サルサパリラ

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サルサパリラ (Sarsaparilla) とはサルトリイバラ科シオデ属(サルトリイバラ属)の植物である。熱帯アメリカ原産のSmilax regelii、またはその近縁種を指す。中国名は土茯苓(どぶくりょう)とされるが、こちらは別種Smilax glabraである。

効能

強壮、駆風、発汗作用、利尿、解毒、血液浄化、抗炎症、肝臓保護、鎮咳消炎など。

サルトリイバラ属はつる植物で全世界に約350種が分布し、古くからハーブ山菜生薬漢方薬に用いられ、リューマチ痛風風邪解熱剤として使用され、ヨーロッパでは16世紀から淋病梅毒などの性病の治療薬としても用いられていた。サポニン配糖体が多く含まれ、一時は運動能力を高めるとして、ステロイド剤としても使われたことがあった。その他皮膚疾患(おでき、ただれ、ニキビ湿疹乾癬)、水銀中毒の薬の材料としても使われていたのである。利用部位は主に乾燥した根及び根茎である。

サルサパリラの果実(上記写真と別種S. aspera

サルサパリラを用いた食品

  • 亀苓膏(亀ゼリー)
  • サルサパリラ・ドロップ&キャンディ(ヨーロッパで売られている)
  • サルサパリラ・スティック(棒状のお菓子)

サルサパリラを用いた清涼飲料

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