ぺんてる
ぺんてる株式会社は、東京都中央区日本橋小網町に本社を置く、大手文具メーカー。創立は1946年。旧称は大日本文具株式会社。現社名の由来はpenと伝達の意味を表すtellを合成した造語(ペンで伝える、といった意味)で、1971年に社名変更。しかし、元来の意味はペインティングとパステルの造語であり、同社が送り出した新開発パステルの商標であった。
主な取扱商品としてサインペン、筆ペン、ボールペン、消しゴム、シャープペンシル、シャープペンシル替芯、修正テープなどの筆記器具、絵具、マーカーなどの画材などがある。
アナログ的な文具メーカーのイメージが持たれているが、タッチパネルや液晶パネルなどハイテク分野にも進出している。 みどり会の会員企業であり三和グループに属している[1]。
Contents
沿革
堀江幸夫の父で筆職人の利定が1911年に創業した「堀江文海堂」という筆や墨、硯の卸問屋を浅草で営んでいたのが祖である。その後、幸夫が後を継ぎ戦後の1946年に現在の本社所在地に移転し大日本文具株式会社を設立。当初は文具の卸売業であったが、後に自社での生産・販売を開始した。最初に生産したのは粉墨とクレヨンで、以降は他の文具も手がけるようになった。さらに文具だけにとどまらず、自社で使用する生産機器の製作していたことから、それらの生産・販売も手がけるなど、取り扱う品目を増やしていった。
創業以来、「先っぽ(ペン先)の技術」「色」「敷居を下げて気軽に使える商品開発」を重点とし、サインペン、プラマン、ぺんてる筆、エフ水彩などを生み出す。
長きに渡り創業者の堀江幸夫が社長を務め、後に幸夫の息子・利幸に譲ったが急死[2]。創業家一族以外から社長が出ていたが、2002年6月に利幸の息子・堀江圭馬が当時32歳で就任。ドットイーボール、エルゴノミックス、ランスロットシリーズ、エナージェル、ローリー、ビクーニャ、ノック式マーカーなど数々の商品を開発した。2012年5月、代表取締役社長に和田優が就任した。
主な商品
文具事務用品
ボールペン
- 油性ボールペン
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- VICUNA(ビクーニャ)
- 世界で最も低粘度の新開発油性ボールペンインキを採用(2010年1月現在)、ペン先のボールの回転もスムーズに。派生品に「EX 2シリーズ」や「フィール」、「エックス」が存在するとされている。
- ジェイクラブボールペン
- スーパーぺんてる
- ローリー
- .eボール(ドット・イーボール)
- SPR
- ゲルインクボールペン
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- きらり
- 「ハイパーG(生産中止)」の派生品。
- スリッチ
- エナージェル
- 独自の低粘度インクを採用し、滑らかな書き味、速乾性を実現している。派生品に「フィログラフィ」や「トラディオ」、「ユーロ」、「エックス」が存在する。
- ハイブリッド
- 中性ボールペンとして発売された、ぺんてる初のゲルインクボールペン。キャップを透明にしたのは、ハイブリッドが初めて。クリアな多角形ボディが特徴である。滑り過ぎない適度な抵抗感のある書き味で人気となった。初期はグリップは細かい溝があり無色だったが、1990年代中ごろには黒色のプリントになっている(派生品除く)。同様にインクの色が濃くなり、ペン先の素材が洋白からステンレスに変わっている。また、派生品として絹物語というラメ入りボールペンや極細タイプでニードルポイントが特徴のハイブリッドテクニカなど多数発売されていたが、日本では2016年までに全て廃番となっており、以後は0.5mmのの黒・赤・青色のみ販売されている。
- 水性ボールペン
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- ボールPentel
- 1972年発売(海外では1970年に先行発売)。樹脂チップを採用しており独特の書き味が特徴。現在日本ではB100(ボール径0.6mm)の黒・赤・青色のみ販売されているが、2017年には発売45周年としてフランスで製造されている0.8mm版が数量限定で販売された。かつてはB50タイプが販売されていた。ボールぺんてる<細字>のみ書かれた物も存在する。
- マイクロボール(MR205)
