ゴルゴタの丘

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ファイル:Golgotha hill2.jpg
園の墓」近くの丘。ここがゴルゴタの丘だという説もある。
ファイル:Mantegna, Andrea - crucifixion - Louvre from Predella San Zeno Altarpiece Verona.jpg
磔刑図(アンドレア・マンテーニャ画、1459年
キリストを磔にした十字架の根本にアダムの墓を表す髑髏が描かれている。

ゴルゴタの丘(ゴルゴタのおか、ヘブライ語: גבעת הגולגולתא‎、ギリシア語: Κρανίου Τόποςラテン語: Calvariae Locus)は、エルサレム

新約聖書においてイエス・キリスト十字架にされたとされる。

概要

新約聖書には、ここで弟子のイスカリオテのユダの裏切りを受けたイエス・キリストが十字架に磔にされたと書かれている。

場所については諸説あり、はっきりとは分かっていないが、城内の聖墳墓教会のある場所がゴルゴタの丘だといわれている。コンスタンティヌス帝の母ヘレナ326年にエルサレムを訪れた際、この地にあったウェヌス神殿で磔刑に使われた聖十字架聖釘などの聖遺物を発見したとされ、この地がゴルゴタとされ現在の聖墳墓教会が建てられたとされている。他に城外の「園の墓」付近をゴルゴタの丘とする説もある。

日本のカトリック教会ではラテン語から派生した「カルワリオ」の丘と呼ばれることがあり、ラテン語より派生した英語の「カルヴァリー(カルバリー、(Calvary)」 はプロテスタント教会の名前によく用いられるが、「ゴルゴタ」も「カルワリオ」も「カルヴァリー」も、すべて「髑髏」の意味である。日本ハリストス正教会では教会スラヴ語から「ゴルゴファ」と転写される。

一説には人祖アダムの墓がここにあったといもいわれ、磔刑を表した絵画にはしばしばイエスの十字架の下に髑髏が描かれる。

日本語では、ゴルゴタはゴルゴと最後の音が濁音となって流布している。

関連項目

外部リンク


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