachimancho Timely entrance exterior.jpg
タイムリー 八幡町店(岐阜県郡上市)

株式会社タイムリー(Timely)とは、かつて存在した日本コンビニエンスストアである。

概要

岐阜県高山市に本社を構え、岐阜県飛騨地方を中心に店舗出店を展開。他地域では岐阜県美濃地方愛知県三重県北勢地方長野県木曽地方富山県和歌山県福井県石川県徳島県などにも店舗が存在した。

当初は黄色の三角屋根に犬のキャラクターが入った看板で、岐阜県にこの独特の看板のコンビニエンスストアが多い事に驚く旅行者も多かったという。

大手チェーン店に客を奪われ、2008年9月の時点で飛騨地域を中心に岐阜県、愛知県、長野県に78店舗を展開していたが、11月までに採算の取れている45店舗(岐阜県42、愛知県1、長野県2)に縮小。その後、親会社であった山崎製パン系のデイリーヤマザキに事業譲渡されることとなり、店舗名も「デイリーヤマザキ」に変更された(一部オーナーの意向によりヤマザキYショップへの変更、独自名によるコンビニを営業している店舗もあり)。これにより「タイムリー」の名の店舗は姿を消すこととなった。

特徴

大手コンビニチェーンの出店が少ない部を中心に店舗を展開していた。

季にはスキー場のリフト券や駐車場券を販売する。また、夏季には釣り餌や釣具、漁場入場証などの販売も行っており、スキー場や漁場の多い地域ならではの商品展開を行っていた。

旧経営体制時はHPでFC経営者には夜間を正社員に勤務させることを勧めていた(大手コンビニエンスストアはアルバイトが常識である)。

かつては出店を積極的に行い、最盛期は岐阜県を中心に約200店舗以上を展開していた。しかし飛騨地域にもファミリーマートローソンサークルKサンクスなどの大手チェーンが進出し、店舗数が次第に減少。そのため、レジ横でのスナックフードの販売や、クリーニングの受付、コンビニATMの先駆けであった地銀や地元信金の店舗内ATM(その後はE-netのATMが高山駅前の店舗で稼働)、イートインスペースを設けるなど、大手チェーンへの対抗策を積極的に行っていた。

大手コンビニチェーンに無い独自の企画として、カラオケとの複合店舗がある。客がコンビニで購入した総菜や飲料などを、カラオケ店舗に持ち込むことが出来、普通のカラオケ店よりも安価に楽しめた。しかしそれゆえに客単価が低くなり、成功とは言えなかった。しかしこの形態は、2014年よりファミリーマートが新たに行っている。

沿革

  • 1985年8月 - 株式会社平和設立。
  • 1985年9月 - コンビニエンスストア事業開始
  • 1989年9月 - 株式会社タイムリー設立
  • 1993年2月 - 株式会社平和と株式会社タイムリーが合併する。存続会社は株式会社タイムリー。
  • 1998年11月 - 山崎製パンの資本参加を受ける。これに際し、黒字決算に粉飾し山崎製パンから増資を受けたとして、当時の代表取締役らが詐欺罪で起訴されたが、名古屋地裁判決では「山崎製パン側は粉飾を認識していた」として詐欺罪については無罪になった。
  • 2008年11月 - 山崎製パンから、子会社デイリーヤマザキに事業譲渡。

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