カウアイ島

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カウアイ島
Kauai
愛称:(ガーデン・アイランド)
地理
場所 西経159度30分北緯22.083度 西経159.5度22.083; -159.5
面積 テンプレート:Convinfobox/sec2
面積順位 ハワイ諸島で4番目の大きさ
最高峰 カワイキニ山
行政

カウアイ島Kauai Island)はハワイ諸島中最北端の

概要

ハワイ諸島の最北端に位置。直径約50kmのほぼ円形で、総面積1430.4km2

火山活動によって形成された島であり、その形成時期はもっとも古いとされ[1]、約500万から600万年前に海面に姿を現した。一時期はニイハウ島と地続きになっていたと考えられている[1]。中央に聳えるワイアレアレ山English版の影響により太平洋上からの貿易風が遮られるため、島東部と島西部で極端に気象状況が変化する。西側のケカハEnglish版では年間降雨量は300mmに満たないのに対し、リフエの年間降雨量は1755mmである。

また、山頂付近では高度と気温の関係から年間12000mmもの降雨量を記録する。豊富な降水などによる侵食作用が、ワイメア渓谷English版ナ・パリ・コーストEnglish版といった独特の景観を形成した。

山林地帯はきわめて植生豊かで、特にアラカイ湿地帯English版ではハワイミツスイ類などの貴重な鳥や、この島独自の2500種もの植物が生息している。

1778年、ハワイ諸島に到達した最初のヨーロッパ人となったジェームズ・クックが、最初に上陸したのは、カウアイ島南西部のワイメアであった[2]。また、そこのワイメア川English版向かいには、カウアイ島最後の王カウムアリイEnglish版がロシア帝国の露米会社へ建設させた「エリザベス要塞」がある。

島東部にあるニニニ岬には、高さ86フィート(約26メートル)のニニニ灯台があり、ナウィリウィリ湾を見渡すことができる[3]

現地島民(アメリカ人)は「カワイ」と発音している[4]

経済

ハワイ王国下では白檀19世紀サトウキビの生産と製糖が主要産業であったが、20世紀に入り次第にコーヒー産業への農地転換が行われ、作付け面積、収穫高の両面においてハワイ州最大を誇る[5]。また、タロイモも盛んに作られている。観光業はオアフ島マウイ島に次ぐ来島者数を誇っていたが、1992年9月のハリケーン・イニキの影響により、ハワイ島にその数を抜かれている。

電力供給

テスラ社は2017年3月8日水曜日、ソーラーパネルと大規模な蓄電装置を使いハワイのカウアイ島に電力を供給すると発表した。 13メガワットの発電能力を有する5万4978枚のソーラーパネルで構成され、年間約160万ガロン(約6000キロリットル)もの化石燃料の節約が見込めると試算している。 [6]

脚注

  1. 1.0 1.1 地球p.218
  2. John A. Hussey (1962年5月24日). “Waimea beach(Cook Landing Site) nomination form”. National Historic Landmark Program. National Park Service. . 2011閲覧.
  3. ニニニ岬”. KAUAI100%. . 2018閲覧.
  4. 原田
  5. 地球p.52
  6. テスラ、ハワイのカウアイ島にソーラー電力供給へ

参考文献

書籍
  • 地球の歩き方編集室 『302.カウアイ島』 ダイヤモンド社、2005年。ISBN 4-478-03811-2。

関連項目

外部リンク