- 金属チップ、耐久顔料インキを採用。ボール径は0.5mm。かつて赤インクが存在。黒インクは2017年生産中止。
- SUPERBALL(廉価型)
- かなり表記や型が変わった回数の多い水性ボールペン。BH16(0.6mmボール、軸は濃いメタリックブルー)とBH14(0.4mmボール、軸はメタリックライトブルー)の二つ存在する。定価は100円。
シャープペンシル
- 製図用シャープペンシル
- 数多くの製品を発売したが、CADが普及したことにより製図の需要が無くなり、多くが生産中止となった。最近は、最もシャープペンシルを良く使う層である学生をターゲットとした比較的安価な新商品も発売している。
- グラフ1000(フォープロ)(PG100x)
- 1986年発売。軸をプラスティック製、グリップをアルミニウム製の円筒からシリコンゴムが飛び出した構造(F3構造)にすることによって、軽量・低重心でかつ滑りにくくなっている。全世界で1000万本以上を売り上げたベストセラー商品であり、それを記念して色違いの「グラフ1000 リミテッド」が計10色、2008年・2009年の2度に5万本ずつ限定発売された後、2010年には同社のシャープペンシル替芯STEINとコラボレーションした「グラフ1000×シュタイン」が計5色が限定発売された。2017年には、ぺんてる70周年を記念し、韓国限定のモデルも発売されている。同年3月19日、東急ハンズ限定モデルとして、5色の「グラフ1000 リミテッド」が発売された。さらに同じ年、amazonでも「グラフ1000 フォープロ」としてガンメタ、ネイビーが発売されている。実際は色だけでなく、重量と重心も多少変わっている。派生品に「CS」が存在する。
- グラフギア1000(PG101x)
- グラフ1000の後に出たモデルであり、フルメタルシャープペンシルで、重く、重心は高い。先端収納機能やデュアルグリップ(ローレット&シリコンF3構造)、バインダークリップなどを搭載している。芯径は、0,3、0,4、0,5、0,7、0,9と豊富である。過去にはボールペン版も存在した。2017年に西日本限定モデルとして、「漆黒」と「紅蓮」が発売された。
- グラフギア800(P36x)
- 海外限定品。グラフ1000やスマッシュと同じくF3グリップが搭載されている。内部部品はP325やシュタインシャープ等の系列のシャーペンと同じ。
- グラフ600(PG60x)(生産中止)
- デザインと機能を両立させるコンセプトで発売されたシャーペン。0.3mm,0.5mm(日本国外はさらに0.7mm)を展開。2015年から2016年の間の限定商品だった。一部の国ではグラフ620なるものも存在する。
- グラフギア500(PG51x)
- 芯径0.3,0.4,0.5,0.7,0.9。低重心のシャープ。
- メカニカMEC(生産中止)
- 1968年に発売された最高級シャープペンシル。一般に「メカニカ」の略称で知られている。長年にわたりつくられたシャープペンシルであり、時代ごとに形、付属品などが異なる。それらは大まかに「前期・中期・後期」に分けられるが、実際はその中でも多種多様なバリエーションがある。0.5mmと、世界初となる0.3mmを展開。箱、替芯(ハイポリマー芯)、シース(初期のみ革製、以降プラスチック製)、使用説明書(保証書)、クリップ、(初期の物には専用のクロス(青または黄))が付属し、軸にはポリアセタールを採用、グリップを回転させることによって曲がりやすいペン先を保護する機構を搭載するなど、贅沢な作りとなっている。0.3mmモデルのみグリップに網状の墨入れが施されている。中期の物にはJISマークが入っている。1969年グッドデザイン賞受賞。設計は関口友三。2002年頃に廃番となった。
- グラフ(生産中止)
- ぺんてるの製図用シャープペンシルでは2番目に当たる高級モデル。外装は全金属製でずっしりした重さが特徴。0.3(PG2003),0.4(PG1804),0.5(PG1505)を展開。初期のものには芯硬度表示窓がない。PG1505は1976年、PG2003は1977年、PG1804は1979年発売。
- グラフレット(PG50x)
- 芯径0.3,0.4,0.5,0.7,0.9。2016年ロングライフデザイン賞受賞。1983年頃発売。
- グラフレット300(PG30x)(生産中止)
- グラフレットの廉価版。グラフレットが六角軸なのに対して、グラフレット300は丸軸である。海外では「GRAPH300」として販売していた。定価300円。芯径0.3,0.5,0.7,0.9。1983年頃発売。
