スタニスラフ・スミルノフ

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スタニスラフ・コンスタンチノヴィッチ・スミルノフ: Станисла́в Константи́нович Cмирно́в, : Stanislav Konstantinovich Smirnov1970年9月3日 -)は、ロシア数学者。専門は複素解析力学系確率論。現在はスイスジュネーヴ大学に在籍している。2010年フィールズ賞を授与された。

経歴

スタニスラフ・スミルノフは1970年、旧ソビエト連邦のレニングラード(現在のロシア連邦サンクトペテルブルク)にて誕生した。1987年までサンクトペテルブルクにある物理学数学の専門高校"テンプレート:Ru №239"(フィジコ=マテマチチェスキイ・リツェイ No.239)に通い、1992年サンクトペテルブルク大学を卒業した。後に、アメリカ合衆国カリフォルニア工科大学に留学し、ニコライ・G・マカノフの指導のもと、《ジュリア集合スペクトル解析》(Spectral Analysis of Julia Sets)と題する論文を著し、1996年博士号を与えられた。その後、イェール大学マックス・プランク数学研究所プリンストン高等研究所に勤務した。1998年スウェーデン王立工科大学に移り、2003年からはジュネーヴ大学に在籍している。

受賞

スミルノフは1986年1987年国際数学オリンピックにおいて2大会連続で満点による金メダルを獲得した。

その後、1997年サンクトペテルブルク数学会賞2001年クレイ研究賞サレム賞オデッド・シュラムとの共同受賞)、およびゴラン・グスタファソン賞2002年ローロ・デイビッドソン賞2004年ヨーロッパ数学会賞を授与された。

そして2010年に、パーコレーションの共形不変性の証明と統計物理学における平面イジング模型(the proof of conformal invariance of percolation and the planar Ising model in statistical physics)に関する功績が評価され、フィールズ賞を受賞した。


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