サル痘

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サル痘(さるとう、: monkeypox)とは、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属するサル痘ウイルス感染を原因とする人獣共通感染症。日本では感染症法において四類感染症に指定されている。

1970年にコンゴ民主共和国で発見された。エンベロープを有するウイルスのため、消毒薬に対する抵抗性は比較的低い。熱帯雨林においてネズミやサルなどの間で感染環を形成している。接触感染やヒトからヒトへの感染も成立し、ヒトでは発熱発痘を主徴とする天然痘のような症状を示す。死亡率は10%程度。非流行地域ではサルの検疫が重要である。種痘はサル痘の予防に有効とされることがある[1]

2015年6月11日には、2003年のアメリカ合衆国での流行(2003 Midwest monkeypox outbreak)がフジテレビの『奇跡体験!アンビリバボー』で詳細に紹介された[2]

関連項目

出典

  1. 霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第146回)6/30/2003 - 日本獣医学会
  2. 奇跡体験!アンビリバボー:悪魔のウイルス復活!?★感染爆発を食い止めろ - フジテレビ ※記述内に2003年とは書かれていないが、感染当時3歳だった生還者が取材時には15歳になっていることから、2003年の流行であることがわかる。

参考文献

  • 高島郁夫、熊谷進編 『獣医公衆衛生学第3版』 文永堂出版 2004年 ISBN 4830031980

外部リンク