- グラフペンシル(PGx)
- ぺんてるが数十年に渡って販売している製図用シャープペンシル。黒軸で左右対称のデザインとなっている。大日本文具株式会社時代の物はデザインが若干異なっていたり、製造時期によって様々なマイナーチェンジがされている。0.2,0.4,0.5,0.7があるが現在0.5mmのみの販売。設計は関口友三。初期のグラフペンシルは1965年、PG5は1972年、PG4は1976年、PG2は1982年頃発売。
- メカニカグラフ(PMG)(生産中止)
- メカニカの廉価版として開発された。ペン先に付属のキャップをつけることでペン先を保護する。筆記時には逆側にはめることができる。0.3mmのみ。グラフペンシルとほとんどが似ていて、なおかつ軸に「GRAPH PENCIL」の表記があるが、ぺんてるのカタログには別で表記されるなど、定義が曖昧である。設計は関口友三。定価1300円(初期は1000円)。2011年に廃番。1970年発売。
- P320シリーズ(P32x)
- 12角軸を採用したシャープペンシル。芯径表示のフォントはグラフペンシルと同一。芯径0.3,0.5,0.7,0.9。2007年頃に廃番になったが、今でも限定生産される事が多い。海外ではP20xとして販売している。
- GRAPH-Ⅱ(生産中止)
- 現行のPG5に良く似ているが、グラフペンシルではない。
- PG15(生産中止)
- アルミ製の製図用シャープ。外観はグラフシリーズと似ているが、ローレット加工ではない。定価1500円。
- PWP15(生産中止)
- ローレット加工が施されたダブルノックシャープ。定価1200円。
- 一般筆記用/製図用以外のシャープペンシル
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- Tuff
- 太いグリップ、回転することによって繰り出す長い消しゴムが特徴。色はブラックとダークブルーの2色で、0.5mm、0.7mm、0.9mmと太目の芯径を展開。
- オレンズ
- 「芯をパイプから出さない」ことによって0.3mmや0.2mmなど超極細芯でも芯の折れにくいシャープペンシル。0.3mmと0.2mmの芯径がある。通常モデルに加え、ラバーグリップ(限定商品、在庫がなくなり次第廃番)、メタルグリップがある。2017年1月26日には、メタルグリップの限定色、ORENZ METAL GRIP LIMITED(別名「極メタル」)が発売された[3]。
- さらに2017年2月14日、ぺんてるのフラッグシップモデルとして、オレンズネロが発売された(「オレンズネロ」公式ホームページ)。世界初の、0.3mmと0.2mmのオートマチック機能を搭載したシャーペンとなっている。グリップには、金属とプラスティックを混ぜた特殊素材が使われている。ぺんてるの伝統ともいえる12角形の軸である。内部にはバネが入っており、書き味を滑らかにする工夫がされている。フルブラック。
- スマッシュ(Q100x)
- グラフ1000フォープロの一般筆記用として開発された。更にスマッシュの後継として「XS」と言うシャープペンシルが発売されたが現在は廃番となっている。4mmスリーブ、硬度表示窓を搭載する。黒以外の色や、0.3mm,0.7mm,0.9mm、ボールペンもあったが今は廃番となっている。海外限定モデルや、廃番色のAmazon限定復刻モデル(ウォームグレー、グレーブルー)、amazon限定モデル(ネイビー(2017年2月28日発売)、ガンメタリック(同年4月、現在発売中))、LOFT限定モデル(1回目(2016年8月発売)は5色、2回目(2017年3月発売)は単品では緑が無くなり4色(5色セットも販売)、3回目以降は4色)、東急ハンズ限定モデル(3色、金色のロゴが共通、同時にスマッシュ消しゴムも発売、2017年3月)、紀寺商事限定モデル(シャンパンゴールド、2017年2月発売)アピタを始めとする系統の限定モデル(蛍光3色、4月26日発売)が存在する。まだ複数の芯径があった頃にも、限定モデルが一度発売されていた。海外の品では表記が「Q1000」の物も存在する(ボールペンの場合は「B1000」)。「Q1005-」の後に付する色別の型番は1:黒、2:ウォームグレー、3:ウォームグレーグリーン、4:グレーブルー、5:レッド、6:ブルー、7:グリーン、8:ピンク、9:ホワイト、B:メタリックレッド、C:メタリックブルー、K:メタリックグリーン、V:メタリックバイオレット、V:シルバー、XKS:シャンパンゴールド。 海外限定色は型番が「Q1005Z」となり、ロフト限定モデルは末尾にLF、Amazon限定モデルは末尾にAが付加される。
