シカゴ商品取引所

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英語: Chicago Board of Trade、略称:CBOT・CBT、NYSE:BOT

1848年にシカゴに開設されたアメリカ合衆国で最初の穀物先物取引所。正式名称 Board of Trade of the City of Chicago。

シカゴ市内の有力な穀物商人らの自主的な集まりとして始まった。1859年にイリノイ州議会から認可を受け,取り引きを行なうにあたって商品の品質や規格を設定する権限を得た。当初,品質が均等な穀物の売買には見本を使用して取り引きを行なっていたが,取り引きの規格化と円滑化をはかるために検査と等級づけの制度が導入され,現物がなくても取り引きができるようになった。市場の規格化が進み,取り引き量と金額において世界でも屈指の大規模な商品先物市場へと発展した。上場する商品を拡大し,金融先物取引(1975),先物オプション取引(1982),ダウ工業株30種平均指標(ダウ式平均株価)をもとにした先物オプション取引(1997)も扱うようになった。1994年には,ピットと呼ばれる立会場での取り引き方式から電子取引方式へ移行した。2005年に持株会社 CBOTホールディングズが設立され,その子会社になった。持株会社は 2007年にオプション,外国為替先物,金利商品を専門に扱う金融先物取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所ホールディングズと統合し,CMEグループとなった。新会社のもと,金融,商品,天候や不動産などの先物商品の取り引きを扱うようになった。(オプション取引先物取引