ステファノ・ドメニカリ

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ステファノ・ドメニカリ

ステファノ・ドメニカリStefano Domenicali, 1965年5月11日 -)イタリアイモラ出身のモータースポーツ関係者。F1チームスクーデリア・フェラーリの元チーム代表。現在はランボルギーニのCEOを務めている。

経歴

ボローニャ大学で経営管理学学位を取得。卒業後、1991年にフェラーリに就職し、会計監査部門で働き始めた。また、フェラーリのテストコースであるムジェロ・サーキットのレースディレクターとしても働いた。

1993年、フェラーリのモータースポーツ部門(ジェスチオーネ・スポルティーバ)に移り、レーシングチーム(スクーデリア・フェラーリ)の管理に携わった。

1995年より、人事とスポンサー担当の責任者を務めた。

1998年、スクーデリア・フェラーリのチーム・マネージャーに就任。

2003年、同チームのスポーティング・ディレクターに就任。

2008年1月、ジャン・トッドの後任として、同チームのチーム代表に就任した。

しかしチーム代表就任以後はチームが不振に陥り、2008年にコンストラクターズチャンピオンを獲得したのを最後にタイトル争いからも遠ざかってしまった。このため不振の責任を取る形で、2014年4月にチーム代表を辞任した[1]

その後同年11月にアウディに入社[2]。アウディでは当面は市販車部門の担当となり「モータースポーツには関わらない」としているが[2]、アウディがF1参戦を計画しているとの噂から、その責任者となるのではないかとの憶測も飛んでいた。同年12月には、アウディに在籍したまま、ゲルハルト・ベルガーの後を継いで国際自動車連盟(FIA)シングルシーター委員会の委員長に就任した[3]

2016年3月15日、アウディと同じフォルクスワーゲングループであるランボルギーニのCEOに就任[4]

人物

フェラーリ生え抜きの人材としてチーム代表に抜擢され、「トッド/シューマッハ」体制以降のフェラーリの舵取りを任された。フェラーリの歴代チーム代表の中では、本社の経理部門出身という変わった経歴を持つ。

ドメニカリ体制では2008年にコンストラクターズ選手権を獲得して以来、タイトルから遠ざかっている。2010年にはドイツGPチームオーダー問題で批判にさらされた。また、最終戦アブダビGPフェルナンド・アロンソがドライバーズチャンピオンを逃した際には辞任も考えたという[5]

脚注

外部リンク