- amazonで人気商品となり、はじめしゃちょーに動画で取り上げられたことで、爆発的な人気を誇っている。2回目のロフト限定色のネット発売では、数分で売り切れになった。限定色が多く発売され、その人気故転売も問題となっている。
- Technomatic (生産中止)
- メカニカと並ぶ高級モデルで、定価3000円。上軸にヘアライン加工、グリップにリング状の墨入れ加工が施され、スライドパイプによるダブルノック機構、芯折れ防止機構、オートマチック、紙を押し付けて離すことによって芯が繰り出される先端プッシュ機構が搭載されている。現行品であるぺんてるのオレンズと同じく、パイプの先端は紙面にひっかからないようになめらかになっている。生産性が上がらないことが原因で、生産期間は短かった。芯径は0.5のみ。ノックによってガイドパイプがスライドし、製図用シャープペンシルと同じ4mmになる。説明書での正式な読みは「テクノマティック」だが、一般に「テクノマチック」の読みが浸透している。Technomatic・TECHNOCLIC・Technopressで俗に「テクノ三兄弟」と呼ばれる。より高級な「エクスキャリバー・テクノマティック」というものも存在する。1982年発売。
- TECHNOCLIC(生産中止)
- オートマチック機構搭載のサイドノックシャープ。スライドパイプによるダブルノック機構も搭載されている。読みは「テクノクリック」。1983年発売。
- Technopress(生産中止)
- プラスティック製のシャープペンシル。グリップを上下させることで芯を繰り出す機構が搭載されている。
- QX(生産中止)
- キャップ式のシャープペンシル。オートマチック、紙を押し付けて離すことによって芯が繰り出される先端プッシュ機構が搭載されていた。定価3000円。1990年発売。
- テクニクリック
- Technica-EX
- ダブルノック式のシャープペンシル。1998年発売。
- SHARPLETシリーズ
- SHARPLET (A125)
- SHARPLET-2
- SHARPLET100(A135)
- SHARPLET300
- 軸全体がラバーにおおわれている。クリップはばねのようになっており特徴的である。口金をはじめとしてプラスチック部品が多い。
- SHARPLET500(Q545)
- SHARPLETFine
- 2000年頃に発売された、シャープレットシリーズの最終モデルで、キャップ式が特徴だった。
- Roℓℓy
- 2003年発売。ノック部にシリコンラバーが装着されており、やわらかな押し心地を実現。
- Fiesta
- KERRY(別名:万年CIL)
- 1971年に発売されたキャップ式のシャープペンシル。当時のショートサイズ万年筆をイメージした外観、格子模様の金属パーツなど、今となってはクラシカルなペンとなっている。
- INJECTO(P154)(生産中止)
- 初の0.4mm芯を採用したシャープペンシル。芯タンクをカートリッジ式にした事で、楽に芯の補充が出来る。後にクイックドックと言う同じ機能を持つシャーペンも発売されたが、廃番となっている。クロスのシャーペンにも、70年代に同様の機構が搭載されていたが、マイナーチェンジを経てその機構はなくなった。軸色は銀と黒と金があった。1970年代後半に発売。定価1500円。廉価版にPop'n pop INJECTOという物も存在する。
- PS1040シリーズ
- 0.2mmと0.5mmを展開するシャープペンシル。PS1042は、ぺんてる初の0.2mm芯使用のペンシルで、「スライド02」と呼ばれる。幾度となく価格改定を繰り返し、最終的に2000円になった。廃番。
- エルゴノミックスシリーズ
- 2002年に発売した、大型のシャープペンシル。ペン先側に加え、真ん中にも可動式のグリップが搭載されていた(右手の親指と人差し指の間に来るよう設計)。グリップ部分に杉や檜の香りを混入した高級モデルや、ウインググリップと呼ばれる別の可動式グリップが搭載されたモデルも存在したが、現在は全て廃番である。
- フレックスフィットシリーズ
- 2004年発売。大きなグリップが特徴。上位モデルの「GT」は、グリップを使用者の持ちやすい位置に捻ることも出来た。廃番。
- ピアニッシモ
- 1996年発売。サイドノック式シャープペンシルで、ピアノの鍵盤をモチーフにしたノックボタンが特徴。透明パーツも多用し、1997年にグッドデザイン賞を受賞した。廃番。ぺんてるはその後もSIDE-FXやドットイーティントといった様々なサイドノック式ペンを開発したが、これらも全て姿を消している。
- Pop'npop HomeRun (PBS1)
- バットの形状をした0.5mmシャープペンシルで、バットの柄を回転させてキャップを取り、バットの上へつけることでノック可能となる。自動ホップアップ機構という、芯が無くなると自動で芯キャップがホップアップ(飛び出る)する機構を搭載している。
- PD335
- Pop'npopシリーズ。サイドノック式。定価は350円。
- P105
- Pop'npopシリーズ。定価は300円。
- P115
- P225
- ノックキャップ手前と口金手前の軸にリング状の堀込が有るプラスチックバレルのシャープペンシル。0.5mmで定価は300円。
- P555
- ぺんてる5とよく混同される形状をしたもので、プラスチックバレル。0.5mm定価500円。
- P595
- Pop'npopシリーズの一部。軸にPop'npopが8個描かれている。0.5mmで定価は500円。
- P1085
- 18-8ステンレスを採用した0.5mmシャープペンシル。P555と口金形状は似ているが、P1085の方が若干段差が長い。定価は1000円。
- P1075
- 軸に細かいダイヤ型に型押しされた薄い金属が縦縞となっているシャープペンシル。0.5mmで定価は1000円。前期型として軸がクロームメッキされたものがある。
- Qシリーズ
- Q505
- フルメタルな手帳用シャープペンシル。グリップはリング状の溝が連なっている。定価500円。
- Q525
- フルメタルな一般筆記用シャープペンシル。Q505と比べて大きいが、大きさと見た目に反して軽い。定価500円。
- Q535
- Pop'npopシリーズ。キャップ式シャープペンシルで定価は500円。
- Q545 →SHARPLET500
- Q565
- Q525の金色として存在していた。
- ALシリーズ
- Carnival(ALx)
- CHAMP(AL15)
- ICY(AL2x)
- Aシリーズ
- A15
- Pop'npopシリーズ。キャップ式シャープ。
- 120シャープ(A3x)
- FAX PENCIL(A47)
- FORTE (A5x)
- FORTE PRO Ⅱ(A7x)
- PS315
- PS45A
- S5x
- 海外版ぺんてる5波グリップバージョン。S55とS57がある。
- Libretto
シャープ芯
黒鉛芯に代って世界初となるPOLYMER(ポリマー)芯を開発、販売し、現在主流になっている。0.3,0.5,0.7,0.9mmの芯を世界初で実用化し、現在0.2mmの芯を日本で唯一販売する(0.2mmの芯を入れて使うシャープペンシルを開発したのはNEWMANとされる)。現在0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm、1.3mm、2.0mmの8芯径を販売している。
- Ain STEIN
- 「綺麗なノート作りに」をコンセプトとした、現行のシャープ芯である。黒鉛の紙面への定着力が従来品より強く、書いたところに手などが擦れた際に、書いた字が滲んだり、手が汚れたりするのを防ぐことが出来る。更に、0.5mmの芯は硬度が豊富であり、4H、3H、2H、H、F、HARDHB、HB、SOFTHB、B、2B、3B、4B、青色、赤色の14種類がある。なお、HARDHBやSOFTHBは過去にトンボ鉛筆がそれぞれHHB、HBBという濃さで出していた。芯径は、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmの6つ。
- HI・POLYMER Ain
- 人気がある替え芯のブランドの1つ。濃さも4Hから4Bまであり、使用者にとっては幅広い硬度を選ぶことが出来る。HARDHBやSOFTHBなどの特殊な硬度の芯がある。発売直後、Ainに「志村けんの変身シール」が付くキャンペーンがあった(商品名が志村けんのギャグ「アイ~ン」に似てるため、コラボレーション企画が実現したとされる)。
- BLACKAin
- 黒いケースが特徴。ケースの形はHI POLYMER Ainと同型。廃番。
- HI・POLYMER FOR PRO
- 製図をターゲットとした、より高級なバリエーション。0.3mm、0.4mm、0.5mmの計3芯径を販売。価格は0.3mmは30本で400円、0.4mmは30本で300円、0.5mmは40本で300円。同価格帯の三菱鉛筆の商品、「Hi-uni」とは対照的な、固くぬるりとした書き味や、定規で線を引いても粉が出にくい特性から、今でも製図者などから熱烈な支持がある。ラインナップは0.3mmが4H~B(Fなし)、0.4mmが2H~B(Fなし)、0.5mmが6H~2Bである。1984年発売。2011年に廃番。
- HI・POLYMER 100
- 0.3 0.4 0.5 0.7 0.9の芯径があったが、2016年度を持って廃番。従来の芯(恐らくHI・POLYMER SPARE LEADS)より、強度が100%あるということから名付けられた。0.7mmと0.9mmはケースの形状が異なる。赤色の芯や、青色の芯もあった。
1984年発売。
- HI・POLYMER120
- 従来の芯よりも120%強度があると謳った芯。0.3mmと0.5mmを展開。ケースは再生紙を使用。ケースは筒状になっていて、15本入×3のものと×5のものがある。廃番。
- HI POLYMER SUPER
- 0.5mmと、0.3mmがあった。どちらも現在は廃番になっているが、海外では、SUPER HI・POLYMERとして0.7mmなども販売されている。0.3mmは業務用HI・BLACKやBLACK40と同じ菱形の様な形状のケース、0.5mmはC357やハイポリマー100の0.7mm、0.9mmと同じ角形のケースである。
0.3mmは4H~B(F無し)、0.5mmは6H~2B。
- HI・POLYMER SPARE LEADS
- 0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm、1.3mmを展開。現在は0.5mmのB/HBのみを販売。製造時期によってケースに変化がある。現在では他のシリーズに取って代わられている。芯径ごとにケースの色が違うのも特徴で、0.2mm→薄紫色、0.3mm→こげ茶色、0.4mm→緑色、0.5mm→薄茶色、0.7mm→青色、0.9mm→黄色、1.3mm→透明 である。
- Pop'n pop HI POLYMER SUPER
- 詳細は不明。廃番。
- HI・BLACK
- シャープペンシル用替え消しゴム付属のものと、そうでない業務用HI・BLACKなるものがある。どちらも太さは0.5mmで30本入りである。3H、2H、H、F、HB、Bの硬度がある。廃番。
- BLACK 40
- 日本で初めての40本入りの芯とされているが、詳細は不明。廃番。
- FAX-LEAD
- FAXやコピーの為の芯。専用のシャープペンシルも存在。0.7mm。廃番。
- HI・POLYMERマークシート芯
- マークシート向けに作った替芯。現行品。1.3mmのB/HBを販売。現行品。
- HI・POLYMER COLOR LEADS for Teachy’s CHECKER
- 1.3mmの蛍光芯。ケースはHI・POLYMER100や、HI・POLYMER FOR PROと同じ。専用のシャープペンシルが出ていた。現在は廃番。
- Multi8専用替芯
- Multi8専用の替芯。2.0mmで、カラー色や、黒など、種類が多い。現行品。
- HI・POLYMER COLORLEADS
- カラー芯。芯径は0.5mm、0.9mm、1.3mmがある。中味の芯の色と、キャップの色が合わせられている。ケースはHI・POLYMER SPARE LEADSと同じ。廃番。
- HI・POLYMER 100G/N100
- 詳細は不明。廃番。
- Ain supplio
- 香り付きの芯。種類は「リフレッシュ」「ヒーリング」「ポジティブ」の3種類。20本入りで200円。廃番。
- ポリフィット芯
- 製図フィルム用芯、硬度はP1〜P5まである(芯径による)。廃番。
- EC-105
- 牛乳パックを再生使用したケースに入っている。廃番。
- C295
- ハイポリマー芯
- C15
- ハイポリマー芯。廃番。
- C357
- ぺんてるのシャープペンシル、《ファンクション357》向けに作られた芯。0.3mm、0.5mm、0.7mmの三種類の太さの芯が、芯径ごとに仕切られた一つのケースに入っている。廃番。
- HI・POLYMER for PLOTTER
- プロッター用の芯。0.2mm芯が40本入りで1000円。0.5mmもある。廃番。
- DIAZO NON COPY(ジアゾノンコピー)芯
- 青焼き時に複写されないピンクに近い色の芯。現在は2.0mmのみ販売している。(Multi8専用替え芯という名目にて販売)
- インジェクトカードリッジ
- ぺんてるのシャープペンシル《インジェクト》の専用カードリッジ。廃番。
各種ペン
- アイプラス
- カスタマイズペン。ノック部にアクセサリーが付けられるように穴が開いているのが特徴。ラブライブ!や初音ミクなどの人気作品とのコラボレーションも展開した。
- サインペン
- 1963年に発売開始。当初、日本ではまったく売れなかったが当時のアメリカ大統領リンドン・ジョンソンが愛用したことで、日本だけでなく世界で使用される当社最大のヒット商品となる。NASAの宇宙プロジェクトで使用されたことは有名。
- プラマン
- 素材が全てプラスティックで出来た万年筆。安価でありながら、独自の構造により一般の万年筆に匹敵する書き味や筆跡を実現。1993年にはカートリッジタイプも発売された。また、同名で形が似ているサイドノックのシャープペンシルもあったが現在は廃番である。亜種として、トラディオエナージェルと言う商品も存在する。
- ぺんてるペン
- マークぺんてる
- ぺんてる筆
- 筆ペン
- 筆touchサインペン
- ペン先が筆のようにしなやかなのが特徴。
- ノックル
- ホワイトボードマーカー。
くれよん
絵具
- エフ水彩
その他
- 消しゴム
-
- Ain
- 軽く消せるタイプの青と消しクズがまとまるタイプの赤の2色が有り、青の方が硬くなっている。
- AinCLIC
- ノックによって細い消しゴムを繰り出す方式。三角形のゴムが特徴。
- AinBlack
- ブラックボディが特徴。消しゴムに付着したヨゴレが目立たない。
- CLIC ERASER
- HYPERASER
- 修正液
- 修正テープ
-
- kachitto
- 先端ノック式。4mm、5mm、6mmのテープ幅を販売している。
- French pop Creamo
※かつては糊やハサミも生産されていた。
文具以外
文具以外に電子機器や生産設備の生産・販売を行っているのが大きな特徴といえる。もともと文具の生産には高い技術を必要とし、生産設備にも高い精度が要求されるため、自社製品の品質を保つには金型や生産機器などを外部業者に発注して製造するよりも、自社で製造したほうが得策であると判断したためである。これは技術や生産ノウハウを蓄積できることやライバル他社への技術などの漏洩というリスクの減少、生産性向上が見込めることなどが要因である。電子機器は文具の延長線から開発を行っているもので、当初の電子ペンとペンタブレットから液晶パネルやディスプレイといったところまで手がけている。OEM事業は当社の基幹である文具だけでなく、前述の電子機器や生産設備、さらには蓄積した技術を生かした胡蝶蘭の生産まで幅広く手がける。
- 電子機器関連(電子機器部[6]) - タッチパネル、デジタイザー(液晶ペンタブレット)、タッチスイッチ、電子ペン(airpen[7])
- 生産設備関連(新規事業部[8]) - 産業用ロボット、産業用自動組立機、射出成型用精密金型、精密ハンドプレス
- OEM供給(OEM事業部[9]) - 化粧品部品、文具事務用品、医療機器
拠点等
日本国内
- 本社 - 東京都中央区
- 東京支社(秋葉原オフィス) - 東京都千代田区
- 大阪支社 - 大阪府東大阪市
- 札幌営業所 - 北海道札幌市白石区
- 仙台営業所 - 宮城県仙台市若林区
- 名古屋営業所 - 愛知県名古屋市東区
- 西日本営業所(広島事務所) - 広島県広島市西区
- 西日本営業所(福岡事務所) - 福岡県福岡市博多区
- 草加工場 - 埼玉県草加市:新規事業等拠点
- 吉川工場 - 埼玉県吉川市:主にシャープの製造等
- 茨城工場 - 茨城県小美玉市:画材・筆記具全般の製造等
日本国外の19カ国に現地法人を、アメリカ・フランス・台湾・中国・ブラジル・メキシコに生産拠点を置いている。